イチオシレビュー一覧

数学や哲学、宇宙の難しい理論は、完全に理解できなくても大丈夫。ノリと勢いでそれらを越えると、良質で本格的なSFが楽しめます。

  • 投稿者:   [2012年 11月 05日 06時 31分]
最初、私には到底理解できない難解な理論や、長すぎる説明など、少し読みにくいと感じられました。

それでも、話に引き込まれて続きが気になってくると、それらがどんどん気にならなくなってきます。
むしろそれは、この作品を構成する重要な要素だとさえ感じるようになり、ほぼ一気に読み切ってしまう面白さでした。

秋の3連休を全て使いましたが、後悔は全くありません。

まずは、お試しに外伝の1話だけでも、いかがでしょうか?

なろう最高峰のSF小説と断言しても過言ではない。 『人間』の果てを書ききった骨太の本物のSF超大作。

戦争と平和を司る軍神ユージーン・マズロー。
彼は主神の勅命により風岳村に派遣されることになる。
犯罪者として逮捕されたり、村民全員に正体を明かすことになったりなどいろいろあったが。
なんだかんだで小学校の教師として勤務する事になり、その誠実さとお人好しの性格から子供達にも村民達にも信頼され頼られるようになった神様。

そんな折に起きた、教え子の原因不明の怪死、それをきっかけに彼は風岳村に古から続く異常現象に立ち向かうことになる。
それが、人類を、世界を、神を、悪魔を、宇宙をも巻き込むことになると知らぬままに…。

この作品最大の特徴は、神というどう考えてもファンタジーな要素が入っているにもかかわらず。
超常的な要素がないということだ。
彼ら神の起こしている現象は全て、生物学、物理学、化学などの科学で説明できる。

神とはなんなのか、INVISIBLEとはなんなのか?
本物のSFが読めます。
↑ページトップへ