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[一言]
異世界であるから異世界なりの価値観があり、現代人では需要の予想がつかない。
果たして本当にそうなのでしょうか?
魔法が存在する、魔物が跳梁跋扈する、人間以外の種族が謳歌する
そんなファンタジーに直面していてそれを当然としている現地人の方々はその通りだとは思いますが
一つの農村に辿り着き中世期同様な暮らしをしている、魔法は存在していても俺達にゃ〜関係ねーべさ!
な人達を相手どるのならば需要という物は予想できると思うわけです。
それは何故か?それこそ歴史が証明しているから。
異世界では知識チートは不可能、本当に言いたい事は分かるんです。
が、実際の作品を見てみてください。
分かりやすい例えでいうと現代よりも未来にいって出来るわけのない知識チートをしているのではなく
現代人の通った過去、歴史と同様の問題に遭遇している人達に対しての知識チートであると思うので・・・
(そうでない作品も多々あるかとは思いますが人気の出るような作品ではないと思います。
どう考えても矛盾や違和感の塊な作品にしかなりえないでしょうから)

それともう一つ、歴史上の偉人達がしてきた事をそう簡単に真似できるか!
の答えは出来る、が答えでしょう。
当然の話全てを真似出来るとは言いませんが
(文化や経済方面の知識ではほんの小さな誤差で全く通用しないでしょうし)
"0から生み出す"のと"完成形を知った上で真似する"の難易度は段違いです。
歴史上の偉人達は同業者と切磋琢磨し試行錯誤を繰り返し今ある物の一歩先、を目指していたのに対し
完成形の真似をする、というのは必要十分条件を理解し、それに対して過去に行われた試行錯誤の経過を知り
現れた問題点とそれに対する解答を得ている状態なわけですから・・・
(いきなりレアメタルの発掘をして半導体素子を作りパソコン作る!とかやるようなアホな作品は知りません)
それこそが知識チートなんだから当たり前ではありますが・・・。
そもそもそうでなければ現代世界においても"特許"なんて必要なくなりますし・・・

たぶん私たちはわりと同じことを考えてる気がします。
異世界の需要予想なんか絶対できるもんか!みたい否定の仕方は確かに間違っています。

今回の感想を受けて、私の考え方を書き直してみました。

・過去と未来
知識チートは過去(知的後進国)での知識チートである。確かにその通りです。
例えるなら、私と干將莫邪さんが西暦1000年1月風の農村へ、千歯扱きの知識をもって転生した状態ですね。
私たちは1ヵ月で千歯扱きを作れます。私たちは今(1月)、この農村の千歯扱き需要を確信しました。製作期間は村に食べ物も道具も出して貰って、1ヵ月後の未来(2月)には何とか村に千歯扱きを納品しました。村は千歯扱きを喜んでくれました! 国は口を出しませんでした。
この例えでは私たちは需要を予想できました。"知識"チートに成功したように見えます。

・記憶と予想
村のご好意を別とすれば、私たちのチートは技術の記憶力と需要の予想力によるものでした。記憶力は過去の記憶力、予想力は未来の予想力です。1月(今)の私たちは、2017年6月(過去)への記憶力だけではなく、2月(未来)への予想力を駆使することで成功します。

ところで、知識とは確実な信念です。エッセーの内容の方で技術の式を書きましたが、あのように量で表せる確実さのおかげで、知識は誰でも真似出来ます。しかし人の活動は確実な確率量や確実な結果量では表せません。私たちが転生した異世界の歴史は死んで固まった歴史ではなく、私たちの存在のせいで乱されている生きた歴史です。村人の未来(2月)の活動は記憶力ではなく予想力の対象となります。知識(千歯扱きの技術)を使うか使わないかは、その場その場で毎回予想する必要があります。
そのような不確実な予想は知識とは呼べません。

