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[気になる点]
何故クリスティーヌというキャラに悪いことをさせられなかったんでしょうか。
弟含め他のキャラにはそれが出来ているのに。

「偽善者ぶって裏で何をしているのか」と「偽善者ぶって内心何を思っているのか」との違いを理解しておられますか?
前者は裏で良からぬことをしていれば悪です。
後者は内心良からぬ思いを抱いていても悪ではありません。
良からぬことを実行にうつしていなければ、その人は悪いことをしていないのです。

この作品では「悪事を働いたか」ではなく「主人公に好意の念を抱いているか」が善悪の基準になってしまっているように思います。
[一言]
聖女に運命を狂わされ不幸になった人々のお話。
結局歴史は繰り返すって感じの作品ですかね。

聖女にとっては自分を害した相手のみならず自分が妬んだ相手まで不幸になり、自分の関係者は無事なんだからさぞハッピーエンドでしょう。
ご指摘ありがとうございます。
ハッピーエンドは難しいなと書いていて思いました。
今後に生かしていきたいです。
[一言]
返信ありがとうございました。

どうしても作者と読者は持っている情報量が違うので、そこで食い違いがおきますよ~。って事なのです。
クリスティーヌの扱いは、正直な話まったく救いが無くても作者の好きにして良いと思います。
理不尽な目に合って不幸になるキャラなんて、それこそ腐るほどいますから。

ただクリスティーヌの内面が酷くても、それを表面の行動に出していない限り『内面を理由に酷い目に合わせた』のは『読者の反発を招きやすい』です。
他の方々が書かれた感想でクリスティーヌに触れているのも、今までの行いが酷かった訳じゃないのに何故?って思いがあるんじゃないかなぁ。

実際の社会でも、内面がクズだけど表面に出さずに真面目な生活をしている人もいっぱい居ます。
内面だけが理由なのは、クリスティーヌの扱いに対する理由としては弱いかなぁ。
自分は、成さぬ善より成す偽善が好きなので余計にそう思ってしまったのかも。
作者さんの悪役に対する姿勢を否定したいとは思っていません。
感想なので、悪役に対する扱いに納得出来ませんでしたって書いただけです。
あとジャンルがファンタジーではなく、異世界の恋愛だから理不尽さが目についてしまったのかも。

世の中には色々な価値観があって、一般的な価値観や常識と言われるものも他人と擦り合わせると内容が違うことが多いです。
そういったモノや考え方の違いは、本当に難しいです。
作者さんを攻撃する意図はありませんので、自分の感想が不愉快でしたら消して頂けると幸いです。
再度のご指摘ありがとうございます。
認識のずれって難しいですね。とても勉強になりました。
これからも精進していきたいです。
[一言]
論理観のひん曲がった人に整合性のある話は書けない。
ただそれだけの事ですね。
  • 投稿者: 月音
  • 2019年 10月05日 00時39分
ご指摘ありがとうございます。
とても納得できました。
この感想はスクリーンショットに取り、見返しながら、今後の執筆活動の励みにしていきます。
[良い点]
ウォルターさんかっこいい!
[気になる点]
ざまあが足りなくて過剰。
欲しかったのはお姉ちゃん直接苛めてた王太子や衛兵騎手魔法使いその他モブへのざまあであって処刑回避に頑張ってた悪役令嬢へのざまあじゃなかった。
生粋のいい子って訳でもないし途中までヘイトは溜まってたけど周りの手のひらクルーと処刑寸前で十分ざまあだったし、主人公も彼女に認められて溜飲が下がった感じで64話までいい話だったなーでよかったのに、その後の薬漬け娼婦落ちは酷すぎる…そんな酷いことしてないじゃん…
寧ろやってたの周りなんだから周りの方に認識阻害+奴隷落ちにして、クリスティーナちゃんは王妃としてエドと共に荷馬車のように国の復興のため働かせるくらいのほうがバランスがよかったのでは…
[一言]
魔王に乗っ取られての犯罪は罪には問われないみたいだから(主人公もリリーさん殺してるし)あれだけやらかした弟が情状酌量なのはいいんですけど、ほぼほぼ被害者の悪役令嬢の末路が後味が悪すぎます…
64話まで本当に面白かったし、ウォルターさんも超カッコ良かったのにすごく残念です…。
  • 投稿者: かるは
  • 2019年 10月04日 15時37分
感想とご指摘ありがとうございました。
ウォルターはヒーロー役になるように、気を付けて書いていました。かっこいいと言っていただけて嬉しいです。
ご指摘はしっかりと受け止めて、次回作以降に活かしていきます。
[一言]
まぁある意味良くある、作者と読者の目線の違いかなぁ。
悪役がオーバーキルされて爽快なのは、相応しい所業をしていたとき。
内面に問題あっても特に大した悪行をしていない悪役にオーバーキルかますと、主人公側が悪役にしか見えなくなるんですよね。
日本人って因果応報の考え方する人も多いので、罪に罰をって時に罪に対する罰が大幅に上回ると心象の逆転現象が起きるのかなって思います。
特に今回の悪役が昔から努力していたから余計に胸糞だと感じやすいかと。
自分も悪役に対するオーバーキルで胸糞だと思いました。

