感想一覧
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[良い点]
東郷さん主人公みたいでかっこよかったです。
あと近衛(弟)の方はこれからがんばれ。
[一言]
わぁい!金髪の獣殿だぁ!(白目)
この人天才肌すぎて怖いんだよなぁ。
おめー出てくる時代間違えてないって度々思いますわ。
てかナチスドイツはそんな感じの人が多い気がする。
東郷さん主人公みたいでかっこよかったです。
あと近衛(弟)の方はこれからがんばれ。
[一言]
わぁい!金髪の獣殿だぁ!(白目)
この人天才肌すぎて怖いんだよなぁ。
おめー出てくる時代間違えてないって度々思いますわ。
てかナチスドイツはそんな感じの人が多い気がする。
ありがとうございます。弟さんはこれからですw
何なんでしょうねあの人、キャラ立ちすぎなんですよね。確かに200年ぐらい生まれてくる時代が遅すぎたような人ですね。現代的な知性とこらえ性のない幼児性、最新の科学を使って洗脳し、麻痺させる。人体実験だろうとUFOもオカルトもなんでもござれの、出来すぎなまでの悪の組織ですよねwそりゃ今でも創作物では現役でこき使われるわと
がんばります
何なんでしょうねあの人、キャラ立ちすぎなんですよね。確かに200年ぐらい生まれてくる時代が遅すぎたような人ですね。現代的な知性とこらえ性のない幼児性、最新の科学を使って洗脳し、麻痺させる。人体実験だろうとUFOもオカルトもなんでもござれの、出来すぎなまでの悪の組織ですよねwそりゃ今でも創作物では現役でこき使われるわと
がんばります
- 神山
- 2018年 02月05日 21時43分
[一言]
更新お疲れ様です。
ドイツは陸軍及び外務省とナチとの間での対立激化。
まあ、中国であそこまで派手にやらかしてしまえば、これを好機と権限剥奪を狙うナチと、権限維持を目論む陸軍及び外務省の暗闘は凄いことになるでしょうし。
この時期のドイツって、ワイマール時代を上手く乗り切れた面々と、ワイマール時代で悲惨な境遇にあった面々との間での対立が凄かったですので、日本以上に暗闘が物凄いことになっていますから。
これまた評価が難しい東郷茂徳登場。
有能な外交官であったのは事実なのですが、とにかくこの人は運が悪すぎるというか。
頑張って交渉するんですが、何故か外部からの横やりやら何やらが必ず入ってしまい、結果を残せない。
まあ、終戦間際の対ソ交渉については『誰がやっても同じ』な状況ですが、ハル・ノートについては、もう少し粘れよという気分にはなります。
そして架空戦記では大抵排除されるお約束の大島浩も、めでたく退役。
エピソードとか見ると『駐在武官とか絶対にあわんやろ』な人なんですが、何故か昭和陸軍は、最悪な時期に最悪な人材を送り込むことが大好きでして・・・
作者様の幣原評。
アメリカに目を向けていたというのは、幣原の慧眼なんですけど、作者様も指摘しているように、駐米大使時代にそれを活かせていたのかというと?なんですよねえ。
どうもこの御仁は『協調しないといけない時に何故かスタンドプレーに走る』癖があるんで、そりゃイギリスから『田中義一に代わって、対中問題で話が進めやすくなった』と評価される訳です。
更新お疲れ様です。
ドイツは陸軍及び外務省とナチとの間での対立激化。
まあ、中国であそこまで派手にやらかしてしまえば、これを好機と権限剥奪を狙うナチと、権限維持を目論む陸軍及び外務省の暗闘は凄いことになるでしょうし。
この時期のドイツって、ワイマール時代を上手く乗り切れた面々と、ワイマール時代で悲惨な境遇にあった面々との間での対立が凄かったですので、日本以上に暗闘が物凄いことになっていますから。
