感想一覧

[一言]
全ての悪役令嬢モノの中でいちばん賢いわ。

[良い点]
逆行して自分を裏切った王子との何やかんやがなかったこと。
あれがとても理解できなかったのでこの展開にはスタンディングオベーション。普通ならもう愛せないよねって思いますわ。
[一言]
読後感スッキリorモヤモヤのどちらかにクッキリと分かれそうなお話ですがわたくしはスッキリしました(*´꒳`*)

似てるようで似てないパラレル世界ならともかく逆行しただけなので王子の人格が変わったわけでない。逆行してきて未来を知ってる王妃教育を受けてきた令嬢でも限られたタイムリミットの中でできることなんて微々たるものだろう。
それにパラレルでもない限り王子の人格を矯正するのは難しい。王子の場合はさらに拗ねられせて前回よりもひどくなっていた可能性の方が高く、主人公と家族もさらに悲惨な目にあっていたかもしれません。

なので主人公の大胆な覚悟には良い意味でゾクゾクとしました！
たった一人の命で多くの人々が救われる、とってもシンプルかつスピーディーな無駄のない結末ですね。
これも主人公が王妃教育を受けてきたという前提があるからこそでしょう。王子と国家、自分の恋と家族を天秤にかけて迷いなく後者を選択した残酷だけど勇敢な覚悟と決断にはシビれました。

彼女が恋に恋するヒロインではなかった。これに尽きますね。

[一言]
正直、私はあまりスカッとはしませんでした。ですがこのモヤモヤ感がとても好きです。
理想を語り、理想を追い求めればこの身と愛する家族は助からない。そして、主人公が処刑された後の世界を思うと……結局、誰も幸せになれない。
そう冷静に判断した主人公は不幸を最小限にするため、何度も夢見た幸せを捨てた。そして新たな夢を手に入れた。
知らぬが仏。死こそがその人にとっても一番の幸福。
主人公の出した答えはとてもシンプル。でもどこか言い表せない引っかかりを残したまま、主人公は軽やかにステップを踏む。
なんて残酷。そしてなんて素晴らしいラスト。
素敵な作品を、ありがとうございました。

[良い点]
すごく面白かったです。
[一言]
こんなルートもあるんだと目から鱗です。続き？ないの？と確認して読み直してゾクゾクしました。目撃者が居ないことに安堵して彼女の未来に幸あれと祈ります。的確な言葉じゃないかもしれませんが面白かった！

[良い点]
胸糞もなにも既に殺されたから自衛した話でしたね。短編だからこその良さを生かした作品でした。
[気になる点]
何故にこうも彼は狂ってしまったんでしょうね…その理由付けがほんのりでも匂えたら尚更良かったです。
[一言]
これが主人公の死に際に見る走馬灯でも良いくらいの終わりかたでした。

[良い点]
がんばる理由があなただったのにこの結末……、本当に大切なものを知った２週目は大丈夫でしょうね。思い切りの良さにスッキリしました。これからの幸せを妄想させていただきます。

[一言]
結末がとてもスッキリ！たまにはこんなバットエンドいいですね。
しかしこれは短編だからこそ納得のいく結末として受け入れられたのだと思います。連載で何話もかけてこの結末だったらきっと「ん、ん～？」と首をひねっていたでしょうね。
排除だドン！は流行らなくていいです。こういった物は少数だからこそ輝くのです。多用は禁物ですよ。

[一言]
面白かったけど、この内容なら、ヒューマンドラマ(文学)が妥当かと。
だって、恋愛描写薄いし。

[一言]
100人が同じ立場になれば、85人は同じ結末になるかと。
残り15人は「今度こそ！…」とか宣う脳内お花畑の方々だと。(当社比w)

人間としての家族愛と本能とが凝縮された作品です。

[気になる点]
逆に気になるんだけど、主人公のループ前の世界って、どうなったんでしょうね

処刑後の新王の状況を列挙すると
・後ろ盾がない
唯一の後ろ盾は自分で潰した。代わりとなる伯爵は新興な上、実体は男爵領ですら国庫に穴開けるほどの借金で破綻させかける無能。――なお、「爵位売った」ってことなので、伯爵位を受領するまでの身分は、元男爵の“平民”（そりゃ前王も苦言を呈するわ）。
爵位についてくる領地も、そこの領民は、王が無能で必死に前領主が調整してたことを知ってるんだから、ついてこない

ちなみに、考えれば分かるけど、後ろ盾ってのは「王位に就く為」よりも「王位にい続ける為」に必要。

・政治能力がない
愛人の家の借金を横領してその罪を人に被せないと誤魔化すことも出来ない（つまりは今後、コイツが失敗するたびに誰かが罪に問われて処刑される）

ついでに言えば頭も悪い
平民の媚に尻尾振る頭の軽さでもあるけど、教育受けてなかったからとは言え、侯爵としての教育すら満足に出来てなかったところからの突然の王教育が修められるはずもない

国毎滅ぶか、即刻第三王子に簒奪される（王妃とその実家が、コイツにさせるより仲のいい側室の息子の方がマシと後ろ盾になると思われる）未来しか思いつきませんが（そして前者なら他国の客観的調査で、後者なら王位簒奪が正しかった理由固めのため、『前王を本当に殺したのはコイツで、侯爵一家は“愚王に利用され貶められた被害者”』として復権される）
[一言]
まぁ、幼児に求めるのは酷かもしれないけど、『“病死”してくれると嬉しいなぁ（誰か気を利かせて暗殺しろよ）』と言う政乱の基なやつなので誰も詳細調査しないだろうし、その後の変化見ると「可哀想な自分以上に可哀想な女の子をかまって上げる俺優しい」がしたいだけだったっぽいので、これは仕方ないかなぁ、と

と言うか、泳げもしないのに縁に立つなよ