イチオシレビュー一覧

スラム街。
向こう側の世界。
磔にされた自分の体。
ローブの男。
被験者act4。

魔物退治を生業としていた少年は、ある日トンネルをくぐり――気がつくと磔にされていた。
ここは何だ？
仲間は何処だ。
俺を見ているあの男は何なんだ？

やがて男がつむぎだす真実の数々。
脳みそをかき回されるような衝動をこらえ、少年は必死にその真実に堪えていく。


返歌分式先生作：【勇者が生き残るのは一握りの可能性であるわけで】
「勇者になれる」　――俺にとっては絶望だ……。