・まとめ
知識チートの否定とは、知識「だけ」では成功できないと水を差すことです。
私たちは、チート"知識"だけでなく、それを使うための"判断力"(予想力)、村の"資源"の組み合わせでチートできました。資源が用意できるとしてもそれは知識のおかげではないのと同じように、需要が予想できるとしても、それは知識のおかげではありません。
異世界が本当に異世界じみているほど、予想はできなくなります。しかしまったく予想できないということはありません。それでも、知識では予想はできません。


まだ何か私の理解できていないところがあるはずですが、お気づきの点があったら遠慮なくご感想くださいね。

>それともう一つ、歴史上の偉人達がしてきた事をそう簡単に真似できるか!
>の答えは出来る、が答えでしょう。
>……
>そもそもそうでなければ現代世界においても"特許"なんて必要なくなりますし・・・

大賛成です。真似出来ることこそが知識の良いところでしょうね。
  • myn
  • 2017年 06月02日 23時11分
[一言]
 うーん、言いたいことはわかるのだけど、ちょっとあげ足取りなところが強い気が。

なろうの場合、幸運な物語としてのナイセイ展開が多い、 いわゆる、コメディものや、ゆるふわな日常モノです。  これらは、異世界なんだけど、かなりの部分において、現代日本的なノリや感覚が適応されています。
 なので、ある意味、地球世界の常識が通じている所があるんですけども、コメディもしくゆるふわな日常モノなんで、「ご都合展開上等!!!」だったりするんです。 つまり、論理的にうんぬんというのは無視してノリと勢いと、その時の面白さだけで作品を書くことが可能になる。

 で、シリアスな作品の場合、ちゃんと、話の前後における整合性が求められますが、シリアス異世界モノの前提として、現代日本と異世界の価値観は違うという所があるべきだったりする。
 何故なら、現代日本と同じ価値基準なら、異世界モノを描く必然性が極端に弱まるからです。 それなら、現代を舞台にした超能力モノもしくはSFにした方が、現代的な価値観としてのストーリー展開する上で、まだ説得力があるからです。
 つまり、異世界を現代日本と同じ価値基準で描くことを前提にすル場合、コメディのような、ご都合展開が前提の話になる。

、で、そうじゃなく、現代日本と異なる価値観が浸透し、かつ、魔法なんぞがある世界。 つまり、異世界を舞台にしたシリアスな作品の場合、いわゆる『ナイセイ』における成功条件は、物語世界を構築した作者が判断可能なものに収まる。
 つまり、知識チート前提の話を成立させる世界状況を作者が構築する事ができるため、ストーリーにある程度の整合性を持たせることができる。

 もちろん、それでも批判できる部分はあって、それは、『異世界の現実』をご都合的に、その都度、変えていないか?という所だったりする。
 これは、世界設定の裏側にある世界観の一貫性に関わる話で、知識チートにおける説得力の妥当性は、物語舞台としての異世界の意義(異なる世界における現代日本とのギャップ)、がハードルになります。
 たとえば、ある知識チートにおいて、その世界状況は正しかったとしても、別の知識チートにおいて、その世界状況はふさわしくない、という問題です。
 ここにおいて、手広く知識チートしようとした時、myn氏の指摘がまさに機能すると思う。 

私が「論理的」な面、「整合性」に喧嘩を売ったのに対して、「ご都合展開上等」、「ノリと勢いと、その時の面白さ」が大切な場合があるということですね。
そして整合性が大切な作品でも、内政ものでは知識チート前提の世界を構築できると。

申し訳ないです、ナイセイはあまり読まないので知識チートがうまくいっている作品の実例が思い浮かびません。
せっかくご感想いただいたのにすみません……。
  • myn
  • 2017年 06月02日 23時12分
[一言]
まさしくその通り。教科書の1ページに書かれた知識の証明に、どれだけの手間暇と人生が注ぎ込まれたことか。
教科書1冊ともなれば、最早ヒトモノカネの正確な計算など出来よう筈もない。
この世に溢れる情報の全てには、それを実践証明調査した人生が関わっている。
それをたった一人で異世界に行って一から作り上げてこいだって? 凡人一人でどうにかなるわきゃねえだろう。
天才が幾ら居てもまるで足りんわ。借り物猿真似でどうにかなるならその世界の誰がどうにかしてるよ。
全くもって歴史というものを馬鹿にした作品の多いことよ。
そう、知識や情報っていうのは親知らずな根無し草ではなく、発見者、伝承者の人生が注ぎ込まれている。受容者の人生がかけられる。
上澄みだけ接木とはいきません。

