イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く主人公のエセルはレントリア国の末姫。
或る夜襲いくる魔物たちから逃れるために南の塔に逃げ込んだところで、空飛ぶ天馬に乗る剣士ラキスと運命の出逢いを果たします。
すこしずつ心を通わせていくふたりですが、実はラキスには或る秘密があって……。
作者さんの手によって丁寧に丁寧に紡がれる王道ファンタジーは読み応え抜群で、まるで大作映画を観ているような気持ちになれます。
そしてその中で描かれるのは、不器用なふたりのまっすぐな愛。
さくっと楽しく読める作品もいいですが、こういう作品をじっくりと味わうことこそが読書の醍醐味だと思うのです。
小説の世界にひたりたいと思っている方に全力でおすすめします!
或る夜襲いくる魔物たちから逃れるために南の塔に逃げ込んだところで、空飛ぶ天馬に乗る剣士ラキスと運命の出逢いを果たします。
すこしずつ心を通わせていくふたりですが、実はラキスには或る秘密があって……。
作者さんの手によって丁寧に丁寧に紡がれる王道ファンタジーは読み応え抜群で、まるで大作映画を観ているような気持ちになれます。
そしてその中で描かれるのは、不器用なふたりのまっすぐな愛。
さくっと楽しく読める作品もいいですが、こういう作品をじっくりと味わうことこそが読書の醍醐味だと思うのです。
小説の世界にひたりたいと思っている方に全力でおすすめします!
まずこの作品の1ページ目を開くと目に入ってくるのは、鳥と戯れる大変可愛らしいエセル姫のイラスト。
本文は美しい歌詞が最初に載せられております。
そして、その歌詞と歌声に聞き入ったエセル姫は、その歌詞を歌い、また剣士がいるという噂の丘の先を目指す少年ティノと共に、エセル姫もその丘へと一緒に目指すところからこの物語はスタートします。
その後はエセル姫は、ティノに剣士のラキスと一緒に過ごした過去を話しながら、時折ティノとお話をするという、過去と現在が交差する形で進められていくのです。
そして最後は幻想的な終わり方で締めくくられます。
姫・剣士・天馬と壮大なファンタジー物語でありながらも、文章は童話のような温かさと心地良さ、詩の美しさを同時に、また大変繊細な文章で読むことが出来るのがこの物語の最大の魅力です。
少しずつ明かされる真実を私達と一緒に紐解いてみませんか?
本文は美しい歌詞が最初に載せられております。
そして、その歌詞と歌声に聞き入ったエセル姫は、その歌詞を歌い、また剣士がいるという噂の丘の先を目指す少年ティノと共に、エセル姫もその丘へと一緒に目指すところからこの物語はスタートします。
その後はエセル姫は、ティノに剣士のラキスと一緒に過ごした過去を話しながら、時折ティノとお話をするという、過去と現在が交差する形で進められていくのです。
そして最後は幻想的な終わり方で締めくくられます。
姫・剣士・天馬と壮大なファンタジー物語でありながらも、文章は童話のような温かさと心地良さ、詩の美しさを同時に、また大変繊細な文章で読むことが出来るのがこの物語の最大の魅力です。
少しずつ明かされる真実を私達と一緒に紐解いてみませんか?
