感想一覧

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[一言]
勇者の武具に関して。
新たな武具を与えればと、ハッタリしましたが、冷静に考えれば、だったらなんで勇者一人だけで来たんだよとw
そんなことが可能なら、勇者を量産してから攻め込めばいい訳で、よくバレなかったなレベル。

>相手は魔王という切り札があるはずなのだ。それを切らぬのはなぜか
兵士である勇者と違い、魔王は王様、統治者でもあります。勇者の強さに魔王が戦ったようですが、本来は切るはずのない人物。それを切らないのは~というのは些か推理が飛躍している気がしました。

>一つは勇者を倒したならすぐに攻め込んでくるべき魔王軍が降伏を求めてきたこと。四天王まで再編しているのに攻めないというのはいくらなんでもおかしい。
おかしいかな……?目的が人間皆殺しなら攻め込まないと変ですが、征服であるなら、最高戦力である勇者を殺したベストなタイミングの降伏勧告だと思います。
四天王に関しては、力がすべての魔族社会。将軍不在だと士気に関わるので、すぐに決める必要があった……とも取れる気が。

書記官が勇者の弟というのは斬新で驚きました。
彼は死んだ勇者とは違う形ですが、戦争を回避したという意味で、もう一人の勇者だったのかもしれませんね。

あと、てっきり男性だと思っていたのですが、女性だったんですね。一番ここで驚いたというw
楠木かるきさん、感想ありがとうございます。

私の技量が拙くいたらないため大変、困惑させる結果となり、申し訳ございません。

武器の件は、
>。例え、勇者と同じ武器や防具を与えても勇者と対等の強さになれるものはほぼいないに違いない。勇者は特別な人間であった。
>だが、実際はそうではない。勇者になり得る人間はいない。
と、いう2文を入れておりましたので勇者が量産できないことを読む方に伝えられていると考えておりました。

魔王の件は
単純に四天王よりも強いのは魔王しかいない、ということで書いておりました。そのため勇者と対抗できるのは魔王というカードだけだと勝手に考えておりました。私の浅慮です。申し訳ございません。

四天王の件は
労働力として人間を手に入れるためにには魔族は征服して強制的に連れて行くほうが、降伏交渉よりも簡単で性分的にも向いているであろう、という考えからでした。

三等書記官に関しては、叙述トリックを意識して書いたため最後の最後まで意図して書く事は致しませんでした。そのため、勘違いさせてしまいましたなら私の技量が未熟なためです。


さまざまなご指摘、ありがとうございました。
参考に致しまして、今後の作品や本作の糧といたします。
多くの点で勉強になりました。
[良い点]
駆け引きの妙がこれでもか、と詰め込まれていますね。
三等書記官――なんという胆力と度胸の持ち主。
[一言]
切れの良い作品で好きです。
最後になりますが、文学フリマ一次通過おめでとうございます。
足軽三郎さん、感想ありがとうございます。

切れの良い作品と言っていただいてすごく嬉しいです。
良くも悪くも肝っ玉な三等書記官に支えられて成り立っている作品です。

おかげさまで、一次を通過することができました。
投稿自体が期限きわきわだったので、自分でも驚いています。

足軽さんも一次通過おめでとうございます。
これからも、よろしくお願いいたします。
[良い点]
起承転結が短編ながらしっかり出来ていて(自分はそうおもいました)なおかつ中身が濃厚でとても引き込まれました。
[気になる点]
長編でこれを元にもっとドロドロした人間模様を見たいと思ってしまいました。
[一言]
(極端な感想になります)
色々なファンタジー見てきたけれどいつも何か違うと思っていましたが、この短編を見て気づきました。…………利己さや、利他さ、強欲さ、人間味が今まで見てきたファンタジーには足りなかったのだと!素晴らしい短編をありがとうございます。
  • 投稿者: 氷男
  • 男性
  • 2017年 06月28日 15時32分
氷男さん、感想ありがとうございます。

褒めていただいて、大変嬉しいです。

短編らしい驚きとゴテゴテの人間味が出せていたなら幸いです。
いつかは長編にも手を出してみたいのですが、いまはいま書いている長編一篇だけで手一杯です。

長編が終わってドロドロのファンタジーを書き出したときは、また読んでもらえると幸いです。

繰り返しになりますが、感想ありがとうございました。
[良い点]
面白いです
[一言]
勇者への感情は余り良い物じゃなかったのかな。地の文を信じるなら略奪の件や化け物じみた存在、仲間さえ作れない戦闘狂といった表現に本音が透けている気がするし、勇者の死体確認時に「それは書記官の方が良いだろう」と言われても無言の拒否をしたのが全てな気がします。
そして主人公の気質は魔族よりなのかも知れませんね。自分を陥れた二等書記官に対して
>それがダメなら命と引き換えに呪いをかけてやろう。
と考えたのは図らずも魔王が勇者に行ったことだしね。
結局愛国心がぐらついてしまった主人公が基本方針や宰相の要求に妥協したことを除いて自分の意図で交渉した内容は勇者の死亡確認と大使の交換(自分を初代大使任命)なのが意味深。
  • 投稿者: しあ
  • 2017年 06月25日 11時32分
しあさん、感想ありがとうございます。

