イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く高校二年の晩秋、事故に遭い亡くなった一人の少女。
朝を意味する苗字を冠していた彼女は、まさしく太陽のような存在で。
多くの人が泣き、哀しみ、しばらくは学校の一部が沈んでいたほどだった。
けれど、多くの人はその悲しみを、時の流れの中で飲み込み、乗り越えていった。
大学に進学した主人公は、ある時、有明の墓参りに行き……
そこで幽霊となった彼女と出会ったのだ。
検証を重ね、墓から離れることに成功した幽霊と、しばし同じ時間を過ごして。
一つの青春が終わるまで。あるいは、終わっていた事に気付く過程を描いた秀作。
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