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【真田信幸と前田慶次郎、戦国時代ものを知る人なら誰もが耳にしているはずだ】小説を志す者ならば、ぜひ読みこなして欲しい!【戦国時代クライマックス〝本能寺の変〟の陰に咲いた二人の若武者の物語】

  • 投稿者: 美風慶伍   [2018年 10月 11日 21時 35分]
★戦国時代ほど魅力的な人物にあふれた時代はない。三英傑をはじめとして武田、島津、毛利……かぞえあげればきりがないほどに主役格が溢れた時代である
★それゆえに物語やドラマを作る上ではまたとない題材であり、事実、映画や小説や漫画などこの時代を舞台とした作品は枚挙に暇がない
★しかし、好んで読むことと、自ら筆をとり書き上げることは別だ。書く側にそれ相応の知識があることが求められるのである
★そして本作
★時代は武田家滅亡の直後、武田の家臣であった真田家の生き残りと処遇に関する逸話から始まる。従うべき主君をなくした侍は次なる居所を見つけねば野垂れ死ぬしかないのだ
★行き場をなくし追い詰められた真田の者たちに手を差し伸べたのはだれであろう、あの花の慶次こと前田慶次朗である
★真田信幸と前田慶次郎、なんと贅沢な組み合わせだろうか!
★戦国とは人間ドラマの宝庫である。その一端を是非味わってもらいたい!
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