>それをたった一人で異世界に行って一から作り上げてこいだって? 凡人一人でどうにかなるわきゃねえだろう。
>天才が幾ら居てもまるで足りんわ。借り物猿真似でどうにかなるならその世界の誰がどうにかしてるよ。

これ書いてて一番思ったことでした。
やっぱり知識チートいらねえ。
  • myn
  • 2017年 06月02日 17時00分
[一言]
まあ、本来であれば農業の発展は屍の山の上に残ってきた物なのですよね。
日本の江戸時代は干拓などがたくさん行われているけど、実は失敗した例も多いですし。
鉱山開発も鉱毒でひどいことになったことも多いです。
がまあ、細かいことはいいんだよというのがチート好きな作者や読者の考えじゃないかなとおもいます。
  • 投稿者: 水源
  • 40歳~49歳
  • 2017年 06月02日 04時33分
自力で日本を切り開いてきたご先祖様に感謝。

たぶんテンプレが「中世ヨーロッパ風」なのも混沌に一役買ってるんじゃないかって思います。
「中世日本風」だったら自分自身のおじいちゃんやひいおじいちゃん相手に受け売りと後知恵でどやってる感覚に近いでしょうし。
  • myn
  • 2017年 06月02日 16時53分
[良い点]
生産に関するチートを持たずに見よう見まねでやりくりするタイプの話に関しては
全くその通りの話だと思います

[気になる点]
一つ気になる点があるとすれば
明確に理解出来る上で当人が今現在必要とされる技術を提供されたならば
原始人だろうがなんだろうが利益を享受するものと思います。
そういう意味では"学校"という物が一番受け入れられる可能性が低いでしょうね。
現在の労働力たる子供を"子供の未来"のために勉学させ
勉学をさせるために労働に対する割合を減らし今を辛くする
自身が受ける恩恵をすぐにその時点では感じられませんからね。
[一言]
気になる点の方にも書きましたが
受け入れ側の状況にもよると思います。
例えば現代世界に未来人が来たとして意味の分からない理論物質を用いた永久機関を提供された、とする
恐らくエネルギー問題に直面する現代世界でもなるほど受け入れられるか微妙に思われます。
が、理論的に理解が及ぶ内容でありソレが劇的であれば受け入れられると思います。
例えば仮定の話ですが太陽光発電において理論などはほぼそのままに
既知の物質の新たな組み合わせを用いる事で面積辺りの効率が大幅に増加する
という情報がもたらされたなら恐らく誰もが食い付くと思うわけです。
そもそもが天才が何かを発明した!のと同じなわけですから・・・。
分かりやすい例だとダイナマイト等でしょうか?
元々爆発するという物は存在し規模が大きくなっただけ、有用性は謂わずもがな
知識チート物でいうならばよくあるのがポンプやゴム素材などでしょうか。
見て分かりやすい梃子の原理の応用、(存在さえすれば)身近な木の樹液から精製可能な物質
実際その手の話ではこの辺りから始めている物も多いかと思います。
しょっぱなから銃器やら自動車やらを作ったら受け入れられない、というのは分かるんですけどね


やはりその手の話を不可能!としているとするならば
一番の問題は情報の伝達速度に関してだと思うんですよね・・・。
異世界物とかの噂話の伝達速度と拡散までの速さは明らかにおかしいと思うわけです・・・
何でそんなにすぐに王様やら貴族に話伝わって信用されるのかがサッパリ分からんのです。
普通なら広まるのに年単位必須だろうがよう!と。
その辺の描写が細かい作品なんかは割と好きなんですけどね!

