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SFジャンルなのにカニクリームコロッケってどういうことだよ!?"なろうの流行10年先を見据えた作品"


カニクリームコロッケ、空を飛ぶ

まさかのSFジャンル、

……もうこの時点で面白そうΣ(゜д゜lll)


作品を読み始めればいつのまにか最終話。
中毒性の凄い作品で、なろうの流行の10年先を見据えていると思います。
名作としか言えない出来ですが、思ったより評価されていないというのが残念です。

SFジャンルの作品はあんまり好きじゃないという人にもオススメです。
俺tueee要素や無双、ハーレムなど全くなく、純粋な本来あるべきSF作品ですので。
今まで、ファンタジー作品しか見てこなかった方にも非常に受け入れやすい作品ですので読んでみてください( ´∀`)/

恐怖のカニクリームコロッケ

  • 投稿者: 退会済み   [2017年 11月 05日 17時 58分]
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 人類とカニクリームコロッケとの戦いを描いた作品。

 突如飛来したそれは、瞬く間に人類の敵になった。人類はどのようにしてそれに抗い、そして元の生活を取り戻したのか。

 コミカルな場面、シリアスな場面が混在しているが、それがまたパニック感を醸し出している。まるでジェットコースターに乗っているような気分になる。
 また、文章は非常に読みやすい。映像を見ているのではないかと錯覚するほどである。

 読後感がよく、それでいて考えさせられる作品。
 皆さんもぜひ読んでみてはいかがだろうか。

人類には三〇〇年早すぎる小説

本作品は地球と人類の危機を描いたパニック小説です。

ある日数千の飛行体が日本の上空に現れました。それが地球と人類の危機の序曲でした。
その飛行体とは、美味しそうな匂いを振りまきながら漂う『カニクリームコロッケ』なのです。

誤字ではありません
『カニクリームコロッケ』
です。

当初は
『良い匂いするねぇ』
『もたれそう』
とほのぼのとした反応を、カニコロームコロッケにしていた人類も、
カニクリームコロッケの攻撃で、殺戮され蹂躙されます。
ひとたび、弱点が見つかったかに思えるカニクリームコロッケも
簡単には絶滅しません。繁殖して(調理されて)再び猛威を振るいます。

地球は、人類は、カニクリームコロッケから逃れられるのか!?

圧倒的なスケールと緊迫したストーリー展開が、B級映画のテイストで読む者をひきつけます。
作者のコロッケパンダ氏はおそらく、天才か何かであることは間違いありません。

シュールでブラックでB級映画脚本は小説として読むもの?

  • 投稿者: 風待月   [2016年 09月 17日 11時 48分]
 拝読した第一印象は、「こういうモンスターパニック映画、たまにあるよね」
 そういう作品、ネタとしてなら面白いのだけど、物語として真面目に観れるものではない。
 ブラックの効いたジョークは、なかなか反応に困るから。笑うのは不謹慎かと迷ってしまう。
 物語の事態は切迫して、役者も真面目に演技しているのが、逆に笑いたくなる。だけど素直に笑えない。

 だからこういったシュールな作品は、映像なしで楽しむのが、一番正しい楽しみ方なのかもしれない。

恐怖! カニクリームコロッケが人を襲う!?

 でっかいカニクリームコロッケの怪物どもが人を襲うパニック小説。
 
 なんだこの異次元から来た発想……。けれど唯のバカ話かと思えば、さにあらず。残虐な方法で人々が沢山殺されていき、前半の、のほほんとした描写とのギャップが効いて素晴らしい。んで、コロッケの殺害方法がまた猟奇的で読んでいてドキドキするんです。

 文章も読みやすく、映画のシーンを見ているかのように光景が頭にすんなり入ってきます。この描写力をこんな奇妙な発想に全力でぶち当てる辺り、「ここも笑い所なんだろうなぁ」、と。
 そう、笑いです。
 この作品はコメディの要素も多分に含んでいます。
 奇妙な怪物が大真面目に人間を虐殺するというシュールさが笑いを誘うのです。まさにB級映画の面白さ、ここが味わい所なんでしょうね。当たる人もいると思います。なんやこれって思う人もいるでしょう。
 僕は大当たりでした。カニアレルギーなので。
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