イチオシレビュー一覧

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  • 投稿者: gaction9969   [2019年 03月 21日 10時 09分]
Rain~Rain~Rain~Rain~♪
RainッRainッRainッ! RainッRainッRainッ!(ご満悦
(シリーズ4作目にして、至高の群像劇が幕を開ける。過去の事件から伸びる思惑の意図/糸をも絡めとり……)

 ……うん、思てる事と言うてる事が逆転しとる(諦★観

 本作は殺人事件を主軸に、周の人間模様もさらに浮き彫りにされ、友たちとの絆も築かれていく様が描かれます。

 友永の過去と現在、智哉の周りもにわかに怪しくなっていき……

 人の心を忘れた者たちが、狂ったエゴに走る醜さをこれでもかと見せつけられます。二時間では収まらないほどに!

そして何より。

 Rain!Rain!ぅぅううわぁぁあん!
俺の想いがRainに届いたっ!成宮さんを通してRainに届いたっ!(狂った★エゴ

 言いたいことはただひとつ。

 想い出は~ いつの日も~ Rain~♪(こればっか


サスペンス最高峰にして群像劇最高峰の名作!!

∀・)こんにちは。あんまりアイドルは好きじゃないですが、1番好きなアイドルは?って問われたらSMAPって答えるイデッチです。稲垣さんかキムタクが好きです。そういう世代だ。


∀・)さて、成宮さまのファザコン・シスコン警察シリーズの4作目である本作ですが、とにかく「人間」をよく描かれた作品でありました。そのなかでもシリーズのヒロイン(実質主人公?)の周くんにスポットライトが良く当たった作品でもあります。本作のなかで起きる事件、その事件の犯人が誰なのか?その理由は何なのか?想像しながら読んで欲しいなと思います。気持ちよくその想像は超えられます☆


∀・)3作目までを読まないといけないか?いいえ、そんなことはありません。この作品からでも全然大丈夫!読みやすく惹きこまれるこのシリーズの醍醐味を是非味わってください☆

絡み合う愛憎のかたち

 事件は深い場所で進行していく。誰が誰を愛し、誰が誰を憎んでいるかなど表面上は容易には察せない。しかし、暗い感情だけは醸成され、多くの人を巻き込んでいってしまう。

 それが表出してきたときこそ彼らの出番なのだが、なぜかいつもそれ以前から軒先をうろちょろしている人物がいる。我らがヒーロー、和泉である。鼻が利くというか、おびき寄せられるように、いつの間にか中心にいる。

 そして、彼の愛が多くの心を救っていく。そう、彼こそが正義の味方、刑事。彼の活躍に注目してほしい。

 そう、エビには愛されない彼の活躍を。

君は友達の危機(ピンチ)に何が出来る?

  • 投稿者: sbnb   [2019年 02月 15日 21時 58分 ()]
先ずは題名を読んで貰いたいです。

「ファザコン」?「シスコン」?

キーワードに惑わされてはいけません!
いえ。いいえ。
ちゃんとキーワードに添ったお話もございます。

たっぷり響いてくるのは人の人たる心根(こころね)

そうなのです!
単に刑事物だけに留まらないのが凄い所!
主人公とのカラミが素敵なのですよ。
敵役の人間模様も捨て難い。

人間ってこうだものなぁ・・・

思わず納得。
涙も少々・・・

そして心に刺さる事件解決手法に感服です。
友を気遣う心にも、
今希薄になりかけた現実世界に提唱を投げ掛けておられるように思えて来たりしますから。

あなたも、シリーズを通して読み進めれば・・・

「ファザコン」刑事達の世界で、
事件解決をお楽しみいただけますよ?!

初めてサスペンスを読む方にもオススメです

  • 投稿者: 左 阿千   [2019年 01月 07日 21時 10分]
お恥ずかしながら私、書くことだけでなく読むのも遅いので休日を使ってようやく追いつきました( ̄▽ ̄;)

サスペンスという事で私が今まで読んだことの無いジャンルだったのですが作品タイトルにつられて読み始めました。
読み進めているうちにいつの間にか結構時間が過ぎてしまいます。
それ程のめり込んで読める作品だと思います。
サスペンスって何だか難しそう…と思って避けておられる方も是非一度読んでみてはいかがでしょう?

火曜サスペンス好き? じゃあ、読め。 これは、すごすぎる。

アイドルの樫原詩織が、広島県にやってくる!あの樫原詩織だぜ!?
1日目は広島北署の一日署長、2日目は学園祭でイベントだってよ!

そのころ、東京で一人の男が毒殺される。
死因、青酸カリ―――
男は、12年前の連続幼女連れ去り事件の犯人だった。

「必ずしも動機が復讐だと決まった訳でもありませんから」
「復讐ではないとしたら、他にどんな可能性が考えられますか?」


そして、

そして、学園祭のライブ会場で、ひとりの高校生が死んだ。
死因、青酸カリ―――
角田道久は、青酸カリで、死んだ。
ライブ中に。
ライブ会場で。

「もしかして、池谷さんと麻木さんは二つの事件が同一人物による犯行であると考えておられるのですか?」
「……その可能性は否定できないと考えています」

「どういう意味ですか?」
「手間が省ける」


2つの事件の謎を究明し―――毒殺犯を逮捕せよ。

捜査1課、出動。

サスペンス世界を堪能できる良作

書き手である成宮さんの原点は「サスペンス」(ドラマ)であり、テレビのサスペンスもの全盛期を楽しまれた方は、親しみを感じながら読める作品です。ヒューマニティな色彩が豊かな登場人物同士の会話や交流が多く、かつてのサスペンス・ドラマの名主役・名脇役を彷彿とさせます。
文体・テーマともに新鮮さに満ちており、コメディ色の強い部分もあり、まさにエンタテイメントの王道作品と言えるでしょう。
また、この書き手様の全作品の世界観に、一種の統一性があり、サイドストーリーを楽しむという楽しみ方もできます。同人誌などを好んで読まれる方にもおすすめです。「このメインキャラがこっちの作品にも出てきた」という楽しみ方もできます。
ガチガチのミステリ作品の理屈っぽさが苦手、という方には、むしろこちらの、サスペンス色が強い作品がおすすめです。
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