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[良い点]
切ない恋物語でした。
かおりの心の動きが丁寧に描かれてあり感情移入できました。
ユキがかおりに声をかけたのは、かおりの持つ「異能」故ではないかと思わなくもないですが、切っ掛けなんてささいなこと。

鬼と人では生きる時間も価値観もすべてが違う。一緒にいても幸せにはなれない。
ウサギとオオカミが一緒に暮らすようなものでしょうか。

それでも女は男と共にあることを望み、男は女の幸せを望んだのかと思いました。
感想をありがとうございます、たんばりん様。

かわかみれい、渾身のラブストーリーです(笑)。

片思い→結ばれぬさだめの悲恋。
異種婚姻譚の失恋ヴァージョン。
切なさてんこ盛り、失恋と片思いのエキスパートを自認する私の、思い(妄想? 性癖?)を込めて書き上げました(笑)。
気に入っている話です♪

どう考えても『普通にハッピーエンド』にならない、無理に結ばれると良くて『かおり監禁メリバエンド』で、悪くするとかおりが心身共に食われる、あるいは心中?という話でしょうね。

ユキが、紳士で思いやりのある鬼だったので、かおりは人間として人生を全う出来るようになりました。

この先、かおりがこれ以上の恋が出来るかは、不明ですけど。
[一言]
隕石阻止企画から参りました、アカシック・テンプレートです!

本作は、『曳き鬼』という存在を軸に、かおりとユキの二人の悲恋が切なくも激しく描かれており、終盤のユキの葛藤から、かおりが少しだけ彼との記憶を思い出しながらもどうにもならないラストなど、深く登場人物達に感情移入させられました。

想い合いながらも決して結ばれてはならない二人の在り方に心打たれる作品ですが、確か『異界の者が差し出すモノを口にしてはいけない。そうしないと、向こうの世界に取り込まれるから』みたいな伝承もあったと思うので、もしかしたら、ユキはかおりと離れようとしつつも、あの和室で若干強めにお茶を彼女に勧めていた辺り、本音はやはり何をしてでも彼女と一緒にいたかったのだろうな……などと、考えさせられたりしました。
感想をありがとうございます、アカシック・テンプレート様。
お読み下さってありがとうございました。

深く感情移入をして読んで下さったとのこと、感謝いたします。
想いながらも結ばれない、結ばれてはならない二人ではあります。

『異界の者が差し出すモノを口にしてはいけない。そうしないと、向こうの世界に取り込まれるから』

そうですね、そんな伝承も聞きます。
ユキの真意は、ユキ自身もわかっていなかったかもしれません。
かおりが人として生きてゆく為には自分がそばにいてはいけないと強く思っていたでしょうけれど、本音はかおりにそばにいて欲しかったでしょうからね。
[良い点]
とても、とても素敵な物語でした!!
16000字のローファンと言うことで、読むのに二の足を踏んでいましたが、かわかみれい様のご高名は存じておりましたので、一度御作品を拝読したいと思っていました。
文章が繊細且つ流麗、とても読みやすい。
程よい適切な描写が読ませてくれました。
【悪意】をつぶてのように感じるヒロインと何百年生きているのか分からない「鬼」が出てくるお話に、二人の恋愛模様が妖艶に絡み合い、ファンタジーが苦手な私にも大好物の作品でした。
ラストが曖昧で、想像の余地を残して終わるのも良かったです。
久しぶりに良い作品に巡り会えたことに感謝します。
感想をありがとうございます、香月よう子様。
色々とお褒め下さり、恐縮です。

短編としては長めのこの作品ですが、楽しんで読んでいただけたようで嬉しく思います。

ラストに余韻を待たせてみました。
基本は悲恋ですけど、ある意味理想の恋ではないかとも思います。

こちらこそお読み下さってありがとうございました。
感謝いたします。
[一言]
企画から拝読しました。

描写が繊細で綺麗で、詩に浸るような心地でした。
最後は少し切なかったですが、未来に希望があるようにも感じられて良かったです。

読ませて頂き、ありがとうございました。
  • 投稿者: K・t
  • 女性
  • 2021年 05月06日 20時14分
感想をありがとうございます、 K・t様。

