イチオシレビュー一覧
▽レビューを書くクラス単位での異世界転移もの。
しかしタイトルにある『ジェノサイド』の看板に偽りは無く。
序盤から犠牲が出たり、強大な敵が現れるイベントが起きたりと、容赦ない展開が続きます。
元となったゲームをやり込んでいた主人公からすれば、難なく超えられる障害も知らなければ災害でしかない。
そんな中でゲーム知識を活用し、暴れ回るワタルの存在は、状況を打破する清涼剤として作用している。まぁ、時に不和も引き起こしてる劇薬でもありますが。
デスゲームを楽しむ、最強に至る主人公。これに心惹かれたらご一読あれ。
しかしタイトルにある『ジェノサイド』の看板に偽りは無く。
序盤から犠牲が出たり、強大な敵が現れるイベントが起きたりと、容赦ない展開が続きます。
元となったゲームをやり込んでいた主人公からすれば、難なく超えられる障害も知らなければ災害でしかない。
そんな中でゲーム知識を活用し、暴れ回るワタルの存在は、状況を打破する清涼剤として作用している。まぁ、時に不和も引き起こしてる劇薬でもありますが。
デスゲームを楽しむ、最強に至る主人公。これに心惹かれたらご一読あれ。
ジェノサイド。
その名が示す通り、この作品のテーマは『皆殺し』
ただし、読めば分かることなのだがそれは真のテーマではない。
人も魔物も、敵対するもの全てを殺して俺最強。
そんな浅いストーリーではないのだ。
確かに序盤はよくあるクラス転移。
いきなりダンジョンに転移してバケモノに襲われる。
いち早くゲームの世界だと気付いた主人公がアドバンテージを得る。
だが、それは本当にゲームの世界なのか?
リアリティーとは一体何を意味しているのか?
激動の果てのカタルシスを体感してください。
その名が示す通り、この作品のテーマは『皆殺し』
ただし、読めば分かることなのだがそれは真のテーマではない。
人も魔物も、敵対するもの全てを殺して俺最強。
そんな浅いストーリーではないのだ。
確かに序盤はよくあるクラス転移。
いきなりダンジョンに転移してバケモノに襲われる。
いち早くゲームの世界だと気付いた主人公がアドバンテージを得る。
だが、それは本当にゲームの世界なのか?
リアリティーとは一体何を意味しているのか?
激動の果てのカタルシスを体感してください。
おっさん冒険者ケインを先に読み始めて、風来山さんの作品でしかも商業展開の作品なら面白いに違いないと思って読み始めました。
いやぁ、なかなか面白い!書籍版の方を買おうかしら!
僕は、この作品を読ませていただいて、ダンジョンマスターとウィズ、そしてシャドウタワーを思い出しました。
ダンジョンマスターをスーパーファミコンでプレイして、ファイヤーロッドをリブラスルスにもって帰ったら、バグってデータが消えて、そこでクリアをあきらめた苦い思い出とともに。
ウッサーが、シャドウタワーの「頼むこの岩をどけてくれマン」を彷彿とさせました。
どうやって壁に剣を刺せばいいかわからず何回も殺しましたから。。
なんかこう、昭和生まれのゲーマーにはたまらん作品です。
おすすめできます。
僕も、ダンジョン転移ものが書きたくなりました。
いやぁ、なかなか面白い!書籍版の方を買おうかしら!