彼らの出会いは逃げ場のない南の塔の最上階。
魔物に喰われれば魔物になってしまう世界。天馬に乗った勇者が覗き込んだ窓辺には、自決間近の姫君達。
「なんだ、死ぬところか」
私はこの彼の言葉が好きなのです。
追詰められていたお姫様は、魔物から生き永らえようとして、窓を開けたはずです。それなのに、彼が発した言葉はそれでした。
彼の叫びだったのではないのかと思います。
彼を想い、彼との思い出を小さな吟遊詩人に語るお姫様は、今度は、彼を救うために険しい道を歩いています。
彼女と共に思い出の中にある彼を紐解けば、その言葉がどんどん深くなっていくような、そんな切ない物語。
「なんだ、死ぬところか」
彼の足元は、いつもここにあったのかもしれません。助けを求めていたのかもしれません。
どうぞ、彼らの葛藤の物語をその手に取ってみてください。
読めば読むほど好きになる、そんな物語です。
魔物に喰われれば魔物になってしまう世界。天馬に乗った勇者が覗き込んだ窓辺には、自決間近の姫君達。
「なんだ、死ぬところか」
私はこの彼の言葉が好きなのです。
追詰められていたお姫様は、魔物から生き永らえようとして、窓を開けたはずです。それなのに、彼が発した言葉はそれでした。
彼の叫びだったのではないのかと思います。
彼を想い、彼との思い出を小さな吟遊詩人に語るお姫様は、今度は、彼を救うために険しい道を歩いています。
彼女と共に思い出の中にある彼を紐解けば、その言葉がどんどん深くなっていくような、そんな切ない物語。
「なんだ、死ぬところか」
彼の足元は、いつもここにあったのかもしれません。助けを求めていたのかもしれません。
どうぞ、彼らの葛藤の物語をその手に取ってみてください。
読めば読むほど好きになる、そんな物語です。
出会ってしまったとある王女様ととある剣士、そしてこの物語と出会ったあなたにも訪れる1つのファンタジーを――
∀・)こんにちは!世界中にある塔でイチオシの塔といったら広島のおりずるタワーです!勝手になろう界の広島親善大使を名乗っております!いでっちで~す♪♪♪
∀・)本作はとんでもない魔物が城を襲ってきて、お姫様エセルの命が奪われそうになったところを剣士ラキスが救う!しかしその魔物退治後に剣士は行方不明になっちゃうのですね~。御礼も言いたいし、何よりカッコよくて気になっている彼に会いたいと願ってやまないエセルは彼を探しに外界へ出るのですが――
∀・)こうやって僕が書くと淡泊な感じの物語にみえますが、本作は美しく美しい世界観を書くことを徹底してやまない傑作でありました。ラストシーンのその時までエセルとラキスのこの物語にどっぷり浸かってみてください。損はさせしません。きっとずっと心に残るであろう傑作ファンタジーの一読をぜひ☆☆☆彡
∀・)本作はとんでもない魔物が城を襲ってきて、お姫様エセルの命が奪われそうになったところを剣士ラキスが救う!しかしその魔物退治後に剣士は行方不明になっちゃうのですね~。御礼も言いたいし、何よりカッコよくて気になっている彼に会いたいと願ってやまないエセルは彼を探しに外界へ出るのですが――
∀・)こうやって僕が書くと淡泊な感じの物語にみえますが、本作は美しく美しい世界観を書くことを徹底してやまない傑作でありました。ラストシーンのその時までエセルとラキスのこの物語にどっぷり浸かってみてください。損はさせしません。きっとずっと心に残るであろう傑作ファンタジーの一読をぜひ☆☆☆彡
夢中になって頁をめくった物語、わくわくして世界が広がった物語ーーいつだって胸をときめかせたのは魔法と冒険のファンタジーでした。
あの頃のように心を弾ませ、物語の世界にどっぷり惹き込んでくれる素敵なおすすめ作品があります!
この物語の主人公は、レントリア国の末姫エセル。ある願いを叶えるためエセルは知らない森を一人で歩いているとバラッドを口ずさむ少年に出会う。
少年にせがまれ、エセルはある夜、魔物の来襲から城を救ってくれた若い剣士ラキスのことを語り出すところから物語ははじまって……。
エセルとラキスがゆっくり心を通わせるようすに胸が震え、ラキスの抱える秘密とエセルの願いが交わる時、二人の未来はーー!
この物語の後は、ラキスの幼少期を描いた『星の下の晩餐会』、続編『光と闇の間にありて』をぜひぜひどうぞ。
さあ、美しくつむがれる魔法と冒険に溢れたファンタジーの世界に今から旅立ちませんかーー?
あの頃のように心を弾ませ、物語の世界にどっぷり惹き込んでくれる素敵なおすすめ作品があります!
この物語の主人公は、レントリア国の末姫エセル。ある願いを叶えるためエセルは知らない森を一人で歩いているとバラッドを口ずさむ少年に出会う。
少年にせがまれ、エセルはある夜、魔物の来襲から城を救ってくれた若い剣士ラキスのことを語り出すところから物語ははじまって……。
エセルとラキスがゆっくり心を通わせるようすに胸が震え、ラキスの抱える秘密とエセルの願いが交わる時、二人の未来はーー!
この物語の後は、ラキスの幼少期を描いた『星の下の晩餐会』、続編『光と闇の間にありて』をぜひぜひどうぞ。
さあ、美しくつむがれる魔法と冒険に溢れたファンタジーの世界に今から旅立ちませんかーー?
