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[良い点]
『ざまぁ』それ自体は、けして蔑まれるべきものではない、と思うのです。
導入としては、とても良いツールであるとは、思うのです。
[一言]
『決別』という決心を快く思う人々の心には、けして汚濁ばかりがあるわけではないように。
例えば『m-flo』の『come again』のMV。
とても綺麗で、切ない。

僕は、『ざまぁ』のその先を見たいなぁ、と思うのです。
物語の真の姿、本当に伝えたかったこと。
僕は、それが欲しいのです。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2021年 11月21日 17時08分
管理
メッチャ返信遅くなってすいません。感想ありがとうございました。

ざまぁは掴みの性能では最強クラスですからね。
そうでなければここまで長い間ランキングを占領できないですし。
  • 寒天
  • 2021年 11月28日 15時20分
[一言]
なんというか読者が書きたいものを好きなように書き続けた結果が今のランキングの流行なのはわかるけど、
『追放もの』と『悪役令嬢もの』の間の子といえる『婚約破棄もの』の大喜利ばかりになるのも味気ないものだ。
しかし、私はなろう界隈のテンプレ最大手の『婚約破棄もの』は一笑に付すべきものではないと考えている。

この『婚約破棄もの』がここまで流行った理由は、テンプレの1つの完成形といえるものだからなのだと考えている。
なぜなら、『追放もの』はファンタジー世界での出来事、『悪役令嬢もの』もファンタジー世界での出来事だからであり、
まあ何を言っているんだと言わんばかりの当たり前のような話なのだが、
ファンタジーということはそれ即ち不特定多数に共有されているわけではない作品世界というわけであり、
二次創作が禁止されているこの界隈では一から設定を披露していかなくてはならない労力があるわけなのだ。
ここで『婚約破棄もの』が画期的な点は場面を極限まで削ぎ落とした結果、最低限の設定だけで小噺が創ることができた点にある。
そう、どこまで言っても小噺に過ぎないことだからこそ、大喜利なのだ。
小噺で大喜利ということは短編に向いているから粗製乱造されるわけである。
本来、大喜利とは歌舞伎狂言における最後の演目を指す「大切り」に由来しているファンサービスであり、
あくまでも本番が終わった後の余興に過ぎないことだが、単体としても気軽に楽しめるために、
本番を抜かしてこの部分だけを楽しむという正道から外れたファン層も出てくるわけなのだ。
つまり、本来ならば『悪役令嬢もの』にとっては婚約破棄に代表される断罪イベントと向き合って辿り着いた1つの結末に持ってくるべきものが、
パーティー追放に代表される断罪イベントから開始の『追放もの』と結びついて生まれたのが『婚約破棄もの』というわけであり、
『悪役令嬢もの』のクライマックスと『追放もの』のカタルシスを最低限の設定で小噺として成立させた大喜利が昨今の『婚約破棄もの』と言える。

そして、表現は歌舞伎から変わるので恐縮だが――――――、
なろう界隈における5・7・5の俳句みたいになったのだ、『婚約破棄もの』は。
メッチャ簡単に小噺を創れる完成度の高いテンプレだからこそ、『婚約破棄もの』がここまで流行るわけなのだ。
しかし、世界最短の文学と呼ばれている5・7・5の定型詩である俳句も、無能無芸にしてこの道に通ず、
とっつきやすいけれども奥が深いものとして芸術性が世界に認められていることを思えば、
テンプレ通りの展開をなぞっているだけでは作者の個性や人を感動させる芸術性が湧いてくるはずなんてない。
流行だろうが、良いものは良い、悪いものは悪い。
しかし、そこに込められるだけの内面性の豊かを磨かないと芸術性は得られない。
俳句が本当に小説に劣るかどうか、試しに伊藤園の俳句大賞に応募してみたらわかる。
そして、『婚約破棄もの』の良さしか知らない人たちにそれ以上のものは絶対に生み出せない。
他と比較した時に差別化できるオリジナリティや斬新さや個性がないテンプレ通りのものでしかないのだから。