これまた評価が難しい東郷茂徳登場。
有能な外交官であったのは事実なのですが、とにかくこの人は運が悪すぎるというか。
頑張って交渉するんですが、何故か外部からの横やりやら何やらが必ず入ってしまい、結果を残せない。
まあ、終戦間際の対ソ交渉については『誰がやっても同じ』な状況ですが、ハル・ノートについては、もう少し粘れよという気分にはなります。
そして架空戦記では大抵排除されるお約束の大島浩も、めでたく退役。
エピソードとか見ると『駐在武官とか絶対にあわんやろ』な人なんですが、何故か昭和陸軍は、最悪な時期に最悪な人材を送り込むことが大好きでして・・・
作者様の幣原評。
アメリカに目を向けていたというのは、幣原の慧眼なんですけど、作者様も指摘しているように、駐米大使時代にそれを活かせていたのかというと?なんですよねえ。
どうもこの御仁は『協調しないといけない時に何故かスタンドプレーに走る』癖があるんで、そりゃイギリスから『田中義一に代わって、対中問題で話が進めやすくなった』と評価される訳です。
- 投稿者: yukikaze
- 2018年 02月05日 01時13分
ありがとうございます。史実でも国民党から日本に乗り換えましたが、広田内閣ではないので防共協定は締結されていません。日本からの歩み寄りなく反ドイツが沸騰、その状況じゃ史実よりも中国から日本への転換は難しい(まして日本は冷淡)。史実よりえげつない感じになっております
東郷さんはハルノートから文言削除したとかの疑惑ある人ですが、あの状況で内戦覚悟でつっぱねられるかというのも確かにそうなんですよね。だからといって日米交渉の最後のあれはどうかというのとは、また別問題ですし。あの時は独ソが佳境越えてて、このままだと米軍の海軍力は数年もしないうちに日本を圧倒的に凌駕して、先延ばしにするとますます苦しくなる。いやそうなんだけど、でもねえ…というのがね。
大島さんは近衛文麿よりぼっちゃんですよねえ。完全に任地ぼれしちゃってるし。シナ通ならぬナチ通でぜんぜん情報あてにならなかったし。幣原さんは閣議のあとの閣僚昼食会はいつも欠席で、外務省に戻って幹部と昼食とるのが常だというひとですからね。そりゃエリート風ふかせば嫌われるし、臨時首相代理がうまくいくわけないと。少し前の外務省の悪い意味でのエリート主義の象徴のようなイメージですね。見識と知識はあってもねという。
吉田茂が幣原の英語力をからかって「通訳にでもなれば?(だったかな)」とかいって激怒させたことがあるそうですが、これが案外本質なんですよね。吉田は中国の時代が長く、本気で知り尽くしていましたからね。首相になってからもそれがプラスに働いたと思います。やる夫すれですが、朝鮮戦争を「大日本帝国継承戦争」と差舞台つけてたのがあって、鳥肌立った記憶があります。大島とか近衛とかどうしておまえ・・・なのもあれば、良くぞこの時期に吉田がいてくれた。みたいなのがあるのも歴史の面白さだと思います。
がんばります
東郷さんはハルノートから文言削除したとかの疑惑ある人ですが、あの状況で内戦覚悟でつっぱねられるかというのも確かにそうなんですよね。だからといって日米交渉の最後のあれはどうかというのとは、また別問題ですし。あの時は独ソが佳境越えてて、このままだと米軍の海軍力は数年もしないうちに日本を圧倒的に凌駕して、先延ばしにするとますます苦しくなる。いやそうなんだけど、でもねえ…というのがね。
