イチオシレビュー一覧

　読みにくい文章ですが失礼させていただきます。
　「婚約破棄」を題材とした小説がなろうサイトでは人気ですが、この作品はそういったものとは一風違います。婚約破棄、と聞いて「ざまぁ系かな？」と私自身最初は思ったのですが、一話から始まった丁寧な語り口調に思わず惹きつけられました。
　ざまぁの最前線として婚約破棄モノが挙げられると私個人は思っていますが、改めて婚約破棄の実態を捉えなおしたとき、やはりそれは辛いものであり、決してコメディーを地で行くようなものではない筈です。そんな当たり前のことを教えてくれた作品でした。
　登場人物の一人である陽太氏。彼の考え方が特にすばらしい！　綺麗事を並べるのではない彼の慰め文句は、読んでいて痺れます。いやぁ、人としてカッコイイです、本当に！
　一作読み終わった後には、とても充足感を感じられる良作です。

小説の「形」としては未熟だと思います。
瞬間でわかるオチ、誤字のオンパレード。
でもいやみのない主人公と優しい人たちクソボケ元婚約者でさえ
あの程度。読後感の良さがすべてを超えさせますね。

私は男ですが２０代半ばに婚約破棄されました。
まあ中身がお子様でしたよ。仕方ないですね。
でも幼馴染だからわかってるでしょ。だめなのはそこじゃないよね。ていうか婚約指輪選んだのは君だよね。
結果、高身長、大卒、イケメンとご結婚なされました。（私が交際を申し込む前から噂のあった人）
この物語の「別に私が悪いんじゃないよね？」感に共感です。
違いは私が男だからか「また会いたい」「友達として仲良くしたい」と思ってしまうこと。恨んでないので年賀状も出しませんｗこのまえすれ違ったけど、挨拶させてもらえなかったｗまあ向こうにメリットないからね。しかたないか。