感想一覧
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[良い点]
とっっっても面白かったです。シリーズ物で、主人公が遅れて登場してくるパターンが大好きなので、まさしく本作は私の好物です。そして今回の恭介くんの頼もしさったらないですね。
実を言いますと、途中から推理を諦めておりました。とても私の頭では解決できそうになかったので、堂林さん達の推理に想いを馳せていました。それでも頭がこんがらがってしまうので、駄目ですねー。私の頭、ミステリーに向いていない。
揃いも揃って紅谷由惟ちゃんや千桜ちゃんにメロメロだったのがなんとも……。そんなに美人なんですね……。うーん。私だったら絶対に真由子さんなのになぁ。堂林さんはなんとなく分かるんですけど、不良グループが小学生相手に盛るってのが意外でした。
不良グループのしたことは本当に最低ですね。特にBYと略す所が個人的に気持ち悪さのツボです。
私は興奮すると顔が熱くなってしまうので、今多分運動した後のような顔でこの感想を書いています。全く冷静じゃないので、誤字や、変なことを言ってしまっていたら申し訳ありません。個人的に感想は、読み終わった後の興奮した状態で書きたいのです……。
[気になる点]
浅木夢次は、親に狩猟を教わったのでしょうか?それとも、猟友会にでも入っていたのでしょうか?
個人で熊撃ちはあんまり聞かないので、猟犬がいてもおかしくないかなーと思いました。
[一言]
堂林さん、もしや青葉ちゃんもドタイプなのでは……?
とっっっても面白かったです。シリーズ物で、主人公が遅れて登場してくるパターンが大好きなので、まさしく本作は私の好物です。そして今回の恭介くんの頼もしさったらないですね。
実を言いますと、途中から推理を諦めておりました。とても私の頭では解決できそうになかったので、堂林さん達の推理に想いを馳せていました。それでも頭がこんがらがってしまうので、駄目ですねー。私の頭、ミステリーに向いていない。
揃いも揃って紅谷由惟ちゃんや千桜ちゃんにメロメロだったのがなんとも……。そんなに美人なんですね……。うーん。私だったら絶対に真由子さんなのになぁ。堂林さんはなんとなく分かるんですけど、不良グループが小学生相手に盛るってのが意外でした。
不良グループのしたことは本当に最低ですね。特にBYと略す所が個人的に気持ち悪さのツボです。
私は興奮すると顔が熱くなってしまうので、今多分運動した後のような顔でこの感想を書いています。全く冷静じゃないので、誤字や、変なことを言ってしまっていたら申し訳ありません。個人的に感想は、読み終わった後の興奮した状態で書きたいのです……。
[気になる点]
浅木夢次は、親に狩猟を教わったのでしょうか?それとも、猟友会にでも入っていたのでしょうか?
個人で熊撃ちはあんまり聞かないので、猟犬がいてもおかしくないかなーと思いました。
[一言]
堂林さん、もしや青葉ちゃんもドタイプなのでは……?
ご感想ありがとうございます。
七首村は、自分としては思う存分書き込んだから、悔いなし、という作品ですが、読むのには大変になってしまった小説だと思います。
べにや、という苗字には、やはり違和感を感じますが、全読された方には、なぜそんな苗字にしたのかはお分かりと思います。そういえば、どうばやしさんも、それまでは興津宮さん、だったのですが、そもそも、おきつみや、という名前も気に入ってはいなかったし、今回の作品では、どうばやし、が必須であったので、名前も変えて、新規デビューといった感じで、こちらはうまく行きましたね。
堂林さんと青葉ちゃんの対面は、ヘイケボタルが飛び交う里、で実現しますよ。ただ、こちらは七首村よりも、もっと細かい(重箱の隅をつつくような)推理が展開される作品となっています。よろしければ……。
七首村は、自分としては思う存分書き込んだから、悔いなし、という作品ですが、読むのには大変になってしまった小説だと思います。
べにや、という苗字には、やはり違和感を感じますが、全読された方には、なぜそんな苗字にしたのかはお分かりと思います。そういえば、どうばやしさんも、それまでは興津宮さん、だったのですが、そもそも、おきつみや、という名前も気に入ってはいなかったし、今回の作品では、どうばやし、が必須であったので、名前も変えて、新規デビューといった感じで、こちらはうまく行きましたね。
堂林さんと青葉ちゃんの対面は、ヘイケボタルが飛び交う里、で実現しますよ。ただ、こちらは七首村よりも、もっと細かい(重箱の隅をつつくような)推理が展開される作品となっています。よろしければ……。
- iris Gabe
- 2021年 02月27日 20時45分
[良い点]
横造です。拝読しました(笑)
ネタバレ全開なので未読の方は読まないようにお願いします。
いやいや、相当な力作ですね。八墓村を筆頭に色々入っていますし、いろは歌になぞらえた見立て殺人も凄く凝っていますし、歴史やイタコ、廃駅などの薀蓄的なものも豊富で、更にトリックも複雑に入れ込んで、書くのに凄く頭を使われたのではないかと推測します。凄いです全部載せですね(笑)。
一応、最初から全員を疑って掛かっていました。語り部さんからリーサも含め注意して読んでいたのですが、語り部さんに容疑が向いた際、最近自分もその辺りを書いていたので、きたか、と思ったのですが、もう一回ひっくり返りそうだなとも思っていたので予想は当たりました。でも犯人までは絞りきれてはいませんでしたけど(汗)
[気になる点]
気になる点としましては、構成、トリックとかではなくて、部落、集落の所ですかね、この二つはほぼ同義のようなのですが、最近は部落と云う言葉は使わないほうが良いみたいな風潮があったと思うので、(間違っていたら済みません)全部集落にするか、集落と村とかに変える方が良いような気がしました。それと、ミステリーなので気にする程でもないのですが、五感を刺激するような表現、寒いとか匂いとかがちょっと少なめかなと感じました。私もおざなりになってしまっているので意識して入れるようにしているのですが(汗)あと喜怒哀楽も少々少なめかなと。視覚的な情景描写は凄く良いと思います。多すぎも少なすぎもなく解りやすく読みやすかったです。
[一言]
いやいや、凄い本当に凝った作品でした。楽しい時間をありがとう御座いました。
あっ、追記としてちょっとだけ。
気になる点ではないのですが最近自分で思ったことが少々あるので少し書いてみます。今回のアイリス様の作品は本当に色々組み込んで凝りに凝った作品だと思います。私はここまで凝った物は書いてはいないと思うのですが、自分なりにある程度凝った物をを書いた後って、後が続かなくなりがちになってしまいます。トリックを使い切ってしまった様な感覚に陥って、ああ、これ使ったな……。ワンパターンだと思われそうだな…… とかそんな感覚が訪れ、動けなくなってしまいます。最近改めて思うのがトリックを小出しにして物語性で読ませる物を書いていけるようにならないと、今後書けなくなりそうと怖くなる自分がいます。まあ、私程度がそんな事をいうのはおこがましいですし、ダンスと同じで、ランニングマン、ボックス、パドブレ、クラブステップを、順序を変えたりすれば別の振りになるように色々やりようはあると思いますし、アイリス様なら基本知識として持っているトリックも凄く多そうなので、多くの組み合わせで発想に行き詰まる事もなさそうですが、一応ですが御気を付けて頂けると幸いです。
嗚呼、なにか要らない事や自分の事を長々と書いてしまった気がします。申し訳ありません(汗)それでは、これにて失礼致します。アイリス様、良いお年をです!(笑)
横造です。拝読しました(笑)
ネタバレ全開なので未読の方は読まないようにお願いします。
いやいや、相当な力作ですね。八墓村を筆頭に色々入っていますし、いろは歌になぞらえた見立て殺人も凄く凝っていますし、歴史やイタコ、廃駅などの薀蓄的なものも豊富で、更にトリックも複雑に入れ込んで、書くのに凄く頭を使われたのではないかと推測します。凄いです全部載せですね(笑)。
一応、最初から全員を疑って掛かっていました。語り部さんからリーサも含め注意して読んでいたのですが、語り部さんに容疑が向いた際、最近自分もその辺りを書いていたので、きたか、と思ったのですが、もう一回ひっくり返りそうだなとも思っていたので予想は当たりました。でも犯人までは絞りきれてはいませんでしたけど(汗)