大島さんは近衛文麿よりぼっちゃんですよねえ。完全に任地ぼれしちゃってるし。シナ通ならぬナチ通でぜんぜん情報あてにならなかったし。幣原さんは閣議のあとの閣僚昼食会はいつも欠席で、外務省に戻って幹部と昼食とるのが常だというひとですからね。そりゃエリート風ふかせば嫌われるし、臨時首相代理がうまくいくわけないと。少し前の外務省の悪い意味でのエリート主義の象徴のようなイメージですね。見識と知識はあってもねという。
吉田茂が幣原の英語力をからかって「通訳にでもなれば?(だったかな)」とかいって激怒させたことがあるそうですが、これが案外本質なんですよね。吉田は中国の時代が長く、本気で知り尽くしていましたからね。首相になってからもそれがプラスに働いたと思います。やる夫すれですが、朝鮮戦争を「大日本帝国継承戦争」と差舞台つけてたのがあって、鳥肌立った記憶があります。大島とか近衛とかどうしておまえ・・・なのもあれば、良くぞこの時期に吉田がいてくれた。みたいなのがあるのも歴史の面白さだと思います。
がんばります
- 神山
- 2018年 02月05日 21時40分
[良い点]
タイトルにもなってるし、今回も喋ってる(一言だけ)から、もちろん林元帥が主人公でしょう(棒)
イケメン・冷酷・女好きと、正しく悪の帝国の有能幹部やってるラインハルトさん、この人もある意味、仮想史の便利屋の一人っすね笑
長生きしてたらどこまで行ってたかは、確かに気になります。
大島さん早くも引導を渡される、残念でもなく当然。
近衛さんにしろ、大事なとこに関わっちゃいけない人が居座っちゃうことがこの時代多すぎる気ガガガ。
タイトルにもなってるし、今回も喋ってる(一言だけ)から、もちろん林元帥が主人公でしょう(棒)
イケメン・冷酷・女好きと、正しく悪の帝国の有能幹部やってるラインハルトさん、この人もある意味、仮想史の便利屋の一人っすね笑
長生きしてたらどこまで行ってたかは、確かに気になります。
大島さん早くも引導を渡される、残念でもなく当然。
近衛さんにしろ、大事なとこに関わっちゃいけない人が居座っちゃうことがこの時代多すぎる気ガガガ。
そのとおりです。しゃべらなくても林という名前さえあれば主人公は彼なのです(棒)
正直私はぶさめんですので、僻みが入ってるとは思うんですけど。いまいちハイドリヒがいけ面ってのが私にはぴんと来ないんですよね。時代が違うからか、白黒写真だからか、それとも実際に会うとカリスマ性があるのか。本当にキャラ立ちすぎだろうと。
大島さんはしかたがないですね。昭和天皇が白鳥と並んで激怒していた人ですし。白鳥さんはどうしようかな…なんでおまえそこにいんの!はやっぱりありますね。失敗したときの責任者だったからとかじゃなくて、本当に何でそのときお前がそこにというやつ。その辺の評価は難しいですけど、昭和天皇の評価って、やっぱり適格だなと思うことが多いです。
がんばります
正直私はぶさめんですので、僻みが入ってるとは思うんですけど。いまいちハイドリヒがいけ面ってのが私にはぴんと来ないんですよね。時代が違うからか、白黒写真だからか、それとも実際に会うとカリスマ性があるのか。本当にキャラ立ちすぎだろうと。
大島さんはしかたがないですね。昭和天皇が白鳥と並んで激怒していた人ですし。白鳥さんはどうしようかな…なんでおまえそこにいんの!はやっぱりありますね。失敗したときの責任者だったからとかじゃなくて、本当に何でそのときお前がそこにというやつ。その辺の評価は難しいですけど、昭和天皇の評価って、やっぱり適格だなと思うことが多いです。
がんばります
- 神山
- 2018年 02月05日 21時30分
[一言]
主人公などいない!
これは群像劇である!
主人公などいない!
これは群像劇である!
