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[良い点]
数行読んで、あ、これは時間がある時に心して読む本だ、と思って、今日やっと読めました。
読みだしたら一気読みでした。
言葉にするのは難しいほど、とてもリアルで、ああ、と目をつむりたい気持ちになるほどでした。
でも、淡々と書いてくださっていたので、のめり込み過ぎずに最後まで読めました。そこがとても良かったです。
あまり入り込みすぎると、このお話はキツイものがありますね。
障害を持つ母の心や、子供の様子、周りの人や家族、どれも絡み合いながら、それでも最後は救いのあるお話でよかったな、と思いました。
いろんな人が、いろんな事を言いますよね。
障害がある、なしに関わらず、ここに記させれている辛い思いは誰しも持ったことがあるのではないかな、と思いました。
そんな心情を、分かりやすく読みやすく書かれていて、とても素敵だと思います。
良い話を読ませて頂きました。ありがとうございました。
数行読んで、あ、これは時間がある時に心して読む本だ、と思って、今日やっと読めました。
読みだしたら一気読みでした。
言葉にするのは難しいほど、とてもリアルで、ああ、と目をつむりたい気持ちになるほどでした。
でも、淡々と書いてくださっていたので、のめり込み過ぎずに最後まで読めました。そこがとても良かったです。
あまり入り込みすぎると、このお話はキツイものがありますね。
障害を持つ母の心や、子供の様子、周りの人や家族、どれも絡み合いながら、それでも最後は救いのあるお話でよかったな、と思いました。
いろんな人が、いろんな事を言いますよね。
障害がある、なしに関わらず、ここに記させれている辛い思いは誰しも持ったことがあるのではないかな、と思いました。
そんな心情を、分かりやすく読みやすく書かれていて、とても素敵だと思います。
良い話を読ませて頂きました。ありがとうございました。
エピソード54
感想をありがとうございます!
本当、感想を言葉にするのが難しい物語だったと思います。
「黒いネコの友達」シリーズの番外編として描いたこの物語は、本編で主人公の前に立ち塞がるラスボス、ヒロインの母親が主人公。
この語り手は世界に対する信頼感を持っていないので、私も描きながらも「夕子、しんどいなあ」と思うことしばしばでした。
「星に願う」というタイトルがちょっと弱いので途中改題してサブタイトルに「発達障害」の言葉を入れましたが、本質はそこにはありませんね。
受け取ってくださった通り、この物語は障害のある無しにかかわらず、誰しもが持つだろう想いについての物語でした。
夕子は自分や七緒を「特別な存在」と位置付けているように思いますが、本当は誠司が投げかけるように「誰しもと何も変わらない」
朝子や千秋、そして自分を育てた母親ともそうは変わらない。
特別な場所から皆と同じ世界の内側へ降りてくる、第一歩のお話でした。
ほんの小さな一歩でこれでお話になるだろうか、と心配もしたのですが、伝わっていて嬉しかったです。
本当の意味で夕子が自分に向き合うことができるのはもう少し先、本編でのことになる、はずです!
感想をいただきこれからも頑張って描こう、という気持ちになりました。
ありがとうございました!!
本当、感想を言葉にするのが難しい物語だったと思います。
「黒いネコの友達」シリーズの番外編として描いたこの物語は、本編で主人公の前に立ち塞がるラスボス、ヒロインの母親が主人公。
この語り手は世界に対する信頼感を持っていないので、私も描きながらも「夕子、しんどいなあ」と思うことしばしばでした。
「星に願う」というタイトルがちょっと弱いので途中改題してサブタイトルに「発達障害」の言葉を入れましたが、本質はそこにはありませんね。
受け取ってくださった通り、この物語は障害のある無しにかかわらず、誰しもが持つだろう想いについての物語でした。
夕子は自分や七緒を「特別な存在」と位置付けているように思いますが、本当は誠司が投げかけるように「誰しもと何も変わらない」
朝子や千秋、そして自分を育てた母親ともそうは変わらない。
特別な場所から皆と同じ世界の内側へ降りてくる、第一歩のお話でした。
ほんの小さな一歩でこれでお話になるだろうか、と心配もしたのですが、伝わっていて嬉しかったです。
本当の意味で夕子が自分に向き合うことができるのはもう少し先、本編でのことになる、はずです!
感想をいただきこれからも頑張って描こう、という気持ちになりました。
ありがとうございました!!
- 遠宮 にけ ❤️ nilce
- 2020年 05月31日 14時07分
[一言]
縦書きで読ませていただきました。
やはりにけさんは言葉でぱっと善悪を表しずらい微妙なことを描写するのに長けている方だと再認識しました。
七緒も夕子もかなりの努力家なのですが、周囲には分かりやすくそうは見えない、周りも明らかな悪者はいないのにすれ違ってしまう、その切なさに胸が痛みました。
最初のうちは夕子に対して、そんなに自信がないのならなぜ結婚したんだろう、なぜ子供を産んだんだろう、と疑問に思いながら読み進めていましたが、ああ、頑張っていたからなんだなと腑に落ちました。
とにかく普通になりたくて、周囲と馴染みたくて、認められたくて。なぜなら強烈にひとりぼっちだったから。
飄々としているようで七緒もその感覚に苦しんでいて、でも知能が高いがために本気にされなかったりする。そこには親とか大人とか子供の境はない。二人のその苦しさに痛いほど共感しました。
夕子に誠司や朝子などの理解者がいることは救いでした。夕子自身が徐々に達観した視野の広い見方が出来るようになったのもほっとしましたが、自己否定は恐ろしいほど根深くしぶといですもんね。『黒ネコ』時点でも夕子さん苦しそうなので、早く楽になったらいいな、と思いました笑
誠意のこもった物語を読ませていただいて感謝します。ありがとうございました!