[気になる点]
気になる点としましては、構成、トリックとかではなくて、部落、集落の所ですかね、この二つはほぼ同義のようなのですが、最近は部落と云う言葉は使わないほうが良いみたいな風潮があったと思うので、(間違っていたら済みません)全部集落にするか、集落と村とかに変える方が良いような気がしました。それと、ミステリーなので気にする程でもないのですが、五感を刺激するような表現、寒いとか匂いとかがちょっと少なめかなと感じました。私もおざなりになってしまっているので意識して入れるようにしているのですが(汗)あと喜怒哀楽も少々少なめかなと。視覚的な情景描写は凄く良いと思います。多すぎも少なすぎもなく解りやすく読みやすかったです。
[一言]
いやいや、凄い本当に凝った作品でした。楽しい時間をありがとう御座いました。
あっ、追記としてちょっとだけ。
気になる点ではないのですが最近自分で思ったことが少々あるので少し書いてみます。今回のアイリス様の作品は本当に色々組み込んで凝りに凝った作品だと思います。私はここまで凝った物は書いてはいないと思うのですが、自分なりにある程度凝った物をを書いた後って、後が続かなくなりがちになってしまいます。トリックを使い切ってしまった様な感覚に陥って、ああ、これ使ったな……。ワンパターンだと思われそうだな…… とかそんな感覚が訪れ、動けなくなってしまいます。最近改めて思うのがトリックを小出しにして物語性で読ませる物を書いていけるようにならないと、今後書けなくなりそうと怖くなる自分がいます。まあ、私程度がそんな事をいうのはおこがましいですし、ダンスと同じで、ランニングマン、ボックス、パドブレ、クラブステップを、順序を変えたりすれば別の振りになるように色々やりようはあると思いますし、アイリス様なら基本知識として持っているトリックも凄く多そうなので、多くの組み合わせで発想に行き詰まる事もなさそうですが、一応ですが御気を付けて頂けると幸いです。
嗚呼、なにか要らない事や自分の事を長々と書いてしまった気がします。申し訳ありません(汗)それでは、これにて失礼致します。アイリス様、良いお年をです!(笑)
横造さん、ミステリー作家としての視点からの貴重なアドバイス・ご感想、とても感謝しております。ありがとうございます。
まず、喜怒哀楽の薄さのご指摘、おっしゃる通りなんです><。人の内面の描写って難しいのと同時に、あまり深入りしたくない、深入りするのが怖い、自分がいます^^; もっと勉強して厚みを出したいと思いつつ、あたしにとっては、苦手なテーマです。でも、改善を目指して頑張りたいです。
集落、部落の言葉のご指摘。おっしゃる通り、『部落』という言葉は差別用語となってしまっているので、使うのが好ましくない言葉です。わたしは日々の暮らしでこの問題に遭遇していないので本当に深いところは知らないですが、差別に関係されている方々からしてみれば、とても嫌な響きの言葉です。だから、当初から少し使用を控えることも考えました。
ただ、『部落』という言葉の持つ、『集落』という言葉にはないパワーの魅力に負けて、使用することに決めました。今回は一人称でもあり、堂林さんが『部落』という言葉をあまり気にすることなく使うキャラだと考えれば、使用しやすいし、話の途中で、上七首集落の人から、下七首集落の人を見下ろす会話文とかが出ていますが、そこは『部落』という言葉の力を使いたかったということはありました。
他にも、紅谷佳純さんの説明で『精神異常』というきつい言葉を使っています。『精神障害』、『精神薄弱』などの言葉の方がよいとは思いますが、やはりパワーの魅力に屈しているのが現状です。もっときつい『キ〇〇〇』とかの昔の言葉はさすがに使用はしませんでした。これからの作品では、会話文のなかであっても使用はしない方がいい言葉だと思いますが、横溝正史のあの有名な作品ではこの言葉がメイントリックになっているので、難しいところですね。ついこの前読んだ、坂口安吾の『不連続殺人事件』でも、差別用語がたくさん使用されていて、独特の当時の雰囲気が伝わってきます。やっぱり、きつい言葉なんだけど、言葉が持つパワーは強烈だと思いました。
でも、10年後には『部落』という言葉が完全に消されてしまうと、それもなんか悲しい気持ちがしますけど、この作品も『部落』という言葉を『集落』に置き換えなければならなくなるのかもしれませんね^^;
貴重なご指摘とアドバイスありがとうございます。
最後に、トリックの喪失感ですよね。わたしもあります。
トリックの発想なんて全然ないですよ^^; むしろ、苦手な方です。
横造さんをはじめとする、このサイトのミステリー作家の作品を読んでいると、新しいトリックを次々と編み出されていて、感心させてもらっています。
わたしはどちらかというと、斬新なトリックは苦手(いえ、皆無…^^;)で、複合系に頼っているのが現状です。
『白雪邸殺人事件』や『小倉百人一首殺人事件』の密室のメイントリックは、過去の名作のトリックですからね^^;
『白銀の密室』はもしかすると、オリジナルかも……。しょぼいトリックですけども^^;
でも、今回の『七首村連続殺人事件』を書いていたら、複合系のトリックでも読者を楽しませることが十分にできるのではという可能性を強く感じました。
たとえば、手がかりを与える伏線で工夫すれば、読者が納得できると思うし、本作品の32章で披露した解答が、後からいただいた感想を読むとかなり評判が良かったことには、うれしさもありますが、少し驚きもありました。わたしとしては、この解答が読者をひっかける本命の解答だったので、こんなに評判がいいのなら、むしろこちらを本編の答えにしてもよかったのではないかとさえ思いました。もちろん、32章で披露された解答は使い古されたトリックということになります。
読者のご意見をうかがっていて思ったのは、この解答がうまくいった理由として、犯人とされた人物のキャラクターに、多くの方々が愛着を持っていただいた結果、犯人候補から除外されていたのでは、という結論を勝手に想像しました。
わたしが感じた新しい可能性は、トリックが既知のものであっても、キャラクターに愛着を持たせることで、意外な結末に代わることは十分に可能だということです。
新しい発想の斬新なトリックが浮かべば、それが一番ですが、毎回毎回というわけにはいきません。でも、書き手が一生懸命になって、伏線やキャラクターの創造に力を入れれば、新しい可能性は開けると思いました。
来年も創作活動を楽しんでいきましょう。よいお年を^^
まず、喜怒哀楽の薄さのご指摘、おっしゃる通りなんです><。人の内面の描写って難しいのと同時に、あまり深入りしたくない、深入りするのが怖い、自分がいます^^; もっと勉強して厚みを出したいと思いつつ、あたしにとっては、苦手なテーマです。でも、改善を目指して頑張りたいです。
集落、部落の言葉のご指摘。おっしゃる通り、『部落』という言葉は差別用語となってしまっているので、使うのが好ましくない言葉です。わたしは日々の暮らしでこの問題に遭遇していないので本当に深いところは知らないですが、差別に関係されている方々からしてみれば、とても嫌な響きの言葉です。だから、当初から少し使用を控えることも考えました。
ただ、『部落』という言葉の持つ、『集落』という言葉にはないパワーの魅力に負けて、使用することに決めました。今回は一人称でもあり、堂林さんが『部落』という言葉をあまり気にすることなく使うキャラだと考えれば、使用しやすいし、話の途中で、上七首集落の人から、下七首集落の人を見下ろす会話文とかが出ていますが、そこは『部落』という言葉の力を使いたかったということはありました。
他にも、紅谷佳純さんの説明で『精神異常』というきつい言葉を使っています。『精神障害』、『精神薄弱』などの言葉の方がよいとは思いますが、やはりパワーの魅力に屈しているのが現状です。もっときつい『キ〇〇〇』とかの昔の言葉はさすがに使用はしませんでした。これからの作品では、会話文のなかであっても使用はしない方がいい言葉だと思いますが、横溝正史のあの有名な作品ではこの言葉がメイントリックになっているので、難しいところですね。ついこの前読んだ、坂口安吾の『不連続殺人事件』でも、差別用語がたくさん使用されていて、独特の当時の雰囲気が伝わってきます。やっぱり、きつい言葉なんだけど、言葉が持つパワーは強烈だと思いました。