そのとおりです!群像劇なんです!(開き直り)
がんばります
がんばります
- 神山
- 2018年 02月05日 21時26分
[良い点]
武衛様と同様、この時代の複雑怪奇な政治情勢を要点を纏めて整理している所
[一言]
更新お疲れ様です。
近衛文麿、お約束通りに退場。
ほんと、この人は、学者として生きていけば、『育ちのいい殿様』ポジで生涯を過ごせたのに、一番合わない政治家なんかになっちまったのが、この人にとっても日本にとっても大不幸だったとしか。
つい10年前に同じように総理として担ぎ出されたハト頭と同じなんですよね。(確かあれもマスメディアの全面協賛のお蔭で最初は支持率高かったな。半年たたずに持たなかったけど)
ただ・・・近衛もですが、所謂『革新系』を名乗っている華族や官僚、軍人も、大抵碌な事していない(勿論、それ以外がまともだったかというと疑問ですが、革新系は『声がでかい分悪目立ちする』ので)というのが、この時代の詰みっぷりを示しています。
陸軍軍人ばかりがクローズアップされやすいですが、外務省革新系も問題児が揃っている訳で。
この潮流を作ったのが、パリ講和会議後の幣原喜重郎だったというのを、卒論研究で学んだ時は『またこいつか・・・』と、天を仰いだ記憶があります。(幣原は、世間のイメージと違い、肝心要なところでやらかしては、悪影響及ぼす常習犯なんですわ・・・)
彼ら、決してバカではないのですが、ポスト面での歪みやら何やらで、中堅~若手の間で、悪い意味で下剋上マンセーな状況ですから、組織としては癌細胞としか言えないです。(常に確信犯な石原が最終的に東条によって引導渡されたのも、根っからの組織人である東条にしてみれば、石原なんざ唾棄すべき存在でしょうし)
西園寺については、立憲主義を重視したのは分かりますが、憲法を『不磨の大典』扱いしたことが、この人の限界だったなあと。
帝国憲法は『元老という潤滑油があってこそ、有機的に活用できた』法でしかなく(何しろ帝国憲法を厳密に解釈すると『誰も独裁的に振る舞えないよう、各権能が徹底的に分離され、セクショナリズムが酷くなる』状況。まあ元々が『政党に国政(軍事)を滅茶苦茶にされないため』だから当然な訳ですが)、元老そのものに代わる何かを用意しなかった時点で円滑に機能できなくなるのに、その手当をしなかった。
我が国の今の憲法学者と同じことしているんですよねえ・・・西園寺。せめて原敬か浜口雄幸が生きていりゃあまだ修正可能だったんでしょうが。(特に原)
こうした悪条件が無限に積み重なっているんですから、昭和天皇は本当に苦労したんだなあと思いますわ。
日華事変も早期に終結しそうであり(そもそも史実の泥沼引き起こした原因が近衛と廣田だし)、対独関係悪化の代わりに対英関係は良好となりつつあり、対米関係も未だ小康状態(まあ海軍が何しでかすかわかりませんが)。
さてカイゼル髭の宰相の次なる一手は。
武衛様と同様、この時代の複雑怪奇な政治情勢を要点を纏めて整理している所
[一言]
更新お疲れ様です。
近衛文麿、お約束通りに退場。
ほんと、この人は、学者として生きていけば、『育ちのいい殿様』ポジで生涯を過ごせたのに、一番合わない政治家なんかになっちまったのが、この人にとっても日本にとっても大不幸だったとしか。
つい10年前に同じように総理として担ぎ出されたハト頭と同じなんですよね。(確かあれもマスメディアの全面協賛のお蔭で最初は支持率高かったな。半年たたずに持たなかったけど)
ただ・・・近衛もですが、所謂『革新系』を名乗っている華族や官僚、軍人も、大抵碌な事していない(勿論、それ以外がまともだったかというと疑問ですが、革新系は『声がでかい分悪目立ちする』ので)というのが、この時代の詰みっぷりを示しています。
陸軍軍人ばかりがクローズアップされやすいですが、外務省革新系も問題児が揃っている訳で。
この潮流を作ったのが、パリ講和会議後の幣原喜重郎だったというのを、卒論研究で学んだ時は『またこいつか・・・』と、天を仰いだ記憶があります。(幣原は、世間のイメージと違い、肝心要なところでやらかしては、悪影響及ぼす常習犯なんですわ・・・)
彼ら、決してバカではないのですが、ポスト面での歪みやら何やらで、中堅~若手の間で、悪い意味で下剋上マンセーな状況ですから、組織としては癌細胞としか言えないです。(常に確信犯な石原が最終的に東条によって引導渡されたのも、根っからの組織人である東条にしてみれば、石原なんざ唾棄すべき存在でしょうし)
