イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く主人公が標榜する「博物学者」、文句無しに体現していると言える。これほど異世界転生すべくして(1・2度目の)生を受けたと言える者は初めて見た。
そしてそれを書き表せたのは作者の知恵あってこそ。後書きのコラムも良い感じの箸休めになる。
正直言うと無双系的な欲としては物足りない。戦略級魔法は政治的な理由で制限され、彼の立身に一番貢献したのは科学関係ない収納魔法。
"力学魔法"とでも言うべき万能の魔法を物理現象にのみ向かせるのはあまりにも遊びが無い!(この世界の概念具現的魔法と物理は相性悪すぎて、現象具現的"力学魔法"しか活躍しない)しかし現象に生きてこそ多くの発見と革新に連なる歩みをこの世にも齎さんとする人間の執念にも感じる。
最後まで寒い茶番も無いし、メタネタも自然に通じるキャラが居るからだれなかった。
亡びの国の魔王といい酒飲めるんじゃなかろうか。
そしてそれを書き表せたのは作者の知恵あってこそ。後書きのコラムも良い感じの箸休めになる。
正直言うと無双系的な欲としては物足りない。戦略級魔法は政治的な理由で制限され、彼の立身に一番貢献したのは科学関係ない収納魔法。
"力学魔法"とでも言うべき万能の魔法を物理現象にのみ向かせるのはあまりにも遊びが無い!(この世界の概念具現的魔法と物理は相性悪すぎて、現象具現的"力学魔法"しか活躍しない)しかし現象に生きてこそ多くの発見と革新に連なる歩みをこの世にも齎さんとする人間の執念にも感じる。
最後まで寒い茶番も無いし、メタネタも自然に通じるキャラが居るからだれなかった。
亡びの国の魔王といい酒飲めるんじゃなかろうか。
頭のいい主人公でまず浮かぶのがこの話。IQや設定ではなく、論理的な思考によって物語に芯があるのだ。
魔法を不思議な力とせず、客観的で系統的に研究し、想像し、検証し、常に思考と施行を続ける。この世で当たり前に行われる科学である。異世界という未知(おもちゃ)に触れた時、たかが転生程度で止まるはずがない。
テンプレを踏まえつつも、安っぽい書割りではなく土台の厚みを感じる作品だ。引用も記載されており、調べながら生み出しているのがよく分かる。
地球と何が同じで何が違うのか。魔法とは何か。科学技術で何ができるのか。何をすべきではないか。テンプレ作品が慣例で流している物事をきちんと描いている。
慣れぬうちはとまどうかもしれないが、じっくりと読み進めて欲しい。そして考えて欲しい。
自分の世界は自分のものであり、変えるのは転生でもチートでもなく自分の歩みだということを。
派手さはないが心に残る作品である。
魔法を不思議な力とせず、客観的で系統的に研究し、想像し、検証し、常に思考と施行を続ける。この世で当たり前に行われる科学である。異世界という未知(おもちゃ)に触れた時、たかが転生程度で止まるはずがない。
テンプレを踏まえつつも、安っぽい書割りではなく土台の厚みを感じる作品だ。引用も記載されており、調べながら生み出しているのがよく分かる。
地球と何が同じで何が違うのか。魔法とは何か。科学技術で何ができるのか。何をすべきではないか。テンプレ作品が慣例で流している物事をきちんと描いている。
慣れぬうちはとまどうかもしれないが、じっくりと読み進めて欲しい。そして考えて欲しい。
自分の世界は自分のものであり、変えるのは転生でもチートでもなく自分の歩みだということを。
派手さはないが心に残る作品である。
好きな作品は沢山有っても、このお話に出会えて良かったなと思えるお話はほんの僅かで、それも更新されず終わらないものが多々ある中で1,000,000文字超えできっちり完結。
完結が最後まで読めて嬉しくもあり、もう終わってしまったのかと寂しくもあり、只々作者様にありがとうと言いたくなり生まれて初めてレビューなんて偉そうなものを書かせて頂きました。
テンプレ設定なのにひねくれていて、とんでもないのに論理的、ファンタジーなのに科学的で、全く万人向けを狙わないのに惹き込まれると脳内に刻まれ不思議なほど心に残る。
きっと好き嫌いが激しく別れる気もしますがw、これを好きになれると幸運ですよー。
きっと最後まで読んだ人がみんな幸せを感じていると思います。
素敵なお話を有難うございました、きっと一生忘れられないお話の一つとして、宝物にさせていただきます。
完結が最後まで読めて嬉しくもあり、もう終わってしまったのかと寂しくもあり、只々作者様にありがとうと言いたくなり生まれて初めてレビューなんて偉そうなものを書かせて頂きました。
テンプレ設定なのにひねくれていて、とんでもないのに論理的、ファンタジーなのに科学的で、全く万人向けを狙わないのに惹き込まれると脳内に刻まれ不思議なほど心に残る。
きっと好き嫌いが激しく別れる気もしますがw、これを好きになれると幸運ですよー。
きっと最後まで読んだ人がみんな幸せを感じていると思います。
素敵なお話を有難うございました、きっと一生忘れられないお話の一つとして、宝物にさせていただきます。
何度もレビューを書こうとしても、上手く書けない作品がありますが、それは面白い作品の特徴かも?五回以上迷うのは久々…
〜お正月はやっぱりエゾ鹿だよねぇえぇの、北海ひぐまです〜
異世界の魔法は何故発動するのか?
