イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く今日というこの日を『戦前』と呼ぶ時代が来ないように、今日こそ読んでもらいたい作品です。そうして考えて欲しい作品です。
平和の祭典とも呼ばれるオリンピックの開会式が華々しく開始された頃、リオの裏側でも平和を祈る式典がありました。
今日ほど世界中の人々が同時に平和を祈る日はそうそうないかもしれません。
「この子」がいつまでも役立たずのままであり、そしていつまでも平和の尊さを自覚させてくれる子であることを願ってやみません。
平和の祭典とも呼ばれるオリンピックの開会式が華々しく開始された頃、リオの裏側でも平和を祈る式典がありました。
今日ほど世界中の人々が同時に平和を祈る日はそうそうないかもしれません。
「この子」がいつまでも役立たずのままであり、そしていつまでも平和の尊さを自覚させてくれる子であることを願ってやみません。
やくたたず。そんな人間は……
- 投稿者: 退会済み [2016年 02月 20日 09時 18分]
管理
誰しもが、誰かの……そして、何かの役にたちたい。そう思うのだと、感じます。
産まれた以上は、絶対に何か意味がある。
そう感じさせる童話に思いました。
産まれた事を、否定出来ない。いいえ。してはいけないのでしょう。
必ず、その意味があるからです。
どんな小さな生き物でも、微生物でもその意味がある限りは、命という言葉を背負っているからです。
産まれた意味を、もう一度考えてみませんか?
産まれた以上は、絶対に何か意味がある。
そう感じさせる童話に思いました。
産まれた事を、否定出来ない。いいえ。してはいけないのでしょう。
必ず、その意味があるからです。
どんな小さな生き物でも、微生物でもその意味がある限りは、命という言葉を背負っているからです。
産まれた意味を、もう一度考えてみませんか?
簡単には語れない。だからこそ胸に刻もう。
- 投稿者: 退会済み [2015年 08月 18日 21時 26分]
管理
簡単には語れないこと、それが戦争です。
語り部である「この子」の純粋さがラストの「出来事」を強烈な印象として心に残していきます。
聞いただけの世界に「この子」が触れること、それは本来なら役に立ってはいけない「この子」が役に立つ瞬間でもありました。
目に移る世界は色鮮やかで温かな世界、そしてまた「この子」の心も濁りなく純粋で同じように温かいものなのに、「この子」を取り巻く情勢や一部の人間の心がとても冷たく、「この子」を形作るものもまた凍てついた色をしています。
この色においての対比もとてもわかりやすく、素晴らしい表現方法でした。それだからこそ、切なさや悲しさが増すのです。
大人だけでなく、子供たちの心にも「この子」の脅威というものが伝わるお話。
簡単には語れない。
だからこそ胸に刻もう。
私たちは「この子」をやくたたずの、子としていさせなければいけないと、強く強く心に刻もう――
語り部である「この子」の純粋さがラストの「出来事」を強烈な印象として心に残していきます。
聞いただけの世界に「この子」が触れること、それは本来なら役に立ってはいけない「この子」が役に立つ瞬間でもありました。
目に移る世界は色鮮やかで温かな世界、そしてまた「この子」の心も濁りなく純粋で同じように温かいものなのに、「この子」を取り巻く情勢や一部の人間の心がとても冷たく、「この子」を形作るものもまた凍てついた色をしています。
この色においての対比もとてもわかりやすく、素晴らしい表現方法でした。それだからこそ、切なさや悲しさが増すのです。
大人だけでなく、子供たちの心にも「この子」の脅威というものが伝わるお話。
簡単には語れない。
だからこそ胸に刻もう。
私たちは「この子」をやくたたずの、子としていさせなければいけないと、強く強く心に刻もう――
この子は、役立たずどころか、忘れ去られれば良い。
いや、忘れ去ってはいけない。ーー知りながら、永遠に役立たずのままにしなければいけない。
これは、この作品の主人公に対する感想です。
「やくたたずの、子」は、「今日」読んで欲しい短編です。
あまり多くを語ることはできません。
主人公がやくたたずでいなければいけない理由を、どうぞご自身の目でお確かめください。
人間は怖いくらいに自由で、生きながらに天使にも悪魔にもなれるようです。
その上で、「真に」この作品の主人公を「やくたたず」ではなくする方法を考えましょう。
いや、忘れ去ってはいけない。ーー知りながら、永遠に役立たずのままにしなければいけない。
これは、この作品の主人公に対する感想です。
「やくたたずの、子」は、「今日」読んで欲しい短編です。
あまり多くを語ることはできません。
主人公がやくたたずでいなければいけない理由を、どうぞご自身の目でお確かめください。
人間は怖いくらいに自由で、生きながらに天使にも悪魔にもなれるようです。
その上で、「真に」この作品の主人公を「やくたたず」ではなくする方法を考えましょう。
タイトルでなにやらドキッとしたので何気なく読みました。
途中でこの子の正体に気づく方は多いと思いますが、最後までわからなかった方やピンとこない方は、せひ、検索してみてください。
「この子」の視点で描かれた作品は、はじめて読んだのでとても新鮮で、引き込まれます。
尚且つ、「この子」が役に立ってしまったときの悲劇が際立ちます。
風化させない、伝えていくことが大人の役割ですが、そのきっかけになる作品なのではないかと思います。
「この子」のきょうだいたちがずっとやくたたずのままでいられるよう、祈ります。
途中でこの子の正体に気づく方は多いと思いますが、最後までわからなかった方やピンとこない方は、せひ、検索してみてください。
「この子」の視点で描かれた作品は、はじめて読んだのでとても新鮮で、引き込まれます。
尚且つ、「この子」が役に立ってしまったときの悲劇が際立ちます。
風化させない、伝えていくことが大人の役割ですが、そのきっかけになる作品なのではないかと思います。
「この子」のきょうだいたちがずっとやくたたずのままでいられるよう、祈ります。
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