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[良い点]
 妓楼という狭い世界で生きてきた香梅が、その世界を疎みながらも外へ踏み出すことを恐れる気持ちや、雨仔を信じたいのに傷つくことを嫌って逃げてしまう姿がリアルで生々しく、読んでいてとても共感しました。裏切られて傷つくくらいなら、最初から信じない方がいい……という逃避思考は、たぶん誰しもが心の中に持っているものではないかと思います。
 だけど頭ではそう思っているのに、心は理解者や愛情を求めてしまう。何とも身勝手で、だからこそ愛おしい人間の本質が、濃密な文章でこれでもかというくらい描かれていました。

 「ハッピーエンド」のタグがあったので最初から最後まで安心して読めましたが、物語の絞め方が秀逸ですね……!
 『龍の望み、翡翠の夢』のときもそうでしたが、香梅と雨くんが静かな伝説として後世に語り継がれてゆくラストに浪漫を感じました。
[一言]
 拝読が遅くなって申し訳ないです。自慢の遅読っぷりを遺憾なく発揮してしまいましたが、最初から最後までみっちり楽しませていただきました!

 事前に『龍の望み~』とは雰囲気がまた違うと伺っていたので、「どれどれ」と興味津々に読み始めたのですが、しっかりとした知識と考証に裏打ちされた文章は、本編同様読んでいて心地良かったです。
 このままおまけの小話も拝読したいな~と思いつつ、以前おすすめしていただいた『恋は歌声とともに』も気になっているので、しばらくあっちをふらふら、こっちをふらふらするかもしれません(笑)

 ともあれ、素敵な物語をありがとうございました!
  • 投稿者: 長谷川
  • 2018年 05月01日 19時17分
長谷川様

ご高覧いただきありがとうございます。返信が遅れてしまって申し訳ありません。
物語の終わりを秀逸と言っていただけて、とても嬉しいです。中華系文学がお好きな長谷川様に褒められると、もうニヤニヤが止まりませんね。中国で良くある故事の結末部分をイメージしております。本当にあったかもしれないと、つい想像してみたくなる伝説。あの雰囲気が伝わっていると良いなあ。

『龍の望み、翡翠の夢』の二人が自己犠牲で生きていたぶん、『梅の芳香、雨の音色』の香梅には素直に振舞ってもらいました。人間臭い彼女は、書いていてとても楽しかったです。後味の悪い話も好きなのですが、今回はハッピーエンドでした。雨仔たちのお父さんの話を書いたら、胸糞悪い話に仕上がりそうです(笑)

長谷川様の作品も、感想欄にはお伺いできていないのですが、着実に読み進めておりますよ。狙っていたレビュー一番乗りは果たせませんでしたが……。よん様やあっきコタロウ様が書いたレビューを見て、床を転げ回りながら悔しがっておりました(笑)いや、レビューに一番とか二番とかないんですけどね、一番乗りだと快感なんですよ(笑)ああ、一番乗りにこだわって別の作品にレビューを投稿するか、あるいは予定通りにそのまま投稿するか、悩みます(おバカですみません)
[良い点]
優しい雨が固い梅の蕾を開かせたのですね。
情感のある素敵なお話でした。
ありがとうございます。
秋野 木星様

ご高覧いただきありがとうございます。
本当に申し訳ありません。感想返信がうまくいっていなかったようです。
先ほど以前頂いた感想をチェックしていた際に気がつき、頭が真っ白になりました。

秋野様からの感想、とても嬉しかったです。梅雨の時期に連載していたこの作品なのですが、
「優しい雨が固い梅の蕾を開かせた」という言葉がお話を表現してくださっていて、本当に感激でした。ツンデレ香梅と不器用雨仔のじれじれを楽しんで頂けたなら幸いです。

ご感想ありがとうございました。
[一言]
んあ~。
紅梅にしとしと降る小雨のイメージが綺麗すぎて身もだえする!