でも、10年後には『部落』という言葉が完全に消されてしまうと、それもなんか悲しい気持ちがしますけど、この作品も『部落』という言葉を『集落』に置き換えなければならなくなるのかもしれませんね^^;
貴重なご指摘とアドバイスありがとうございます。
最後に、トリックの喪失感ですよね。わたしもあります。
トリックの発想なんて全然ないですよ^^; むしろ、苦手な方です。
横造さんをはじめとする、このサイトのミステリー作家の作品を読んでいると、新しいトリックを次々と編み出されていて、感心させてもらっています。
わたしはどちらかというと、斬新なトリックは苦手(いえ、皆無…^^;)で、複合系に頼っているのが現状です。
『白雪邸殺人事件』や『小倉百人一首殺人事件』の密室のメイントリックは、過去の名作のトリックですからね^^;
『白銀の密室』はもしかすると、オリジナルかも……。しょぼいトリックですけども^^;
でも、今回の『七首村連続殺人事件』を書いていたら、複合系のトリックでも読者を楽しませることが十分にできるのではという可能性を強く感じました。
たとえば、手がかりを与える伏線で工夫すれば、読者が納得できると思うし、本作品の32章で披露した解答が、後からいただいた感想を読むとかなり評判が良かったことには、うれしさもありますが、少し驚きもありました。わたしとしては、この解答が読者をひっかける本命の解答だったので、こんなに評判がいいのなら、むしろこちらを本編の答えにしてもよかったのではないかとさえ思いました。もちろん、32章で披露された解答は使い古されたトリックということになります。
読者のご意見をうかがっていて思ったのは、この解答がうまくいった理由として、犯人とされた人物のキャラクターに、多くの方々が愛着を持っていただいた結果、犯人候補から除外されていたのでは、という結論を勝手に想像しました。
わたしが感じた新しい可能性は、トリックが既知のものであっても、キャラクターに愛着を持たせることで、意外な結末に代わることは十分に可能だということです。
新しい発想の斬新なトリックが浮かべば、それが一番ですが、毎回毎回というわけにはいきません。でも、書き手が一生懸命になって、伏線やキャラクターの創造に力を入れれば、新しい可能性は開けると思いました。
来年も創作活動を楽しんでいきましょう。よいお年を^^
- iris Gabe
- 2017年 12月31日 23時08分
[良い点]
手記はその時点で書かれることと
DNA鑑定は資料が本人のものでなくば意味がないこと
が鍵ですね。
私が疑ったのは別所でしたが
主人公と同じ方向のミスでしょうか。
手記はその時点で書かれることと
DNA鑑定は資料が本人のものでなくば意味がないこと
が鍵ですね。
私が疑ったのは別所でしたが
主人公と同じ方向のミスでしょうか。
道人さん、ご感想ありがとうございます。
道人さんには、最初からたくさんのご感想・アドバイスをいただき、感謝しております。
今回は、書き手の叙述トリックをにおわせながらも、叙述トリックは使わないように気を使いながら書きました。
このトリックに関して世界中で最も有名なアガサ・クリスティのあの名作も、叙述トリックといわれながらも、書き手は嘘はついていなくて、いいたくないことを積極的にいわなかった、だけでした。本作も、書き手が意図的に読者へ嘘は付かない構成の中で、できることをやってみたつもりです。
推理ゲームはあそびなので、ミスとかそういうものではないと思いますよ。お気になさらずに^^。最後は作者が勝手に結末を決められちゃう、って感じで終わらせていただきました。みなさんからいただいた推理は、それぞれがすばらしいもので、わたしも大変勉強をさせていただきました。今後の作品のヒントもいただけた気がしております。
道人さんには、最初からたくさんのご感想・アドバイスをいただき、感謝しております。
今回は、書き手の叙述トリックをにおわせながらも、叙述トリックは使わないように気を使いながら書きました。
このトリックに関して世界中で最も有名なアガサ・クリスティのあの名作も、叙述トリックといわれながらも、書き手は嘘はついていなくて、いいたくないことを積極的にいわなかった、だけでした。本作も、書き手が意図的に読者へ嘘は付かない構成の中で、できることをやってみたつもりです。
推理ゲームはあそびなので、ミスとかそういうものではないと思いますよ。お気になさらずに^^。最後は作者が勝手に結末を決められちゃう、って感じで終わらせていただきました。みなさんからいただいた推理は、それぞれがすばらしいもので、わたしも大変勉強をさせていただきました。今後の作品のヒントもいただけた気がしております。
- iris Gabe
- 2017年 12月31日 21時58分
[良い点]
完結おつかれさまでした。
かなり読み応えのあるミステリでした。
古典的な舞台やガジェットと、現代的、先鋭的なトリック、仕掛けがうまく融合されていたと思います。
では、反省会も込めて、「一言」欄にネタバレありで書いてみたいと思います。
[一言]
まず、私の推理は見事外れたわけですが、敗因はやはり、「読みが浅かった」のひと言に尽きます。
特に「パソコンのクラッキング能力を持つ人物」については、あそこまであからさまにヒントが出されていたにも関わらずです。私は「生き残った人物の中で、パソコンに明るい人物は誰か?」を軸に推理の方向性を決めてしまったため、スタートの段階で間違った方向に舵を取っていたことになります。そうなるともう、硬直化した思考は修正が効かず、全く見当違いの方向に向かって一直線となってしまいました。
しかしこれ、完全正解した人はいませんよね、きっと。
本作はフェアな本格ミステリですが、横溝正史的な、複雑な構造を持ちつつ物語として読ませる作品のため、「読者への挑戦」とは相性がよくないタイプのミステリでしたね(言い訳)。
「バールストンギャンビット」(犯人と被害者の入れ替わり)ものとしては、かなり高度なトリックだったのではないでしょうか。
楽しませてもらいました。
完結おつかれさまでした。
かなり読み応えのあるミステリでした。
古典的な舞台やガジェットと、現代的、先鋭的なトリック、仕掛けがうまく融合されていたと思います。
では、反省会も込めて、「一言」欄にネタバレありで書いてみたいと思います。
[一言]
まず、私の推理は見事外れたわけですが、敗因はやはり、「読みが浅かった」のひと言に尽きます。
特に「パソコンのクラッキング能力を持つ人物」については、あそこまであからさまにヒントが出されていたにも関わらずです。私は「生き残った人物の中で、パソコンに明るい人物は誰か?」を軸に推理の方向性を決めてしまったため、スタートの段階で間違った方向に舵を取っていたことになります。そうなるともう、硬直化した思考は修正が効かず、全く見当違いの方向に向かって一直線となってしまいました。
しかしこれ、完全正解した人はいませんよね、きっと。
本作はフェアな本格ミステリですが、横溝正史的な、複雑な構造を持ちつつ物語として読ませる作品のため、「読者への挑戦」とは相性がよくないタイプのミステリでしたね(言い訳)。
「バールストンギャンビット」(犯人と被害者の入れ替わり)ものとしては、かなり高度なトリックだったのではないでしょうか。
楽しませてもらいました。
ご感想ありがとうございます。
庵字さんからいただいた推理では、蓮見雷蔵事件を見事に当てられていました。
ご指摘のとおり、読者への挑戦、を出すにはちょっと強引なプロットですよね。でも、楽しみましたというお言葉がいただけて、とてもうれしいです。
庵字さんからいただいた推理では、蓮見雷蔵事件を見事に当てられていました。
ご指摘のとおり、読者への挑戦、を出すにはちょっと強引なプロットですよね。でも、楽しみましたというお言葉がいただけて、とてもうれしいです。
- iris Gabe
- 2017年 12月26日 23時14分
[一言]
ものの見事に推理を外した赤倉です。楽しませてもらいました!
