イチオシレビュー一覧

　この小説のタイトルはシンプルながら「羽」として終えてます。しかし。実際に読み出してみればその意味がわかります。「羽つき」の人間が住む世界ハイランド、「羽なし」の人間が住む世界アース。
　そんな世界の中、片羽しかない少年はとある人物と出会い、それから成長していく物語。

　ＳＦとファンタジーを組み合わせ、飽きさせない展開とほのぼのとした日常。タイトルからでは想像できない物語は紡がれており、読み出せばその世界に夢中になってしまうでしょう。
　
　

　『羽』。ただ一文字のシンプルなタイトルからは想像もつかない壮大なハイ・ファンタジーをご紹介します。
　『羽』のある人間と『羽』のない人間。大地に生きるものと空の大地に生きるもの。
　はじまりは平穏な美しい日常。愛、友情、家族、絆、幸福、あらゆる善なるものが、ある日突然に奪われるところから、物語は激動の展開を迎えます。
　なにか面白い小説はないかな、とお探しのあなたに、至上のお愉しみをお約束します。ぜひ一度、足を運んでみてください。きっと忘れられない物語になるでしょう。