縦書きで読ませていただきました。
やはりにけさんは言葉でぱっと善悪を表しずらい微妙なことを描写するのに長けている方だと再認識しました。
七緒も夕子もかなりの努力家なのですが、周囲には分かりやすくそうは見えない、周りも明らかな悪者はいないのにすれ違ってしまう、その切なさに胸が痛みました。
最初のうちは夕子に対して、そんなに自信がないのならなぜ結婚したんだろう、なぜ子供を産んだんだろう、と疑問に思いながら読み進めていましたが、ああ、頑張っていたからなんだなと腑に落ちました。
とにかく普通になりたくて、周囲と馴染みたくて、認められたくて。なぜなら強烈にひとりぼっちだったから。
飄々としているようで七緒もその感覚に苦しんでいて、でも知能が高いがために本気にされなかったりする。そこには親とか大人とか子供の境はない。二人のその苦しさに痛いほど共感しました。
夕子に誠司や朝子などの理解者がいることは救いでした。夕子自身が徐々に達観した視野の広い見方が出来るようになったのもほっとしましたが、自己否定は恐ろしいほど根深くしぶといですもんね。『黒ネコ』時点でも夕子さん苦しそうなので、早く楽になったらいいな、と思いました笑
誠意のこもった物語を読ませていただいて感謝します。ありがとうございました!
感想、そしてレビューまで!ありがとうございます!
縦書きで読んでくださったのですね。
文章がぶつ切りで読みにくくなかったでしょうか。
私がめまい持ちで、横に文字を追うのがしんどいので句点ごとに改行するようになりまして。
昔縦書きで書いていた頃に比べて文章が変わってきてしまったなあと思ってもいます。
お察しの通り夕子のイメージはHSPハイパーセンシティブな子でした。
私にとって世界は圧倒的でとても対処できない感じだけど周りは平気そう、だから自分の感覚をおかしいと封じ込め人が感じるように感じなきゃという発想をした。
という道筋で「感情に揺れやすい気質がために他人軸な生き方」をしてきました。
自分がない状態は常に不安で孤独。
夕子のような生き方は一所懸命なのにもかかわらずきっと多くの読者を苛立たせたように自分のなさは人を寂しくさせ、ムカつかせてしまいます。
でも夕子のそばにはその不器用な一所懸命さを愛してくれる人もいました。
七緒が夕子に気付きをくれましたがおっしゃる通り自己否定は恐ろしく根深い。
認知の癖はトレーニングして軌道に乗っても、何かのときにはまた弱い部分を露呈してしまったりね。
それでも良い方へ歩み続けられますようにと思います。
不器用な物語でしたが最後まで読んでくださり、おすすめしてくださりありがとうございました!
縦書きで読んでくださったのですね。
文章がぶつ切りで読みにくくなかったでしょうか。
私がめまい持ちで、横に文字を追うのがしんどいので句点ごとに改行するようになりまして。
昔縦書きで書いていた頃に比べて文章が変わってきてしまったなあと思ってもいます。
お察しの通り夕子のイメージはHSPハイパーセンシティブな子でした。
私にとって世界は圧倒的でとても対処できない感じだけど周りは平気そう、だから自分の感覚をおかしいと封じ込め人が感じるように感じなきゃという発想をした。
という道筋で「感情に揺れやすい気質がために他人軸な生き方」をしてきました。
自分がない状態は常に不安で孤独。
夕子のような生き方は一所懸命なのにもかかわらずきっと多くの読者を苛立たせたように自分のなさは人を寂しくさせ、ムカつかせてしまいます。
でも夕子のそばにはその不器用な一所懸命さを愛してくれる人もいました。
七緒が夕子に気付きをくれましたがおっしゃる通り自己否定は恐ろしく根深い。
認知の癖はトレーニングして軌道に乗っても、何かのときにはまた弱い部分を露呈してしまったりね。
それでも良い方へ歩み続けられますようにと思います。
不器用な物語でしたが最後まで読んでくださり、おすすめしてくださりありがとうございました!
- 遠宮 にけ ❤️ nilce
- 2019年 01月16日 10時55分
[良い点]
こんにちは。遅ればせながら、結末まで拝読しましたので、拙い感想を書かせて頂きます。(人気作の場合、完結直後にお邪魔をすると、大抵もの凄いことになっていますので(^^ゞ 年明けにお邪魔いたしました)。
まずは、完結おめでとうございます。
発達障碍児を持つ母親の心理的な成長を、その本人の視点で描く作品。しんどいテーマをよく書ききられたなあと。まずはお疲れさまと申し上げます。
以前、書いたと思いますが、私には発達障害の甥が二人います。上はカナー型に近いボーダーで、下は精神発達遅滞をともなう重症です。姉は私と同じく医療従事者ですが、脳神経・精神系には関係のない分野に進んだために知識もなく、息子二人の障害を知ったときの荒れようは、凄まじかったです。
当時の姉の心境、翻って私自身と親や娘との関係を考えながら、拝読しました。
『普通』って何でしょうね?(笑) 『完璧』を目指す……その基準はどこにあるのやら?(笑)
精神心理学的にはアイデンティティ確立の時期に当然なされるべき問が、意外に多くの人の内面ではなされていない。現代日本では、それが曖昧なままでも一応成人できるからだと思います。社会に出て、価値観の異なる多数の人と接する、または自分と異なる「他人」である子どもの個性と正面からぶつかり合う育児で、この問題に直面する。この問いをくり返し、折り合いをつけていくことで、やっと精神的に自立するのかと。
夕子ママにとっての『完璧』の基準は、周囲(特に自分の親)に完璧に合わせること、だったわけで……それでは「自分がない」「何を考えているか分からない」と批判されても仕方がなかったろうなあ、と思いました。皆(特に夫)は、彼女自身の気持ちや考えを知りたかったのだから。
発達障害という個性を排除して考えても、親の気持ちなんて考えない(笑)七緒は、幼い子どもの代表であり、夕子ママの極対照ですね。子どもの対極=大人、ではないということが、きちんと表現されていると感じました。
夕子ママの親業は、この先も試練がいっぱいですが……ぎこちなくも成長した彼女に、拍手を贈りたいと思います。頑張ってね。思春期は大変よ……(^_^;)←待てい(汗)
読み応えのある作品を、ありがとうございましたv
こんにちは。遅ればせながら、結末まで拝読しましたので、拙い感想を書かせて頂きます。(人気作の場合、完結直後にお邪魔をすると、大抵もの凄いことになっていますので(^^ゞ 年明けにお邪魔いたしました)。
