イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く舞台はおよそ200年後の東京で、巨大なオーパーツから飛び出した化物達に壊滅的な被害を与えられた人類を描いた物語です。
●主人公の魅力
この物語の主人公儚廻遥はお世辞にも品行方正なヒーローズとは言えません。タイトルにも書いたとおりなかなかのダーク寄りです。
その彼、クセのあるキャラクターで、いつも表を見せず軽口を叩き自分を下げて下げて……そしてやる時はメチャクチャやる奴で、読めば読むほど妙な安心感と魅力に取り憑かれていきます。
●作風
種類豊富でスタイリッシュな魔法のエフェクトやそれに負けないオシャレな魔法名、小憎たらしくもウィットに富んだ言い回しに熱い戦闘シーン、唐突に敵が襲撃してくるためハラハラしっぱなしですし、日常回もユーモアがあり読み飛ばさせない……。
こんな風に、魅力を語りだしたら両手の指では数え切れない作品です。
●主人公の魅力
この物語の主人公儚廻遥はお世辞にも品行方正なヒーローズとは言えません。タイトルにも書いたとおりなかなかのダーク寄りです。
その彼、クセのあるキャラクターで、いつも表を見せず軽口を叩き自分を下げて下げて……そしてやる時はメチャクチャやる奴で、読めば読むほど妙な安心感と魅力に取り憑かれていきます。
●作風
種類豊富でスタイリッシュな魔法のエフェクトやそれに負けないオシャレな魔法名、小憎たらしくもウィットに富んだ言い回しに熱い戦闘シーン、唐突に敵が襲撃してくるためハラハラしっぱなしですし、日常回もユーモアがあり読み飛ばさせない……。
こんな風に、魅力を語りだしたら両手の指では数え切れない作品です。
災厄から始まった物語の最後には、箱のように一片の希望があるのか、それとも―――。
はい、タイトル通りの作品ですね。
パンドラの箱、というのはご存知でしょうか?
パンドラという女性が、開けるなと言われていた箱を開けてしまい、人々に災厄が降りかかるというものです(諸説あります)
同じように、このパンドラアーツも災厄である化けの皮が人々を襲います。
当然、様々な人が死ぬので、絶望色が強いのですが、主人公が基本楽観的なのでそこまで深刻にならずにスラスラ読めます。
それでいて、話が頭に入ってくるように工夫されていて、とても面白い。
謎も適度に投げ込んでくるので、飽きてこない。
厨二ですが、そこまでくどくないので、昔のラノベ好きな人もハマる。これは、そんな作品です。
はい、タイトル通りの作品ですね。
パンドラの箱、というのはご存知でしょうか?
パンドラという女性が、開けるなと言われていた箱を開けてしまい、人々に災厄が降りかかるというものです(諸説あります)
同じように、このパンドラアーツも災厄である化けの皮が人々を襲います。
当然、様々な人が死ぬので、絶望色が強いのですが、主人公が基本楽観的なのでそこまで深刻にならずにスラスラ読めます。
それでいて、話が頭に入ってくるように工夫されていて、とても面白い。
謎も適度に投げ込んでくるので、飽きてこない。
厨二ですが、そこまでくどくないので、昔のラノベ好きな人もハマる。これは、そんな作品です。
近未来の崩壊した世界で、主人公の儚廻遥とヒロインの汐霧が危機的状況から接点を持つところから物語が始まる。
世界を壊した元凶のパンドラや、それに抗う人々の利害や策略は作品としての完成度の高さをうかがえます。
そして、物語に散りばめられた遥や妹の壮絶な過去や、徐々に巻き込まれていく?汐霧の知られざる真実をゆっくりと暴かれるにつれて、どんどんと物語の深みへとハマる事でしょう!
世界を壊した元凶のパンドラや、それに抗う人々の利害や策略は作品としての完成度の高さをうかがえます。
そして、物語に散りばめられた遥や妹の壮絶な過去や、徐々に巻き込まれていく?汐霧の知られざる真実をゆっくりと暴かれるにつれて、どんどんと物語の深みへとハマる事でしょう!