こういう複数の事件の謎が一つに収束していく様は快感ですね。ポイント、ポイントでは整合のとれる別解はいくらでもあるでしょうが、全てのピースがかっちりハマる真相はこれしかないと納得です。
(以下、ネタバレ)
一番巧妙だと思ったのはやっぱり西淵のDNA鑑定ですね。一歩間違えればアンフェアの謗りを受けるトリックですが、そうならないような見せ方、伏線の張り方が見事です。蓮見悠人のDNA鑑定をするシーンを見せて「本当に蓮見悠人の使ったブラシか?」と読者を疑わせておいて、その実さらっと流されている西淵のDNA鑑定の方でそのトリックが使われていた、というのが上手いと思いました。これで西淵宅を訪ねてDNA鑑定のためにブラシを受け取るシーンなんかがあったらかなりバレやすくなってたと思います。西淵が母親にDVを働いていた、浅木の家にブラシがなく恭介が浅木は禿げていたのかと発言するなどといった脇を固める伏線もいいですね。ここまで鮮やかに決められたらアンフェアとは言えません。
個人的には、堂林凛三郎が逮捕されるという展開が壮絶すぎてちょっと考えものかなという気がしました。西淵が犯人でも充分意外性のある真相なのに、先に見せたダミーの真相が凄まじすぎて微妙に格落ち感がある気もしました。「33.暴かれる真実」の時点で読み返しても凛三郎が犯人では辻褄が合わないとはわかるんですが、それでも「じゃあ他に答えがあるんだな、どんなものだろう」というよりも「ここからどうやって辻褄が合わない記述に説明をつけるんだろう」という期待が勝ってしまうかなと感じました。(手記の書き手が違ったとか捏造されたものだったとか)まあでも、そんなの僕だけかもです。
うーんそれにしてもメールに書かれていた『チビ助』が大ヒントだとはわかっていたのに外してしまいました。まあ雨宮が犯人というのは流石にトンデモ過ぎましたけど(笑)
一年もの連載、お疲れ様でした!
ものの見事に推理を外した赤倉です。楽しませてもらいました!
こういう複数の事件の謎が一つに収束していく様は快感ですね。ポイント、ポイントでは整合のとれる別解はいくらでもあるでしょうが、全てのピースがかっちりハマる真相はこれしかないと納得です。
(以下、ネタバレ)
一番巧妙だと思ったのはやっぱり西淵のDNA鑑定ですね。一歩間違えればアンフェアの謗りを受けるトリックですが、そうならないような見せ方、伏線の張り方が見事です。蓮見悠人のDNA鑑定をするシーンを見せて「本当に蓮見悠人の使ったブラシか?」と読者を疑わせておいて、その実さらっと流されている西淵のDNA鑑定の方でそのトリックが使われていた、というのが上手いと思いました。これで西淵宅を訪ねてDNA鑑定のためにブラシを受け取るシーンなんかがあったらかなりバレやすくなってたと思います。西淵が母親にDVを働いていた、浅木の家にブラシがなく恭介が浅木は禿げていたのかと発言するなどといった脇を固める伏線もいいですね。ここまで鮮やかに決められたらアンフェアとは言えません。
個人的には、堂林凛三郎が逮捕されるという展開が壮絶すぎてちょっと考えものかなという気がしました。西淵が犯人でも充分意外性のある真相なのに、先に見せたダミーの真相が凄まじすぎて微妙に格落ち感がある気もしました。「33.暴かれる真実」の時点で読み返しても凛三郎が犯人では辻褄が合わないとはわかるんですが、それでも「じゃあ他に答えがあるんだな、どんなものだろう」というよりも「ここからどうやって辻褄が合わない記述に説明をつけるんだろう」という期待が勝ってしまうかなと感じました。(手記の書き手が違ったとか捏造されたものだったとか)まあでも、そんなの僕だけかもです。
うーんそれにしてもメールに書かれていた『チビ助』が大ヒントだとはわかっていたのに外してしまいました。まあ雨宮が犯人というのは流石にトンデモ過ぎましたけど(笑)
一年もの連載、お疲れ様でした!
赤倉さん、ご感想ありがとうございます。
赤倉さんの推理では、蓮見悠人の右腕の議論が深い視点でされていましたね。
犯人が悠人ではないとすれば、悠人の右手だけを放置する行為にメリットがなにもない、というご指摘とか、道彦殺害の時のタオルのトリック(横溝正史さんの超有名作品のあのトリックですよね)の可能性とか、ドキッとさせられる解答でした。
この小説を書き始めている頃は、六条家や蓮見家の事件を書いていた頃ですが、わたしも実際に赤倉さんの推理を考えて、さあ結末をどうしようかと悩んでいた気がいたします。
道彦殺害の方法は、当初は後ろから鈍器で殴って、そのまま顔をつぶす、というものでしたが、蓮見家の事件を考えているうちに、タオルトリックを意識して、道彦殺害方法を変更したような気がします。でも、最後の方ではその細かい配慮は忘れてしまっていて、赤倉さんの推理で、思い出させていただきました。
蓮見悠人の遺体の一部だけ見つかる、しかもその部分は致命傷ではない右腕、という進行は、作者としてはいろいろ読者を迷わせる要素を作り出せるので、都合のいい道具でしたけど、登場人物の犯人としてこの行為を考えると、ご指摘の通り、やや説得力に欠ける行為ということになっていますよね。
後付けのいいわけで、穂積事件で犯人の役に立ったとしていますが、本当に鋭いご指摘でした。
赤倉さんの推理では、蓮見悠人の右腕の議論が深い視点でされていましたね。
犯人が悠人ではないとすれば、悠人の右手だけを放置する行為にメリットがなにもない、というご指摘とか、道彦殺害の時のタオルのトリック(横溝正史さんの超有名作品のあのトリックですよね)の可能性とか、ドキッとさせられる解答でした。
この小説を書き始めている頃は、六条家や蓮見家の事件を書いていた頃ですが、わたしも実際に赤倉さんの推理を考えて、さあ結末をどうしようかと悩んでいた気がいたします。
道彦殺害の方法は、当初は後ろから鈍器で殴って、そのまま顔をつぶす、というものでしたが、蓮見家の事件を考えているうちに、タオルトリックを意識して、道彦殺害方法を変更したような気がします。でも、最後の方ではその細かい配慮は忘れてしまっていて、赤倉さんの推理で、思い出させていただきました。
蓮見悠人の遺体の一部だけ見つかる、しかもその部分は致命傷ではない右腕、という進行は、作者としてはいろいろ読者を迷わせる要素を作り出せるので、都合のいい道具でしたけど、登場人物の犯人としてこの行為を考えると、ご指摘の通り、やや説得力に欠ける行為ということになっていますよね。
後付けのいいわけで、穂積事件で犯人の役に立ったとしていますが、本当に鋭いご指摘でした。
- iris Gabe
- 2017年 12月25日 19時04分
[一言]
遅まきながら、一年間もの連載お疲れ様でした!
完結おめでとうございます。
私的なことで、中盤あたりからなかなか読めずにいたのですが、ようやく余裕ができ最後まで一気読みさせていただきました。
犯人を指摘する場面では、あまりの意外性に、頭がクラクラしました…。
感想欄に素晴らしい推理が並んでいて圧巻ですね。眺めているだけで勉強になります。
論理的でありながら、かつ想像力も求められる、読者への挑戦ですね。そこで挙げられていた81もの項目で力尽きてしまいました……余力のあるときぜひ挑戦したかったです^^;
一部の登場人物らのロリコン(?)趣味には、呆れつつ楽しませてもらいましたが、ちょっと酷いですよねぇ彼ら^^;
作者様がおっしゃられているとおり、ある登場人物が意図せずにトリックの手助け(役割)をした、という見せ方が面白いと思いました! 古くから、ミステリーのトリックは使い果たされた、といわれていますが、このような意外性のあるパターンを上手く応用していけばまだまだいける、と感じました。
最後にメリークリスマスです。よいお年をお迎えください!
遅まきながら、一年間もの連載お疲れ様でした!
