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どうやったらこれだけあっ!と思うお話が書けるのか⑩季節が何度巡ろうとも主様のおわすこの世の不思議に終わりはないのです

  • 投稿者: まみこ   [2016年 03月 26日 03時 11分]
それは馬が酔う木と書いてアセビと言う、白く釣り鐘状の小さな花が連なり咲く花

毒があるにもかかわらず何故かこの方には優しい言葉が贈られており謎めいた方

これ迄の主様のお話に聞く華乃方たちは皆様、各々にお姿と同じご気性で在られて、相応しい御名前を御持ちでした

特に我が心の師匠と敬愛致す夏の方は名も心もお姿そのもの

名は体を表す、とはいえこれ程違和感のあるお方も珍しい

だが主様から語られたお方を知り、名は体を表すのでなく想いに名と言う事象が具現化されるのだと知った


果たして酔ったのは馬なのか木なのかそれとも……


『私の名はアセビ。馬酔木と書く。人がそう名付けた』
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