感想一覧

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[良い点]
男主人公瀬山の頑ななプライドと挫折感、
ヒロイン忍の純情さ、二人が願を掛ける石榴の花と月夜の光景の鮮やかさに引き込まれました。

持ち込み先の編集者が他者でありながら、決して冷酷な否定だけで登場させられているわけではない。
脇筋の人物にもそうした奥行が与えられている点も評価したいです。
[気になる点]
先にも別の方々が指摘されていますが、ヒロインの忍に関する設定に生硬な印象が否めません。

まず、「忍(シノブ)」は男女双方に使える名前なので、
電話で話す場面の途中まで、性別がどちらなのか把握できませんでした。

加えて、「石榴(ザクロ)の木の精」というイメージを伏すなら、
「瑠実(ルミ)」とかもっと石榴や果実を連想する女性名にした方が似つかわしいのではないか、と感じました。

また、彼女自身も漫画家になる夢を持っていたと末尾で説明されていますが、
それならば、そうした面を匂わす過去のエピソードを明確に入れないと、唐突な印象を受けますし、説得力に乏しくなります。

そもそも、彼女と瀬山は高校時代に同級生としてどの様な過去を共有したのでしょうか。
そこからして、明確に描かれていないため、
瀬山が一度挫折した漫画家への道を再び目指す展開には納得できても、
夭折した忍への哀惜が今一つ響いて来ないのです。

これは細かい点になりますが、忍はどの様な病気だったのでしょうか。
再会時の描写を見る限り、普通に出歩く程度には健康な印象を受けます。
更に言うと、若い女の子が額にライトを付けて歩くのは絵的にかなり珍妙に思えますが、
その辺りを瀬山が全く気にしていないらしいのも気に懸かりました。
[一言]
色々書きましたが、月明かりが照らし出す鮮やかな石榴の花のイメージには惹き付けられました。
感想、ありがとうございます。ご指摘は、自分では気がついていなかった部分ばかりで、大変勉強になりました。この作品のテーマ……自分が一生懸命書いた作品を否定されるというのは実際にした体験で、ただ、僕には忍という存在がおらず、劇的に人生が変わるということもないまま、今にいたっています。感想をいただいた点を見つめ直し、今後の作品作りに活かしたいと思います。ありがとうございました。
[一言]
 初めまして、秘密基地からやってきました。正直な感想、評価という事ですので早速。
 文章自体は非常に良いものだと思います。特に違和感を覚えることもなく、すらすらと読み進める事が出来ました。文体も作風にあっていて、良い雰囲気だったと思います。
 ただ、ストーリー構成が個人的にはしっくりきませんでした。前半の主人公が堕落していく描写は、少々説明口調的なのが気になりながらも納得いくものでしたが、瓜生さんから電話がかかってくるあたりがあまりに唐突過ぎて、一瞬置いてきぼりを食らったように感じました。少しばかり伏線を張っておくべきだったかと思います。
 同様の理由で、瓜生さんが病気で死んでしまうという部分もすんなり飲み込めませんでした。意図があるにせよないにせよ、誰かを死なせてしまえば感動につながると思って書いたのだろうというような、そんなひねくれた読まれ方をされるんじゃないかな、と思います。たった一行でもいい、そんなラストが予想できるような伏線があれば、少しは違う印象になったのではないかと。もったいないです。
 また、ラストシーンのファンタジー要素は正直いらなかったんじゃないかと思います。それまでは物語に入り込んでいたのが、突然過ぎるファンタジー展開によって冷めてしまいました。少し蛇足だったのではないかと。どうしてもストーリーに入れたいと思うのであれば、もう少し書き方を工夫すればよかったと思います。少なくとも、主人公がザクロの木に願った事が『瓜生さんの病気が治る事』だというのは、当時の主人公の状況(精神的に相当荒んでいたはず)を考えるに違和感をぬぐえません。
 最後にもう一つ。ターニングポイントであるザクロの木の描写が、かなりあっさりと済まされてしまっていたのが非常に残念でなりません。この物語のタイトルでもあるザクロの木、もっと前面に出すように描写してしまっても良かったんじゃないでしょうか。
 色々と書いてしまいましたが、一つの作品として楽しめるものだとは思います。今後とも、執筆活動頑張ってください。乱筆乱文にて失礼します。
  • 投稿者: 針井 龍郎
  • 男性
  • 2010年 10月05日 11時40分
返信遅れましたこと、お詫び申し上げます。
丁寧な感想、ありがとうございます。
確かに、最後のシーンはいらないかもしれません。もっと考えて考えて、ラストを書けば、絶対に違った展開になるはずですから。ちょっと、安易に流れました。以前、似たような展開である程度の評価をいただいたので、どうも、それと同じ展開に無意識のうちにしてしまいました。
丁寧な感想、多謝です。針井さんのおっしゃったことを糧に、前進していこうと思います。ありがとうございました。
[良い点]
起承転結が上手


