イチオシレビュー一覧

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義あらば、そこに忠もまたあり

戦国の世の末期に、戦いの中にて、垣間見える男達の、侍達の、仁と義。

そして礼。

敵同士なれど、礼を忘れず。
敵同士なれど、仁をば忘れず。

その生き様、まさに侍。
まさに天晴れと言う他無し。


大河ドラマでも有名な武将も登場する中、キリリと光る、侍達の、生き様を。
そして死に様をば、とくと。とくと御覧じめされ各々方よ。

416年前に起きた、まさに"今日"の出来事。

——ならぬ、ならぬ。

これは義に厚い漢達の物語。
家臣を守る、殿を守る、約束を守る。辛い戦いに満ちた戦国の世は、人と人が濃ゆく繋がっていた時代。信頼、裏切り、忠誠、反逆。ひとつ誤れば何もかも失うそんな時代に、各登場人物が魅せた、漢っぷり。命より大事なものを、それぞれに抱えた男達の物語。

今日この日に読む事ができた奇跡を噛み締める。
今度は、貴方の番だ。
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