まずは、完結おめでとうございます。
発達障碍児を持つ母親の心理的な成長を、その本人の視点で描く作品。しんどいテーマをよく書ききられたなあと。まずはお疲れさまと申し上げます。
以前、書いたと思いますが、私には発達障害の甥が二人います。上はカナー型に近いボーダーで、下は精神発達遅滞をともなう重症です。姉は私と同じく医療従事者ですが、脳神経・精神系には関係のない分野に進んだために知識もなく、息子二人の障害を知ったときの荒れようは、凄まじかったです。
当時の姉の心境、翻って私自身と親や娘との関係を考えながら、拝読しました。
『普通』って何でしょうね?(笑) 『完璧』を目指す……その基準はどこにあるのやら?(笑)
精神心理学的にはアイデンティティ確立の時期に当然なされるべき問が、意外に多くの人の内面ではなされていない。現代日本では、それが曖昧なままでも一応成人できるからだと思います。社会に出て、価値観の異なる多数の人と接する、または自分と異なる「他人」である子どもの個性と正面からぶつかり合う育児で、この問題に直面する。この問いをくり返し、折り合いをつけていくことで、やっと精神的に自立するのかと。
夕子ママにとっての『完璧』の基準は、周囲(特に自分の親)に完璧に合わせること、だったわけで……それでは「自分がない」「何を考えているか分からない」と批判されても仕方がなかったろうなあ、と思いました。皆(特に夫)は、彼女自身の気持ちや考えを知りたかったのだから。
発達障害という個性を排除して考えても、親の気持ちなんて考えない(笑)七緒は、幼い子どもの代表であり、夕子ママの極対照ですね。子どもの対極=大人、ではないということが、きちんと表現されていると感じました。
夕子ママの親業は、この先も試練がいっぱいですが……ぎこちなくも成長した彼女に、拍手を贈りたいと思います。頑張ってね。思春期は大変よ……(^_^;)←待てい(汗)
読み応えのある作品を、ありがとうございましたv
- 投稿者: 石燈 梓(Azurite)
- 女性
- 2019年 01月03日 10時39分
最後までお付き合いくださり本当にありがとうございました!
想定してよりも書き上げるまで本当に長い時間をかけてしまいました。
それだけおっしゃってくださったようにしんどいテーマだったんだなあ、といただいた感想を読みながら改めて振り返りました。
読了や感想でいつももっともな思いを伝えていただいて本当に励まされました!感謝しています。
心理学的に読み解いていただいたところ、なるほど!もっともだなと感じました。通過儀礼的なものが形骸化し分業や労働の多様化によって「一人の大人として責任を持つ重さ」を感じられる機会がいざ子供を持つ時まで実感することがないのかもしれないなあ、なんてぼんやりと感じました。私を含め今の日本では本当に大人になれるのは子供を前にしてはじめて徐々に、であるかも知れない、なんて。
他者……夕子の場合は周囲つまり普通という不特定なものなので一層ですが、自分ではないものに判断を委ねて生きる依存は自己コントロール力を失い自信喪失を招きます。
自信がないから責任を持てない→責任を持たないで判断を他者に委ねるからから自信を失う、の悪循環が癖づいて能力にそぐわない自信のなさにつながっていたのだろうと思いました。
こんな歯がゆい主人公に最後まで付き合ってくださり本当に感謝です。
「自分がない」「何を考えているか分からない」こういう得体の知れない相手とは信頼を築きにくいですよね。チームとして家族をやっていくのがとてもつらい相手です。
おっしゃる通り極対照な七緒の存在は夕子にとって鬼門。それと同時に七緒は夕子に気付きをくれ新しいステージに押し上げてくれる運命の相手だったようにも思います。きっとこれからも。
まずは自分を認め整えることが大事と気づいた夕子ですが、今後も試練がいっぱい。その後をまた描きながら私も夕子と共に成長していきたいなと思います。
ありがとうございました!
想定してよりも書き上げるまで本当に長い時間をかけてしまいました。
それだけおっしゃってくださったようにしんどいテーマだったんだなあ、といただいた感想を読みながら改めて振り返りました。
読了や感想でいつももっともな思いを伝えていただいて本当に励まされました!感謝しています。
心理学的に読み解いていただいたところ、なるほど!もっともだなと感じました。通過儀礼的なものが形骸化し分業や労働の多様化によって「一人の大人として責任を持つ重さ」を感じられる機会がいざ子供を持つ時まで実感することがないのかもしれないなあ、なんてぼんやりと感じました。私を含め今の日本では本当に大人になれるのは子供を前にしてはじめて徐々に、であるかも知れない、なんて。
他者……夕子の場合は周囲つまり普通という不特定なものなので一層ですが、自分ではないものに判断を委ねて生きる依存は自己コントロール力を失い自信喪失を招きます。
自信がないから責任を持てない→責任を持たないで判断を他者に委ねるからから自信を失う、の悪循環が癖づいて能力にそぐわない自信のなさにつながっていたのだろうと思いました。
こんな歯がゆい主人公に最後まで付き合ってくださり本当に感謝です。
「自分がない」「何を考えているか分からない」こういう得体の知れない相手とは信頼を築きにくいですよね。チームとして家族をやっていくのがとてもつらい相手です。
おっしゃる通り極対照な七緒の存在は夕子にとって鬼門。それと同時に七緒は夕子に気付きをくれ新しいステージに押し上げてくれる運命の相手だったようにも思います。きっとこれからも。
まずは自分を認め整えることが大事と気づいた夕子ですが、今後も試練がいっぱい。その後をまた描きながら私も夕子と共に成長していきたいなと思います。
ありがとうございました!
- 遠宮 にけ ❤️ nilce
- 2021年 07月09日 10時19分
[一言]
完結おめでとうございます!
最後まで泣かされました。
もうこの物語でどれだけ泣かされた事か……っ
どんな子でも、子供を持つ限り苦労はつきものだと思いますが、何らかの障害を持つ子の親は更に不安や心配が襲いかかってきますよね。
夕子さんの心の揺れにすごく同調してしまいました。
タンポポに行くことによって、莉音ちゃん達に迷惑がかかってしまうんじゃないだろうかって気持ちも、よく分かります。
ひとつの節目を迎え、夕子さんの心の変化が、私たち読者に微かな希望を与えてくれたラストは、とても良かったです!