[気になる点]
ラストがよく分からない
[一言]
はじめまして。評価依頼板からやってまいりましたヤシタです。

最初はちょっと苦手な主人公に触りたくないな~と感じて恐る恐る読みました。
それが転じたところで、やっと主人公に共感できました。

ただ残念な点が1つ

ラストの「~生きていく」が、よくわかりません。
あの表現では「悪い事して生きていく」に見えました。ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか…
説明が欲しいところです。

やした様、感想をありがとうございます。
ラストの部分……実は上手くまとめるオチを考えることができず、適当な文章をつなげたのです。
ご指摘の通りです。あれはいらなかった。もっと頭を使うべきでした。機会を見て変更します。
[良い点]
1シーンを頭から終わりまで丁寧に書ける方だなと思いました。
[気になる点]
1.誤字だと思われるものをご報告します。
>高校の時なんて、あらゆる漫画雑誌を呼んでたじゃない。
の「呼んでた」
>この時間になると、本当に人口の明かりがない。
の「人口」

2.重要な登場人物であり、作中唯一名前で呼ばれている瓜生さんについてですが、不勉強のため読み方が分からず、最後まで遠い存在でした……ちょっと変わった名前だと思うので、ルビがあるとありがたいですね。

3.いきなり漫画のアイディアが浮かんでくるシーンで「なぜ?」と思いました。ザクロの美しさに心を打たれて、再び頑張りだすまでは分かります。
もともとアイディアはあったのに、やる気をなくして廃人していたなら納得いくのですけど、新しいアイディアが浮かんでいるのですよね? それまでが非常にリアルな、ファンタジー気もない流れですので、突然に過ぎるのではないかと感じました。
[一言]
砂漠の砂さま。はじめまして、日野と申します。
評価依頼から飛んで参りました。

ジャンルはファンタジーなのですね。この内容なら友人の死やファンタジー要素を切って挫折からの復活にテーマを絞られた方がよかったのではないかと思います。前半に対して後半の展開(とファンタジー化)が急激かな、と。

あと主人公にあれだけの影響を与えるザクロ自身の描写はやっぱりもう2、3行欲しいです! 最重要ターニングポイントじゃないですか!

選ばれたテーマや文体、最後の主人公の結論はとても好感が持てました。秘密基地からふらりと来ただけで長々と失礼いたしました……それでは、これからも頑張ってくださいね。
  • 投稿者: 千歳
  • 2010年 08月17日 14時48分
感想、ありがとうございました。
確かに、後半のファンタジー的な要素は不要だったかもしれません。僕自身、このシーン、不要なんじゃないか、と書きながら思っていました。
漫画のアイディアが浮かんでくるシーンなんですけど、あれは自分の性格というか、実体験に基づいているのです。
自分の場合、机の前でいくら頭をひねっても浮かばなかったアイディアが、ぼーっとしている何でもない瞬間に、ふと浮かぶことがあるので……。しかし、僕の表現不足で、上手く表せなかったようです。精進します。

それでは、読んでいただき、ありがとうございました。
[一言]
どうも。評価依頼から飛んできた、戸山羅花です。
さて、ストーリーの方ですが、良いと思います。僕にはこういったものが書けないので、素直に拍手を送ります。
ただ、誤字が多いのが残念な所です。
それと、文構成としては、「仲間達にメールしてみたが、ことごとく返信が来ない」と言う部分。ことごとく、は確かに全て、や残らず、と言う意味はありますが、この場合はことごとく、より全く、を使う表現の方がしっくりくるかと。
これからも頑張って下さい。
長文乱文、失礼しました
感想、ありがとうございます。
ストーリーについて、ありがとうございます。
誤字脱字が多い点、反省しています。前から指摘は受けているのですが、なかなか直せなくって。
これは、ちょっとした病気ですね。小説家としては致命的な……。

それでは、ありがとうございました。
[一言]
初めまして、作品拝見しました。
必死で取り組んだ物を否定されるのは辛いですね。
私は小説を書き始めた頃、出版社に添削を依頼しました。返ってきた添削内容はほぼ全否定で、気分がどっと落ち込みました。ですから瀬山の気持ちはよくわかります。
瓜生忍が報われなかったのは気の毒です。瀬山には彼女の分までがんばって生きてほしいですね。
執筆お疲れ様でした。これからもがんばってください!
  • 投稿者: 退会済み
  • 2010年 08月15日 22時22分
管理
感想、および評価、ありがとうございます。
>必死で取り組んだ物を否定されるのは辛いですね。
そうですね。自分は、大学時代、何度か漫画を書いて投稿してみたのですが(持ち込みはしていません)しばらく待っても全く何の音沙汰もないのです。数ヶ月後、やっと原稿が帰ってきたかと思うと、何の評価も感想も同封されていない……。つまり、僕の作品は批評するにも値しないくずだという事なんでしょうね。悲しいことです。
それで、漫画の道はあきらめて、こうして小説を書いているわけですが。
せめて、自分の書く小説の主人公には、自分の夢を達成してほしいと、そう思って、この作品を書きました。
それでは、ありがとうございました。失礼します。
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