僕は、この作品を読ませていただいて、ダンジョンマスターとウィズ、そしてシャドウタワーを思い出しました。
ダンジョンマスターをスーパーファミコンでプレイして、ファイヤーロッドをリブラスルスにもって帰ったら、バグってデータが消えて、そこでクリアをあきらめた苦い思い出とともに。
ウッサーが、シャドウタワーの「頼むこの岩をどけてくれマン」を彷彿とさせました。
どうやって壁に剣を刺せばいいかわからず何回も殺しましたから。。
なんかこう、昭和生まれのゲーマーにはたまらん作品です。
おすすめできます。
僕も、ダンジョン転移ものが書きたくなりました。
この小説、実は哲学的な命題を多く含む
それ故心理描写や主人公を含む登場人物の人格把握は困難を極めるだろう
最低でも必要とされるのは三点
・アクが強い一人称、濃い色眼鏡で自身を含むその世界を見ているという認識
・哲学的な『孤絶』の知識
・主人公へ「ぼっち」に持つ先入観や固定観念を持たない
主人公はKY、根暗、コミュ障等ステレオタイプな我々読者が理解や感情移入が容易な「ぼっち」の類いではない
武道経験者であり、朝のジョギングを欠かさず、親友がいて、何かと腐れ縁の女子が付き纏い、常に自信旺盛で高圧的な言動をする、健常な心根を持つ偽悪者という特殊な人格を形成中の未成年、「ぼっち(孤絶)」だ
そう理解しなければ彼の言動や心理を本当の意味で知ることはできないだろう
彼の抱える自己暗示の域にまで達しかけている精神疾患を理解する必要がある
つまり、彼はリア充であり、『信用できない語り手』であるのだと
それ故心理描写や主人公を含む登場人物の人格把握は困難を極めるだろう
最低でも必要とされるのは三点
・アクが強い一人称、濃い色眼鏡で自身を含むその世界を見ているという認識
・哲学的な『孤絶』の知識
・主人公へ「ぼっち」に持つ先入観や固定観念を持たない
主人公はKY、根暗、コミュ障等ステレオタイプな我々読者が理解や感情移入が容易な「ぼっち」の類いではない
武道経験者であり、朝のジョギングを欠かさず、親友がいて、何かと腐れ縁の女子が付き纏い、常に自信旺盛で高圧的な言動をする、健常な心根を持つ偽悪者という特殊な人格を形成中の未成年、「ぼっち(孤絶)」だ
そう理解しなければ彼の言動や心理を本当の意味で知ることはできないだろう
彼の抱える自己暗示の域にまで達しかけている精神疾患を理解する必要がある
つまり、彼はリア充であり、『信用できない語り手』であるのだと
初期のウィズやマイト&マジック、そしてウルティマの世界観は、どこか突拍子もなく、又ソレが幻想性となり、のめり込む要素になっていた。 美しく計算された世界観というより、好きなものを継ぎ接ぎした、ある意味いい加減な世界観の広がり、でもそれが唐突な不気味さと先の見えなさをもたらしていた。
ぶっ壊れたバランスさえ、世界観だった。
創造者たる製作者は、意に食わぬ不用心なプレイヤーを殺しにかかり、プレイヤーは製作者が構築した世界を推し量り、その意図を先読みする必要があった。
それはつまり「探検」であり「冒険」そのものであったと思う。
この小説は、それらが表現されていると思う。
主人公(プレイヤー)と世界(ダンジョン)との駆け引き。冒険であり探検であり、命を懸けた脱出行だ。
主人公が知っているゲーム知識など、チートのうちにも入らない。そのシビアさがたまらない。
ぶっ壊れたバランスさえ、世界観だった。
創造者たる製作者は、意に食わぬ不用心なプレイヤーを殺しにかかり、プレイヤーは製作者が構築した世界を推し量り、その意図を先読みする必要があった。
それはつまり「探検」であり「冒険」そのものであったと思う。
この小説は、それらが表現されていると思う。
主人公(プレイヤー)と世界(ダンジョン)との駆け引き。冒険であり探検であり、命を懸けた脱出行だ。
主人公が知っているゲーム知識など、チートのうちにも入らない。そのシビアさがたまらない。
リアルなクラス転移ダンジョンものとして非常に秀逸だと思います。
作者の風来山先生は前作もリアルファンタジーを描かれていましたが、
その骨太な描写が本作にも引き継がれています。そしてダンジョンものが
本当に好きなんだな、とニヤリとさせられる描写が多数あり、
共感しながら読み進められます。
タイトルの説明がされて、主人公がチートできることに気づいてから
一気にテンションが上がりますので、ぜひ世界観や特徴ある生徒たちを
ワタルの視点で眺めつつ、危険なダンジョンで始まる生死をかけた
冒険を楽しんでください。初めはハードで、いつ死ぬか分からない
スリルが続きますが、攻略法が見つかれば迷宮は魅力的な舞台に
変わります。もちろん、いつでも油断すれば迷宮の闇に飲み込まれて
しまうだろうという世界観なのですが。今後の展開から目が離せない作品です。
作者の風来山先生は前作もリアルファンタジーを描かれていましたが、
その骨太な描写が本作にも引き継がれています。そしてダンジョンものが
本当に好きなんだな、とニヤリとさせられる描写が多数あり、
共感しながら読み進められます。
タイトルの説明がされて、主人公がチートできることに気づいてから
一気にテンションが上がりますので、ぜひ世界観や特徴ある生徒たちを
ワタルの視点で眺めつつ、危険なダンジョンで始まる生死をかけた
冒険を楽しんでください。初めはハードで、いつ死ぬか分からない
スリルが続きますが、攻略法が見つかれば迷宮は魅力的な舞台に
変わります。もちろん、いつでも油断すれば迷宮の闇に飲み込まれて
しまうだろうという世界観なのですが。今後の展開から目が離せない作品です。
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