長期連載、お疲れ様でした!
完結おめでとうございます!
最後まで泣かされました。
もうこの物語でどれだけ泣かされた事か……っ
どんな子でも、子供を持つ限り苦労はつきものだと思いますが、何らかの障害を持つ子の親は更に不安や心配が襲いかかってきますよね。
夕子さんの心の揺れにすごく同調してしまいました。
タンポポに行くことによって、莉音ちゃん達に迷惑がかかってしまうんじゃないだろうかって気持ちも、よく分かります。
ひとつの節目を迎え、夕子さんの心の変化が、私たち読者に微かな希望を与えてくれたラストは、とても良かったです!
長期連載、お疲れ様でした!
最後までお付き合いくださり本当にありがとうございました!
泣いてくれてありがとうございます〜!
不安があっても子育ての道筋がそれなりに見えていれば、他の子と同じルートに乗れるから探したり選択を迫られたり対応に戸惑ったりしなくても済むのだけれどね。
手探りで我が子に合うものを選択し続けなくてはならない。
その選択も将来を思った時本当にそれでよかったのかと迷わない日はありません。
七緒にとってお世話しよう、仲間に入れようと手を引くのではなく、対等な相手として自由にすごすことが許され、またときに同じ興味を持つ友達として七緒の世界に入ってきてくれる詩音や莉音はとても相性が良い相手のように見えます。
それでも理解出来ない行動や手に負えない状態になった時、ふたりにどんな風に思われるか。
一緒にいることが彼らの負担にならないかと想像してしまうのですね。
この繰り返しの日々を過ごす時どこかで「できることをやったんだ」と私を肯定している部分がないとしんどい。
誠司や朝子はもちろん、ばぁばや喧嘩別れになってしまった千秋だって本当に夕子が母親じゃダメだなんて思っている人はどこにもいません。
これから夕子が「今、私はこう感じているんだなあ」と揺れる心をも認め自分を大切にして日々を過ごしていけると信じています。
共感のコメント、応援、本当に励みになりました。
ありがとうございました!
泣いてくれてありがとうございます〜!
不安があっても子育ての道筋がそれなりに見えていれば、他の子と同じルートに乗れるから探したり選択を迫られたり対応に戸惑ったりしなくても済むのだけれどね。
手探りで我が子に合うものを選択し続けなくてはならない。
その選択も将来を思った時本当にそれでよかったのかと迷わない日はありません。
七緒にとってお世話しよう、仲間に入れようと手を引くのではなく、対等な相手として自由にすごすことが許され、またときに同じ興味を持つ友達として七緒の世界に入ってきてくれる詩音や莉音はとても相性が良い相手のように見えます。
それでも理解出来ない行動や手に負えない状態になった時、ふたりにどんな風に思われるか。
一緒にいることが彼らの負担にならないかと想像してしまうのですね。
この繰り返しの日々を過ごす時どこかで「できることをやったんだ」と私を肯定している部分がないとしんどい。
誠司や朝子はもちろん、ばぁばや喧嘩別れになってしまった千秋だって本当に夕子が母親じゃダメだなんて思っている人はどこにもいません。
これから夕子が「今、私はこう感じているんだなあ」と揺れる心をも認め自分を大切にして日々を過ごしていけると信じています。
共感のコメント、応援、本当に励みになりました。
ありがとうございました!
- 遠宮 にけ ❤️ nilce
- 2018年 12月19日 15時24分
[一言]
完結おめでとうございます。
連載当初からリアルタイムで読み進めてきて、この物語がいったいどこへ着地するのだろうと気になっていました。完結を見届けることができて嬉しいです。
七緒に関しては「黒ネコ」で無事に成長した姿を知っており、それなりに人間系が築けていることも分かっていましたのである意味安心して読めました。ですがこちらのメインは夕子。彼女の感情の揺れを自分のもののように実感し、毎回胸を痛めながら読みました。
価値観の軸を他者評価に委ね、しかも完璧主義者の夕子。こちらが完全に被害者の立場でさえ自罰的に考えてしまう。客観的にみれば何と愚かで息苦しい生き方なんだろうと思えてしまうのですが、呆れる気持ちになれないのは私自身の中にもまた彼女と同じ資質があるからです。他者の評価を気にするあまり無駄に気疲れしてしまう経験は若い頃に味わいましたので、とても他人事とは思えませんでした。
「こうなりたい自分」はあるのだけど、それが「自然体の自分」とは大きく乖離しているので苦しんでしまうのですよね。私だけでなく、誰でも多かれ少なかれ夕子的な部分を持っているのではないでしょうか。対照的に、他人にはほとんど興味がなく自分の世界に没頭できる七緒。親子とはいえ、相性としては最悪ですね。私には子供がいないので実感はありませんが、特に母親は子供の問題を自分の問題として抱え込みがちですから、夕子はなおさら苦悩を背負ってしまったのだと思います。まずは夕子自身の意識の軸を直して、それから七緒をどうサポートするか考えるべきなのに、二つの問題を一緒くたにしてしまって身動きが取れなくなっている様が手に取るように分かりました。
周囲からの悪意はもちろん、善意までプレッシャーに感じてしまって(まあ、おばあちゃんのあの態度はどうかと思いますが……)どうなることかと本当にはらはらしましたが、終盤、「完璧でなくて良い」と気づいたことは大きな前進ですよね。朝子も誠司も悩んで迷ってそれでも親をやっているのだと実感できた夕子さんは、ほんの少しは楽に構えられるようになったのかなと思います。これからも七緒の成長につれて様々な問題に直面しなければならないのでしょうけれど、その時にありもしない最適解を求めてまたドツボにはまらないよう、私も彼女と一緒に星に願いたい気持ちです。