西園寺については、立憲主義を重視したのは分かりますが、憲法を『不磨の大典』扱いしたことが、この人の限界だったなあと。
帝国憲法は『元老という潤滑油があってこそ、有機的に活用できた』法でしかなく(何しろ帝国憲法を厳密に解釈すると『誰も独裁的に振る舞えないよう、各権能が徹底的に分離され、セクショナリズムが酷くなる』状況。まあ元々が『政党に国政(軍事)を滅茶苦茶にされないため』だから当然な訳ですが)、元老そのものに代わる何かを用意しなかった時点で円滑に機能できなくなるのに、その手当をしなかった。
我が国の今の憲法学者と同じことしているんですよねえ・・・西園寺。せめて原敬か浜口雄幸が生きていりゃあまだ修正可能だったんでしょうが。(特に原)
こうした悪条件が無限に積み重なっているんですから、昭和天皇は本当に苦労したんだなあと思いますわ。
日華事変も早期に終結しそうであり(そもそも史実の泥沼引き起こした原因が近衛と廣田だし)、対独関係悪化の代わりに対英関係は良好となりつつあり、対米関係も未だ小康状態(まあ海軍が何しでかすかわかりませんが)。
さてカイゼル髭の宰相の次なる一手は。
- 投稿者: yukikaze
- 2018年 02月04日 14時33分
ありがとうございます。なんとか2月中に武衛の更新が出来たらなと(冷や汗)すいません。
近衛さんは終戦に向けて尽力されたことは評価しますけど、それ以前にやらかしたことのほうが大きすぎますしね。まあいい人だったんでしょうけど…
>決してバカではないのですが
そうなんですよね。そもそも近代国家で官僚や高級将校になれたわけなので、わかりやすい意味での無能ではないはずなんですよね。セクショナリズムとかいろいろあるんでしょうけど、腕と足が喧嘩して、頭と心臓が主導権争いしてたら、他人に勝つのは難しいだろうと。だからといって私は先の大戦の全否定じゃないんですよ。でも全て肯定するのもなんか違うだろうと。ケースバイケースで客観視できたらいいんですけど、なにせ時代が近すぎます。
幣原さんはいろいろ言われますし、大方私もその認識で共通です。ただ一点言うのなら、私はある評論で見ましたが「有田八郎や広田は中国やドイツを選んだが、幣原はアメリカを選んだ」という点では評価してよいのではないかと思います。外交官や政治家として憂愁だったかどうかはともかく、当時の本質であるアメリカの台頭を見抜いていた点ですね。でもだからといって駐米大使としてうまくやったとはいいづらいのが難しいところです。
不磨の大典とされる明治憲法はそれなりにフレキシブル、柔軟性がありましたからね。伊藤博文などが苦労して考えただけに、よく出来ていると個人的に思います。なんせ超然内閣から政党内閣、はては戦時体制の挙国一致内閣に、男女普通選挙までこの憲法下でしたし。アジアで味馬手の立憲国家として、最初に作った憲法ということを考えますと。立憲体制を定着させて条約改正交渉に臨むという、当時の時代的な要請からすれば満点に近いものかもしれません。だからといって次の時代に応じて変えていくことは必要だったと思いますが、その辺は難しいなあと。あれ以上のものが当時に出来たとは思えませんし。たとえば第2次政権前後の近衛は改憲論者でしたが、政友会や民政党などが「社会主義思想を憲法に書くつもりだ」という危機感から「不磨の大典を変えるな!」と大反対したという、なんか今から考えると逆転現象がおきてて面白いです。結局政治的な立場に発言は左右されますからね。
こちらも気長にお付き合いいただけるとありがたいです。がんばります。
近衛さんは終戦に向けて尽力されたことは評価しますけど、それ以前にやらかしたことのほうが大きすぎますしね。まあいい人だったんでしょうけど…
>決してバカではないのですが
そうなんですよね。そもそも近代国家で官僚や高級将校になれたわけなので、わかりやすい意味での無能ではないはずなんですよね。セクショナリズムとかいろいろあるんでしょうけど、腕と足が喧嘩して、頭と心臓が主導権争いしてたら、他人に勝つのは難しいだろうと。だからといって私は先の大戦の全否定じゃないんですよ。でも全て肯定するのもなんか違うだろうと。ケースバイケースで客観視できたらいいんですけど、なにせ時代が近すぎます。
幣原さんはいろいろ言われますし、大方私もその認識で共通です。ただ一点言うのなら、私はある評論で見ましたが「有田八郎や広田は中国やドイツを選んだが、幣原はアメリカを選んだ」という点では評価してよいのではないかと思います。外交官や政治家として憂愁だったかどうかはともかく、当時の本質であるアメリカの台頭を見抜いていた点ですね。でもだからといって駐米大使としてうまくやったとはいいづらいのが難しいところです。