追伸
先ほどの返信は分かりづらいかもしれないので、要点を手短にまとめてみます。

"今"の"予"想はありえません。予想とは将来の需要の予想です。「今現在必要とされている技術」(製品)は、生産に時間がかかるので、将来にしか提供できません。私たちは「何ヵ月後に何個必要か? 何年後に何個? 一世代後には?」と将来の需要を予想します。

しかし、そこは異世界である(価値観が異なる)と仮定されることで、私たちはそこの需要を予想できなくなります。もしも予想できるとしたら、それはひそかに同じ価値観が仮定されており、そしたら同じ技術知も仮定されなければいけません。でもそれでは初めから知識が共有されていることになるのだから、知識チートは不可能です。

リアリティーのない(ダメな)フィクションとして、異世界の需要を予想できるとします。しかしそれは知識のおかげではありません。なので、そのような判断力のあるチートはもう知識チートとは言うことができないでしょう。
  • myn
  • 2017年 06月02日 00時31分
ご感想ありがとうございます。
初めの方は何か論争的な返信になってしまいましたがご容赦ください。

>明確に理解出来る上で当人が今現在必要とされる技術を提供されたならば
>原始人だろうがなんだろうが利益を享受するものと思います。
はい。人類学の偉人であるブロニスワフ・マリノフスキもMagic, Science, and Religionで完全に同じことを言ってます。科学的に正しい意見です。
原始人も技術の利益を受け入れます。

それでも不可能!の理由は、私たちがその受け入れ方を予想できないことです。それは何ヵ月後に何個必要か? 何年後に何個? 一世代後には?
この科学技術は必要だろうと予想できるとしても、技術の「実用」は資源を必要とします。本来は人に食べさせるので精一杯の有限な資源を、別の生産ラインに移すのです。(期待される産業革命前の経済では、人口は資源を使い果たすぎりぎりまで増加しています。)

何をいつ幾つ移すのか? 需要の予想に失敗するたびに、資源の無駄遣いとともに文明を後退させてしまいます。主人公が失敗しなければ本来は食べさせられたはずの人を餓死させながら。

需要の予想が非現実的なほど得意なら何とかなります。それ自体はフィクションなんだからOKです。けど予想能力は知識ではどうにもなりません。知識は判断力の代わりにならず、判断力は知識の代わりにならないのです。

>例えば現代世界に未来人が来たとして
>理論的に理解が及ぶ内容でありソレが劇的であれば受け入れられると思います。
これも同じで、わたしたちは現代世界の需要変動を予想できます。同じ世界のことですから。
私たちの理解の及ぶ範囲は、まさに私たちの最も得意とする予想範囲なんです。


>一番の問題は情報の伝達速度に関してだと思うんですよね・・・。
>異世界物とかの噂話の伝達速度と拡散までの速さは明らかにおかしいと思うわけです・・・
>何でそんなにすぐに王様やら貴族に話伝わって信用されるのかがサッパリ分からんのです。
>普通なら広まるのに年単位必須だろうがよう!と。
>その辺の描写が細かい作品なんかは割と好きなんですけどね!

やはり世の中コネとコミュ力か……。

描写が丁寧な作品ってどれほど現代知識に満ちていてもチートだのと揶揄しようなく面白いのが多い気がします。
でも話は早く進んでほしい(わがまま)
  • myn
  • 2017年 06月01日 23時50分
[一言]
 この手の話になると、よく「小説だから」「フィクションだから」といった、リアリティーのなさを許容する意見が出てくるのが、自分には受け入れられないです。
 百歩譲って読者が言うのはまだいいとしても、作者が言ったらもう駄目だと。

 ツッコミをリカバリーする話作ればいいじゃん!
 作りたいものの原材料から話を作ればすればいいじゃん!
 売れないものを売れる過程を書けばいいじゃん!
 ネタの宝庫じゃん!
 なんで自分から捨てに入るんだよ!?