勇者が戦闘に特化して狂っている一方で、書記官は違う意味で狂っているのかもしれません。そして、どこまでも交わることができない二人なのかしれません。


最後に作品を面白い、と言っていただきありがとうございました。
[一言]
魔王という存在がいたお陰で弟が完全な孤独ではなかった、というのもあるのかな、と感じました。
或いは、人の敵とならず、化け物ではなく人のまま死なせてくれたこともか。
自分達姉弟を使い捨てようという母国への複雑な感情もありそうです。
もしかして、三等書記官の地位にあったのも勇者に対する人質の意味もあったのでしょうか。
ここで魔族を滅ぼせば、弟がいようがいまいが、人同士の争いに突入するのは目に見えていて、実情はどうあれ、弟が命を懸けて守った世界がこれ以上の戦乱に包まれるのが嫌だったのでしょうか。
様々な感情や葛藤が、平静を保つその態度の下にあるのではないかと感じました。
面白かったです。
ありがとうございました。
  • 投稿者: 安積
  • 2017年 06月14日 23時41分
安積さん、感想ありがとうございます。

もしかすると、書記官はただ愛する弟を弔うための母国から出たかったのかもしれません。あるいは弟がただ憎く母国が憎くて、すべてをゼロにしたかったのかもしれません。

公私ともに様々な思いをもっている人間として書記官を書いたつもりです。

面白いと言っていただけて大変嬉しい気持ちです。
ご拝読、ありがとうございました。
[良い点]
ランキングより。
徐々に明かされていく情報や思惑。
人間、魔族、世界、主人公自身の想い。
最後までこの後どうなるんだとハラハラしながら読み進める事が出来ました。面白かったです。
  • 投稿者: oz
  • 2017年 06月13日 19時23分
OZさん、感想ありがとうございます。

ハラハラして読んで頂けて嬉しいです。
今後も面白い作品をかけるよう努力いたします。

今後もよろしくお願いいたします。
[良い点]
スムーズに読めて面白かったです
[気になる点]
書記官は弟が英雄のまま死ねたからよかったと思ったのかな
ちょーじゅーギーガさん

面白いと言っていただきありがとうございます。

「よかった」にはさまざまなとらえ方があると思います。
勇者のまま死ねたからかもしれません。

いろいろな風にとらえてもらえれば幸いです。

読んでいただき、ありがとうございました。
[良い点]
魔族との和平交渉という観点が新鮮でした。
浦登さん、こんばんわ。
感想ありがとうございます。

新鮮と言っていただき、たいへん嬉しいです。

今後もよろしくお願いいたします。
[一言]
 こんにちは、コーチャーさん。上野文です。
 御作を読みました。
 その、三等書記官さんは色々と理論武装してましたけど、本音は弟をかの”人間無骨”並みに恐れていただけの気がします。
 要は棚上げで、人間族に勇者が、あるいは魔族に魔王が再誕したら元の木阿弥です。
 そもそも、三等書記官の思うように他国の同情をひけるかは不明で、最悪の場合故国は裏切り者扱いで攻撃される。
 合理的に考えるなら、人間族五か国で天敵を滅ぼして、勇者が必要とされず、魔王が生まれない状況を作った方が確実です。
 じゃあ、これだけ頭の回る三等書記官は、何をしたかったのか?

 弟のやろうとしたことを台無しにしたかった。

 そう考えると実に人間らしい、私欲と感情と悪意に満ちていると受け止められました。
 興味深かったです。
  • 投稿者: 上野文
  • 2017年 06月11日 11時31分
上野さん、こんにちわ。
感想ありがとうございます。

「推理」として書きましたので未読の人のためにも多くは語れません。
その辺をご容赦いただき、疑問への回答をいたします。

本文で述べているとおり三等書記官は嘘つきです。

おそらく、これが限界の回答かな、と思います。

いつも拙著にお付き合いいただき、誠に感謝しております。
今後ともよろしくお願いいたします。
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