うん? なろうっぽいファンタジーも大好きですよ。──でも、こんなお話にずっと、出会いたかった。
いまや、フリーで家に居ながらにして好みの物語を探せるご時世。「小説家になろう」は、本好きにはたまりませんね。つい、あちこち飛んでしまって。
──けれど、ふと、いつかの頃。
学生時代だったかもしれない。大人になってから、子どもにつられて手に取ったのかもしれない。
うつくしい装丁と几帳面に印字された活字。文庫版であっても表紙を見ただけでわくわくする、剣と魔法、勇者と姫、バラッドを歌い上げる吟遊詩人に心ときめかせたことはありませんか?
こちらの物語は早春の、とある林の中。
都で流行りの悲劇の剣士の歌をうたう少年から始まります。それを偶然目の当たりにしたのが、泥んこの少女。
名前はエセルシータ。
彼女が剣士のバラッドを夢中で聴いてしまったのには、わけがありました。
どうぞ、物語の行く末を手にとってお確かめください。
綴られた文字たちに込められた、心満たされる冒険があなたを待っています。
──けれど、ふと、いつかの頃。
学生時代だったかもしれない。大人になってから、子どもにつられて手に取ったのかもしれない。
うつくしい装丁と几帳面に印字された活字。文庫版であっても表紙を見ただけでわくわくする、剣と魔法、勇者と姫、バラッドを歌い上げる吟遊詩人に心ときめかせたことはありませんか?
こちらの物語は早春の、とある林の中。
都で流行りの悲劇の剣士の歌をうたう少年から始まります。それを偶然目の当たりにしたのが、泥んこの少女。
名前はエセルシータ。
彼女が剣士のバラッドを夢中で聴いてしまったのには、わけがありました。
どうぞ、物語の行く末を手にとってお確かめください。
綴られた文字たちに込められた、心満たされる冒険があなたを待っています。
魔物に追い詰められる姫達、このままでは殺されるよりも遥かに恐ろしく、忌まわしい結果が待ち受けている。それならば潔く自害を……しかし、そんなことはしたくない。死が怖くない者などいないのだから。
序盤からそんな情に訴えかける場面が展開される本作は、ある姫君と剣士の心の繋がりを軸に織りなされる恋愛譚である。
ふたりを巡る愛や葛藤が秀逸な文章で表現され、読み手を物語へと没入させてくれる。魅力はそれだけに留まらず、随所に山場といえる場面が存在し、先へ先へと読み進めていきたくなること間違いなし。
そして、最後の結末は……是非ともあなた自身の目で見届けて欲しい。
登場人物だけでなく、作者様の作品愛を感じ取れることだろう。
紐解くのは、あなただ。
序盤からそんな情に訴えかける場面が展開される本作は、ある姫君と剣士の心の繋がりを軸に織りなされる恋愛譚である。
ふたりを巡る愛や葛藤が秀逸な文章で表現され、読み手を物語へと没入させてくれる。魅力はそれだけに留まらず、随所に山場といえる場面が存在し、先へ先へと読み進めていきたくなること間違いなし。
そして、最後の結末は……是非ともあなた自身の目で見届けて欲しい。
登場人物だけでなく、作者様の作品愛を感じ取れることだろう。
紐解くのは、あなただ。
小説を読む楽しみは人それぞれでありますが、そこに共通するものは『面白いから』という事に尽きるのはないでしょうか?
文字の羅列である文章作品を読んで、その中に出て来る登場人物やシーンを想像する……これが読書の醍醐味だと思います。
そういう意味で、この『出会いの窓は南の塔』という作品は、とても優れた脚本たり得るファンタジーです。
健気で可憐なエセル姫の視点で語られる情景描写や心象風景は秀逸の一言に尽き、読み手の空想を無限の空間へと誘ってくれます。
勇者ラキスとの恋愛模様と吟遊詩人を目指す少年ティノとのやり取り、そして怪異との戦い。
そんな素敵なこのお話を貴方の心の映画館で上映しては如何ですか?