完結おめでとうございます。
私的なことで、中盤あたりからなかなか読めずにいたのですが、ようやく余裕ができ最後まで一気読みさせていただきました。
犯人を指摘する場面では、あまりの意外性に、頭がクラクラしました…。
感想欄に素晴らしい推理が並んでいて圧巻ですね。眺めているだけで勉強になります。
論理的でありながら、かつ想像力も求められる、読者への挑戦ですね。そこで挙げられていた81もの項目で力尽きてしまいました……余力のあるときぜひ挑戦したかったです^^;
一部の登場人物らのロリコン(?)趣味には、呆れつつ楽しませてもらいましたが、ちょっと酷いですよねぇ彼ら^^;
作者様がおっしゃられているとおり、ある登場人物が意図せずにトリックの手助け(役割)をした、という見せ方が面白いと思いました! 古くから、ミステリーのトリックは使い果たされた、といわれていますが、このような意外性のあるパターンを上手く応用していけばまだまだいける、と感じました。
最後にメリークリスマスです。よいお年をお迎えください!
ゆずさん。ご感想ありがとうございます。
読者への挑戦の81項目のメモは、ヴァン・ダインのあの名作をまねをしたつもりですが、やや勇み足ですよね。ちょっと気合いが入り過ぎました。
どうか、読者のみなさん、お願いですから、ご感想をくださーい、という感じで必死になって書きました^^;
ロリコンもやり過ぎですよね。これも書いていてどんどんあとへは引けなくなった結果、どろどろの世界へ入り込んでしまいました。
こちらこそ、一年間お付き合いいただいてありがとうございました。
来年もどうぞよろしくです^^
読者への挑戦の81項目のメモは、ヴァン・ダインのあの名作をまねをしたつもりですが、やや勇み足ですよね。ちょっと気合いが入り過ぎました。
どうか、読者のみなさん、お願いですから、ご感想をくださーい、という感じで必死になって書きました^^;
ロリコンもやり過ぎですよね。これも書いていてどんどんあとへは引けなくなった結果、どろどろの世界へ入り込んでしまいました。
こちらこそ、一年間お付き合いいただいてありがとうございました。
来年もどうぞよろしくです^^
- iris Gabe
- 2017年 12月25日 18時40分
[一言]
〜以下ネタバレありなので未読の方はご注意を〜
完結おめでとうございます!最後の最後まで翻弄され続け、結局こいつが犯人だったのかよ!と、完全に騙されてしまいました(笑)
いやー、やはり大事な事件は西淵殺しだったのですね。堂林さんの目の前で起こりましたし、最も犯人を絞りやすい状況でしたから。しかし解答を知ってみると、どうしてここがポイントだと考えたにも関わらず彼を疑わなかったのか自分でも不思議になります。西淵を誘導できる人物は千桜以外にももう一人、もっと簡単な人がいたわけなのに。やっぱり途中で彼の生存が噂されていたことが原因ですかね。途中のはなしに上がってるし真犯人じゃないだろうと考えてしまったのか。irisさんの誘導の巧さには舌を巻くばかりです。
しかし堂林さんが犯人だと指名されたときは驚きましたね。挿話が意味していたことはこれだったのかと。挿話以外の話は全て改変が加えられていたのかと。まあ実際はそれも読者を騙すためのミスディレクションだったわけでしたが。本当に翻弄されっぱなしでした(笑)
後はあれですね。浅木さん本当に可哀想な人でしたね。運が悪いというかなんというか、人を助けるためとはいえ殺人を犯しちゃったり、太っていたがゆえに殺害の対象になったり。魔女の隠れ家なんかにすんでいたから……。もし彼が引っ越して人付き合いよく暮らしていればこんなことにはならなかっただろうに……。重ね重ね彼が気の毒でなりませぬ。
如月君はいつのまにやら大学院進学を決めたのですね、羨ましい(私も院試に向けて勉強せねば)。今後も成長した彼がどんな事件を解決するのか楽しみです!一年近い更新、本当にお疲れさまでした!
〜以下ネタバレありなので未読の方はご注意を〜
完結おめでとうございます!最後の最後まで翻弄され続け、結局こいつが犯人だったのかよ!と、完全に騙されてしまいました(笑)
いやー、やはり大事な事件は西淵殺しだったのですね。堂林さんの目の前で起こりましたし、最も犯人を絞りやすい状況でしたから。しかし解答を知ってみると、どうしてここがポイントだと考えたにも関わらず彼を疑わなかったのか自分でも不思議になります。西淵を誘導できる人物は千桜以外にももう一人、もっと簡単な人がいたわけなのに。やっぱり途中で彼の生存が噂されていたことが原因ですかね。途中のはなしに上がってるし真犯人じゃないだろうと考えてしまったのか。irisさんの誘導の巧さには舌を巻くばかりです。
しかし堂林さんが犯人だと指名されたときは驚きましたね。挿話が意味していたことはこれだったのかと。挿話以外の話は全て改変が加えられていたのかと。まあ実際はそれも読者を騙すためのミスディレクションだったわけでしたが。本当に翻弄されっぱなしでした(笑)
後はあれですね。浅木さん本当に可哀想な人でしたね。運が悪いというかなんというか、人を助けるためとはいえ殺人を犯しちゃったり、太っていたがゆえに殺害の対象になったり。魔女の隠れ家なんかにすんでいたから……。もし彼が引っ越して人付き合いよく暮らしていればこんなことにはならなかっただろうに……。重ね重ね彼が気の毒でなりませぬ。
如月君はいつのまにやら大学院進学を決めたのですね、羨ましい(私も院試に向けて勉強せねば)。今後も成長した彼がどんな事件を解決するのか楽しみです!一年近い更新、本当にお疲れさまでした!
ご感想がいただけて、とてもうれしいです。
本当に浅木さんはかわいそうな人でしたね。ご冥福を祈ります。
でも、今回の作品で、動機のためとはいえ、わたしは紅谷由惟ちゃんを書かなければならならなかったことが、正直ずっときつかったです。千桜は最後に救えばいいと思っていたのですが、由惟は最後まで救われない役どころなのですよね。
戸塚真由子は、当初は重要性を感じていなかった役どころでしたが、最後は準主役の地位まで書いているうちにのぼり詰めてきたことも印象に残りました。
思うに、真由子のようなキャラクターイメージが強い登場人物は、作者にとっては使いやすい存在であるということなんでしょうね。
天草さんの読み通り、今回のカギを握るのは西淵殺しでしたね。西淵が発狂したのが、本人の意図でなければ、どう考えても第3者からの誘発されたということになるわけですが、そこをどう書くのか、また、西淵の遺体の鑑定時の記述をどう書くか。具体的には小説の第14章と第24章ですが、書くのが本当に難しくて、また書くのに一番楽しめた箇所だったことを思い出します。
この作品の構想は、伝説のミステリー作品である『王様ゲーム』や『ひぐらしのなく頃に』で、犯人の協力者でない人物が錯乱して勝手に犯人の手助けをしてしまい、挙句の果てに自爆系で死んでしまう、という不可能犯罪が創作されていて、わたしは個人的にはその方法はずるいと感じていましたが、それを逆手に取ろうと思い立ったプロットです。ちょうど、その時に読んだカーター・ディクスンのとある作品が、なんとそのプロットで書かれた意欲作だったので、イメージが深くわきました。今になって思うと、アガサ・クリスティのあの有名な毒殺殺人の長編小説でもこのプロットの原型が使われていましたね。
今回は天草さんからお褒めの言葉がいただけたような気がいたしますが、次は読者として騙されにまいりますので、その時はよろしくお願いいたします。
大学院入試は大変そうですね。頑張ってください。
本当に浅木さんはかわいそうな人でしたね。ご冥福を祈ります。
でも、今回の作品で、動機のためとはいえ、わたしは紅谷由惟ちゃんを書かなければならならなかったことが、正直ずっときつかったです。千桜は最後に救えばいいと思っていたのですが、由惟は最後まで救われない役どころなのですよね。
戸塚真由子は、当初は重要性を感じていなかった役どころでしたが、最後は準主役の地位まで書いているうちにのぼり詰めてきたことも印象に残りました。
思うに、真由子のようなキャラクターイメージが強い登場人物は、作者にとっては使いやすい存在であるということなんでしょうね。
天草さんの読み通り、今回のカギを握るのは西淵殺しでしたね。西淵が発狂したのが、本人の意図でなければ、どう考えても第3者からの誘発されたということになるわけですが、そこをどう書くのか、また、西淵の遺体の鑑定時の記述をどう書くか。具体的には小説の第14章と第24章ですが、書くのが本当に難しくて、また書くのに一番楽しめた箇所だったことを思い出します。