百日通いを通じて素直になれない女と不器用な男が距離を縮めて行く描写が素晴らしかったです。
雨の降った日の夜には白薔薇を渡すって! 肩越しの三日月ばりにロマンチックじゃないですかー!
しかも、雨ちゃんが剥いたライチを梅ちゃんがお口にすると。
嫌いな男の手からそんなもの食べないですよねーw

あ。いけない。なにやら興奮が。

梅ちゃんが感情を乱して我儘を言う所がたまらなく好きでした。
やっぱり女性っていうのは我儘で男を振り回すくらいの方がかわいいと思うんですよ。(限度はありでお願いしますw)

途中途中でチャチャを入れてくれる白猫ちゃんと兄代わりさんもイイ!
というか、兄代わりさんが優秀すぎて、あなたほんとに何者ですか。

細かな知識もあちらこちらに散りばめられていてとても楽しめました。
特に名付けの法則。
どの言語にも一定の法則性があって面白いですね。

素敵な作品をありがとうございました!
  • 投稿者: 夕立
  • 2017年 12月10日 23時33分
夕立様

ご高覧いただき、ありがとうございます。
は、早い! 何というスピードで読破していただいているのでしょうか。

季節感がないと執筆できないタチでして、必死に梅雨が終わるまでにと尻を叩きながら書いた本作でした。小雨のしとしと濡れる感じが伝わっていたならば、本当にありがたいことです。

不器用男と素直じゃない女の組み合わせって、良いですよね!
読者の方には、連載開始前に香梅のお相手を予想していただいていたのですが、予想通りという方とまさかという方がちょうど半分くらいの割合でした。

ロマンチックというお言葉、ありがとうございます!
やっぱり王道恋愛物ですので、こういうアイテムは外せません。女性は幾つになっても乙女なのです。年の数え方は忘れました。

まさに夕立様のおっしゃる通り、嫌いな男の手からライチなんて食べられません!
剥くだけで手がベトベトになる食べ物ですから、ライチと一緒に指までぱくっといっちまえと作者自身何度思ったことでしょう。

普段は取り澄ましているくせに、時たま見せる素の感情。『龍の望み、翡翠の夢』では良い女っぷりだけを見せていた香梅の内面を描くことができて、作者もとても楽しかったです。

兄代わりには作者自身が大変お世話になりました。(もともと雪麻呂様の『呪術師とチョコレート。」という作品の四兄弟の長兄です。メッセージの中で、現代日本じゃなかったら『楼主』が似合うというお話になり、キャラクターをお借りしました。)兄代わりがいなかったらこの二人、くっつくこともなかったはずです。

白猫といえば、夕立様の『堕ちた枢密卿は復讐の夢をみる』を読み始めたところなのですけれど、この作品にも猫が鍵として登場していますよね。夕立様ももふもふスキーなのかとテンションあがっております。(当方、諸事情により現実には猫は飼えず、画面で眺めるだけの日々なのですが)

こちらこそ素敵な感想をいただき、ありがとうございます。大変励みになりました。
[一言]
面白かったです。
梅ちゃんの閉ざされた扉が少しずつ開いていく感じがとても良かった。
ツンツンしてチラッとデレる感じが可愛い。

翡翠様のお手紙は私もなんだかじーんとしました。

意地っ張りとありますが、生まれ育った環境から仕方がないことですよね><
防衛本能ですもんね……。


雨仔は、すごく好き!!
私まで好きになった!!!!
無表情のような困った顔のような彼が時々笑ったり!!!
ときにはめっちゃ怒ったり!!!
くぅ~~~
や~~~ら~~~れ~~~た~~~!!!

不器用最高!!!!

私が幸せにしてあげたい!!!!


もっと早く読めばよかったと思いましたw
桔梗様

ご高覧いただきありがとうございます(ここまで真面目)

うわーん、レビューまで頂いちゃって本当にありがとうございます!!!
嬉しすぎてハロウィーンの小話は、雨仔×梅ちゃんになりました。桔梗さんに捧げます。レビューと感想がなかったら、この小話は生まれませんでしたよ。(ハロウィーンは人様に捧げる二次だけで終わる予定でした)

不器用イイですよね! 他の人には無表情なのに、一人にだけデレるとか!!!(悶絶)この懐かない野良猫とか野良犬のような、ちょっとずつ近くなってくる距離感がたまらないのです。
不器用最高!!! 不器用萌えをわかってくれる桔梗さんも最高!!!

