感想一覧

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[一言]
読ませていただきました。
所々に現れる比喩表現がおしゃれですね。どこか美的センスを感じさせるようなたとえ方は、物語に独特のスパイスを加えています。比喩というのは、まねをすれば出来るというたぐいのものではないので、読み甲斐があります。漫才で言うところの謎かけのようなものがあります。結婚とかけまして、一足の靴ととく。その心は、二つで一つ、というような。その点で、この小説は見所が多いです。しかし、他方で人物に対してどこか入り込めないままに終わってしまう点があります。心の機微、もしくは心底を描写するというよりは、どこか上辺だけをかすめ取るような感覚で、奥底にある悲しみを読み取ることが出来ないような気がします。あまりにも淡々とつづられすぎて、読者を置いてけぼりにするような感覚でした。実はこれには私の特性もあります。私は徹底的に描写し尽くすような重厚な小説を好みますので……。ですから、これがいいんだ、と言うことが出来ません。あくまで、そう感じたという程度で受け取っていただけると助かります。
  • 投稿者: NAONAO
  • 2006年 11月20日 01時18分
[一言]
読ませて頂きました。
まず文学的表現がお上手ですね。私も見習いたいものです。
前半から、感情移入は難しいかな、と読み進めておりましたが、後半ではしっかりと物語の中に入り込んでいました。綺麗なお話で、スッキリとした気持ちにさえなります。
これからも執筆頑張って下さい。それでは失礼します。
  • 投稿者: めろん
  • 2006年 11月05日 10時13分
[一言]
作品読ませて頂きました。
読み始め、過去形の文が多く読みにくいと感じましたが作品の最後にかかってそれまで読んでいたのが回想だと分かって巧いなと思いました。
内容の方も別れる前の重い気持ちを上手く表現出来ていると思います。
  • 投稿者: 猫小判
  • 2006年 11月02日 21時20分
[一言]
別れというのはどういう形であれ辛いものですね。たとえそれは自分が決めたことであっても。深い作品だと思いました。
[一言]
初めて作品を拝読させていただきました。

いいです。とても。
非常に薫りたかい文章だと思います。
気になるところがないではないですが、もし私が添削すれば、間違いなくこの薫りは消えてしまうでしょう。
特に会話がしゃれていて、読んでいて、嬉しくなってしまいました。

惜しむらくは、二人が別れることを前提として書かれているせいか、別れの理由に重みがないこと。
そこが何とかなればなぁ、と思います。

とはいえ、素晴らしい作品であることに変わりはありません。
こういう作品に出会えたことに感謝します。
ありがとうございました。
  • 投稿者: 弥招 栄
  • 2006年 10月29日 07時35分
[一言]
淡々としていて丁寧な描写が良かったです。話が進む中でテーマの紙がどこにでてきているんだろう?と疑問に思ったくらい自然に話の中に組み込まれていました。私自身できないので感心しました。
あと時間をストーリーに組み込む所も良かったです。ただ個人的に最後まで時間を組み込んで欲しかったです。
素敵な作品ですね。勉強させて頂きました。
  • 投稿者: 虹雪
  • 2006年 10月29日 00時03分
[一言]
二人ともが理屈的な駆け引きをしていて、紙の器で退屈さを表し、泣くことで有利に関係を破綻させるというクールな描写だと思いました。一方で感情で恋愛をしない新しいスタイルの恋愛なのではないかと思いました。
なぜ一つの流れを文章ではなく時間軸にしたのか聞いてみたいです。

[一言]
過去形の文が多かった気もしましたが、情景描写がすごく丁寧ですね。
文学作品ならではの、曖昧なラストが文章の雰囲気に合っていました。
[一言]
落ち着いた文章の中に色々な感情がこもっていて
それがうまく表現されていました。

こんな思いを昔、経験した事がある私はなんとも言えない気持ちで読んでました(苦笑)
[一言]
はじめまして。拝読させて頂きました。
まとまってるなあ、というのが初読の感想です。硬質な文章と内容が合っていて、
二人の切なさがより伝わってきました。女性専用車両の話はかなり説得力があってよかったです 笑
  • 投稿者: 高部なつき
  • 2006年 10月25日 17時31分
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