作者は書いた作品の設定も裏話も知っていて当然ですが、読者は文章として出されたものが全てです。
推測や考察をすることがあっても、それが正しいのかも不明。
なので知っている内容のみで作品を判断すると、自分は思います。
その上で今回の悪役クリスティーヌを判断すると、あまりにも報われない。
ずっと努力していたのに作品終盤で酷い目にあって、彼女のまわりの人間も酷い目にあっている。
そんな目に合う必要あったのかな?って思ってしまうのですよね。
妥当じゃないなぁ。これは楽しくないないなぁ。読んだけれど自分は残念な気持ちになりました。

随分前に、やっぱり作者側と読者側の認識の違いで胸糞だった作品ありましたが、目線や認識の違いはここまでずれるのかと思った事があります。
作者としては許容範囲でも、読者には許容範囲外だった。それだけなんですけどね。

意味不明な感想で申し訳ないです。
ご指摘ありがとうございます。
これからは自分だけではなく、読者目線も考えて、執筆活動をしていきます。
[気になる点]
正直胸糞でした
努力した人間と努力(笑)のなろう的なイージーモードなら前者のほうが幸せになるべきだと思う

加えて弟へのバツが異常に甘い
[一言]
人間性で不幸になるならないが決まるなら
弟は一番最悪の不幸になるべきじゃないかな
聖女が目の前で地獄に落ちるとか別々の地獄に落ちるのとか
聖女も幸せになっていい人間性の持ち主じゃないよね

ご指摘ありがとうございます。
胸糞悪い作品を書いてしまって、申し訳ありませんでした。
ご指摘を活かして、しっかりした作品をかけるようにしていきます。
[良い点]

[一言]
聖女が全く聖女じゃないしクリスティーヌがあわれすぎる。
どれだけ努力しても人として成長してないからああなりました!と無茶振りされて不幸になるクリスティーヌは作者がリアルで嫌いな人を投影して書いたキャラかな、と思いました。
下にある大長文の感想にいいね100回押したいし、クズの聖女にはクリスティーヌを上回る不幸に見回れてほしい。
ご指摘ありがとうございます。
真剣に考察していなかった私が悪いです。
次作からは、しっかり活かしていけるように努めます。
[気になる点]
胸につっかがってどうしようもないで全部語らせていただきます。

私が気になっているのは作者様の回答による「聖人でもなんでもなく、人として当たり前の事が出来ていれば」幸せな未来があったはずです。というお返事です。
そこがどうしても納得できなくて、人間らしさを書いてる作品なので人間の心理学を用いて一からこの物語をしっかりと読んで理解しようとしました。
そこで気が付いたことを書きます。

