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[良い点]
初老を迎えた自分、年甲斐の無い恋、今手元にあるもの、新しく踏み出すこともできず、そして妻の素晴らしさを改めて知り、日常に戻る。

ある男の人生の分岐点を見事に切り取った作品だと思います。
うーん、凄くてなかなか言葉にできないです。
マックロウXKさま
素早い。早すぎる。

凄いかどうかわかりませんが、人生を切り取るという意味では成功例かもしれません。
人生の岐路にいつか立つことがあれば、ご参考にはならないでしょうけれど、印象に残るものがあったなら嬉しいです。

読んでくださり本当にありがとうございました。
[良い点]
企画より拝読いたしました。

愛する妻がいても、やはり別の人に心が動くことってあるんですね……
自分の場合は滅多に人を好きにならないので、共感自体はしにくいのですが、こういった大人の割り切りが必要になるのも苦悩なのでしょう。
一時の想いではあったのでしょうから、献身的な奥さんとこれからも幸せに過ごして貰いたいものですね。
  • 投稿者: 九傷
  • 2020年 09月19日 11時17分
九傷さま

きゃー、こちらの返信前に割烹やらほかの企画やらにご反応いただき、嬉しいやら焦るやら、お待ちくだされ~

ご感想いただきありがとうございます。

18年間結婚生活を送りましたがその間に、恋とはいかないまでも気になる相手はふたりくらいできてしまったかもしれません。
夫はそこで踏ん張ってびくともしませんでしたが。

口にしなかっただけで淋しい思いはしたのかもしれません。

「一時の想い」で済むうちは済ますに限ると思います!

夫を亡くした今、これから心が動くことがあるのかどうかわかりません、私も「滅多に人を好きにならない」人の仲間入りです。

九傷さまが恋に悶えるところを見てみたい、創作の中ででも、と想像してしまいました。

作品のほうに触れられてないですが、これで返信と代えさせてもらえると嬉しいです。
書いた時の自分と今とがかなりかけ離れてしまって、どう答えていいのか。

仰る通り、「一緒に居られる今を大切に、最愛の奥様と幸せに」という思いでいっぱいです。

ご高覧ありがとうございました。
[良い点]
心の機微が伝わってきます。

大人になってもどきりとする事はありますし、それを制するのもまた、日々の積み重ねであったり。

すこしの不満、すこしのボタンのかけちがいをまたゆっくりと戻していくような。そのいびつになったボタンホールが先生への淡くもろい証に相当するのだろうなぁと、読んで感想を書くにつれインスピレーションを頂きました。

先生が書いたとおぼしき次話も含めて、堪能しました。
なななんさま
ご感想ありがとうございます。
また貴重なメッセージもいただいています。
まだ日々の手続きにかまけて逃避中だと自己診断。
ゆっくり話せるようになったら是非とも懐お借りします。

結婚生活も恋人同士も、日々のメンテが重要かもしれません。
お気に入りのカーディガンを洗ったときに、ちょっと気をつけて型くずれやボタンホールの形を直すような。

心のふれあいとか感動とか分かち合ってしまうと、恋直前とか発展してしまったりとか、幾つになってもあると思います。
しっかり見据えて生きていきたいと思っています。

ご高覧ありがとうございました。
[良い点]
拝読しました。

素敵な大人の物語。登場人物が、自分と同じくらいの歳のお話とは思えないほど、しっとりとした艶やかさをはなっています。秘すれば花なり秘せずは花なるべからずという言葉を思い出しました。誰かへの思いを胸に仕舞うということは、とても苦しいことです。誰もがそういう苦しみを胸に秘めながら、日々を過ごしていくのだろうと思うと、この世界の痛みのようなものを感じてしまう次第です。

けれど、そこに美しさを感じるのですね。秘めることによって放たれる美しさは、自分には手に入れられないからこそ、こうして陸さんのお話を読んで、ああ、綺麗だなあと感動するのです。

言葉とは、誰かに伝えることがその責務と思っていました。口に出す時に慎重にならなければならないということは、そうではないということの証のように感じました。

陸さん、素敵で上質な作品でした。読ませていただき、ありがとうございました。



  • 投稿者: 三千
  • 2020年 08月18日 13時15分
三千さま
ご感想ありがとうございます。
秘すれば花、風姿花伝が思い出されます。
言えない思いを秘めて舞うと立ち現れるものが人を魅了するといった意味で理解してます。

そんな大層な文章を書いたつもりはないのですが、趣が出せていたのなら成功例ですね。
いっぱい褒めてくださりありがとうございます。

みんなが口をつぐんでいるお話ですよね。
言霊を持ち出す必要もなく、声に出したら確定してしまう。
口にされない思慕の思いは世界中に渦巻いていたりして。

そんな微妙なところを描くことができてよかったです!
感じ取ってくださり、心から感謝申し上げます。

ご高覧ありがとうございました!

[良い点]
これは、良い縁に恵まれた、良い人生だったのでしょう。

恋を自覚しながら、惜しみつつ諦める。
なんとも切ないお話ですね。

それが、一時の恋患いならば、献身的な妻を選ぶのはある意味当然。

けれど、大好きなロックドラマーは、一体どんな縁があったのか……。
果たして、妻の頼みだけで、ドラムをかき鳴らしてくれたのか?

そこには、『先生』との縁もあったように思えます。
[気になる点]
惜しむらくは、私が外国のこと分からないため、イメージが追い付かなかったことですかね。
[一言]
『先生』と直接会う描写が無かったのも、恋の終わりを思わせて、切なくなります。

本文では、『先生』とのことは全て過去の事。
終わった恋と思ってしまいます。
平民のひろろさんさま

うわー、鋭いですね。
この(私の勝手な)裏設定を突いてこられたのはひろろさんだけではないでしょうか?