 厳密には不可能でも、専門家でなければわからないレベルなら、物語にそれっぽいリアリティーを持たせられるだろうのに……
 それやったら、他の安直な作品との違いを出せるだろうに……

 知識チートの話で「お?」と思う作品は、ひとつの物事にこだわってるように思います。
 駄目なのはだいたい、なんでもかんでもやろうとしてるパターン。
  • 投稿者: 風待月
  • 2017年 06月01日 20時45分
> ツッコミをリカバリーする話作ればいいじゃん!
> 作りたいものの原材料から話を作ればすればいいじゃん!
> 売れないものを売れる過程を書けばいいじゃん!
> ネタの宝庫じゃん!

物語って過程が一番大事なんじゃないかと思います。
過程こそ人が天の恵みではなく人として活躍できる瞬間なんじゃないかと。
初めにチート貰うとしても、それを活用する過程で人が映えれば個人的には良作です。


> 知識チートの話で「お?」と思う作品は、ひとつの物事にこだわってるように思います。
> 駄目なのはだいたい、なんでもかんでもやろうとしてるパターン。

それな。
色々と手を広げる実業家はいますが、大体そういう人って自分の専門分野を極めてからそれに関わるところへ少しずつ手を広げてるような気がします。
話作りの丁寧さとリアリティーは比例しているんじゃないかって思いました。
フィクションだからリアリティーが大切、みたいな考え方良いですよね。
  • myn
  • 2017年 06月01日 23時57分
[気になる点]
>自動車技術者が自動車会社を経営したり自動車業界の株で儲けたりできるわけではありません。


技術を売る会社の過渡期には技術者が経営もする事が多い訳で……

自動車産業でも近い所では本田技研の場合、番頭が居たとはいえ初代社長は典型的な技術者ですし……その流れで今でも社長は技術畑出身者だったはず。
  • 投稿者: zavas
  • 2017年 06月01日 19時56分
まったく仰るとおりです。
技術者はみんな経営が下手だとでも言っているようで、とんでもないイチャモンでした。ごめんなさい。

後日修正します……。
  • myn
  • 2017年 06月01日 20時02分
[一言]
主人公はwikiの知識を丸覚えしててゆうのうななかまたちに囲まれてるから問題ないです
  • 投稿者: アウタ
  • 2017年 06月01日 12時29分
仲間は大事ですね。


>wikiの知識を丸覚え

絶対カンペ見てるだろ!
  • myn
  • 2017年 06月01日 18時52分
[良い点]
知識チートを、経済システムや物流コストなど、単なる単独の知識ではなしえないと言っていること。
[気になる点]
知能はともかく、知能指数を持ち出すのは違うような気がします。
たとえば江戸時代の算学は先進国であるはずのヨーロッパの水準と変わりませんでしたし、
天文学などに応用するのにも成功していたのはいい例です。
日本地図の作成も、まあ一人の天才がいたにしろ、それをバックアップする体制はありましたし。
[一言]
個人的にはスコップとか腐葉土、滑車やネジなどは、鍛冶技術にもよりますが発想の転換のみで再現可能かと思います。
感想ありがとうございます。長々とした返信で失礼します。

>気になる点
>知能はともかく、知能指数を持ち出すのは違うような気がします。

おっしゃられるとおり、知能指数は決定的な要因ではありません。

とはいいつつも、個人的には知能指数の話はすごい気になってます。
知能が高ければ知識を学ぶことで先進国に仲間入りできる場合があります。香港(平均IQ108)、シンガポール(108)、日本(105)はその良い例でした。逆に東アジアの共産主義諸国は残念でした。知能は高かったのですが政治で躓きました。これは政治・伝統・文化の問題ですので、知識ではどうにもなりません。
エチオピア(63)や赤道ギニア(59)で知識チートしたら大飢饉は避けられません。南アメリカは中途半端に頭が良いせいで実際に知識チートしでかしてしまい、最近ではアルゼンチン(93)、ブラジル(87)、ベネズエラ(84)あたりが大変な目にあっています。

こんな意味では知能指数の話も持ち出せるんじゃないかな?

