感想一覧

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[良い点]
人間の心の弱さを、一人称で上手く表されていると感じました。
特に、後半を読む事で、前半部分もじつは自分自身に無意識の言い訳をしているのではと感じさせる部分は、一人称だからこそだなぁと。
[気になる点]
更にサイコ側に踏み出したように感じました。
特に最後、一見救いのようだが見ようによってはと言うところが……コレはむしろ、良い点かも?
[一言]
前作の漢詩親父が、なんとも幸田露伴みたいでよい味出してますね
読んでくれてありがとうだよ!!

無意識の言い訳みたいな部分は狙ってやっているよ。

読み返しやすい短編だからこそ、読み返しても楽しめるものにしておきたかったんだ。


一見救いに見えるけれど、この「わたし」はこれからが大変だよ。

死を先延ばしにしている間に少しずつ自己を積み上げて行ければ、よい人生になるだろうね。

しかしこの漢詩親父、とんでもねえ怪物なのに人気あるんだよな。

また何かの機会にスポットを当ててやりたい。

[良い点]
おおう……。おおう……。私が残ってよかった、のかな。
つながっていくのも面白い。
読んでくれてありがとうだよ!!

何もかも食らい尽くされて死にたかった。という気持ちもあったんじゃないかと思います。

でも、虎的には全部食べると取材ができなくなるので(ひどい理由だ)食べ残している状態ですね。

別にいじめたいわけではないので、敢えて食べきる必要もないのですが。
[良い点]
面白かったです。自分の隠しておきたい卑怯な部分や認めたくない感情が晒されていくようで読んでてすっごく嫌な気持ちになりました!褒めてます!
主人公が諦めるまでの描写や洗いざらい吐き出した後のラストは救いがあってよかったです。本が出たら壮絶な未来まちうけてそうだし出なくても幸せな人生こなそうだけど…。
感想から作家が過去作の登場人物と分かったので他の小説も読んでみます。
  • 投稿者: ころ
  • 2020年 09月09日 04時49分
読んでくれてありがとうだよ!!

「わたし」の未来のなさが変わったわけではないのだけど、「わたし」の中身が変わったんだね。

幸せになれなくても、前より豊かになることはできるんじゃないかなと思っています。
[良い点]
閉鎖環境で狂った羊を喰らいに、もっと狂った虎さんパパがやってきたぞ!

……と茶化して誤魔化したくなるような、気持ち悪さと安堵感が混じった気分。
イジメにまつわる周囲の描写が巧みすぎて、自分がその立場になったかのようです。文章に飲まれる感覚。
[一言]
(作中では偶然、メタ的には連作としてのキーワードと理解した上ですが)まったく別の意味・別の立場から虎に見立てられているあたりが少々不思議ですね。

もしかして第一印象で虎っぽい風貌で、関わった人の思考に無意識に反映されている疑惑が……(笑)
  • 投稿者: +1
  • 2020年 09月08日 15時25分
読んでくれてありがとうだよ!!

描写はしていないんだけど、虎パパは「どんなに笑っていても無意識下では常に何かに怒っている」という設定があってそれが虎っぽい印象を与えてるようです。

激情的な性格は娘ちゃんにも継承されていますね。
[一言]
面白かったです。
自分の弱さを肯定する奴なんて、大抵ろくなもんじゃないですね。
読んでくれてありがとうだよ!

自分の弱さを認めるのは構わないんだけど、それを盾にしてひとを脅しつけるのはよくないのだ。

ポル・ポトさんが頭よさそうなやつを全員粛清して子どもがお医者さんになった時みたいになるのだ。

[良い点]
お初にお目にかかります。鞠目と申します。

タイトルを見た時、ふと食人鬼の映画を連想しました。
そんなことはさておき、ドラマや映画の映像で見てみたいなと思う作品でした。
読後感はなんとも言えませんが癖になりそうです。
  • 投稿者: 鞠目
  • 23歳~29歳
  • 2020年 09月07日 22時53分
はじめましてですよー!

おっしゃるとおり、とある映画の表題を意識しているよ!


ちゃんと絵を考えながら書いたから、映像化できたら楽しいだろうなー。

こういう暗い話は読後感が重要だからね。

幸せになれるかはわからないけど、書き方次第で豊かにはなれるんじゃないか。と最近思っているよ。
[一言]
ダークだけど最後の救いが気持ち良い。良くないが良い話。
  • 投稿者: omoro
  • 2020年 09月07日 15時10分
読んでくれてありがとうだよ!!

読後感は重要だよね!
[一言]
お前かよってなってヒッ…!てなった
ふふふ、お父さんだよ。
[良い点]
ちょうど気分が沈み気味なときに読んで、元気をもらえました。
>あいつだけ幸せになるなんて許さない。
>みんなで不幸になろう。不幸にならなければならない。
この気持ちがとても共感できました。狭い空間でストレスがたまると蠱毒みたいな気分になりますよね。
外に目を向けられればいいのですが、ストレスをためてしまった分の仕返しがしたくてたまらなくなるときって、あるな、と…。
なのでその後の
>ただ、暇でやることがなかっただけなんじゃないのか?
>本来、無力な羊は役立たずでしかない。
と述懐する主人公もまたとても共感でき、かつこうして他人が思考してくれた文章を読むことで自分の悩みもある程度客観的に見ることができました。
こういう気持ちになれることが小説の醍醐味かなと思っています。よき作品をありがとうございます。

この主人公はなんだかんだ冷静に過去を分析できていそうなのでお父さんに捕まってしまうことはなさそうですね。
お父さんファンだったのですがここまで突き抜けた人とは思っていなくていい意味で裏切られました。
お父さんの作品はなぜヒットしなかったのでしょう。またサイドストーリーがあると嬉しいです(*´▽`*)
読んでくれてありがとうだよ!!

こういうのは読書の醍醐味だよね。

他人の試行錯誤や結論を参考にできる。

お父さんの作品がヒットしない理由は、いつか書けたらいいなぁ。

人気のある悪役なのでまた出すかもしれない。
[良い点]
こういう狂気的な執念を持ってる登場人物好き
[気になる点]
変身願望の娘の父親来た……(静かなる喜び)
[一言]
捕食というおぞましい原始的行為の比喩を取り現代の闇を浄化していくラストは何故だかとても美しく感じられました
  • 投稿者: 稲田 泉
  • 2020年 09月06日 21時24分
読んでくれてありがとうだよ!!

変身願望の父親は本来登場する予定がなかったのだけど、感想でいい感じに人気が出たから出したよ!!

書いてみて思ったけど、これはいいね。

感想をもらうことで、わたし自身が新しい着眼を得られるというのはとてもありがたいことだ。本当に助かっている。


捕食は創作にまつわるひとなら、誰しもやっていると思うんだよね。

それはとても原始的で、時におぞましくも、美しい行為なんだ。
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