まず初めに悪役令嬢が8歳で未来を見た事が始まりです。
ここで彼女は自分の死と向き合います。8歳で死と向き合える時点で相当な精神力強者です。
この時、自分が聖女関係で冤罪で殺されるだろう予測を立てます。
これは妥当だと思います。なぜならば彼女は今まで悪い事をせず、悪事を働かない真っ当な家に生まれたと語られています。
ここで彼女は悪事というのが何なのかを理解し自分がそんな事をするはずが無い、しない。と思っています。
実際、つい最近初対面の王子に酷い事を言われて傷ついた彼女です。人の痛みが理解できています。
なので自分が処刑される場合は冤罪であると予想するのは当然で、自分に憎悪の炎を燃やしている相手が原因だと思うのも当然です。
こんな理不尽な死の未来を見たにも関わらず、彼女は真っ当に努力します。
先を考え、必要な技術。武術、魔術、交渉術、政治と嫌いだと言っていた勉強全てを完璧以上にこなせるように努力する努力家です。
しかも、原因であろう聖女とも仲良くしようとも思っています。
普通の人間なら関わる事をやめるか、憎悪であり嫌悪します。
しかし関わらない場合でも死ぬ理由が冤罪なら関係なく処刑される可能性が高いので、関わらない選択肢はここでは取れません。
なので接触を持ち、尚且つ”自分を殺す可能性の高い相手”と仲良くしようとまで思っています。
正直この時点でかなりのメンタルの持ち主です。
そこから努力を重ねて悪い事もしないように努めています。それでいて家の力を借りられるようになってからは炊き出しなどの慈善事業を行い。
政治について話せるようになってからは内政にまで関わるようになり、周りかも国民からも認められる存在になっています。

そして宣言道理に貴族としての常識があるのにも関わらず聖女にも優しく接します。
話を読む限り、彼女は先頭に立ち仲間を守りながら敵を蹂躙していきます。
この時に彼女は聖女を気にかけているはずなのですが、何故か裏でいじめられている聖女には気が付きません。
聖女自身も優しくて凄い人だと国の王妃に相応しいと思っているのに、何故か悪役令嬢にいじめについて相談しません。
それでいて悪役令嬢と比較され、悪役令嬢に対して嫉妬と憎悪が溜まっていきます。
優しく接しているのに嫌われるし何でも持っててズルいと嫉妬もされます。
選民意識バリバリの逆恨みですね。
最終的に魔王を無詠唱で一撃でなんの苦も無く悪役令嬢は魔王を倒します。この時点で魔王の力を上回ってますね。

その後、むげに扱う訳にもいかず。爵位のある貴族に嫁がせる提案をします。遠い辺境ではありますが、活気があり聖女の生活水準からしたら普通に良い暮らしです。
それを伝えたのは王太子で、聖女側は悪役令嬢の意図がある事を知りません。
そして聖女側も悪役令嬢には相談しません。尊敬の念がある的な思考があるのに相談しない理由は、聖女側の嫉妬や嫌悪が理由でしょうか。
まぁそんなこんなで悪役令嬢とは分かたれます。
その辺境の地では聖女は脱走を試みますが、ヒーローが登場して救われていきます。人攫いからも守ってもらえる。王道ですね。

ここで自分を人攫い同然に連れていった神官が来ます。魔族に操られたりとの状況ですが、聖女の力が覚醒しているので。神官を仲間にします。
神官は手のひらくるっくるですね。それである程度許しちゃう聖女。

