イチオシレビュー一覧

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キャラクター同士のやり取りが本当に面白い!

『ウケケ!ご主人もうちょっと言葉を優しくしないと!これからお客様を相手にするんじゃん。人間たちの間には、客は神って言葉もあるみたいじゃん』
「――鴨?」
『惜しいじゃん』
「鴨じゃなくて神だよ。なぁ、お前わざと間違えてるよな?」

この物語は、無法者の街に生まれ、一度はどん底まで突き落とされた少女が前世(人間に憧れていた神様?)の記憶を取り戻し、残りの人生を全力で生き抜いていくというお話です。

読み出すと止まらなくなる、圧巻の文章力もさることながら、何より魅力的なのはキャラクター同士のやり取りだと私は思います。

幼い主人公に買われた奴隷、主人公を危険視する戦士、親の仇である無法者、街の支配者…
そんな彼らと、ちょっぴり毒舌な主人公の織りなす毎日は、見ていてハラハラさせられたり、ほんわかしたり、思わず笑ってしまったりと、読者を飽きさせません。

なろう屈指の名作です。ぜひ、ご一読下さい。
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