最後に、このような繊細なテーマの作品をリアリティをもって描くには、そうとうに神経を使われたことと拝察します。過度の悲劇性を持たさず、鼻につく道徳性もなく、物語として十分に面白い中で発達障害の現実を知ることができました。本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
次は「黒ネコ」の七緒に再会できることを心待ちにしています。
完結おめでとうございます。
連載当初からリアルタイムで読み進めてきて、この物語がいったいどこへ着地するのだろうと気になっていました。完結を見届けることができて嬉しいです。
七緒に関しては「黒ネコ」で無事に成長した姿を知っており、それなりに人間系が築けていることも分かっていましたのである意味安心して読めました。ですがこちらのメインは夕子。彼女の感情の揺れを自分のもののように実感し、毎回胸を痛めながら読みました。
価値観の軸を他者評価に委ね、しかも完璧主義者の夕子。こちらが完全に被害者の立場でさえ自罰的に考えてしまう。客観的にみれば何と愚かで息苦しい生き方なんだろうと思えてしまうのですが、呆れる気持ちになれないのは私自身の中にもまた彼女と同じ資質があるからです。他者の評価を気にするあまり無駄に気疲れしてしまう経験は若い頃に味わいましたので、とても他人事とは思えませんでした。
「こうなりたい自分」はあるのだけど、それが「自然体の自分」とは大きく乖離しているので苦しんでしまうのですよね。私だけでなく、誰でも多かれ少なかれ夕子的な部分を持っているのではないでしょうか。対照的に、他人にはほとんど興味がなく自分の世界に没頭できる七緒。親子とはいえ、相性としては最悪ですね。私には子供がいないので実感はありませんが、特に母親は子供の問題を自分の問題として抱え込みがちですから、夕子はなおさら苦悩を背負ってしまったのだと思います。まずは夕子自身の意識の軸を直して、それから七緒をどうサポートするか考えるべきなのに、二つの問題を一緒くたにしてしまって身動きが取れなくなっている様が手に取るように分かりました。
周囲からの悪意はもちろん、善意までプレッシャーに感じてしまって(まあ、おばあちゃんのあの態度はどうかと思いますが……)どうなることかと本当にはらはらしましたが、終盤、「完璧でなくて良い」と気づいたことは大きな前進ですよね。朝子も誠司も悩んで迷ってそれでも親をやっているのだと実感できた夕子さんは、ほんの少しは楽に構えられるようになったのかなと思います。これからも七緒の成長につれて様々な問題に直面しなければならないのでしょうけれど、その時にありもしない最適解を求めてまたドツボにはまらないよう、私も彼女と一緒に星に願いたい気持ちです。
最後に、このような繊細なテーマの作品をリアリティをもって描くには、そうとうに神経を使われたことと拝察します。過度の悲劇性を持たさず、鼻につく道徳性もなく、物語として十分に面白い中で発達障害の現実を知ることができました。本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
次は「黒ネコ」の七緒に再会できることを心待ちにしています。
最後までお付き合いくださり本当にありがとうございました!
夕子を応援してくださり本当にありがとうございました。
おっしゃる通り他人軸で完璧主義な夕子というキャラクターは七緒とは最悪の相性。翻り夕子に取って七緒は、自分に向き合う気づきの試練をくれる運命の相手となりました。
どちらにとってもあまりにガチンコでスパルタな展開です。
描きながら感じたのは、夕子はこんなに人ばかり見て自分を押し殺して縮こまっているのに誰もそんなことは望んでいない。
千秋や誠司や朝子からするとむしろ誰も受け入れない頑固で自己中心な人間にすら映ってしまうということでした。
自己中心なんて言われたら夕子はびっくりするだろうと思います。
でも実際そうとしか見えないのですね。
夕子が従っているのは思い込みの他者。
誰ののぞみを叶えているわけでもないのにそれで七緒を縛るのですから周囲も黙って見ていられません。
そしてその善意の手からすら自分が至らないからもっとしっかりしなきゃ→七緒をちゃんとさせなきゃ(そこじゃない〜)と追い詰められ、視野を狭めては孤立してしまいます。
塔子さんのように魅力的な大人の女性にも夕子のような要素があるとおっしゃってくださったように私を含め皆さんそういう部分はどこかに持っているのかもしれないと思います。
しかしそれにしても夕子は極端で、誰の助けの手も届かない。困ってしまいましたw
もう少し人の言葉が入れば良かったのですが、夕子にはもう誰もがすごい人に映りすぎているんだなと感じました。
そんな上に見てしまっては「大丈夫」だとか「しっかりしな」だとかどんなアドバイスも「みんなすごい自分は足りない」と受け取ってしまうしかない。
そこで最後プロットを変更し、朝子の言葉によって気付く→知らない親子喧嘩のシーン(しかも母親のほうがよくない)によって気付くに変更したのでした。
夕子のことを外から見て苛立つ周囲の気持ちと、夕子になって怯える気持ちを感じながらきっと読むのがしんどい物語になってしまったなあと感じました。
主人公の課題が大きすぎて共感や応援の気持ちが湧きにくかったように思います。もう少し愛される要素があるとよかったかななんて。
しんどい物語でしたが最後までお付き合いくださり、そして丁寧に読み解いてくださりありがとうございました!