描写が繊細で綺麗と、お褒め下さってありがとうございます。
この世ならざるモノを含むお話でしたので、そこを含め雑にならないように気を遣って書いた作品です。

こちらこそお読み下さってありがとうございました。
[良い点]
なんとも切ない話でした。

異能とも言えるほどの感受性は、自分も他人も傷付けてしまうと。

もとより、向こう側に引かれやすかったのかもしれませんね。それから守るために、過剰に過敏になったのかもしれないと思います。

ひとときの逢瀬のその先に、『普通に』生きてほしいと願う、誰かの真心を感じました。
[気になる点]
向こう側の食べ物飲み物を口にすると、戻ってこれないのはよく聞きますが、茶の一杯に込められたものは、本当に、真心というか案じる気持ちだったんだろうなと。
感想をありがとうございます、平民のひろろさん様。

特殊な能力や才能は、必ずしも幸せをもたらさない。
私は結構若い頃から、そんな気がしていました。

そうですね、彼女……かおりは、元々向こう側に引かれやすい娘だったのかもしれません。
だからこそユキは彼女を見初め(100%の恋愛感情ではないかもしれませんが)……自己犠牲を払うまで彼女を愛し、結果として解放したのでしょう。

お読み下さってありがとうございました。
[良い点]
こんにちは!
「隕石阻止企画」とうにさんのレビューとりすこさんの活動報告から来ました!(←結局どれだよ?)

なんて……なんて切なくも尊い物語!
お互いの強すぎる想いに、読んでいて胸が苦しくなります!

人と異種族の物語は、ハッピーエンドにならない事が多いですよね。(←でも好き♪)

ユキさんの名前を呟いてしまうラスト、最っ高にエモかったです!
感想をありがとうございます、すぎモン様。

3ヶ所から来ていただいたのですか?
企画はもちろん、レビューの伊賀海栗様、活動報告で宣伝してくださったりすこ様に感謝ですね。

ヒトとヒトならざるモノとの恋。
どうしても、どこか哀しい恋になります。

ラストをお褒め下さってありがとうございます。
終盤、特に想いを込め書きました。
幸せとは言い切れない恋ですが、素晴らしい恋ではないかと思っています。
[一言]
企画から伺いました。

曳き鬼…鬼という割には、人の方が怖いように感じました。悪意をぶつけて生きている人間の方が、人間にとって怖いように思います。
言霊信仰の名を告げることが支配につながるなら、"見る"ことも支配に繋がる。でも、かおりにはその力が無かったのでしょうね。人より鬼の方が強いからでしょうか。

変換で惹き鬼と先に出て、ある意味合っていると思ってしまいました。(*´꒳`*)
鬼と恋に落ちる。ひとつのロマンですね。
ありがとうございました。
感想をありがとうございます、くまぽ様。
はじめまして。

惹き鬼。
いいですね、それが本質かもしれません。
寂しいモノは、引き寄せたい思いでヒトを『惹き』つけるのかもしれません。

鬼との恋。
ヒトとヒトならざるモノの恋は、どうしても悲しい部分がある気がします。
そこがロマンでもあるのですが。

お読み下さってありがとうございました。
[良い点]
読みながら、脳内に映像が流れていく感覚、堪能させていただきました。
[一言]
時を越え、巡り合えるなら、曳き魂と言えるのかもしれない、などと、ふと思いました。
感想をありがとうございます、高取和生様。
お読み下さってありがとうございました。

そうですね、時を超えて巡り合える、可能性も皆無ではありません。
今度巡り合えれば、哀しい恋ではなくなるかもしれませんね。
[良い点]
いいお話でした。
[一言]
ロ―ファンタジーというより、文学というような素敵な雰囲気が漂ってきますね (*´▽`*)
最後の3行も、とてもインパクトがありました。

……もう読んでたと思ってたのに、読んでいませんでした。
似た題のお話が合ったのかな?

面白かったです。
感想をありがとうございます、黒鯛の刺身♪様。

お褒め下さってありがとうございました。
文学というような雰囲気というお言葉、面映ゆいですが嬉しく思います。

もしかすると、童話の方の『ヒキオニ』を読んで下さったのではないでしょうか。
こちらのユキは青年、童話のユキは少年のような雰囲気のお話になっています。
こちらのユキの、少年時代?のようなお話です。
[一言]
企画より参りました。

ユキの名を口にしている描写から、かおりは完全には記憶を失っていないのではないか、と思うのです。
向かった図書館に、ユキがいたり、しないかな?
感想をありがとうございます、猫らてみるく様。
はじめまして。
お読み下さってありがとうございました。

そうですね、初めて激しく恋したヒトですから、心の奥深くで握りしめるように面影を抱いているでしょう。
ただ、はっきり思い出そうとしても、遮蔽がかかるでしょうね。

ユキ、図書館にいるかもしれません。
でも、すでにかおりには見えないような気がしますね。
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