イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く家紋武範様の「看板短編企画」参加作品です。3700字ちょっとのローファンタジーで、とても、読みやすいです。
登場人物は「お坊様」と「あやかし狐」。先に「お坊様」視点。後に「あやかし狐」視点で語られます。
舞台は中世の日本らしきところ、状況は過酷です。「お坊様」は空腹なのに、食べるものがない。
そこで、お地蔵様へのお供えをいただきます。ところが、眠って、目を覚ましてみると、新しいお供え物がある。これは……
「お坊様」と「あやかし狐」。お互いが、この過酷な状況の中、思いやっています。
そして、最後に分かることとは……
自然な優しさを感じる作品です。ご一読をお勧めします。
登場人物は「お坊様」と「あやかし狐」。先に「お坊様」視点。後に「あやかし狐」視点で語られます。
舞台は中世の日本らしきところ、状況は過酷です。「お坊様」は空腹なのに、食べるものがない。
そこで、お地蔵様へのお供えをいただきます。ところが、眠って、目を覚ましてみると、新しいお供え物がある。これは……
「お坊様」と「あやかし狐」。お互いが、この過酷な状況の中、思いやっています。
そして、最後に分かることとは……
自然な優しさを感じる作品です。ご一読をお勧めします。
妖(あやかし)は もののあはれに なに思ふ
- 投稿者: 退会済み [2020年 08月 16日 01時 45分]
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峠の地蔵に業の影
結ぶ縁(えにし)はあはれな想ひ
嘆き苦しみ途方に暮れて
まこと人の世は罪深きけり
迷いし者よ 惑いし者よ
常世の三叉路 彼岸の果てへ
巡る宴(うたげ)は永久(とこしえ)に
願ふ御霊(みたま)よ菩提樹へ
貴き者よ 安らかたれ
※せっかく下の方が雰囲気のあるレビューを贈って下さっているので、私も倣ってみました。
この物語を一言で表すなら、慈しみ。
行き倒れのお坊さんと狐っ娘との、心安らかな物語です。
素敵な読後感を約束します。
結ぶ縁(えにし)はあはれな想ひ
嘆き苦しみ途方に暮れて
まこと人の世は罪深きけり
迷いし者よ 惑いし者よ
常世の三叉路 彼岸の果てへ
巡る宴(うたげ)は永久(とこしえ)に
願ふ御霊(みたま)よ菩提樹へ
貴き者よ 安らかたれ
※せっかく下の方が雰囲気のあるレビューを贈って下さっているので、私も倣ってみました。
この物語を一言で表すなら、慈しみ。
行き倒れのお坊さんと狐っ娘との、心安らかな物語です。
素敵な読後感を約束します。
狐と坊主の見逢うた先の
狭間で出会うは、菩薩か鬼か・・・
無財餓鬼たる、この世の鬼の、最後に願うは親子の情け。
輪廻の輪に浮く一輪の
花の願いは儚くて、叶わぬ願いが願いなり。
古風に紹介するとこんな感じかな・・・
うまく伝わるといいけど・・・・・・・。
とにかくいいですよ。
のんびり死体のお勧めでも、かなりお勧めです。
狭間で出会うは、菩薩か鬼か・・・
無財餓鬼たる、この世の鬼の、最後に願うは親子の情け。
輪廻の輪に浮く一輪の
花の願いは儚くて、叶わぬ願いが願いなり。
古風に紹介するとこんな感じかな・・・
うまく伝わるといいけど・・・・・・・。
とにかくいいですよ。
のんびり死体のお勧めでも、かなりお勧めです。
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