夕子を応援してくださり本当にありがとうございました。
おっしゃる通り他人軸で完璧主義な夕子というキャラクターは七緒とは最悪の相性。翻り夕子に取って七緒は、自分に向き合う気づきの試練をくれる運命の相手となりました。
どちらにとってもあまりにガチンコでスパルタな展開です。
描きながら感じたのは、夕子はこんなに人ばかり見て自分を押し殺して縮こまっているのに誰もそんなことは望んでいない。
千秋や誠司や朝子からするとむしろ誰も受け入れない頑固で自己中心な人間にすら映ってしまうということでした。
自己中心なんて言われたら夕子はびっくりするだろうと思います。
でも実際そうとしか見えないのですね。
夕子が従っているのは思い込みの他者。
誰ののぞみを叶えているわけでもないのにそれで七緒を縛るのですから周囲も黙って見ていられません。
そしてその善意の手からすら自分が至らないからもっとしっかりしなきゃ→七緒をちゃんとさせなきゃ(そこじゃない〜)と追い詰められ、視野を狭めては孤立してしまいます。
塔子さんのように魅力的な大人の女性にも夕子のような要素があるとおっしゃってくださったように私を含め皆さんそういう部分はどこかに持っているのかもしれないと思います。
しかしそれにしても夕子は極端で、誰の助けの手も届かない。困ってしまいましたw
もう少し人の言葉が入れば良かったのですが、夕子にはもう誰もがすごい人に映りすぎているんだなと感じました。
そんな上に見てしまっては「大丈夫」だとか「しっかりしな」だとかどんなアドバイスも「みんなすごい自分は足りない」と受け取ってしまうしかない。
そこで最後プロットを変更し、朝子の言葉によって気付く→知らない親子喧嘩のシーン(しかも母親のほうがよくない)によって気付くに変更したのでした。
夕子のことを外から見て苛立つ周囲の気持ちと、夕子になって怯える気持ちを感じながらきっと読むのがしんどい物語になってしまったなあと感じました。
主人公の課題が大きすぎて共感や応援の気持ちが湧きにくかったように思います。もう少し愛される要素があるとよかったかななんて。
しんどい物語でしたが最後までお付き合いくださり、そして丁寧に読み解いてくださりありがとうございました!
- 遠宮 にけ ❤️ nilce
- 2018年 12月17日 15時15分
[一言]
読了です。
にけ様はこの難解な物語をどう締めてくれるのか、密かにそこを注目しておりました。
黒ネコの最新話を拝読する限り、これは仮初めのベターエンドですね。夕子の一時的な自己満足と評しても過言ではないと思います。
そこがにけ様の凄いところ。「めでたしめでたし」の安直な結論は出さない、読み手にいろんな問題提起を投げ掛ける手法なのだと私なりに解釈しました。
本作は夕子視点に終始しているけれど、そこにはまだまだ続きがあって、今後の我々は中学生のフィルターを通じて更に考えさせられるでしょう。
ひとまず完結お疲れ様でした。
読了です。
にけ様はこの難解な物語をどう締めてくれるのか、密かにそこを注目しておりました。
黒ネコの最新話を拝読する限り、これは仮初めのベターエンドですね。夕子の一時的な自己満足と評しても過言ではないと思います。
そこがにけ様の凄いところ。「めでたしめでたし」の安直な結論は出さない、読み手にいろんな問題提起を投げ掛ける手法なのだと私なりに解釈しました。
本作は夕子視点に終始しているけれど、そこにはまだまだ続きがあって、今後の我々は中学生のフィルターを通じて更に考えさせられるでしょう。
ひとまず完結お疲れ様でした。
- 投稿者: 退会済み
- 2018年 12月16日 10時44分
管理
最後までお付き合いくださり本当にありがとうございました!
「星に願う』中盤まで書いたところでこの主人公、本編ではラスボスだし設定上しんどい人ではあるんだけど、それにしても嫌われすぎるかも……と思いました。
最後まで見捨てずにいてくださりありがとうございます。
この物語は状況として何一つスッキリと良い方向に変わったわけではないし解決もしていません。
ただ夕子の心の持ちようの変化だけが変わった。
それもまだまだ危ういけれどといったところでのラストです。
冒頭のシーンよりも手前の時点で終わるので、本当にまだまだ夕子の心は脆く、揺れやすい。
夕子をもう少し愛されるキャラクターとして描ければよかったなあと今は感じています。
手法どころか!もっと納得できる描き方があったのではないかなと思っています。
応援してくださりありがとうございました!
「星に願う』中盤まで書いたところでこの主人公、本編ではラスボスだし設定上しんどい人ではあるんだけど、それにしても嫌われすぎるかも……と思いました。
最後まで見捨てずにいてくださりありがとうございます。
この物語は状況として何一つスッキリと良い方向に変わったわけではないし解決もしていません。
ただ夕子の心の持ちようの変化だけが変わった。
それもまだまだ危ういけれどといったところでのラストです。
冒頭のシーンよりも手前の時点で終わるので、本当にまだまだ夕子の心は脆く、揺れやすい。
夕子をもう少し愛されるキャラクターとして描ければよかったなあと今は感じています。
手法どころか!もっと納得できる描き方があったのではないかなと思っています。
応援してくださりありがとうございました!
- 遠宮 にけ ❤️ nilce
- 2018年 12月17日 13時39分
[一言]
完結お疲れ様です。
七緒の幼少期のエピソードは最初から最後まで、同じ所をグルグル回る様な、答えの見えない物語でした。
多分それは実話にも思える様なストーリーだったからでしょうか。(笑)
答えの見えない難しい問題は、夕子という個人の物語でもあり、現実は小説の様に起承転結という訳には行かないよと言われている様でした。(笑)
兎に角色々教わり、考えさせられる特殊な小説でした。面白かったです♪
完結お疲れ様です。
七緒の幼少期のエピソードは最初から最後まで、同じ所をグルグル回る様な、答えの見えない物語でした。
多分それは実話にも思える様なストーリーだったからでしょうか。(笑)
答えの見えない難しい問題は、夕子という個人の物語でもあり、現実は小説の様に起承転結という訳には行かないよと言われている様でした。(笑)
兎に角色々教わり、考えさせられる特殊な小説でした。面白かったです♪
最後までお付き合いくださり本当にありがとうございました!
物語としては起承転結とというかプロットを立てて段階を経てすすめてきていたつもりだったのですが、夕子の七緒に対する対応が一貫して良い方に進むのではなく一進一退するので同じところをぐるぐる回っているように見えていたのかなと感じました。
途中で良くなったと思ったのにまた戻ったなと感じる。
夕子の障害の受容過程を最後まで読んでも解消できるものになっていなかったとすればそれは反省点です。
物語を伝わるように書くのは本当に難しいですね。
精進したいと思います。
気付きをありがとうございました!
物語としては起承転結とというかプロットを立てて段階を経てすすめてきていたつもりだったのですが、夕子の七緒に対する対応が一貫して良い方に進むのではなく一進一退するので同じところをぐるぐる回っているように見えていたのかなと感じました。
途中で良くなったと思ったのにまた戻ったなと感じる。
夕子の障害の受容過程を最後まで読んでも解消できるものになっていなかったとすればそれは反省点です。
物語を伝わるように書くのは本当に難しいですね。
精進したいと思います。
気付きをありがとうございました!