さて、ここから中盤の話は最後の締めにはほとんど関係無い愛を育んだりする話なので省略。
聖女の力が覚醒した情報も悪役令嬢にはギリギリまで伝わりませんでしたね。

そして舞台も大詰め。
ここで悪役令嬢は逃走の準備をします。何故か思考で家族の事などどうでも良いと思考していますが。家族仲が悪いとかそんな描写は無く。
周りが急に変貌した事から警戒心をアップさせています。周りに相談しないのは妥当な判断ですね。調べろと言っても調べてくれない籠の鳥状態ですし。
しかし、ここで聖女が訪ねてきます。悪役令嬢は逃げる事も出来るだろうに聖女との対話に応じます。
ようやく聖女が相談に来た訳ですね。
唯一変わりなく何でも出来ていた彼女なら頼りになるはず!そんな思考で聖女がやってきましたが。その思考なら普通はもっと早い段階で相談しますよね?謎です。
警戒しながらもしっかりと聖女の話に耳を傾ける悪役令嬢。状況的に自分が殺される確率が高いのにその元凶と思わしき人物の話を聞く。相当な精神力です。
そんな会話の最中。騎士団長が訪ねてきます。
そして何故か先ほどまで誰も信用できないと思っていた思考から、彼は旅の仲間!大丈夫!と扉を開けます。もはや意味不明ですね。
悪役令嬢はレオポルトを筆頭に旅の仲間たちすべてから末端の使用人に至るまで、すべてが可笑しくなっているのを知っていて昔の仲間すら警戒していたはずです。
なのにこの突然の行動にはビックリですね。
その後、冤罪で捕らえられますが、悪役令嬢が捕えられたのに冷静に囮にして処刑される直前を狙おう!というマジかよ。って作戦を立てます。
その後の処刑では悪役令嬢を助けますが、悪役令嬢も聖女を助けようと必死に処刑を止めようとしています。

そして黒幕である弟君の登場です。
悪役令嬢に向けられた悪意は彼の姉を取られた嫉妬、自分達を見下していた(身分さある世界なんだから孤児相手なら裕福な平民ですら基本そうだろ)、悪役令嬢と比べられて虐められていた姉の扱いへの憎悪でした。
正直実行犯である王太子達よりも比べる対象だった悪役令嬢を恨むという。また逆恨みだよって状況です。
そして聖女が弟を倒します。ただ倒したタイミングでお前だけは許さないと悪役令嬢に向かって最後っ屁を飛ばします。
ここで問題視すべきはパワーバランスですね。
弟君が魔王の力をモノにしましたが、悪役令嬢はその魔王を余裕で倒せるレベルな訳です。
悪役令嬢の力を封じられるレベルの魔封じの枷がある状態で外部から魔法の効果をかけられると言う、ん?と思う場面です。
しかも何かしたのを聖女は見ていますが、その後に気にした様子は一切ありません。
そして魔王を払ったはずなのに弟は力を使えています。これもおかしな点です。
その後、悪役令嬢を川に飛び込ませたと言っていましたが、先ほども言った通り悪役令嬢の力は魔王を凌駕しています。
やられる寸前の最後っ屁が持続してる良くわからない状態ですね。弟君も拘束されて魔封じの枷も付くはずなのに、悪役令嬢は川で流されて孤児院に居ます。
急に状況が飛ぶし、どうなったのかもさっぱりわかりませんね。
悪役令嬢が自分で行ったのかもしれませんが、やはりパワーバランス的によく解らない事になってますね。
そして自分達と同じ孤児と言っていましたが、聖女の場合は慣れ親しんだ孤児院仲間の元で育って畑仕事出来る程度に治安のよかった場所ですが。
悪役令嬢は知らない人、知らない場所、認識阻害で訳の分からないまま放り出されます。
そして人攫いに合い人としての尊厳を奪われ、薬漬けの娼婦以下の扱いをされ精神が壊れ心に蓋をします。
聖女が放浪するとヒーローが来て、悪役令嬢が放浪すると人攫いが来る。いやぁ完璧ですね。
それを何カ月後かは解りませんが悪役令嬢を聖女が救出します。
そんな女として最低に近い生き地獄を味わった悪役令嬢を見て、聖女は内心「いい気味」だと思います。
この悪役令嬢に対しての意味の解らない好感度の低さもヤバいですが。
年の近い女性の悲惨な姿を見て思う事が「いい気味」の時点で人間性がヤバいです。
自分より上に居た人物が転がり落ちる。これに愉悦を覚えるのは確かに「人間性」ではあります。
努力するより相手を引きずり下ろす方が遥かに楽ですからね。それにやってる側は楽しいらしいので。
人間の醜い部分があるのはいいのですが、それが悪事らしい悪事をしていない悪役令嬢に向けられたのが聖女を程度の低い人間に見せていますね。