魔法にあふれた世界の文化文明、戦争と王国貴族の役割とは?
多くのなろう作品において、その考察と内政チートがなされてますが、この作品程作り込まれているのは、他に記憶がありません。
特徴として前世で教授だったらしき主人公の背景として作品ページ末に引用先の記載があります。オマージュとリスペクトに溢れた引用にニヤリとなるでしょう。
※まだお正月休暇のある人に超絶オススメ!
〜お正月はやっぱりエゾ鹿だよねぇえぇの、北海ひぐまです〜
異世界の魔法は何故発動するのか?
魔法にあふれた世界の文化文明、戦争と王国貴族の役割とは?
多くのなろう作品において、その考察と内政チートがなされてますが、この作品程作り込まれているのは、他に記憶がありません。
特徴として前世で教授だったらしき主人公の背景として作品ページ末に引用先の記載があります。オマージュとリスペクトに溢れた引用にニヤリとなるでしょう。
※まだお正月休暇のある人に超絶オススメ!
タグにもありますが、ファンタジーと思って読んでいると良い意味で裏切られました。
よくある転生最強チートものかと思いきや全然そんなことありません。
とりあえず技術革新を起こしてしまうご都合主義とは違い、技術革新を起こすことによる弊害もきちんと考えており、その結果どうなるのかということにも丁寧に対応しています。
そして何よりも魔法を科学するということに驚きを隠せません。
イメージしたから、こうなると思ったから出来たというわけではなく、仮説を立て、方法を考え、実行し、結果を得て考察し、悪いところはきちんと改善する。
なぜ魔法が使えるのかという具体的な理由も描かれています。
またパロディネタなども登場しますが、最後に引用文献として書いていることもただネタをパクっているだけよりも好感がもてます。
この小説は魔法を科学している。
それを念頭に置いた上で読むことをオススメします。
よくある転生最強チートものかと思いきや全然そんなことありません。
とりあえず技術革新を起こしてしまうご都合主義とは違い、技術革新を起こすことによる弊害もきちんと考えており、その結果どうなるのかということにも丁寧に対応しています。
そして何よりも魔法を科学するということに驚きを隠せません。
イメージしたから、こうなると思ったから出来たというわけではなく、仮説を立て、方法を考え、実行し、結果を得て考察し、悪いところはきちんと改善する。
なぜ魔法が使えるのかという具体的な理由も描かれています。
またパロディネタなども登場しますが、最後に引用文献として書いていることもただネタをパクっているだけよりも好感がもてます。
この小説は魔法を科学している。
それを念頭に置いた上で読むことをオススメします。
異世界転移ものではオーソドックスな、NAISEI、
SYOUBAI、HATUMEI、による主人公の生活記です。
ストーリーと、参考文献の引用記載がとても
丁寧に描写されており、現実世界で感じる物理法則と
リンクした設定は、意外なほど興味関心を惹起します。
主人公は余ものの魔法、である無属性魔法を研究し、
本来以上の結果を出して見せるのですが、その旅路の果て
根本的な「魔法」とは何か、にたどり着いて「しまいます」。
その結論は、正に「未知との遭遇」。
今後、主人公が魔法学者としてどこまで超越していくのか
もはや「それ」を知ってしまった以上、たどり着く高みは、
必然的に止めどなく凄まじい物になるのではないでしょうか。
昔は年上キラーだった主人公にも、
とうとう同世代のヒロイン(メイド)が登場し、
ストーリーも戦争の兆しが出ています。
これからの主人公の甲斐性が楽しみです。
SYOUBAI、HATUMEI、による主人公の生活記です。
ストーリーと、参考文献の引用記載がとても
丁寧に描写されており、現実世界で感じる物理法則と
リンクした設定は、意外なほど興味関心を惹起します。
主人公は余ものの魔法、である無属性魔法を研究し、
本来以上の結果を出して見せるのですが、その旅路の果て
根本的な「魔法」とは何か、にたどり着いて「しまいます」。
その結論は、正に「未知との遭遇」。
今後、主人公が魔法学者としてどこまで超越していくのか
もはや「それ」を知ってしまった以上、たどり着く高みは、
必然的に止めどなく凄まじい物になるのではないでしょうか。
昔は年上キラーだった主人公にも、
とうとう同世代のヒロイン(メイド)が登場し、
ストーリーも戦争の兆しが出ています。
これからの主人公の甲斐性が楽しみです。
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