イチオシレビュー一覧

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新しさと、想い出の中で旅をしよう

物語紹介

 16歳の誕生日を迎え、祖父が活躍した異世界に行く事を許される年齢となった主人公はそこでハイエルフの女性と出会う。

 かつて祖父と共に世界を巡ったハイエルフの女性は、主人公に祖父の面影を、そして彼の仕草や思考、言葉から想い出の欠片となった大切な物を再び見付ける。

 心優しく力強く。何処か初心な主人公と、お酒大好き優しいお姉さんなハイエルフが繰り広げるハートフルな異世界冒険譚を御照覧あれ。


本当に伝えたい事

 文面が凄く丁寧かつキャラクターの個性が出ていて、場面の切り替わりの際なども何処か区切りの良い転換をしてくれるので非常に読み易いです。

 上記に上げた二人以外にも幾人もの濃い面々が登場し、物語に色を、そして華やかさを与えてくれます。
 
 このレビューを眼に留めて下さった方に同じ感動と楽しさを胸に抱いて頂ければ幸いです。

エルフの、エルフによったり、エルフの為にもなったりする物語。だーえるも忘れずに☆

  • 投稿者: takashi4649   [2016年 10月 29日 00時 21分]
まぁ基本はお姉さん(!?)見守り系な異世界探訪モノです。
実力はそれはもうピカイチなのですが、長寿種特有(!?)のモラトリアムとエルフ特有の頑固さにより若干(!?)、そう若干(!!?)幼い所が有るので、主人公の精神年齢に近しい物があり本人の預かり知らないところでニヨニヨされてます。
本人は至って真面目に保護者を気取っているのですが…特定分野では主人公よりも幼く、隣のおちびちゃんにも呆れられる所もあったり?
主人公の匂い(人格)につられた獣(ヒロイン)達から彼女は守りきることが出来るのか!?
隣のおちびちゃんと共に戦い続けます。

まぁ当然真の敵は隣のおちびちゃん(だーえる)何ですがね~ヾ(≧∇≦)

夢と浪漫と萌えの濃縮冒険譚

  • 投稿者: えくぼ   [2016年 10月 25日 23時 20分]
 小さな頃は毎日が冒険だった。見るものすべてが新しく、発見の連続だった。そんな時代があった人もいるのではないだろうか。この作品にはそれがある。美しい文章で彩られた世界は未知なる世界への期待を強調し、瑛斗の祖父に対する憧れを下地にした様々な感情がそれを遥か高みへと押し上げる彼の成長は青臭くありながら、決して不安にならない、彼はきっと歩んでゆけるとそう信頼させてくれる。
 そんな瑛斗に向けられる周囲の感情もまた豊かで心地よい。時に可愛らしく、時に慈しみ、ときめく。ハイエルフアデリィに入り込んでさえ楽しめる冒険譚がここにはある。絶世の美少女ハイエルフと共に旅をする異世界ファンタジー、そんなあらすじを裏切らず、上回る愛おしいキャラクターの織りなすドラマを、ぜひ壮麗な映像美でお楽しみください

どこか懐かしく、でも新しい冒険譚

  • 投稿者: 凪狐   [2016年 09月 14日 22時 32分]
 この小説はどこにでもいる、本当に普通な男子高校生。瑛人という少年が異世界で冒険をする物語。

 かつて瑛人の祖父が勇者として歩き回った異世界を、瑛人は見習い勇者として冒険します。
 そんな瑛人の旅をサポートするのは、瑛人の祖父と共に旅をしたハイエルフ、アーデライード。愛称はアデリィ。
 でも、このアデリィ。実はちょこっとポンコツです。だけど、それがキャラに深みを与えています。

 他にもダークエルフな幼女や盲目天然なお姫さま。生真面目で初な護衛騎士と個性豊かな人々が、無自覚タラシな瑛人の脇を固めていたり。

 熱い展開と燃えるバトル。そして朴念仁な瑛人に抱くアデリィ達のラブコメディ。
 
 瑛人達が行く、異世界旅行な冒険譚。
 あなたも一緒に行きませんか?

祖父が歩んだ道をたどり、可憐なハイエルフたちと拓いてゆく物語

 少年や少女が異世界に行き、まだ見ぬ光景や仲間に出会う冒険譚は古来からの定番。本作でも主人公・瑛斗とともにハイエルフの女の子・アーデライードが旅をしているわけですが、アーデライードが「かつて異世界を旅した少年」、つまり瑛斗の祖父とも旅をしたことがあるというのが大きな特徴です。

 祖父たちが切り拓いたのはどんな世界で、時を経てどうなっていったのか。アーデライードがいることによって自然で鮮やかに描かれていて、かつて祖父と旅した仲間や、個性豊かな仲間たちと新たに出会って世界が広がっていくのが読んでいてとても心地よいのです。

 基本的にはコミカルでありつつも、時にはシリアスに、時には熱く、時には微笑ましく。瑛斗はもちろん、出会う仲間たちが魅せてくれる姿に心を揺さぶられる物語だと思います。瑛斗やアーデライードたちといっしょに、休日の異世界を冒険してみませんか?