少なくとも、『婚約破棄もの』の大喜利が様々なジャンルのランキングに載っている以上は、
『婚約破棄もの』が「ジャンル:恋愛」に限定されるものではないのは明らかであり、
そこに私はサメ映画なみに破天荒なナーロッパ文学の独自性を見出している。

ただし、粗製乱造の問題に関しては、ランキングしか見ずにレビュアーに酷評されるような本をろくに編集せずに出版する出版社が夢を見させているところにあるように思う。
一昔前はライトノベル作家になることが持て囃されていたのを考えると、わかりやすいではないだろうか。
それが時代や技術が進化して作家人口が爆発的に増えてきた弊害への対応を怠っているのは運営の責任と言える。
  • 投稿者: LN58
  • 2021年 04月30日 19時09分
感想ありがとうございます。

そうなんですよね。今のランキング(昔もか?)って、大喜利大会になってるんですよね。
話の筋と登場人物はほとんど同じで、その仮定がちょっとだけ違うってのが量産されているわけでして……。

でも、婚約破棄テンプレは実際優秀なんですよね。
わかりやすい敵と、その敵を殴っても良心が痛まないような身勝手さを一瞬て表現し、更にそこからの切り返しも至極常識的な正論だけで勝利できる場を整えてくれるわけですし。
大勢がこのテンプレに乗っかっているというのならば、いつかその大喜利の中から革新的な新たな発想が生れるかもしれないと期待して今を楽しむのが一番なんでしょうけどね。

いずれにしても、ざまぁはもう「ジャンル:ざまぁ」を用意してあげた方が、ざまぁに頼らない王道恋愛ものを書きたい作家さんのためになるとおもいますけども……。
  • 寒天
  • 2021年 05月01日 22時47分
[良い点]
ざまぁのお話は確かに恋愛が主題になってはいないし恋愛小説としての機能はないと思います。
[気になる点]
しかし現状、なろう読者で純粋な恋愛小説を読みたがる層は厚くないのでは、とも。他のツール、サイトがあるので……
[一言]
話題はずれますがなろうの恋愛小説の読者層、ないし書き手の層も変化があると思います。昔は女性主人公の恋愛小説が多かったものですが最近は男性主人公の話がランキング等でよく見受けられます。書き手の供給のためか読み手の需要のためかは知りませんが、男性向けのものが増え、それに伴い恋愛よりスカッとした話が好まれるようになったのかもしれないと思いました。
  • 投稿者: 小春日和
  • 男性
  • 2021年 03月29日 17時42分
感想ありがとうございます。

>なろう読者で純粋な恋愛小説を読みたがる層
具体的な根拠は全くないですが、きっと薄いでしょうね……。
そうじゃなければランキングが恋愛そっちのけのざまぁで埋まるなんて事ないでしょうし。

>恋愛よりスカッとした話が好まれるようになった
実際これなんだと思います。
別にスカッと系の話が流行することに文句は全くないのですが、なら何故主題でもなければ役に立っているとも思えない恋愛ジャンルの仮面をわざわざ被るのかが謎なだけで……。
取って付けたような都合のいい隣国のイケメン王子とか、そんなのを出して無理矢理恋愛要素取り込むなんて縛りプレイする必要ないと思うんですけどね。
スカッと系の話を欲しがる読者が求めるのって、主人公が幸せになりました描写ではなくざまぁされる側がどんだけ不幸になったかでしょうし。
  • 寒天
  • 2021年 03月29日 23時44分
[一言]
読む専門の一人の意見としてですが、
私は別にランキングもジャンル検索等しておりません。タグ検索はいたしますが…。
事の始まりが恋愛絡みなので恋愛でもいいのでは?という考えです。あなた様の言う乱暴で強引な考え方で申し訳ないですが。
まあ主人公が相手よりも幸せになりましたよ~だけならここまでお話が広がらなかったのでは?と思っています。