>たとえば江戸時代の算学は先進国であるはずのヨーロッパの水準と変わりませんでしたし、
>天文学などに応用するのにも成功していたのはいい例です。
>日本地図の作成も、まあ一人の天才がいたにしろ、それをバックアップする体制はありましたし。

知識チートしなくても自分たちで知識を発見できた例ですね。
韓国(106)、中国(105)、台湾(104)は頭良いだけあって発明も経営も得意ですし、知識チートの必要性があるように見えますが、政治・伝統・文化のせいで結局どうしようもありませんでした。最近はうまくやってますが知識のおかげとは言えない気がします。あの人らもともと頭良いし。
やっぱりチートは不要では……。

なんにしても江戸時代の謎の知識レベルの話は楽しいです。

>一言
>個人的にはスコップとか腐葉土、滑車やネジなどは、鍛冶技術にもよりますが発想の転換のみで再現可能かと思います。

確かに。そのあたりものは再現可能な上に既存の道具を難なく代替できそうですね。
  • myn
  • 2017年 06月01日 18時51分
[良い点]
王様の耳はロバの耳。

……あえて言ったことに意義がある!

そして、よくあるチート否定ではなく、異世界の価値観に踏み込んでいるところが斬新だと思いました。
[気になる点]
きっとたぶんおそらく期待し祈るところでは、チートネタを書いている人も知っていてあえて無視しているんであろうと信じたいんですがあんまり自信が無いです。
[一言]
はじめまして。

本作の「あらすじ」にあるような「人として終わってる」ような気配がつきまとう異世界チート。

チートを抜きにしても

「現在の日本ではないどこか」

を舞台とする多くの作品で

「その世界の価値観」

を表現できている作品は少ないと思います。

様々な世界の書割に
「21世紀地球ですら一般的ではない日本人」
をたたせて芝居をさせている、ような。


自分の価値観を、俯瞰してみることができる人が少ないのか。
現代日本の読者から共感を得る為に、ハリボテの世界で割り切っているのか。

最初から商業的な、様々なジャンルの作品でも変わりませんから、仕方ないのかもしれませんね。

では、長々失礼いたしました。

  • 投稿者: C
  • 2017年 05月31日 23時21分
どうもはじめまして、ご感想ありがとうございます。

>「その世界の価値観」
>を表現できている作品は少ないと思います。

異なる世界の異なる価値観。まさに異世界ものの醍醐味ですね。これがよく練られている作品は貴重です。
わたし自身も読みたいけど自分では作れないものなので、見つけたらのめりこんでしまいます。


>良い点
>そして、よくあるチート否定ではなく、

ああ、やっぱりよくあるんですね。
ダーっと書いてしまいましたが、ちょっとでも斬新なところがあったのであれば幸いです。

>気になる点
>チートネタを書いている人も知っていてあえて無視しているんであろうと

知識チートと価値観の問題について言えば、人は初めはみんな同じ価値観だと想定しておいて、コミュニケーションで少しずつ違いを学んでいく生き物ですから、わたしもあまり自信はないです。
今まさに学んでいる最中なんだろうな、と。
資源・資本財の課題はわりと意識されてる感じがあります。

>一言
>自分の価値観を、俯瞰してみることができる人が少ないのか。
>……
>様々なジャンルの作品でも変わりませんから、仕方ないのかもしれませんね。

SFだのファンタジーだのの異世界ものは創造の宗教の十八番ですから、神道や仏教の世界受け入れ系日本人にはあまり向いていないのかも、なんて。
でも書いてる人のことは応援してるよ!
なんだかんだで面白いのはいっぱいありますしね。
  • myn
  • 2017年 06月01日 08時46分
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