不磨の大典とされる明治憲法はそれなりにフレキシブル、柔軟性がありましたからね。伊藤博文などが苦労して考えただけに、よく出来ていると個人的に思います。なんせ超然内閣から政党内閣、はては戦時体制の挙国一致内閣に、男女普通選挙までこの憲法下でしたし。アジアで味馬手の立憲国家として、最初に作った憲法ということを考えますと。立憲体制を定着させて条約改正交渉に臨むという、当時の時代的な要請からすれば満点に近いものかもしれません。だからといって次の時代に応じて変えていくことは必要だったと思いますが、その辺は難しいなあと。あれ以上のものが当時に出来たとは思えませんし。たとえば第2次政権前後の近衛は改憲論者でしたが、政友会や民政党などが「社会主義思想を憲法に書くつもりだ」という危機感から「不磨の大典を変えるな!」と大反対したという、なんか今から考えると逆転現象がおきてて面白いです。結局政治的な立場に発言は左右されますからね。
こちらも気長にお付き合いいただけるとありがたいです。がんばります。
- 神山
- 2018年 02月04日 18時50分
[良い点]
昭和の時代はどうしても戦記中心のモノが多い中で、政治中心の今作は新鮮に読むことができました。しかも面白い!
そして、感想欄を見ていたら、なる程。武衛家の作者様でしたか。このクオリティにも納得です。
両作品の執筆を応援しています!
[気になる点]
最新話誤字報告です
>林さんが挑戦軍司令官時代に越境将軍で有名になる以前は
挑戦 → 朝鮮
[一言]
でもホント、首相が陸相を押さえてるって、これ凄いアドバンテージですよねぇ。史実では各内閣がこれに散々苦しめられてきた訳ですし。
昭和の時代はどうしても戦記中心のモノが多い中で、政治中心の今作は新鮮に読むことができました。しかも面白い!
そして、感想欄を見ていたら、なる程。武衛家の作者様でしたか。このクオリティにも納得です。
両作品の執筆を応援しています!
[気になる点]
最新話誤字報告です
>林さんが挑戦軍司令官時代に越境将軍で有名になる以前は
挑戦 → 朝鮮
[一言]
でもホント、首相が陸相を押さえてるって、これ凄いアドバンテージですよねぇ。史実では各内閣がこれに散々苦しめられてきた訳ですし。
ありがとうございます。誤字訂正しました。
他の作者様のをいろいろ見ていまして、そうだ。私が読みたいものを書けばいいのだと思い至りました。まあ軍事と兵器は正直不得手ですので、わかる政治史を中心に書いていこうというw。ありがとうございます。
史実の東条英機も現役で統制するためにやりましたしね。あまり成功したとは言いがたいですが、かりに別の陸相にしていたらもっとひどいことになったかもしれませんしね。難しいところです。なお現役武官制は緩和されたまま(ネタバレ
武衛の更新遅れて恐縮です。少しでも書き溜めようと努力はしています。ぜんぜん説得力ありませんけどw
がんばります。
他の作者様のをいろいろ見ていまして、そうだ。私が読みたいものを書けばいいのだと思い至りました。まあ軍事と兵器は正直不得手ですので、わかる政治史を中心に書いていこうというw。ありがとうございます。
史実の東条英機も現役で統制するためにやりましたしね。あまり成功したとは言いがたいですが、かりに別の陸相にしていたらもっとひどいことになったかもしれませんしね。難しいところです。なお現役武官制は緩和されたまま(ネタバレ
武衛の更新遅れて恐縮です。少しでも書き溜めようと努力はしています。ぜんぜん説得力ありませんけどw
がんばります。
- 神山
- 2018年 02月04日 14時18分
[一言]
石原将軍の立場が葦原将軍みたいになってる・・・
石原将軍の立場が葦原将軍みたいになってる・・・
わたしもこんなネタキャラにするつもりはなかったんですけど、書き出すと突然暴走を始めたんです。いや、本当に。創作物ですらおとなしくない石原将軍w。個人的には○日新聞出身の軍事評論家の田○元帥のイメージが近いかもしれません。たまにまともな事いうあたりとかw
がんばります
がんばります
- 神山
- 2018年 02月04日 09時49分
[気になる点]
平沼騏一郎も大審院長か司法大臣でゴールしてたら当時としては優秀な法の番人でいられただろうに。
それもこれもこんな悪人面を総理や枢密院議長に引き上げた元老って奴が悪いんや(暴論
[一言]
ブクマ解除すると思ったら大間違いだ!死ぬまで読み続けてやるわい!