攻めてきた魔法使いたちの言い分の「悪役令嬢の死の裏には辺境伯が居る!」という訳の分からない事を言っていたと聖女が語っていますが。
魔王は聖女が居るから孤児院の弟に取り付き、弟は国を荒らして本当に魔王並みの事をして、聖女はそれを助けちゃってる。
聖女の夫は辺境伯なので、ぶっちゃけ正しい事を言ってますね。

そしてここでもパワーバランスなのですが。
悪役令嬢は魔王を魔法で余裕で瞬殺しました。そして設定上は悪役令嬢と同等かそれ以上の力を持っていた旅の仲間達です。
つまり魔王を瞬殺できる連中が他にもいた訳ですね。
その筆頭である騎士と魔法使いが自領の兵士を率いて攻めて来た訳ですが、これを辺境伯であるヒーローが鎮圧に成功しています。
魔王クラスが一人か二人、さらには複数の領地の兵士。
王の居ない今に兵士を動かせる人間は居ない、または混乱しています。その状況でまともに兵士など動かせない状態です。
なのでここで出せる戦力は辺境伯の領地の兵士と辺境伯とエドワードくらいです。
つまり辺境伯の戦力だけで魔王が余裕という。ん???っていう状況になっています。
そして払いの聖女と名を関する訳ですが。
状況を見れば、王が死んで国政に携わっていた重要な王妃が死に、戦力である国内での反乱。
国力の低下、政治の滞りと混乱などなど。
直ぐに王が変わったとしても、隣国が攻めてこない理由がどこにもありません。
良くて属国か併合、国の分断。亡国まで普通にありえるというか、普通ならなります。
この状態で幸せの未来を夢見られる聖女はまぁ、流されてきた彼女らしい発想ではあると思います。
普通の女の子的な設定ですしね。

ここまででキャラについてみていくと。

聖女。
好きな人だけ居ればいいやの普通の女の子。
でも聖女として頑張ったんだから努力は認めてほしい。
努力期間は約1年程。
聖女なのに扱いがひどい、なんでも持ってる悪役令嬢がズルいと嫉妬する。
簡単に言うと平民と貴族の格差を思っている選民意識の塊。
物事は他人が動かすまで待ってたらいい方向に転がるので後は決定ボタンを押すだけの恵まれた主人公。
まぁ普通の人間としては妥当?
でも努力してた上の人間が蹴落とされたのを見てざまぁと思ってたり、弟以外なら孤児院仲間でもなんとも思わない等。
あまり優しい人間ではない。

ヒーロー。
割とまともなめっちゃ強い人。
ただし聖女様全肯定。

エドワード。
手のひらくるくるしてたら許された人。

魔王。
世界を荒そうとしたら瞬殺された糞雑魚。

弟。
姉が好きすぎて自分以外は姉には要らないと思ってるサイコパス。
でも何故か辺境伯の事は思ってない。存在も思考も意味不明のヤバい奴。

悪役令嬢。
死の運命を回避しようとしたけど無理だった可哀そうな人。
8歳から今までの長い時間努力し続けて理想の最強ウーマンになった。
運命を自力で切り開こうとしたメンタル強者。
魔王すら瞬殺する万能の人。
孤児を下に見ている、貴族としては普通の選民意識の塊。
未来視をしないルートだと何故かスペックがクッソ低いのに旅に同行するらしいがよく解らない完全悪役令嬢化ルートがあるらしい。
自分を殺す可能性の高い聖女にも優しく接した。
状況をどうにかしようとしたタイミングで急展開からの不明点まみれの不運を辿った人物。
主人公の何倍もの努力をしてきたが、全く報われずそれどころか嫉妬されて叩き落された人。

その他。
魔法使いとか騎士とか。
悪役令嬢と同等かそれ以上の実力があるらしかったが、自軍の全戦力をもってしても辺境伯軍に鎮圧された人。
ぶっちゃけ魔王とか脅威にならないよね?


