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関が原を斬新な感性で切り取った短編傑作、是非一読あれ

  • 投稿者: 烏龍お茶   [2016年 11月 07日 17時 36分]
安国寺恵瓊という戦国武将をご存知だろうか。

毛利家臣時代すでに織田信長の転落とその後の秀吉の躍進を予見したとされる人物で、関が原の戦いにおいては毛利輝元を総大将として担ぎ出したとされる僧侶であり武将でもある人物だ。

そんな恵瓊が天下分け目の関が原の戦いに臨むとき!!


結果は誰もが知る通り、東軍である徳川家康が勝利し、恵瓊は西軍首脳の1人として石田三成・小西行長と共に斬首されたのだが・・・・。

関が原の戦いをマイナーかも知れないが、キーマンであったと言える安国字恵瓊にスポットライトを当て、作者独特の斬新な切り口で描き、最後まで読み応えのある物語に仕立て上げている。

活動報告に書かれたこんな言葉が妙に心に残った作品。

『安国寺 あれが坊主か 安芸の空』

事実であるかどうかなんて分らない。
だけど歴史の裏側には、こんな物語が隠されているのかも知れない。
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