ジャンル詐欺に対してはなるほど…と思いましたが、このエッセイには全く同意できませんでした。
しかし、あなた様の「お話にならない話」は面白かったです。皮肉と嫌味が最高にきいているなあ、と。

童話等にケチをつけている訳ではないと思いますが、何でも現実に当てはめて話をしてしまうとどうしようもなくなってしまうと思います。
物語は物語として、現実に即した物語はそれはそれで面白いのかもしれませんが、私は読みたいとは思いません。
  • 投稿者: 藍鉄
  • 2021年 01月19日 13時25分
感想ありがとうございます。

>事の始まりが恋愛絡みなので恋愛でもいいのでは?
やっぱりそういう考えもありますよね。
このサイトにおける恋愛ジャンルの定義が「恋愛を主題とする」なのに冒頭だけで後は無関係なのはいいのかってのが私の主張なわけですが、そういう考えも当然あると思います。

>何でも現実に当てはめて話をしてしまうと
全くもってそのとおりですね。我々が書いているのはあくまでもフィクションなので、何でもかんでもリアリティと言われてしまうと動けなくなってしまします。
まあ作り話は作り話で『作中世界の現実』を見ていかねばならないという話なわけですが。

我々が住んでいる現実に即していることが必須なのでは無く、作中で設定した様々な『舞台設定』から浮かび上がる現実を無視してはいけないということですね。

他の話も読んでいただけたようでありがとうございました。
  • 寒天
  • 2021年 01月20日 08時58分
[一言]
控えめに言ってテロリストだよな、学校で嫌なことがあったから放火しようってレベルだし。
  • 投稿者: まぁ
  • 2020年 12月25日 18時15分
感想ありがとうございます。

婚約破棄された仕返しに余計な被害出しまくるなよって話ですかね?
それならまあ、主人公令嬢の鬱憤晴らしのために王子どころか国まるごと滅んでいるケースもよくあるので、確かに国民からすればテロリストですわな……。
  • 寒天
  • 2020年 12月25日 19時48分
[一言]
恋愛ジャンルにあるざまぁは勧善懲悪じゃないよね?
”貴族”が婚約破棄されただけで国民に大量の死者が出るような事をしでかすのはどう見ても悪の所業ですよ……
  • 投稿者: inspect
  • 2020年 12月25日 11時14分
感想ありがとうございます。

まああくまでも「勧善懲悪的なノリで楽しませている」ってだけですからね。
実際どっちが悪いにせよその結果国が滅んで死者大量となればもう、巻き込まれた一般人からすればどっちもくたばれこの野郎としかならないですわな……。
婚約破棄系の話をより正確に表現すると『自分の悪いところは全力で棚に上げ、とにかく相手が悪いという空気を作った方が価値』というゲームをやっているとも言えるかもしれません。
  • 寒天
  • 2020年 12月25日 19時45分
[良い点]
同意しかない内容。
[一言]
現状の「恋愛ジャンル」ランキングで散見する「ざまぁ」作品って、恋愛作品の皮をかぶってますけど、やってることは「水戸黄門」ですよね?

「身分のある婚約者(悪代官)に不当に扱われたところを、より高スペックな(身分の高い)イケメン(黄門様)が婚約者(悪代官)を断罪(この紋所が目に入らぬか!)することによって救われる」

……流れは完全に定番のやつですよね?

「水戸黄門」って、黄門様が旅を通じて行う世直しを描く娯楽活劇であって、恋愛を主目的とした作品でないです。
そんな「水戸黄門」みたいな作品が「恋愛カテゴリ」のランキングに上がってきてるから、違和感がします。

作品のポイント評価が必ずしもジャンルとしての評価を表したものではないと言うことが、この問題を生み出してるのではないかと思います。
  • 投稿者: ぁまざけ
  • 2020年 12月23日 23時01分
感想ありがとうございます。

