イチオシレビュー一覧

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あなたはその木の根が持つ輝きを知らない

 子犬が可愛い。
 花は綺麗で。
 菌は不潔。

 子犬は生まれながらの骨格痛を抱えているかもしれない。
 その花は菌のcolonyに寄生して生きる蘭のようなものかも。

 花の美しさは存じても根元の繊毛に生まれた朝露に浮かぶ空はわからない。
 人間は瞳で見て言葉で口にしてもココロ通わねば何も見えない。
 まして種が異なるなら? 種より個体差、思いやり、怒り、苦悩に悲しみ。人がほかの種より優れていると感じるのは傲慢にすぎる。過去に同じ種を世話しているから知っているというのは慢心かもしれない.。心傾けなくば我々の心には何も映らない。何も残らないのだから。

 ひとりの獣医は彼らの声なき声に心傾け楽しく接している。割とどうでもいいニンゲンたちにもほどほどに。今日も夜の動物園は静かに大騒ぎ。

 動物好きではない方にこそおすすめです。
 プリティなカビ(脳みそ侵略国家)とかもいるよ!

Sめな女医さんが綴る生き物エッセイ

Sめでも、愛にあふれてます。
生き物から垣間見える気持ち、まぁこちらの思い込みかもしれませんが、例えば美味しいものを食べて嬉しいとか暖かな日差しが気持ち良いとか、何よりあなたが好きだと全身で表す真っ直ぐさは何より幸せな気分にしてくれます。
生き物達のそんな生活をきっちり伝えてくれる、もふもふ日記、
生き物好きのあなたには是非読んで欲しい作品です。
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