この作品の構想は、伝説のミステリー作品である『王様ゲーム』や『ひぐらしのなく頃に』で、犯人の協力者でない人物が錯乱して勝手に犯人の手助けをしてしまい、挙句の果てに自爆系で死んでしまう、という不可能犯罪が創作されていて、わたしは個人的にはその方法はずるいと感じていましたが、それを逆手に取ろうと思い立ったプロットです。ちょうど、その時に読んだカーター・ディクスンのとある作品が、なんとそのプロットで書かれた意欲作だったので、イメージが深くわきました。今になって思うと、アガサ・クリスティのあの有名な毒殺殺人の長編小説でもこのプロットの原型が使われていましたね。
今回は天草さんからお褒めの言葉がいただけたような気がいたしますが、次は読者として騙されにまいりますので、その時はよろしくお願いいたします。
大学院入試は大変そうですね。頑張ってください。
- iris Gabe
- 2017年 12月24日 17時24分
[一言]
連載完結、おめでとうございます。
あちゃー犯人当てハズしてしまいました。意気揚々と宣言してたのに、やっちゃったかーという感じです。そして何一つ、私の迷推理はかすりもしなかったですね(苦笑)。
以下ネタバレでいきます。
体型の逆転が見事に大胆で、それに纏わる伏線は医学的なものが関わってきて、祈祷会での××の扮し方もなかなか興味深いものでした。やはり××殺しが最大のヒントだったのだなと思いました。刑事たちが××犯人説を疑っていて、そのあとに鍾乳洞の遺体が××のものであることが認められ、完全に騙されました。一度可能性を潰しておくこと、後の意外な犯人としての提示の仕方、流石に巧いと感じました。犯人の復讐動機も、考えていたものとまるでかけ離れていてかなり意外です。
リンザブロウさんが犯人!? の時は流石に驚きました。そんなまさか一人称の主役が! どうなるのかと思ったけど、さらにそこから二重のどんでん返しで翻弄されました。
血液型がどう関与してくるのか、『変われば変わる』の言葉の意味、解けないままだった謎が解って、すっきり消化された感じです。
そして解答編が更新されるたび、いつもとっても楽しみでした! 楽しいひとときをありがとうございました。
連載完結、おめでとうございます。
あちゃー犯人当てハズしてしまいました。意気揚々と宣言してたのに、やっちゃったかーという感じです。そして何一つ、私の迷推理はかすりもしなかったですね(苦笑)。
以下ネタバレでいきます。
体型の逆転が見事に大胆で、それに纏わる伏線は医学的なものが関わってきて、祈祷会での××の扮し方もなかなか興味深いものでした。やはり××殺しが最大のヒントだったのだなと思いました。刑事たちが××犯人説を疑っていて、そのあとに鍾乳洞の遺体が××のものであることが認められ、完全に騙されました。一度可能性を潰しておくこと、後の意外な犯人としての提示の仕方、流石に巧いと感じました。犯人の復讐動機も、考えていたものとまるでかけ離れていてかなり意外です。
リンザブロウさんが犯人!? の時は流石に驚きました。そんなまさか一人称の主役が! どうなるのかと思ったけど、さらにそこから二重のどんでん返しで翻弄されました。
血液型がどう関与してくるのか、『変われば変わる』の言葉の意味、解けないままだった謎が解って、すっきり消化された感じです。
そして解答編が更新されるたび、いつもとっても楽しみでした! 楽しいひとときをありがとうございました。
- 投稿者: 退会済み
- 2017年 12月24日 08時30分
管理
レナさん。うれしいご感想がいただけて感激です><。
レナさんの推理で鋭いなと真っ先に思ったのが、雷蔵の千桜に対する性的虐待をあっさりと見切っていたことです。
それから、逃げ水の淵で堂林が背後から殴られたから、犯人のほかに共犯者がいたのではないか、という推理にも、ドキッといたしました。正直、わたしの提供した文章からは、どちらも可能になっており、共犯説に対する反論はできません。
そして、レナさんの読みですが、犯人が家政婦系の人物に向いているのをなんとなく感じました。家政婦系の人物が犯人である名作といえば、アガサ・クリスティの作品に有名なのがありますよね。わたしはその作品では見事に完膚なきまでだまされて、しかも犯人に愛着まで感じていたので、その人が犯人だと分かった時には、ショックを受けたことを思い出します。
今回の七首村連続殺人事件は、正直、読者への挑戦を出してよいのだろうかと悩みました。(結局、いきおいで出したわけですが^^;)
犯人は、作者の意図次第で誰にでもできる構成になっているような気もいたします。だから、皆さんのしていただいた推理のひとつひとつに、わたしは勉強させていただきました。本当にありがとうございました^^。
レナさんの推理で鋭いなと真っ先に思ったのが、雷蔵の千桜に対する性的虐待をあっさりと見切っていたことです。
それから、逃げ水の淵で堂林が背後から殴られたから、犯人のほかに共犯者がいたのではないか、という推理にも、ドキッといたしました。正直、わたしの提供した文章からは、どちらも可能になっており、共犯説に対する反論はできません。
そして、レナさんの読みですが、犯人が家政婦系の人物に向いているのをなんとなく感じました。家政婦系の人物が犯人である名作といえば、アガサ・クリスティの作品に有名なのがありますよね。わたしはその作品では見事に完膚なきまでだまされて、しかも犯人に愛着まで感じていたので、その人が犯人だと分かった時には、ショックを受けたことを思い出します。
今回の七首村連続殺人事件は、正直、読者への挑戦を出してよいのだろうかと悩みました。(結局、いきおいで出したわけですが^^;)
犯人は、作者の意図次第で誰にでもできる構成になっているような気もいたします。だから、皆さんのしていただいた推理のひとつひとつに、わたしは勉強させていただきました。本当にありがとうございました^^。
- iris Gabe
- 2017年 12月24日 16時47分
[一言]
正直、見当もつきません。こんなギリッギリもいいとこで他の方々の力作な推理の中恐縮ですが……お手上げですで終わるのも勿体無い気がするので得意の屁理屈をかましておきます。
一番気になるのは、やっぱり蓮見悠人が怪しすぎるところでしょうか。右腕が発見されているが死体そのものは見つかっていない、という状況で監視カメラや挿話では右の袖をヒラヒラさせた人物が出て来るわけですから。しかも蓮見悠人は左利き。その後の事件も、どうやら片手でも可能そうであるかのような記述が見受けられる。怪しすぎる。でも怪しすぎる奴は逆に怪しくないので犯人じゃなさそうな気がします。仮に蓮見悠人が犯人なら、遺体の傷跡はともかく、監視カメラがあるところで右腕の袖をヒラヒラさせたりするでしょうか。《蓮見悠人は自ら切断した右腕を残しておくことで自分が被害者だと思わせようとした》ということだとして、それなら次回以降の犯行では右腕がないことはバレないようにしそうなものです。以上の点から蓮見悠人は犯人ではない。
となると、犯人は蓮見悠人に罪を着せようとしていたことになります。蓮見悠人を殺した際にあえて右腕だけ残して他の部分は見つからないように始末し、その上で右腕がない者の犯行であるかのように偽装する、といった感じに。しかしそうだとして、その偽装に意味あったんでしょうか。実際問題として蓮見悠人は警察にこれっぽっちも疑われていないわけです。苦労の割には、大して効果的な偽装とは思えない。《殺害した蓮見悠人の右腕だけを残す》、これだけのことをした以上、もっと大事な狙いがあった気がします。それは何だったのか。僕が思うに、犯人自身も右腕が無いのではないでしょうか。犯行を重ねるうち、当局に「犯人は右腕がない人物だ」と見破られ、そこから「右腕がない人物を探せ」となるのを恐れた。だから目眩ましとして、蓮見悠人の右腕だけを残した。それで蓮見悠人が疑われてくれれば良し、そうならなくても「犯人は蓮見悠人に罪を着せようとしていたのだろう」と思わせることが出来ます。実際、警察は右腕がない人物を探そうとはしていない。関係者の身体検査をして本当に右腕があるのか調べたりもしていない。つまり《犯人は蓮見悠人ではないが、右腕がない人物である》というのが結論です。そうなると"絞殺"されている六条道彦は殺せないはずです。が、現場とおぼしき厠のタオル掛けは引きちぎるように壊されていました。これは被害者である六条道彦がもがき苦しむうちにタオルをつかみ、タオル掛けごと引きちぎってしまったものと考えられていましたが、実際はそうではなかったのです。タオル掛けは、犯人の右手の代わりだったのです。凶器の紐の片端をタオル掛けに結びつけ、もう片端を左手で持って絞殺したのです。そう、一連の犯行は全て左腕だけでなされたのです!
