イチオシレビュー一覧

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小説家になろうだからこそ拝読できる良作ですなぁ!

素晴らしい! なろう系ならではの作品ですなぁ。

現在のなろう系の王道からは離れていますが離れているからこそ出せる味わいが心に響く作品ですなぁ。
全体のバランスも良く、一気に読みたくなるエッセンスがたっぷりと溢れている部分がグッドジョブ!
ぐぐっと来るいぶし銀的味わいが素晴らしく、作者様の素晴らしい感性を感じてしまいますなぁ!

皆様、七月の夜長にこちらの作品を読まれてみてはいががでしょうか。

どこかにいるであろう登場人物たち。どこかにあるであろう舞台。そんな物語。

  • 投稿者: cal   [2017年 01月 18日 22時 30分]
人気漫画がアニメ化して人気爆発!その後アニメ終了後、流れるように連載終了…そのような漫画思い当たる諸兄もいるであろう。

民主化に伴う不穏な政治やクーデター…そのようなニュース見たことがある諸姉もいるであろう。

それぞれの事情。それぞれの考え。それぞれの思い。そして、それぞれの未来。それらを漫画家の主人公を通して見ていく、まさに一人一人のドラマ。

数奇とも言える運命に流されるも、その一人一人のドラマを見ながら、自らを見つめ直す主人公。そして最後にはドラマティック、奇跡とも言えるようなエンディング。まさにヒューマンドラマにふさわしい作品である。

漫画家が異国で活躍する!?

主人公の中嶋隆則は漫画家で、昔書いた漫画はアニメにもなり大ヒットしたが今は売れない漫画家になってしまっていた。
だけれども、日本アニメ芸術祭でスレイマンと出会い昔ヒットした作品のアニメは中央アジアの「ヤニベクスタン共和国」で人気を未だに誇っていたことを知り……

毎回一言多い堀田君やユーモアたっぷりスレイマンさんなどキャラクターも濃すぎず、薄すぎずだけれども面白みのありウザさがありません。
物語の進行速度も適切で読みごたえもあります。
チートとかではなくピンチの時は漫画家という武器を使い乗りきろうとするのでストレスも感じにくいと思います。

是非読んでください。
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