- 遠宮 にけ ❤️ nilce
- 2018年 12月17日 13時25分
[一言]
完結おめでとうございます
夕子が主人公なので、彼女を中心に見ていたのですけど……周りの人たちも毎回毎回めちゃくちゃ気になってました!
みんなそれぞれの正義や言い分があって、だからぶつかるのもわかるし、わかりあえないのもわかる。
千秋から見た夕子、朝子からみた夕子、香澄から見た七緒……それぞれがイラついたり傷ついたり傷つけたり。
いろんな人がいるから世界は面白いけれど、いろんな人がいるから争いも起きるわけで。でもそんな世界で夕子はもがいて助けられて、最後は幽かな頼りない光だけど星を見つけた。
淡いけれど、希望を感じさせるラスト。最後まで面白かったです!
完結おめでとうございます
夕子が主人公なので、彼女を中心に見ていたのですけど……周りの人たちも毎回毎回めちゃくちゃ気になってました!
みんなそれぞれの正義や言い分があって、だからぶつかるのもわかるし、わかりあえないのもわかる。
千秋から見た夕子、朝子からみた夕子、香澄から見た七緒……それぞれがイラついたり傷ついたり傷つけたり。
いろんな人がいるから世界は面白いけれど、いろんな人がいるから争いも起きるわけで。でもそんな世界で夕子はもがいて助けられて、最後は幽かな頼りない光だけど星を見つけた。
淡いけれど、希望を感じさせるラスト。最後まで面白かったです!
最後までお付き合いくださり本当にありがとうございました!
ハイパーセンシティブで自己主張しない夕子。
彼女だけでは受け身すぎて物語が一向に進まない〜〜。
だからこそ周りが色々と動いてしまって。
ほんと夕子がはっきりすればかなりの事件はなかったことになるような気がしますw
でも夕子は動けないんですよね。
自分で自分に困っている。
でも周りも困りますよね。
私はいわゆる悪役を描くのがとても下手で、どうしても善意が追い詰めたり、誰も悪くないのに閉塞したりする話をよく書いてしまいます。
なんだか一番救いがないなって思います。
物語では状況を囲っているので切羽詰まってしまいますが、大概の人の視野はそこまで狭くないので美味しいもの食べたり、仕事でいいことがあったりなんだかんだで気持ちがそれて「まあいいか」ってなりますよね。
誰も彼もそんなもんだよってこのまま夕子も気づいていけばいいなって思います。
ラストほんとにささやかなので、受け入れてもらえてホッとしました〜〜。
ありがとうございました!
ハイパーセンシティブで自己主張しない夕子。
彼女だけでは受け身すぎて物語が一向に進まない〜〜。
だからこそ周りが色々と動いてしまって。
ほんと夕子がはっきりすればかなりの事件はなかったことになるような気がしますw
でも夕子は動けないんですよね。
自分で自分に困っている。
でも周りも困りますよね。
私はいわゆる悪役を描くのがとても下手で、どうしても善意が追い詰めたり、誰も悪くないのに閉塞したりする話をよく書いてしまいます。
なんだか一番救いがないなって思います。
物語では状況を囲っているので切羽詰まってしまいますが、大概の人の視野はそこまで狭くないので美味しいもの食べたり、仕事でいいことがあったりなんだかんだで気持ちがそれて「まあいいか」ってなりますよね。
誰も彼もそんなもんだよってこのまま夕子も気づいていけばいいなって思います。
ラストほんとにささやかなので、受け入れてもらえてホッとしました〜〜。
ありがとうございました!
- 遠宮 にけ ❤️ nilce
- 2018年 12月17日 13時13分
[一言]
完結おめでとうございます。そして、お疲れ様でした。
にけさんのきちんと物語を完結させる力に乾杯です。
とてもリアリティのあるお話だったと思います。
小説を書く時、つい一直線に話を流してしまいがちなんですけど、このお話はあっちにぶつかり、こっちにぶつかり、三歩進んで二歩下がる、みたいなところがありました。でもきっと現実って、そんな感じなんですよね。
終わりがどこかも本当はわからないし、そこへ真っ直ぐに進むなんてことはまずないだろうし……。
読んでいる間は苦しく感じてしまった時もあるけれど、読み終えたときに、夕子と一緒に成長できたような気持ちになれる。そんなお話だったのではないかと思います。
完結おめでとうございます。そして、お疲れ様でした。
にけさんのきちんと物語を完結させる力に乾杯です。
とてもリアリティのあるお話だったと思います。
小説を書く時、つい一直線に話を流してしまいがちなんですけど、このお話はあっちにぶつかり、こっちにぶつかり、三歩進んで二歩下がる、みたいなところがありました。でもきっと現実って、そんな感じなんですよね。
終わりがどこかも本当はわからないし、そこへ真っ直ぐに進むなんてことはまずないだろうし……。
読んでいる間は苦しく感じてしまった時もあるけれど、読み終えたときに、夕子と一緒に成長できたような気持ちになれる。そんなお話だったのではないかと思います。
最後までお付き合いくださり本当にありがとうございました!
私はプロットを立てる時よく山場とその収束までを書いてラストを開けてしまう癖があったのですが、この話はまずラストシーンを定めてタイトルをつけ、書いた物語でした。
この物語、七緒の課題は課題のままだし、集団に入る選択肢は振り出しに戻り、最初と最後で状況はほとんど何も変わっていない。
世界の見え方が変わっただけ。夕子の心の持ちようがほんの少し変わっただけなのですね。
ヒーローが何もかもを救ってくれる話ではなく誰の手も届かず、ヒーローは臍を噬む。
夕子は一体どのようにして変わるのか、というところをなぞりながら書いていました。
着地点の心理は定まっていたけれど”どのようにして”そこにたどり着くのか、それが知りたかったのです。
私を助けるのは私。
私が私を信じること。
それに必要なのは自分自身もついつい言いたくなるけれど「しっかりしなさい、頑張りなさい」と鼓舞することではなかったんだなと思いました。
当人は歪んだ認知で比較して「もっとしっかりしなきゃ、もっと頑張らなきゃ」と心で一番ダメ出ししている。
理想化した神様のような完璧なお母さんではないことを悔いている。
そのことに気づくために書いた物語だったような気がします。
物語として魅せるには主人公が嫌われすぎるし、悪役に同情心が湧いてしまう、セオリーに反したお話になってしまったなと感じています。
次作の課題です。
応援してくださりありがとうございました!
