イチオシレビュー一覧

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地方都市を舞台にした軽快なローファンタジー

  • 投稿者: 足軽三郎   [2017年 01月 19日 20時 41分]
 ローファンタジーというのは、日常の延長線。
 現実世界の果てを想像力で拡大し、少し別の世界を創造する。
 その意味でこの作品は面白い。

 地方の一都市で、一人の女子高生は魔術師として活動する。残滓と呼ばれるこの世の異物を見つけ、それを魔術でやっつけるのがお仕事。それが彼女の日常、現代に生きる魔術師の生き方。

 けれど、ある日一人の少年と出会う。魔術師ではない。だが似たような力を使う。このミステリアスな、けれど、どこかとぼけた少年は彼女とは同級生。

 交わらないはずの二人の人生が交わり。

 重ならないはずの二つの世界が重なる。

 テンポよく進むストーリーに、瑞々しい言葉の選択。読んでいて気持ちのいい作品です。
 ガッツリではなく、ちょっと息抜きに読もうかなという気分の時に、特にお勧めします。

どこか抜けてるヒロインが楽しくなる作品

  • 投稿者: ASM   [2017年 01月 13日 11時 15分]
舞台は現代日本。
登場人物は今のところは魔術師のヒロインがメイン。

完全な異世界物以外の物をを読みたいなら薦められる。
現代社会にひっそりと魔術が存在するという設定のよう。

まだ序盤のようだが、テンポが良い始まり、そして読みやすい。

タイトル通りなら、異世界からの人物ががっつり絡んでくるはず。

ブクマの数やポイントが少なく、見落としていたが、今後に期待したい作品の一つ。
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