イチオシレビュー一覧

「夜に口笛を吹くと鬼がやって来るぞ」その言い伝えに関する、お祭り好きな鬼と目の見えない子供の、ほっこりするような、でもちょっぴり切ないような物語です。
悪と恐れられることの多い鬼ですから、嫌われてしまうことも多い鬼ですから、その優しさにきっとあなたは癒されることでしょう。
鬼が悪だけではないと、鬼というただそれだけの理由で差別することは許されてはいけないのだと。そして、鬼という存在が表すものがなんなのかを。童話という形で書かれたこの作品に、考えさせられると思います。
だれもこの作品を読めば、優しい気持ちになれることと思います。