イチオシレビュー一覧

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短編ですが夢が詰まっております。

  • 投稿者: 佐倉 憂   [2016年 05月 07日 22時 57分]
まずこの作品で驚かされたのは「主人公が人間ではない」という点でした。基本的に小説というものは、主人公が人間若しくは意志のある動物であり、舞台は地上の作品が殆どだと思われます。
これはその「固定概念」を取り払ったぶっ飛んだ作品だと一瞬で感じ取りました。
この方式はきっと学校かどこかで一度は目にしたことのある方式、しかしなかなか手を出せない難しいジャンルだと思っています。
また、「タイトル」と「登場人物」から「舞台設定」が比喩だという解釈も出来る為、この短い文章から数多の仮定、解釈をして何度も楽しむ事が出来ます。
何よりも驚きなのはこの「タイトル」「登場人物」「舞台設定」を大きく動かすラストスパート。
それが笑いなのか、驚きなのか、感動なのか、人によって反応は真逆のものたりえると思いますが、私は「感嘆の声」が上がりました。誰しも知っていながらなかなか使うことの出来ない王道且つ高難易度の〆文字数
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