この調子でディーン王子も一緒にいかがですか?
不器用と根暗は親和性高いですよ。根暗王子の魅力もぜひ味わってください。(原作者に逆に勧めるとは何事)
[良い点]
面白かったぁぁ!(∩´∀`)∩
うめちゃぁぁぁぁん!!
よかったぁぁぁぁぁ!!

と、ひとしきり叫んだところで、素に戻りましょう!

今回は視点を梅ちゃんに絞った事でじれったさが増したと思います。
なろうでは相手の気持ちすらも書いてしまう恋愛物が多い中、英断です!
恋相手の気持ちが分かるなど、どこがおもしろいのだァ、と暴言を吐いてしまいそうです。
おっと失礼いたしました。

前作と違って一部のセリフを抜き出せています。
この事によって、強調したい台詞を抜き出すことができています。
スバラシイ!
内面をこれでもかと書き込み読者の心を鷲掴みにして離さない独特の作風は変わらずに、更なる高みへと上がったと思います。
やったぜ、明日はホームランだ!

という訳で、ご馳走様でしたァァァッ!




おっと言い忘れましたね。

ふたり仲良く末永く幸せに爆ぜやがれェェ!!
  • 投稿者: 海水
  • 男性
  • 2017年 10月26日 19時59分
海水様

ご高覧頂き、ありがとうございます。
前作で一番読者の皆様から気にかけて頂いた、香梅が主人公の物語でした。

素直じゃない香梅を書くのが、作者としても楽しくて仕方がありませんでした。読者のかたには、予想通りの組み合わせ、意外な組み合わせ、半々のお声を頂きましたが、海水様としてはいかがだったでしょうか。

前作の反省を生かし、基本的に香梅からの視点に限定しました。またカギカッコを使用したセリフまわしにしております。

じれったさが増したとおっしゃって頂き、とても嬉しいです。なろう的には相手の気持ちまですべて書かれるものの方が多いような気もしますが、そこはせめて番外編にとっておいて頂きたいなあというのが正直な気持ちです。相手の気持ちがわからないじれったさを共有して頂き、ありがとうございます。

今後も小話を続けていく予定です。お砂糖たっぷりの甘いお話が書けるように精進して参ります。
[一言]
女って、怖い(多義)

香梅を気に入った理由にもう少しエピソードが欲しかったです。
この物語と一緒に成り立たせる方法は思いつきませんが。
雨仔の反応などもちょっとつまらないと感じるところがありました。
団長さんは割と正論だと思いきや悪者にされたのはこの手の物語のテンプレでしょうか。
正直こういうのを上手いやり方とは思えません。

こんな風に色々と思うところはありますが、レベルの高さで気にならなくなってたりもします。
香梅への感情移入も全く問題なかったですし。
文章の語彙とセンスが本当に凄いと思います。
そしてやっぱり名前エピソード。
ごちそうさまでした。
  • 投稿者: 退会済み
  • 18歳~22歳 男性
  • 2017年 08月26日 02時06分
管理
チーター様

ご高覧いただきありがとうございます。
確かにおっしゃる通り力技と申しますか、御都合主義に流れた感が否めません。
「龍の望み、翡翠の夢」と異なり、基本的な視点を香梅に固定にしたため、余計に雨仔の反応が肩透かしに感じられた部分もあるかと思います。

団長の考え方も間違ってはいないのですよね。基本的な身分で言えば、妓女である香梅は底辺におります。西国を平和的に治めるならば、西国側の高位貴族の娘と雨仔は婚姻を結ぶべきであったと思います。ただ騎士団長のやり方がまずかったのは、あくまで支配者は東国人であるという事実を失念していたことなんですよね。立場は対等に見えるけれど、西国は東国の属国であり、口のきき方には気をつける必要がありました。惚れた腫れたうんぬんもありますが、東国人である香梅を西国人に馬鹿にされることは面白くないという部分も揉めた原因の一つです。支配者層と被支配者層のねじれが起きているので、ややこしいですね。