悪役令嬢と聖女の対比。

聖女
最低限努力はした。放浪してたらヒーローと良い人達に拾われた。神様が力をくれて、ヒーローが物事を、弟が復讐を全部してくれた、流れがかってにやってくるので決定ボタンを押せるかどうかの人生ノーマルモード。

悪役令嬢
何年も何十年も努力した。運命を自力で切り開こうとしたメンタル強者。努力は認められたが優しく接したはずの聖女に嫌われた。聖女弟の癇癪で、積み上げてきた努力全てを無に返され、放浪してたら人攫いに合い薬漬け人間以下の扱いをされた人生ウルトラハードを超えてバッドオンリーの人。


さて、ここまで語ってなんですが、私はご都合主義や逆ご都合主義を否定してないです。
勧善懲悪、良いともいます。
悪に救いはない!これなら納得できます。
何故納得できるか、それは簡単です。それが世界のルールだからです。作者が悪役と定めて勧善懲悪を行ったならばそれが世界のルールであり理です。
ゲッター線、GN粒子、その時不思議な事が起こった、次元連結システム、こんな事もあろうかと。
そんな言葉と同じく世界のルールなので良いと思います。

私が納得できないのはただ一点。
作者様に返された「聖人とかではなく、人として当たり前の行動を取っていれば救いはあった」との返しです。
悪役令嬢は、未来を見て悲観するのではく解決しようと頑張っていました。
8歳で自分が罵倒され処刑される姿を見るのです。これから先、なんども夢に見る事でしょう。
そんな状態でも嫌いな事も努力で解決し、人に好かれるようなことを沢山していきました。
悪役顔のせいで悪い印象のある侯爵家も彼女のおかげで名声は上がった事でしょう。
民には炊き出しをして施しを与えていました。
そして、自分が死ぬ原因である聖女と仲良くしようとしました。この時点で相当な努力です。
心理学的に人間の情報は視覚情報が8割以上を占めています。しかも未来視ともなればいずれ来る運命だと思考が固定化されるのは当然でしょう。
そんな自分を殺す原因と仲良くしようと思える時点で並みの人間を超えています。
普通ならば関わらないようにしよう、とか逃げの思考に行きつくはずです。もちろん上に書いた理由から逃げる選択肢は彼女にはありません。
そんな状態で一緒に旅をして唯一優しく接してくれる悪役令嬢になにも相談しない聖女。
作者様曰く、聖女をしっかりと見て人として当然の様に手を差し伸べると言っていますが。
まず、悪役令嬢が聖女を気にかけていたのは間違いありませんね。
自死の原因ですから見てないわけがありません。しかしいじめには気が付かず。
聖女も唯一頼れるはずの悪役令嬢を頼りませんでした。なのに悪役令嬢の事を嫌悪する訳です。
知らない事に気が付いて、終始受け身で居る聖女を助ける。しかもそれが自分を殺す可能性の高い人です。
「未来に君を殺すかもしれない人物だけど、見えない所で行われたいじめを見つけて、尚且つ助けなさい。」という条件です。
人間の心理学でいえば自分を殺すかもしれない人になんか近づきたかる訳がありません。
それを乗り越えて接している悪役令嬢。
しかしそれでもまだ足りないと言う。優しく接してる相手を心の底で嫌悪する相手を助けろと言うのは普通の人間の神経では無理です。
それこそ全てを許して救う。「聖人や聖女」にでもならなければ不可能です。
人間の心理学の観点から言えば聖人や聖女のとる行動は、人間の思考性や行動の範囲外になる事が多く人を超越していると言えるものです。
人間性で言えば人間ではなく、慈愛の化け物です。
しかも相談もされないいじめに気が付いて助けるには聖人なんてモノよりも「千里眼」が必要になるでしょう。
全てを見通す目。これでもなければ解らないモノは解りません。
その時点で無理難題であり、この物語の聖女自身ですら人間味のある物事に流される普通の女の子です。
この物語のどのキャラクターでも出来ない事をしなければ助からない。
しかもそれを「聖人とかではなく、人として当たり前の行動」と言っているのが納得できませんね。
そこまで出来る人間が人として当たり前の人間なら、人間の心理学の観点から登場キャラクターや現代人に人と呼べるモノは一人も居なくなるでしょう。