と未来の社主が申しております。無理をなさらずどちらも続けて下さい。
平沼騏一郎も大審院長か司法大臣でゴールしてたら当時としては優秀な法の番人でいられただろうに。
それもこれもこんな悪人面を総理や枢密院議長に引き上げた元老って奴が悪いんや(暴論
[一言]
ブクマ解除すると思ったら大間違いだ!死ぬまで読み続けてやるわい!
と未来の社主が申しております。無理をなさらずどちらも続けて下さい。
ありがとうございますwこのネタはやってみたかったのです。
平沼さんはいろいろと残念なんですよねえ。同じ司法官僚の清浦圭吾がひょうひょうとしたタイプなのに、どこまでも生臭すぎて。なんかずれてるんですよね。自頭はいい能吏なのに、どうしてか、こう…
平沼は反英論が高まった時期に英国との協調を主張してテロのターゲットになり、実際に何発も銃弾打ち込まれたんですけど、その時、車が来るまでの間車で柱を背にして立ち続け、お孫さんに「どうして」と聞かれて「横になると血で肺がおぼれる」と冷静な口調で言い切ったとか。勇気も知恵も度胸もあるのに、使い方がことごとく残念なんですよねえ。なんかもったいない。
未来の社主の期待に沿えるようにがんばります
平沼さんはいろいろと残念なんですよねえ。同じ司法官僚の清浦圭吾がひょうひょうとしたタイプなのに、どこまでも生臭すぎて。なんかずれてるんですよね。自頭はいい能吏なのに、どうしてか、こう…
平沼は反英論が高まった時期に英国との協調を主張してテロのターゲットになり、実際に何発も銃弾打ち込まれたんですけど、その時、車が来るまでの間車で柱を背にして立ち続け、お孫さんに「どうして」と聞かれて「横になると血で肺がおぼれる」と冷静な口調で言い切ったとか。勇気も知恵も度胸もあるのに、使い方がことごとく残念なんですよねえ。なんかもったいない。
未来の社主の期待に沿えるようにがんばります
- 神山
- 2018年 02月04日 09時47分
[良い点]
この時代の政界・官界・軍界の様子というか
人物象が分かって面白い
この時代の閨閥ってすごいですね。
人物象ってどうやって調べたんですか?
この時代の政界・官界・軍界の様子というか
人物象が分かって面白い
この時代の閨閥ってすごいですね。
人物象ってどうやって調べたんですか?