色々と粗もあったかと思いますが、楽しんでいただけましたら幸いです。
本当にありがとうございました。
[一言]
更新読みだったにも関わらず感想に伺うのが遅くなりました〜〜。

本編では切ない役どころだった梅ちゃん。
どこか先々大人びて諦観を感じる存在だった彼女が、ここでその固い鎧を突かれる。
少しずつ少しずつ。
不器用な男雨ちゃんだからこそ……かななんて。
梅雨の時期、キュンキュンさせていただきました。
ありがとうございました。

にけ様

ご高覧いただき、ありがとうございます。
本編では一番読者の皆様からお声をかけて頂いた梅ちゃん。何とかようやく、彼女のその後を書くことができました。このシリーズは毎回書く際に、「春までに」とか「梅雨中に」、「夏が終わるまでに」など、ひたすら季節を意識して、尻に火がつきながら書いております。今回も何とか無事に完結できてホッと一安心です。

ツンツン意地っ張り梅ちゃんと、不器用無表情男の雨くん。少しずつ距離を縮めた二人にお付き合いいただき本当にありがとうございました。小話の方で、いちゃあま番外編を少しずつ書きたいなあと思っております。
[良い点]
 思わず一気読みしてしまいました。
 美しい描写、鮮やかな筆致、しっとりとした雰囲気……。
 なにより香梅と雨仔との不器用な歩み寄りが、徐々にお互いへ近づいていく様子。時に暖かく、時にはらはらしつつ見守らせて頂きました。
 薫り高い文章に、甘美でほろ苦くて優しい物語。まさに極上の恋物語です。
 個人的に、最後の締めがいかにも中華の故事のようで、とてもじーんとしました……!
[一言]
 なぜ私はこの物語を梅雨の時期に読まなかったんでしょう……。
 そう後悔するほどに、しっとり雨の雰囲気が似合う作品です。
 なんとなくチェン・ミンさんの「燕になりたい」を聴きながら読ませて頂きましたが、雰囲気ばっちりでした。これから読まれる方、なおかつ音源持ってらっしゃる方がいましたらオススメです(笑)
 
 実は正直なところ、香梅のキャラクターには最初、感情移入しないだろうなと思っていたんです。私美女じゃねえし。おっぱい大きくねえし。ってな感じで(スミマセン)
 ところがですよ。ところがどっこいですよ。
 もうね。第一話を読み進めてるうちにですね。してるんですわ。しちゃってるんですわ感情移入。私香梅になってる。めっちゃ美女。おっぱいおっきい!(ほんとスミマセン)
 どうして私が、自身からかけ離れた美しい妓女に感情移入できたか。
 すなわち、心の描写が細やかであることに他なりません。気が付けば物語に没入しておりました。
 これ、並大抵のことではないと思うのです。妓女という、現代の我々からしてみれば遠い世界に生きる人物の心情を、しっかりと読者の心へ浸透させる。さらに妓楼という特殊環境の土台をきちんと描くことで、そこに生きる香梅という人格に、説得力を持たせていると思うのです。
 人間の情動を描写するのって、本当に大変。風景や出来事等を描写するのにもそれなりの難しさがありますが、私にとって心理描写ってとても大変なイメージがあります。
 しかしこの作品、それがするっと、すとんと胸に落ちてくる。一見すると気の強い香梅の一挙手一投足ですが、石川さんの筆により、彼女の言動に愛しさすら生まれます。
 大変な技量です。素晴らしい!
 
 なんかとりとめなく偉そうなこと言いました。サーセン!
 ともかく読んでる最中、私完璧に香梅でした。おっぱいおっきかった!
 
 そうそう、雨仔の描写もとってもいい!
 彼、朴念仁に見えて、ちょいちょい香梅と読者の予想を超える行動をするんですよね。猫大好きだったり、騎士団長にきっちり言い返したりやり返したり。
 白い薔薇には思わずきゅんとしました……!
 あんなんきゅんきゅんせずにはおれんやろ……雨くん無自覚に乙女心掴みすぎ……!!
 
 そして良い点にも書きましたが、最後! 最後いい!
 最後もそうですが、中華物に対する知識、ほんとハンパない。尊敬! の一言です!
 もうほんと、石川さんの中華愛しっぷりが伝わってきて素晴らしかった!
 