他の方の感想返信でほのめかしたかもしれませんが、それにしても。

ドラマーさんも「先生」の生徒でした。何度も来日コンサートしていて、日本通なんです。
漢字いりのTシャツ着てるってことしか書いてないですが。

パブでの演奏依頼をぜひ受けてほしいとプッシュしたのは「先生」です。
自分はこの街を離れるからそのはなむけにと。
主人公の気持ちに感づいてしまい、その上悲しいことに、自分ははドラマーさんに憧れ以上の感情を持っている。(すごい年の差)
このままふたりの日本語教師を続けるのが苦しくなってしまった。

そういう人それぞれの事情と思惑が「縁」として重なり合って人生になっていくんじゃないかな、という題名をつけたわけでした。

人生、誰もがみな切ない、です。

にしても本当に裏底の設定なので、思いを馳せていただいたことがまだ信じられません。気づかなくて当然の文章だと思います。


パブがどんなところか、もう少し描写できたらよかったのかもしれません。
精進します。


ご高覧ありがとうございました。
[一言]
看板短編企画から参りました、アカシック・テンプレートです!

本作は緻密な情景描写もさることながら、色々なものに折り合いをつけられるようになった代わりに、感情のままに生きるのが難しくなった中年男性の悲哀や日常に帰還していく事を割り切ったある種の諦めというものが実に上手く表現出来ているな、と感じました。

すっかり大人になった方が、ふと人生で立ち止まりたくなったときに読んでもらいたい作品といえるかもしれません。
アカテンさまからご感想来た〜!
読んでいただきありがとうございます。

需要の無さそうな話を書くのが得意のようです。
大器晩成ではなく、人生のエンジンがかかるのが遅く、今感じることを書くと中年用になってしまう〜

>ふと人生で立ち止まりたくなったときに

というご指摘、至言だと思います。

ご高覧ありがとうございました!

[一言]
いつか、その縁が結ばれることを祈っています。

たとえこれが、今生の別れだとしても、また出会えますように。
ラズライトさま
はじめまして!(だと思うのです、違ったらごめんなさい)

縁が結ばれるほうに想いを馳せてくださるご感想は初めてかと思います。
ありがとうございます。

輪廻転生のうちにいつか、お互いぴったりの状況で出逢えるといいですよね。

特にリアルで最愛の夫を亡くしたばかりなので、私も死んだら絶対見つけてやる、待ってろよという気持ちが強いです。
書いた時は縁という言葉をもっと軽く思っていました。

気づかせてくださりありがとうございます。
ご高覧ありがとうございました。
[良い点]
一つ一つのディテールがしっとりしていて、
大人の匂いを放っていました。

この作品に漂う男心の仕方ないところをふふっと笑いながら、
同時に郷愁と、ほろ苦い共感までもを感じながら読めること。
それは、私自身もまた歳を重ねた証拠なのですね。

>恋患いを恋愛に高めていく気力が見つけられない。

なんて素敵な、中年にしか書けない、
読めない一文と敬服しました。
ついでに自分はそんな境地に立てているのかしら……なんて。

夫君と、素敵な時間を過ごされた陸さんらしい一作なのだと思います。
良い作品をありがとうございました。
瀬川雅峰さま

読んでもらえたなんて、こちらが感動です。
ありがとうございます。

旧作のほうが一生懸命、まともに書いている気がしてしまいます。

引用してくださった文、若い方から見れば「枯れてんじゃん」の一言で終わりそうですよね。
それをご自分に引き込んで感じてくださったのは、年齢的なものもあるでしょうけれどやはり、瀬川さまの想像力と共感力の裏打ちがあるからです。

たくさん褒めてくださってありがとうございます。
リアルではドラマーさんに日本語を教えました。
それを夫は応援してくれて、パブでの演奏時は一緒に聴きにいきました。
揺らがず見ていてくれた夫があってこその作品です。

ご高覧ありがとうございました。
[良い点]
 夫婦のあり方を示した物語だと感じました。日本が登場するところで、縁の在り方を示しているのだと感じました。
[一言]
 読ませて頂きありがとうございました
茂木 多弥さま

ご感想ありがとうございます。
また先日は、心温まるメッセージをありがとうございました。

今、本当に「縁」ということを感じていて、自分のことで必死だったにも関わらず、20年こちらに住む間に、応援してくれる人がたくさんできていました。

夫婦も揺れながらでもふたりの最善を選び、いつまでも一緒にいられたらいいだろうなと思います。

私の夫は浮気のかけらもにおわしたことがなくて、その点ではすごく幸せな夫婦生活でした。
ゆるぎなくいつも自分を見ていてくれるというのは、宝物だったのかもしれません。

ご高覧ありがとうございました。
感想返信というより所感のようになってしまい、お許しください。
[良い点]
家紋武範様の「看板短編企画」からお伺いしました。
主人公の年代と近いので、いろいろ心情については考えさせられました。
殆ど出身地周辺から離れたことがないので、海外の描写も新鮮でした。
楽しませてもらい、ありがとうございます。

水渕成分さま

ご感想ありがとうございます。
家紋さまがこのような企画を起こしてくださり、過去作の発掘をさせていただきました。
読んでいただけて光栄です。

出身地にしっかり根を張って生きるのも大切なことだと思います。特に私のような根無し草には羨ましく感じられます。

心が揺らいでしまったときに水渕さまならどうされるか、想像してしまいます。
私はリアルは一途、創作で浮気?のようなことしてました。

ご高覧ありがとうございました。
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