イチオシレビュー一覧

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SF小説の持つ風刺精神

簡素でありながら、漏れの無い記述。虚構一辺倒の「なろう」にあって、虚と実をより合わせる見事な構想力。たくみな手品を観た後のような、見てない人、知らない人に対して淡い優越感が湧いてくる掌編。

たった800字(90秒くらい)でここまで作られると、読者としてなら贅沢な気分だが、小説書きとしては引き締まる思いがする。
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