 また時間のある時に、今度は前作も読ませて頂きます。雨くんの弟夫婦気になる……超気になる……
 一番は香梅の過去ですが!!!!
 
 それでは熱に任せたままの乱れまくったクソ感想!
 大変失礼致しました! 再見!
卯月みそじ様

ご高覧いただき、ありがとうございます。
感想返信がすっかり遅れてしまい、申し訳ありません。
梅雨は先日九州北部に梅雨明け宣言が出たくらいですので、セーフです♡どうぞお気になさらず。
何より中華モノを書いていらっしゃるみそじさんに、この作品を読んでもらえたのが嬉しすぎて!!!
もっと広まれ、中華モノ!!!

この作品はもともと、前作「龍の望み、翡翠の夢」連載時に読者様から一番気にかけていただいた、香梅のその後を描くというコンセプトで始まりました。前作では、もう主人公カップルを押しのける勢いで読者さまに注目していただいたのです。立ち位置的に「いい女」という部分ばかりが強調された香梅を、いかに可愛く描くかが作者的なポイントでした。

乾燥地帯の多い中国では、雨はまさに恵みをもたらすものです。乾いた土地に染み入るような優しい雰囲気を、物語から感じていただけたならこんなに嬉しいことはありません。最後のまとめの部分、中国っぽかったですか? 嬉しいです! あの中国の故事の雰囲気、私も大好きでして、どうしてもこの部分を入れたかったんです。蛇足にならなくて本当に良かった!

余談ですが、中国美女に憧れておりました子どもの頃、ワクワクして茘枝を食べて、微妙な味だなと思った記憶があります(笑)見た目もなんかイマイチだし(笑)大人になって、あの良さがわかりました。そして中国では、公園のいたるところで舞の練習をする女性を見ることができます。発表会があるのか、完全に趣味なのか、ユーチューバー的なものなのか……。

チェン・ミンさんの曲と一緒に読んでいただいたなんて!!!
二胡の音が似合う作品だと思って良いのでしょうか。嬉しすぎます。雰囲気バッチリですね。音源お持ちでない方も、YouTubeなどで聞けますからぜひ聴いていただきたいところです!

なるほど、最初はとっつきにくかったのですね(笑)
そうですね、前作なしでいきなりこちらから入ると、なぜに彼女が主役?となるかもしれません。それでも読んでくださったみそじさんに感謝です。ついつい描写がしつこくねっちょりしたものになりがちなので自分で読みながら、くどいかなと思う部分も実はあったんです。けれど、そのぶん彼女の心の動きが伝わるとおっしゃっていただき、救われた思いです。
エアーおっぱい感じていただけましたか! えへへ、ゆっさゆっさのたわわなメロンですよー(おい)私は顔を埋めたいですね(変態)

雨くんは心の中では感情がだいぶ波打つのですが、なかなか表面には出てこないんです。そのぶん、表にでてきた時のギャップが大きくて、ここがじれじれ不器用な二人が唯一距離を近づけていくポイントになりました。実は雨上がりの薔薇の花ですが、中国の男性ってさらっと花を女性に贈るのが上手い気がします。プレゼントの贈り方が上手いと言いますか。そんな中で挟んだ贈り物のエピソード、おまけの小話に出てくる長兄をご存知の方からは、「長兄だし仕方ないよね」的セレクトになっております。

またいつか前作にも手を出して頂ければ、嬉しく思います。

追伸;カミユちゃんの学パロエリキサイラスト見ちゃいました。これは妄想が捗りますね♡
[一言]
完結おめでとうございます。
雨の匂いが漂ってくるような情緒のある物語だったのに、感想を書くのがすっかり遅くなってしまい、気づけばもはや真夏日……出遅れて申し訳ござりませぬ。