勿論、監督は貴方自身です。
想像力という翼を広げ、心の銀幕に貴方の想いを飛翔させる……そんなひと時を是非堪能して下さい。
貴方様のマイシアターが活況を呈す事を願って……それでは続きは物語の中で……。
文字の羅列である文章作品を読んで、その中に出て来る登場人物やシーンを想像する……これが読書の醍醐味だと思います。
そういう意味で、この『出会いの窓は南の塔』という作品は、とても優れた脚本たり得るファンタジーです。
健気で可憐なエセル姫の視点で語られる情景描写や心象風景は秀逸の一言に尽き、読み手の空想を無限の空間へと誘ってくれます。
勇者ラキスとの恋愛模様と吟遊詩人を目指す少年ティノとのやり取り、そして怪異との戦い。
そんな素敵なこのお話を貴方の心の映画館で上映しては如何ですか?
勿論、監督は貴方自身です。
想像力という翼を広げ、心の銀幕に貴方の想いを飛翔させる……そんなひと時を是非堪能して下さい。
貴方様のマイシアターが活況を呈す事を願って……それでは続きは物語の中で……。
『出会いの窓は南の塔に』は姫君エセルと、彼女の危機を助けた剣士ラキスを巡る、恋愛ファンタジーです。
約7万6千字で完結しており、2019年現在は続編『光と闇の間にありて』が連載中です。
主人公のエセルは高貴な身分ながらも、目的のためには農作業ブーツを履きこなす、たくましい女性です。
はねっかえりなエセルと、少年の面を隠したラキスの恋模様。ふたりの関係は時に辛く、時にほほえましくて、応援したくなります。
それから情景描写が素晴らしく、ひとつひとつの場面が絵で浮かびます。
クライマックスはとても叙情的で、心震えるものでした。
『出会いの窓は南の塔に』は秋の読書に、おすすめしたい物語です。
中世の景色に憧れる方、逆境をはね返す恋がお好きな方、どうぞお読みください。
約7万6千字で完結しており、2019年現在は続編『光と闇の間にありて』が連載中です。
主人公のエセルは高貴な身分ながらも、目的のためには農作業ブーツを履きこなす、たくましい女性です。
はねっかえりなエセルと、少年の面を隠したラキスの恋模様。ふたりの関係は時に辛く、時にほほえましくて、応援したくなります。
それから情景描写が素晴らしく、ひとつひとつの場面が絵で浮かびます。
クライマックスはとても叙情的で、心震えるものでした。
『出会いの窓は南の塔に』は秋の読書に、おすすめしたい物語です。
中世の景色に憧れる方、逆境をはね返す恋がお好きな方、どうぞお読みください。
【女性必読】 お姫さま × 勇者さま 型通りの王道恋愛ファンタジーではありません! 美しく紡がれる不思議な交流物語
- 投稿者: 退会済み [2019年 03月 12日 13時 13分]
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続く物語「光と闇の間にありて」が素晴らしすぎるので、ぜひこの物語を手に取ってください。とにかく読んでください。
魔物の襲撃を受けて大ピンチのお城に天馬に跨って颯爽と現れたなんとも淡白な勇者さま。そして、ちょっと風変わりなお姫さまとの出会い。
物語はそんな出会いを果たした勇者が、魔物退治後に行方不明となったところから始まります。
勇者の目撃情報を聞いた姫がいてもたってもいられず、たったひとりで捜索に行ってしまう。その時点でお姫さまが、まさか、そんな、ばかな、という展開。
そうでありながら、姫が決して武芸に秀でているわけでもなくいたって普通の女の子であるところがこの物語の素敵なところです。勇気と根性は誰にも負けていませんが。
勇者の捜索中に、2人の馴れ初めが少しずつ紐解かれていきます。文章がとにかく美しい。
まるで綺麗にラッピングされた包みをひらいていくような感覚になります。
お薦めです。
魔物の襲撃を受けて大ピンチのお城に天馬に跨って颯爽と現れたなんとも淡白な勇者さま。そして、ちょっと風変わりなお姫さまとの出会い。
物語はそんな出会いを果たした勇者が、魔物退治後に行方不明となったところから始まります。
勇者の目撃情報を聞いた姫がいてもたってもいられず、たったひとりで捜索に行ってしまう。その時点でお姫さまが、まさか、そんな、ばかな、という展開。
そうでありながら、姫が決して武芸に秀でているわけでもなくいたって普通の女の子であるところがこの物語の素敵なところです。勇気と根性は誰にも負けていませんが。
勇者の捜索中に、2人の馴れ初めが少しずつ紐解かれていきます。文章がとにかく美しい。
まるで綺麗にラッピングされた包みをひらいていくような感覚になります。
お薦めです。
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