と、いうわけで。生きている登場人物のうち右腕がない人物は誰なのか? ざっくり読み直したところ、生きている登場人物で右腕があるのか曖昧なキャラはほとんどいないような感じがします。可能性があるとすれば、二年前を最後に目撃されていない浅木夢次か、本編に一切登場していない雨宮幸之助くらいでしょうか。どちらが犯人かというと、これはもう雨宮ですね。何故なら、雨宮幸之助なら堂林凛三郎に予告メールを送りつけることが出来るからです。そう、捜査の状況は全てリーサを通して筒抜けだったのです。決め手は最後のメールですね、「君のお供に新しく加わったチビ助くんは役に立っているのかい」とあります。これは明らかに直前の如月恭助とリーサの世間話から得た情報でしょう。おそらく如月恭助が「君んとこの何でも屋さんにチビ助呼ばわりされちゃったよ」なんて言ったに違いありません。リーサを作った雨宮ならメールの発信元から特定されないようにするだけの技術力もありそうですしね。
本っ当にギリッギリになってしまった上に、こんな感じの無理筋だらけな屁理屈推理ですが、一応僕も楽しく参加させていただきました!
正直、見当もつきません。こんなギリッギリもいいとこで他の方々の力作な推理の中恐縮ですが……お手上げですで終わるのも勿体無い気がするので得意の屁理屈をかましておきます。
一番気になるのは、やっぱり蓮見悠人が怪しすぎるところでしょうか。右腕が発見されているが死体そのものは見つかっていない、という状況で監視カメラや挿話では右の袖をヒラヒラさせた人物が出て来るわけですから。しかも蓮見悠人は左利き。その後の事件も、どうやら片手でも可能そうであるかのような記述が見受けられる。怪しすぎる。でも怪しすぎる奴は逆に怪しくないので犯人じゃなさそうな気がします。仮に蓮見悠人が犯人なら、遺体の傷跡はともかく、監視カメラがあるところで右腕の袖をヒラヒラさせたりするでしょうか。《蓮見悠人は自ら切断した右腕を残しておくことで自分が被害者だと思わせようとした》ということだとして、それなら次回以降の犯行では右腕がないことはバレないようにしそうなものです。以上の点から蓮見悠人は犯人ではない。
となると、犯人は蓮見悠人に罪を着せようとしていたことになります。蓮見悠人を殺した際にあえて右腕だけ残して他の部分は見つからないように始末し、その上で右腕がない者の犯行であるかのように偽装する、といった感じに。しかしそうだとして、その偽装に意味あったんでしょうか。実際問題として蓮見悠人は警察にこれっぽっちも疑われていないわけです。苦労の割には、大して効果的な偽装とは思えない。《殺害した蓮見悠人の右腕だけを残す》、これだけのことをした以上、もっと大事な狙いがあった気がします。それは何だったのか。僕が思うに、犯人自身も右腕が無いのではないでしょうか。犯行を重ねるうち、当局に「犯人は右腕がない人物だ」と見破られ、そこから「右腕がない人物を探せ」となるのを恐れた。だから目眩ましとして、蓮見悠人の右腕だけを残した。それで蓮見悠人が疑われてくれれば良し、そうならなくても「犯人は蓮見悠人に罪を着せようとしていたのだろう」と思わせることが出来ます。実際、警察は右腕がない人物を探そうとはしていない。関係者の身体検査をして本当に右腕があるのか調べたりもしていない。つまり《犯人は蓮見悠人ではないが、右腕がない人物である》というのが結論です。そうなると"絞殺"されている六条道彦は殺せないはずです。が、現場とおぼしき厠のタオル掛けは引きちぎるように壊されていました。これは被害者である六条道彦がもがき苦しむうちにタオルをつかみ、タオル掛けごと引きちぎってしまったものと考えられていましたが、実際はそうではなかったのです。タオル掛けは、犯人の右手の代わりだったのです。凶器の紐の片端をタオル掛けに結びつけ、もう片端を左手で持って絞殺したのです。そう、一連の犯行は全て左腕だけでなされたのです!
と、いうわけで。生きている登場人物のうち右腕がない人物は誰なのか? ざっくり読み直したところ、生きている登場人物で右腕があるのか曖昧なキャラはほとんどいないような感じがします。可能性があるとすれば、二年前を最後に目撃されていない浅木夢次か、本編に一切登場していない雨宮幸之助くらいでしょうか。どちらが犯人かというと、これはもう雨宮ですね。何故なら、雨宮幸之助なら堂林凛三郎に予告メールを送りつけることが出来るからです。そう、捜査の状況は全てリーサを通して筒抜けだったのです。決め手は最後のメールですね、「君のお供に新しく加わったチビ助くんは役に立っているのかい」とあります。これは明らかに直前の如月恭助とリーサの世間話から得た情報でしょう。おそらく如月恭助が「君んとこの何でも屋さんにチビ助呼ばわりされちゃったよ」なんて言ったに違いありません。リーサを作った雨宮ならメールの発信元から特定されないようにするだけの技術力もありそうですしね。
本っ当にギリッギリになってしまった上に、こんな感じの無理筋だらけな屁理屈推理ですが、一応僕も楽しく参加させていただきました!
赤倉さん、推理ありがとうございます。お待ちしておりました^^。
いつもながらの鋭い視点でどきどきしながら推理の文章を読ませていただきました。
解決編の公開は間もなくです。楽しんでいただけたら幸いです。
いつもながらの鋭い視点でどきどきしながら推理の文章を読ませていただきました。
解決編の公開は間もなくです。楽しんでいただけたら幸いです。
- iris Gabe
- 2017年 12月10日 18時33分
[良い点]
『いろは歌』に準えた見立て殺人、古風で懐かしい趣にゆったりしながら犯人当てを楽しめました。それでいてじわじわと事件が迫ってくる恐怖心やリアル感もあって、見事なバランスと調和でした!