ありがとうございます。そういっていただけて光栄です。
人物像ですが、これは正直脚色のところが大きいですね。たとえば宇垣一成の場合は、日記に!とか!!が多いという情報、日記の自信満々の文章から、実際にも押しの強い人物だったとしました。私の場合は経歴から人柄を想像することが多いです。ハル国務長官の忠実な閣僚というものも、ルーズヴェルト政権のほかの閣僚の入れ替わりと見比べて任期が長いことから考えたものです。ただ大統領個人への忠誠というよりも民主党という政党への組織人としてのありかたみたいに書くようにしました。ですので実際の人物像と近しいかどうかは。小説にするうえで個性の強いキャラクター、もしくはテンプレ的な人物(苦労人とか忠実な閣僚とか)は書きやすいので、必要以上に強調していたり、テンプレに当てはめて書いている側面があることをご理解いただけるとありがたいです。
でもこの時代の人物はそれほど脚色しなくても、そうとうあくが強いんですよね。時代が近いから逸話もたくさん残ってますし。吉田茂とマッカーサーは特にそうです。石原将軍なんか、ほとんど脚色しなくてもキャラクターが勝手に動いてくれました。
あと個人的に政治家とかの回顧録読むのがすきなんですね。個性が出てますので。まあそれにも影響されています。とりあえずこんな感じですかね。ですのでこの作品の人物像が必ずしも正しいというわけではないことをご理解いただけるとありがたいです。
がんばります
人物像ですが、これは正直脚色のところが大きいですね。たとえば宇垣一成の場合は、日記に!とか!!が多いという情報、日記の自信満々の文章から、実際にも押しの強い人物だったとしました。私の場合は経歴から人柄を想像することが多いです。ハル国務長官の忠実な閣僚というものも、ルーズヴェルト政権のほかの閣僚の入れ替わりと見比べて任期が長いことから考えたものです。ただ大統領個人への忠誠というよりも民主党という政党への組織人としてのありかたみたいに書くようにしました。ですので実際の人物像と近しいかどうかは。小説にするうえで個性の強いキャラクター、もしくはテンプレ的な人物(苦労人とか忠実な閣僚とか)は書きやすいので、必要以上に強調していたり、テンプレに当てはめて書いている側面があることをご理解いただけるとありがたいです。
でもこの時代の人物はそれほど脚色しなくても、そうとうあくが強いんですよね。時代が近いから逸話もたくさん残ってますし。吉田茂とマッカーサーは特にそうです。石原将軍なんか、ほとんど脚色しなくてもキャラクターが勝手に動いてくれました。
あと個人的に政治家とかの回顧録読むのがすきなんですね。個性が出てますので。まあそれにも影響されています。とりあえずこんな感じですかね。ですのでこの作品の人物像が必ずしも正しいというわけではないことをご理解いただけるとありがたいです。
がんばります
- 神山
- 2018年 02月03日 19時58分
[一言]
遅ればせながら作者様の新作に気が付いたので拝見させていただきます。
なろうのこの時代の作品は、どうにも自身の主義主張を露わにしすぎる著者が多い中で、そういった部分を感じさせることなく読んでいて面白い作品を書かれるのは流石と思います。
遅ればせながら作者様の新作に気が付いたので拝見させていただきます。
なろうのこの時代の作品は、どうにも自身の主義主張を露わにしすぎる著者が多い中で、そういった部分を感じさせることなく読んでいて面白い作品を書かれるのは流石と思います。
過分なお言葉、恐縮です。この時代は現代と近いだけにがっつり書き出すと、それこそどつぼに入りやすいと考えています。かといって表面をなぞるだけでも淡白に過ぎますし、専門外の分野(私で言うと兵器とか軍事戦略)に手を出すと大やけどしかねないわけです。なので私が個人的に勉強したことのある昭和の政治を中心に、いろいろ組み合わせたらどうかと考えました。ざっくりだけど、あっさりしすぎない。こういう感じで書けたらなと考えています。
実を言うと経済分野も専門外なんですけど、その点は高橋是清先生という、こういう言い方は何ですがチート爺がいるので便利です。どんな荒唐無稽な経済成長とか経済政策を書いても「高橋先生がいるなら大丈夫」というなぞの安心感w。さすがは史実で大蔵大臣として引っ張りだこだったダルマ宰相と感心していますw
武衛の更新遅れて恐縮です。少しずつでも書き溜めて生きたいと思っています…全然説得力ないですけど(汗)
がんばります。
実を言うと経済分野も専門外なんですけど、その点は高橋是清先生という、こういう言い方は何ですがチート爺がいるので便利です。どんな荒唐無稽な経済成長とか経済政策を書いても「高橋先生がいるなら大丈夫」というなぞの安心感w。さすがは史実で大蔵大臣として引っ張りだこだったダルマ宰相と感心していますw
武衛の更新遅れて恐縮です。少しずつでも書き溜めて生きたいと思っています…全然説得力ないですけど(汗)
がんばります。
- 神山
- 2018年 02月02日 23時54分
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