「龍の望み~」では損な役回りだった梅ちゃん。最もその後が気になるキャラクターでしたが、こんな素敵なラブストーリーが用意されていたとは参りました! しかも成さんと親戚になっちゃった(笑)。
全体を見ればいわゆるシンデレラストーリーなのですけど、鎧を纏ったような梅ちゃんの性格(化粧もお衣装もキツイ物言いも、繊細な感性を隠すための鎧のようです)と、愚かしいほど朴訥とした雨さんの人柄のおかげで、実にじれじれささせて頂きました。相性は良さげなのに、恋愛に発展するまでが大変そうだな……と思ってたら、やっぱり大変でしたね。雨さんの不器用さにもどかしくなったり、梅ちゃんの素直じゃないところに頭を抱えたり、隣の部屋のカップルを覗いているような気分でした。梅ちゃんの本心を代弁してくれる長男……じゃなくて楼主さんの存在が光ってました!

他者を拒絶するばかりだった強い女は初めて与えることを知り、人生を他人の意志に委ねてきた男は初めて自分の望みに気づく。効果的に使われる雨は二人の心を潤す愛情でしょうか。エピローグで描かれた西国と東国の文化的融合は、足りないところを補い合った二人の関係を象徴しているようにも思えました。

甘くてロマンチックな大人の恋愛小説、ご馳走様でした!
  • 投稿者: 橘 塔子
  • 女性
  • 2017年 07月13日 21時18分
橘 塔子様

ご高覧いただきあありがとうございます。
日本列島、まだ梅雨明け宣言出てない場所もありますので大丈夫です!!!
そもそもご感想をいただけるだけで感涙ものですよ。

前作で本当に多くの方に気にかけていただいた梅ちゃん。梅ちゃんの物語ができたのも、あの時に頂いたコメントから、梅ちゃんはこの後どうなったのだろうかと想像したことがきっかけです。まさに読者様がいらっしゃったからこそ、続いた物語です。

もともと梅ちゃんみたいな女性には、なんでもできるスパダリ系成さんよりも、私が支えてあげなくちゃというタイプの男性が似合うなあと考えておりました。橘様がおっしゃる通り、鎧を身に纏った彼女を受け入れられるのは、愚かしいまでの正直さが必要なのではないかと考えたのです。

この凸凹コンビが無事にまとまったのも、まさに雪麻呂さんからお借りした長男のおかげです。すっかりこの作品の楼主としても馴染んでいただきまして、お月様で楼主過去編を書くくらい勝手に愛着を持っております。いやあキャラクターの牽引力ってすごいです。

中国は乾燥地帯も大変多く、雨のイメージはとても優しいものがあります。まさに恵みの雨、愛情のように染み込む雨です。本編はシリアスモードだったぶん、今後の二人は周りが苦笑するくらい甘々カップルになることだと思います。
[一言]
遅ればせながら、完結おめでとうございます。
ご感想をお送りするのが遅くなってしまって申し訳ありません!

雨仔(ユイザイ)という名前が可愛くていいなあ! と思いながら拝読しました。でも、本当に「雨」の字のある名前だったというのがハートにずきゅんときました。
梅ちゃんも、もう本当にもだもだ、じれじれ……。そんなお仕事をしていた女性だとは思えないぐらいに、全編純情可憐でもう、ほんとうに可愛かったです。
次兄さまと、末永くお幸せにと思いました。

今後、また甘々なエピソードもお書きになるそうで(というかすでに拝読しておりますが・笑)楽しみにしております。
素敵なお話をありがとうございました。
つづれ しういち様

ご高覧いただき、ありがとうございます。
感想、本当にありがとうございます。

昔は雨といえば女性の名前だったらしいのですが、最近では男女問わず好まれる漢字だそうです。「名前」というモチーフが好きなので、前作に続き使ってしまいました。

梅ちゃんは前作のセイさんの前では大人の女性だったぶん、雨仔の前ではついつい素を出してしまうというイメージで書いております。どうせなら兄代わりと同じように、素の自分を出せる人と幸せになってほしいなあという作者の思いもあります。

小話とお月様では、シリアス気味の本編では書けなかったアホアホ甘々で楽しむつもりです。
妄想と煩悩が垂れ流しですが、これからもどうぞよろしくお願いします。
そして今、お月様で楼主の過去編を書いているのですが、つづれ様のすごさに改めて感動しております。いやああちらの恋愛は書くのが難しすぎます。
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