被害者たちの殺害場所と名前(姓)も良く考えられていますね。
[一言]
遅くなりまして(> <;すみません。10日からの真相解明編にギリギリ間に合ったかなと思います^ ^;
では結論からですね、井戸田五十鈴が犯人で決まりです。今の紅谷佳純が井戸田五十鈴で、何らかの事情で入れ代わったのだと。つまり由惟の実母は戸籍上の『井戸田五十鈴』だったわけです。彼女による娘の無念を晴らす復讐ということです。蓮見悠人の右手、指が内側に曲がっていたのは『井戸田五十鈴』を表すダイイングメッセージではないでしょうか? 5本の指が『五』を指していたと。
◆犯人は西淵を鍾乳洞に誘き寄せる文書を書いた。『命が惜しければ、言う通りに従え。祈祷会でひと芝居打ってもらおう』みたいに→犯人は洞窟内で身をひそめて、西淵がやって来るのを待ち構えていた (そんなことができるのは、あの時会場にいなかった人物だけだ)→千桜は勿論、尾崎洋美をはじめ、祈祷会に参加していたメンバーは全員、アリバイがあるので犯人にはなり得ない。あの時点で既に行方不明だったり、遺体が確認されていたり、死んだと思われていた人物が怪しい→洞窟に入っていく堂林をもうひとりの犯人が尾行して気絶させる→千桜に罪を着せるために、偽の文書を用意
*堂林探偵が背後から襲われたのは、共犯者がいたということです。西淵を突き落としたあとに背後に回ったら、いくら暗闇の中とはいえ人影が動けば気づかれるはずです。元から鍾乳洞の入り口付近で、見張り役の共犯がいたのです。無事に西淵を殺せたら洞窟内で落ち合うつもりだったのでしょう。リンザブロウさんのあとを付けたその人物が、多分浅木夢次だったかと。
◆予告状発信者は『浅木夢美』を殺した犯人を恨んでいて、その犯人が娘の復讐劇を実行しているのを知った→誰と誰を殺すのか、犯人の行動が手に取るようにわかっていた→犯人を精神的に追い込んだり堂林さんを通して間接的に脅迫していた……とか。
*井戸で発見された死体は『浅木夢美』に決定です。村外れで隔離されたような寂しい家に住んでいたから、五十鈴と夢美の入れ代わりに誰も気づけなかったのでしょう。そして犯人にとって大切な人だった。そう考えれば、送信者がダジャレを兼ねて『浅木夢美』に敬称を表す『氏』を付けたことも辻褄が合います。つまり『あさきゆめみし』は、漢字に変換したらそのまんま『浅木夢美氏』になるわけです。復讐に復讐が連鎖する二重構造事件だったのです!! 堂林さんに送りつけていた予告メールには、快楽殺人のようなどこか他人事のように楽しんでいる余裕が見受けられるからです。ゆえに、実際の犯行を繰り広げている犯人とメールの送信者は別人ではないかと。
◆雷蔵を殺したのは千桜で、動機はパンティを脱がされそうになった恨み→尾崎洋美の確認だけでは納得できない雷蔵に、毎晩脱いで見せろと千桜は追いつめられていた→そこに蓮見家の財産を狙う浅木夢次が加担していた→第三者の証人を得るために、夢次は真由子嬢を連れていく→雷蔵の遺体が下着を付けていなかったのは、屈辱の千桜が仕返しに脱がせたから→その後、千桜と井戸田五十鈴が何かと面倒な夢次を殺害→夢次の住んでいた小屋を乗っ取ってアジトにした
あと尾崎洋美は黒幕ではないにしろ、事件には少なからず絡んでくるのだと思います。
最後の追い込みでお忙しい中にすみません、ご返信は大丈夫ですのでお気遣いなく。2日前に読み終わって、考えるほどにこんがらがってくるので、初心に返れで考えました。案外灯台もと暗しが正解なんじゃないかと。それで『井戸田五十鈴犯人説』、ファイナルアンサーでお願いします!! 根拠などなく直感です。ただの勘だけで自信満々に宣言!! 謙遜ではなくてですね、私は本物の阿呆なのです。
『いろは歌』に準えた見立て殺人、古風で懐かしい趣にゆったりしながら犯人当てを楽しめました。それでいてじわじわと事件が迫ってくる恐怖心やリアル感もあって、見事なバランスと調和でした!
被害者たちの殺害場所と名前(姓)も良く考えられていますね。
[一言]
遅くなりまして(> <;すみません。10日からの真相解明編にギリギリ間に合ったかなと思います^ ^;
では結論からですね、井戸田五十鈴が犯人で決まりです。今の紅谷佳純が井戸田五十鈴で、何らかの事情で入れ代わったのだと。つまり由惟の実母は戸籍上の『井戸田五十鈴』だったわけです。彼女による娘の無念を晴らす復讐ということです。蓮見悠人の右手、指が内側に曲がっていたのは『井戸田五十鈴』を表すダイイングメッセージではないでしょうか? 5本の指が『五』を指していたと。
◆犯人は西淵を鍾乳洞に誘き寄せる文書を書いた。『命が惜しければ、言う通りに従え。祈祷会でひと芝居打ってもらおう』みたいに→犯人は洞窟内で身をひそめて、西淵がやって来るのを待ち構えていた (そんなことができるのは、あの時会場にいなかった人物だけだ)→千桜は勿論、尾崎洋美をはじめ、祈祷会に参加していたメンバーは全員、アリバイがあるので犯人にはなり得ない。あの時点で既に行方不明だったり、遺体が確認されていたり、死んだと思われていた人物が怪しい→洞窟に入っていく堂林をもうひとりの犯人が尾行して気絶させる→千桜に罪を着せるために、偽の文書を用意
*堂林探偵が背後から襲われたのは、共犯者がいたということです。西淵を突き落としたあとに背後に回ったら、いくら暗闇の中とはいえ人影が動けば気づかれるはずです。元から鍾乳洞の入り口付近で、見張り役の共犯がいたのです。無事に西淵を殺せたら洞窟内で落ち合うつもりだったのでしょう。リンザブロウさんのあとを付けたその人物が、多分浅木夢次だったかと。
◆予告状発信者は『浅木夢美』を殺した犯人を恨んでいて、その犯人が娘の復讐劇を実行しているのを知った→誰と誰を殺すのか、犯人の行動が手に取るようにわかっていた→犯人を精神的に追い込んだり堂林さんを通して間接的に脅迫していた……とか。
*井戸で発見された死体は『浅木夢美』に決定です。村外れで隔離されたような寂しい家に住んでいたから、五十鈴と夢美の入れ代わりに誰も気づけなかったのでしょう。そして犯人にとって大切な人だった。そう考えれば、送信者がダジャレを兼ねて『浅木夢美』に敬称を表す『氏』を付けたことも辻褄が合います。つまり『あさきゆめみし』は、漢字に変換したらそのまんま『浅木夢美氏』になるわけです。復讐に復讐が連鎖する二重構造事件だったのです!! 堂林さんに送りつけていた予告メールには、快楽殺人のようなどこか他人事のように楽しんでいる余裕が見受けられるからです。ゆえに、実際の犯行を繰り広げている犯人とメールの送信者は別人ではないかと。
◆雷蔵を殺したのは千桜で、動機はパンティを脱がされそうになった恨み→尾崎洋美の確認だけでは納得できない雷蔵に、毎晩脱いで見せろと千桜は追いつめられていた→そこに蓮見家の財産を狙う浅木夢次が加担していた→第三者の証人を得るために、夢次は真由子嬢を連れていく→雷蔵の遺体が下着を付けていなかったのは、屈辱の千桜が仕返しに脱がせたから→その後、千桜と井戸田五十鈴が何かと面倒な夢次を殺害→夢次の住んでいた小屋を乗っ取ってアジトにした
あと尾崎洋美は黒幕ではないにしろ、事件には少なからず絡んでくるのだと思います。
最後の追い込みでお忙しい中にすみません、ご返信は大丈夫ですのでお気遣いなく。2日前に読み終わって、考えるほどにこんがらがってくるので、初心に返れで考えました。案外灯台もと暗しが正解なんじゃないかと。それで『井戸田五十鈴犯人説』、ファイナルアンサーでお願いします!! 根拠などなく直感です。ただの勘だけで自信満々に宣言!! 謙遜ではなくてですね、私は本物の阿呆なのです。
- 投稿者: 退会済み
- 2017年 12月09日 06時44分
管理
レナさん、ご感想ありがとうございます。
作者のわたしよりもずっと深い視点からの鋭い推理で、
わたしの(しょぼい?)解答編を公開するのが怖くなってきましたけど^^;
レナさんに納得していただける解答になってくれるように、
精一杯努力してみます。
いろんな方々から推理をいただけて、本当に大感激なのですが><。
反面、自分の考えの甘さも指摘されていることにもなって、
いろいろ反省の材料も提供していただいたような気がします。
とても勉強になります。ありがとうございます。
作者のわたしよりもずっと深い視点からの鋭い推理で、
わたしの(しょぼい?)解答編を公開するのが怖くなってきましたけど^^;
レナさんに納得していただける解答になってくれるように、
精一杯努力してみます。
いろんな方々から推理をいただけて、本当に大感激なのですが><。
反面、自分の考えの甘さも指摘されていることにもなって、
いろいろ反省の材料も提供していただいたような気がします。
とても勉強になります。ありがとうございます。
- iris Gabe
- 2017年 12月09日 14時37分
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