私はプロットを立てる時よく山場とその収束までを書いてラストを開けてしまう癖があったのですが、この話はまずラストシーンを定めてタイトルをつけ、書いた物語でした。
この物語、七緒の課題は課題のままだし、集団に入る選択肢は振り出しに戻り、最初と最後で状況はほとんど何も変わっていない。
世界の見え方が変わっただけ。夕子の心の持ちようがほんの少し変わっただけなのですね。
ヒーローが何もかもを救ってくれる話ではなく誰の手も届かず、ヒーローは臍を噬む。
夕子は一体どのようにして変わるのか、というところをなぞりながら書いていました。
着地点の心理は定まっていたけれど”どのようにして”そこにたどり着くのか、それが知りたかったのです。
私を助けるのは私。
私が私を信じること。
それに必要なのは自分自身もついつい言いたくなるけれど「しっかりしなさい、頑張りなさい」と鼓舞することではなかったんだなと思いました。
当人は歪んだ認知で比較して「もっとしっかりしなきゃ、もっと頑張らなきゃ」と心で一番ダメ出ししている。
理想化した神様のような完璧なお母さんではないことを悔いている。
そのことに気づくために書いた物語だったような気がします。
物語として魅せるには主人公が嫌われすぎるし、悪役に同情心が湧いてしまう、セオリーに反したお話になってしまったなと感じています。
次作の課題です。
応援してくださりありがとうございました!
- 遠宮 にけ ❤️ nilce
- 2018年 12月17日 12時56分
[良い点]
最後まで拝読しました!
そして、完結お疲れ様でした。
最後のシーン、題名とリンクしていてすごく良かったです。確信とまでは云えない淡い感じではあったけれど、未来の幸せを願って止まない気持ち――そんな希望にも似た願いの気持ちを吐き出せた夕子は、色々な出来事もあったけどそれを乗り越え、確実に成長したんだなあ、と私は思いました。
これはにけさんの作品全体に言えることですが、何が普通で何が普通じゃないのか、何を信じて何を信じないのか――。そういう、生きる上での命題を常に突きつけられているような、そんな気持ちを抱きながら読ませていただきました。
まだまだ最終的な結論は私自身出せませんが(生きる限りその答えを出せるかどうかも怪しいですが)、少なくとも夕子が最後に感じた如く、何かに安易に迎合することなく、自分を嫌うこともなく、信念を大切にして生きていくことが大事なのかな、なんて思った次第です。
最後まで拝読しました!
そして、完結お疲れ様でした。
最後のシーン、題名とリンクしていてすごく良かったです。確信とまでは云えない淡い感じではあったけれど、未来の幸せを願って止まない気持ち――そんな希望にも似た願いの気持ちを吐き出せた夕子は、色々な出来事もあったけどそれを乗り越え、確実に成長したんだなあ、と私は思いました。
これはにけさんの作品全体に言えることですが、何が普通で何が普通じゃないのか、何を信じて何を信じないのか――。そういう、生きる上での命題を常に突きつけられているような、そんな気持ちを抱きながら読ませていただきました。
まだまだ最終的な結論は私自身出せませんが(生きる限りその答えを出せるかどうかも怪しいですが)、少なくとも夕子が最後に感じた如く、何かに安易に迎合することなく、自分を嫌うこともなく、信念を大切にして生きていくことが大事なのかな、なんて思った次第です。
最後までお付き合いくださり本当にありがとうございました!
長編小説を書きながら、私が物語で見たいのは生き方なんだろうなと思います。
大河小説、大河ドラマに強いあこがれがあって、人がどう生きて何を選択し、どう変わっていったかを見るのが好きなのです。
長編を書くことに関しては正直苦手意識があります。
物語を伝えるために意図を張り巡らせて描いているというより、自分がわからない物事を理解したいことを物語の形にすることで、実感したくて書いているので次第にプロット部分と心理部分にどうしても乖離が起こるのです。
特別な知識があるわけでもなく経験豊富でも考えが新しいわけでもない、とるに足らない私がわかったように書けることなんて、どうせ手垢にまみれていて誰でももうわかりきっているものにしかなりえない。
ならばせめて私というフィルターがキャラクターを通して実感したこと、発見したことをできるだけ正確に書き残していこう。
非常に内向きですがそういう風に思っています。
脱稿後振り返ってみると主人公が嫌われないための配慮に欠けていたり、敵として配置された人物がむしろ良い人間で、悶々とするようなことが多い話だったなと思いました。
最後まで夕子を応援してくださり本当にありがとうございました!!
長編小説を書きながら、私が物語で見たいのは生き方なんだろうなと思います。
大河小説、大河ドラマに強いあこがれがあって、人がどう生きて何を選択し、どう変わっていったかを見るのが好きなのです。
長編を書くことに関しては正直苦手意識があります。
物語を伝えるために意図を張り巡らせて描いているというより、自分がわからない物事を理解したいことを物語の形にすることで、実感したくて書いているので次第にプロット部分と心理部分にどうしても乖離が起こるのです。
特別な知識があるわけでもなく経験豊富でも考えが新しいわけでもない、とるに足らない私がわかったように書けることなんて、どうせ手垢にまみれていて誰でももうわかりきっているものにしかなりえない。
ならばせめて私というフィルターがキャラクターを通して実感したこと、発見したことをできるだけ正確に書き残していこう。
非常に内向きですがそういう風に思っています。
脱稿後振り返ってみると主人公が嫌われないための配慮に欠けていたり、敵として配置された人物がむしろ良い人間で、悶々とするようなことが多い話だったなと思いました。
最後まで夕子を応援してくださり本当にありがとうございました!!
- 遠宮 にけ ❤️ nilce
- 2018年 12月17日 11時57分
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