異形の怪物とそれに対抗すべく創り出された魔法を使いこなす魔導師たち。
世界設定としてはシビアでダークな感じですが、主人公の一人称視点によって進む文章からは重苦しくは感じません。
シリアスな部分はシリアスで、ライトな部分はライトです。
描写力は高く戦闘シーンは詳細かつ読みやすい。
登場人物も一人一人に癖があり個性的です。
世界設定としてはシビアでダークな感じですが、主人公の一人称視点によって進む文章からは重苦しくは感じません。
シリアスな部分はシリアスで、ライトな部分はライトです。
描写力は高く戦闘シーンは詳細かつ読みやすい。
登場人物も一人一人に癖があり個性的です。
ダークな雰囲気のファンタジーは読者をこの世界へ引き込んでいく
- 投稿者: 退会済み [2016年 10月 23日 20時 35分]
管理
まず、注目なのは緻密な文章。読者をこの物語の世界へ誘うに十分な程に濃い文章は、圧巻の一言。脳内でアニメや映画のように再生されるのは間違いなしです。
それをより強固にするのが、詳細に組まれている作中の魔法などの設定。魔法科学といったひと味違う魔法が存在しているのもまた面白い。それにより戦闘の幅は広くなり、戦闘シーンは躍動する人物達が魔法を駆使する姿が見られます。
作中の雰囲気は非常にダークでありますが、所々に挟まれるコメディタッチは読者に程良い緊張感と安心感双方を与えてくれます。
キャラクターは一癖も二癖もある人物達で、特に主人公は癖だらけと言ってもいいですが、それがまた味を出しております。
近未来、ファンタジー、魔法、といった系統がお好きな方にはオススメしたい、物語です。
それをより強固にするのが、詳細に組まれている作中の魔法などの設定。魔法科学といったひと味違う魔法が存在しているのもまた面白い。それにより戦闘の幅は広くなり、戦闘シーンは躍動する人物達が魔法を駆使する姿が見られます。
作中の雰囲気は非常にダークでありますが、所々に挟まれるコメディタッチは読者に程良い緊張感と安心感双方を与えてくれます。
キャラクターは一癖も二癖もある人物達で、特に主人公は癖だらけと言ってもいいですが、それがまた味を出しております。
近未来、ファンタジー、魔法、といった系統がお好きな方にはオススメしたい、物語です。
近未来の東京という身近な場所で繰り広げられるローファンタジー作品。
本当に何十年後かの東京ってこんな風になっててもおかしくないよね、それかパラレルワールドでなってるかもしれないよね、と心底良い意味でヒヤッとします。
私はそこがローファンタジーの魅力だと思いますし、この作品の最大の魅力だと思っています。
それに登場人物も1人1人が丁寧に描かれていて生きているので、少し出番が無くてパッと出てもこの人誰だっけ?ということがまず無いです。
最後にこの作品をこれから読もうと思っている方々へ。
結構サクサク読めるので、通勤・通学時間帯にもオススメですよ!
本当に何十年後かの東京ってこんな風になっててもおかしくないよね、それかパラレルワールドでなってるかもしれないよね、と心底良い意味でヒヤッとします。
私はそこがローファンタジーの魅力だと思いますし、この作品の最大の魅力だと思っています。
それに登場人物も1人1人が丁寧に描かれていて生きているので、少し出番が無くてパッと出てもこの人誰だっけ?ということがまず無いです。
最後にこの作品をこれから読もうと思っている方々へ。
結構サクサク読めるので、通勤・通学時間帯にもオススメですよ!
基本的な敵はいわゆるモンスターになりますが、それだけでなく人間の中でも一癖も二癖もありそうな人物が登場し、物語に深みを与えてくれています。
そのため、世界観としては現代を舞台としたシリアスでダークな空気を漂わせていますが、魅力的なキャラたちと癖のある主人公の個性的な言い回しによって重すぎない適度な雰囲気を醸しているように感じます。
文章もクドすぎず、さりとて描写が不足しているということもない程よさでテンポよく、また程よい厨二具合。気づいたら夢中になって読み進めてしまっています。
魅力溢れる東京パンドラアーツ、ぜひ一読してみては如何でしょうか?
そのため、世界観としては現代を舞台としたシリアスでダークな空気を漂わせていますが、魅力的なキャラたちと癖のある主人公の個性的な言い回しによって重すぎない適度な雰囲気を醸しているように感じます。
文章もクドすぎず、さりとて描写が不足しているということもない程よさでテンポよく、また程よい厨二具合。気づいたら夢中になって読み進めてしまっています。
魅力溢れる東京パンドラアーツ、ぜひ一読してみては如何でしょうか?
物語の入り方、その世界観への導入の仕方などが洗練されており、非常に溶け込みやすい文章です。設定や大まかな内容は、現在の流行に沿っていて、それでいて、他の作品とは一味違うその展開は絶妙ですれ、
きっちりとした描写力で登場人物も生き生きとしており、その世界観をよく引き立てていると感じます。距離感といいますか、その位置付けは本当に見事です。これは数多くあるこのジャンルの作品の中でも高次元にあると思います。
気づけばどハマりしている自分に正直驚きました……。それくらい、この作品には魅力があふれています。
ぜひぜひ読んでみることをお勧めいたします。
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