休日には異世界へ。隣にはエルフ。

  • 投稿者: Victor   [2016年 06月 24日 12時 10分]

 異世界に行けるのは休日というとても短い時間だけども、それでも足を運んで、美味しい食べ物を味わって、隣にはお酒を愛するエルフと一緒に世界を旅することを楽しめるってとても素敵なことじゃないでしょうか。

 自然とこの物語に引き込まれていき、ふと気が付いたら最後まで読み切っているということを久々に味わいましたので、これはもうたまらない。彼らのやり取りにもついにやにやしてしまうのは、仕方ないことかもしれない。

 今日もまたどこかの酒場で隣のエルフは美味しそうにジョッキを傾けて味わい、苦笑する彼が楽しそうに微笑むのが目に浮かんでしまいます。

 

エルフが好きならコレを読め!

  • 投稿者: 退会済み   [2016年 02月 18日 16時 51分]
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エルフ、それは長寿であったり、博識であったり、魔法が使えたり、耳が長かったり、そんなキャラクタ性に富んだ空想上の亜人種のことを指します。

本レビュー作品である『ハイエルフと行く異世界の旅』、タイトル通り、エルフ、それもハイエルフと呼ばれる種族のヒロインと現代人の主人公が、休日限定で旅をするという、男の子なら一度は憧れるような、そんな舞台での旅物語です。

しかし、このハイエルフ、絶世の美女なのに、酒好きです。
そして、ハイエルフの名に恥じない知識の持ち主なのに、残念系ヒロインな雰囲気を纏っています。
そんな完璧すぎないところが、ヒロインの可愛らしさを引き出していてとても魅力的です。

そんなヒロインと主人公が織りなす異世界の旅、これから向かう先にどんな冒険が待っているのか。
読んでいてワクワクするような、そんな異世界ファンタジー。

このレビューを読んだエルフ好きのアナタ、ぜひご一読を。

おっさんたちには、少し懐かしい、だが、今風であることを忘れない異世界物語

世界はきちんと練りこまれている。
それが当たり前だった時代のファンタジーを知っている、おっさん達は、懐かしくてホッとする。

そうだな、これがファンタジーだなとホッとする。

だが、このお話は今風の異世界物である。といっても主人公が俺TUEEEEEするわけでも中二病なわけでもない。普通の高校生である。

「どこにでもいる、普通の高校生だ」なんて書き出しに「いや、そんな奴はいない」とツッコミを入れた経験者諸君、安心してください結構普通の高校生です。

祖父の代から異世界と行き来が出来た一家がいる。そんな一家に生まれた主人公が、祖父の足跡を追いながら旅をして、少しずつ成長していく物語。

そして旅の伴侶となるちょっとポンコツなハイエルフ。このポンコツっぷりが可愛らしくてニヨニヨする。

日曜の午後、のんびりと一話ずつ、主人公と一緒に異世界を巡る。

そうして読者が幸せになる物語である。

人物の背景。印象へ、魅力をあずけているから楽しいです。

  • 投稿者: 網田めい   [2015年 12月 04日 13時 06分]
表題から。たまにラノベを読んでいて、好きになった時に想像することがあります。
登場人物が、物語の舞台へ出ていない時、この人は一体何をしているのか。あの人と笑顔で話しているけれど、昨日、何かあったのかな。と、気持ちを揺さぶられる。

現実、クラスの人気者が「昨日、楽しかったよ」と自分の知らない会話を楽しそうに会話をしていたら、
なんとなく想像してしまって、こちらまで楽しくなる。自然とそういった気持ちになったのだと思う。

うきうき。ありがとうございました。

小さくて大きなエルフとの麗かな旅

  • 投稿者: 室木 柴   [2015年 12月 01日 15時 41分]
 英雄の孫:エイトは、ずっと異世界の旅に憧れていた。祖父が防空壕を掘ってうっかり見つけた入り口。そこを潜る日を。
 ともに旅をするのは、絶世の美少女であり自在に精霊魔法を操る森の大賢者。中々豪勢な背景と仲間を携えているが、エイトは決して驕らない。
 家族の教えを元に育った誠実なしっかり者。一方で平和な世に暮らし、穏やかで優しい心と無邪気な好奇心を抱えた少年でもある。
 長い寿命を持ち、かつて祖父と世界を救ったエルフ:アーデライードと共にエイトは旅をする。沢山の素敵なものを見に。
 それは旅行という小さな冒険。けれど少年の心をときめかせる大冒険。
 同時に度量と慈悲を受け継いだ彼は、困った誰かを放っておけない。この英雄の卵は、今度は一体誰を救うのだろう?
 軽妙ながら精緻な文章と世界観で語られる、愛らしくも強かな人々と物語。異世界をのんびり旅したい、でも英雄譚も好き。そんな貴方にもオススメ。
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