長々と語りましたが、私が聞きたい事は一つなんです。

【これ、悪役令嬢に救いはないんやろ?】

って話です。その返答が人間性うんぬんの話で返されたので納得がいかない案件であります。
悪役なので救いはありません!これなら納得できるんです。
でも人としての成長と言われて、それはどう考えても無理があるだろうと語らせていただきました。

文体などは読みやすく文句なしです。
物語も初めの方は聖女も悪役令嬢も努力と成長があり、後半は急展開でん?ってなる場面が多かったですが、ご都合主義で良いと思います。

感想に対する返答で疑問が膨らんだ次第でありました。
私(わたくし)めは言いたい事を言葉にするのが苦手でして一から説明する羽目になりました。
長文申し訳ありません。

ご指摘ありがとうございます。
いろいろな考えがあることが分りました。
そこまで真剣に考察していませんでした。
他の方からいただいた感想の引用になってしまいますが、倫理観の破綻した作者には構成力がなく、上手く登場人物を扱うことができませんでした。
私のような狂った精神異常者には、難しかったのかもしれません。
しっかり受け止めて、次作へ活かしていきたいと思います。
[一言]
読み終わったばかりであまり纏まってませんが、とっても面白かったです!

主人公が『いい気味』って思っちゃったのは人間らしさの塊という感じで特に気にならなかった。旅の間に色々溜まってたんかなぁと。

これがクリスティーヌなら『同情を買ってみんなの気を惹こうとしてる!』とか言って保護するどころか、とどめ刺しにきそうだし。

まあ聖女が主人公だからと主人公目線で考えてるので、こんなものかなと。クリスティーヌ目線ならまた全然違う感じで面白そう。

その分、多くの人を傷つけ狂わせた魔王の残渣が色濃い弟君が愛する姉と面会出来る温い環境に置かれてるのが気になるくらい。

パン屋の彼女とか問答無用で殺された人々と聖女の弟という身分差を見た気がして世知辛くなりましたw

色々考える事が出来て、最終的に面白かったと感じる良い作品でした。素敵なお話ありがとうございました!

  • 投稿者: 夜鷹
  • 2019年 10月02日 12時51分
感想ありがとうございます。
面白かったと言っていただき、とても嬉しいです。
事件から数年後だということ、その間、アキレスは模範囚だったので、面会が許されたって感じです。(その実態は、全然模範囚ではなかったわけですが…)
イーディスとクリスティーヌが逆転していれば、そのとおりの結果になっていたと思います。イーディスは薬漬けの娼婦のまま、生涯を終えていたでしょう。
そこが、物語の主人公と主人公ではない人の違いだと、私は考えています。
読んでいただき、ありがとうございました!
[気になる点]
イーディスがリリーを殺した件に付いて全く触れてないのが気になりました。ハンナもどうなったんでしょうか?
[一言]
面白かったです。結局ウォルターの外見の話は番外編でするんでしょうか?

  • 投稿者: 卯月
  • 2019年 10月02日 10時23分
感想とご指摘ありがとうございます。
リリーの件は魔王の仕業ということで処理されました。とても可哀そうですし、いま読み返せば助けたかった命です。
ハンナとウォルターの外見に関する話は、重なっている部分が多いので番外編でしようと考えています。
面白かったと言っていただけて、とても嬉しいです。番外編をお待ちください。
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