イチオシレビュー一覧

▽レビューを書く

シンパシーとノスタルジー

子供から大人へ成長していく微妙な時期の感情がシンプルに描かれている。
誰でも通過していく成長過程での葛藤を素直に表現できていて、読者によりリアルな感触を与える。
いっついの詞の中で子供の『ぼく』から成長した『俺』。
しかし成長しきれず迷い続ける姿が人間の本質を捕えていて、主人公を読者に近付けさせたのでしょう。
同年代にはシンパシーを、大人になりすぎた世代からはノスタルジーを与える作品になっているのではないでしょうか。
個人的には、悲しいかな、ノスタルジーを感じてしまいました(笑)
↑ページトップへ