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相棒と飛ぶ最高の空の旅

  • 投稿者: 幻燈   [2023年 02月 23日 17時 28分]
一周目はただただエモいバディものであった。主人公アシェルとバルがとある依頼を受け、死海と呼ばれる魔の水域を超えて手紙を運ぶ。だが、そこでアシェルに存在意識が揺らぐような問題が発生してしまう。彼らがその問題を乗り越え、一つの選択に辿り着いたときには最早一つの映画を見切ったような満足感さえある。
ファンタジーとしての面白さも十分に生かされており、アシェルの情動もしっかりと伝わって心動かされる。そして、二人の掛け合いが軽快でくすりと笑いを誘う。

この作品を読まないなんて勿体ない。特にバディものが好きなそこの貴方に是非ともお勧めしたい。ちなみに私はこの作品に何とか感想を書こうとしたのだが、上手く言葉にならずに諦めた。「エッッッッッッモ」「良……」しか出てこないオタクには神に伝える術がなかった(それくらい素晴らしい作品なのだ)。

読む度に細やかな部分が見えてくる、実に何度も楽しみたい作品である。
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