まあやってることは水戸黄門とか暴れん坊将軍とか、その手の古典娯楽劇のお手軽バージョンですよね。
そこに恋愛要素を加えていくって試みは全然問題ないと思うんですけど、舞台が婚約云々だから恋愛ジャンルってのは乱暴だなぁというのは正直なところです。
話自体がダメというつもりはないので、ジャンルが違えば何も問題は無いんですけどね。

なろうでは評価の基準が完全に読者一人一人に任せる形式なので、そんな細かいこと気にする人は少数派ってことなんでしょうけども。
  • 寒天
  • 2020年 12月23日 23時21分
[良い点]
「婚約破棄ざまぁ」+「短編」はベストマッチだと思っています。
タイトルからざまぁ物だと分かる作品はそのざまぁな内容とざまぁした結果を見たいのであってそれ以外を長々と語るのは蛇足だと感じます。
[一言]
「婚約」は恋愛要素の大きな一つですし、恋愛感情によって大きく物語が動くので他を愛したから主人公とは婚約破棄する!というのであれば十分に恋愛物と言えると思います。

恋が実らない悲恋話も恋愛ジャンルですし、主人公が最終的に惚れたはれたの感情に振り回されるのを嫌って仕事や冒険に邁進する、という締めくくりになったとしても恋や愛という気持ちが原因で物語が動いていたなら恋愛物で良いと思います。
感想ありがとうございます。

>「婚約破棄ざまぁ」+「短編」はベストマッチ
>それ以外を長々と語るのは蛇足
実際、ざまぁ系列の短編ってサクッと読めて気分爽快になりますからね。
それ目当てで読むならざまぁ以外の要素とか全部蛇足って感想になるのも無理は無いと思います。

>「婚約」は恋愛要素の大きな一つ
>恋や愛という気持ちが原因で物語が動いていたなら
それなら堂々と恋愛ジャンル名乗って良いと思いますよ。
最初から最後まで恋愛感情なんて欠片も持たないまま政治的な権力だの財力だののみで勝負して元婚約者をボコボコにすることに終始しているんじゃ無ければ。
  • 寒天
  • 2020年 12月21日 22時37分
[一言]
混ざってしまえば古今東西で使われてるくらいに相性良いんですけどね~
素人には混ぜづらいと言う意味では相性悪いのでしょう。日本語って難しいですね。
  • 投稿者: みくろん
  • 2020年 12月21日 08時55分
感想ありがとうございます。

上手く混ぜれば波瀾万丈愉快爽快な物語の完成ですからね。
劇物過ぎて適当に使うと話がざまぁ一色になってしまう問題があるだけで。
  • 寒天
  • 2020年 12月21日 22時33分
[一言]
追放ものと共通で求められているのは、この辺りでしょうかね。
「捨てる神あれば拾う神あり」
「抑圧からの解放」
「適正な評価の回復」

婚約破棄ものの場合はこれが追加されますか。
「浮気者は死ね、いや死すらも生ぬるい(=ざまぁ)」

見返してやるという気持ちでするのは恋愛じゃないですよね。
恋愛メインで行くなら、主人公には「ざまぁ」を忘れてもらう必要があるわけですが……

この辺が分離の原因でしょう。
つまり、主人公の気持ちと切り離して、「ざまぁ」を別で用意しなくちゃいけない。
まさに水と油の如し。
これ、混ぜるなら乳化剤が必要になりますからね。

さてさて、恋愛と「ざまぁ」を混ぜるための乳化剤は、一体何なのか。
あ、主人公を、「ざまぁ」目的に恋愛をするクソ女にしてしまうという解決策も、実はありますね。
  • 投稿者: T.T
  • 2020年 12月20日 20時11分
感想ありがとうございます。

要するに『自分の価値を理解しない愚か者に天誅を下してやる!』ってのが大本の感情でしょうね。多分社会で生きている人間の95%は同じような感情を内に秘めて生きているでしょうし。
それ自体を否定するつもりは全くないですし、そういうのはむしろ好きなんですけども、もう内容と無関係なんだからこのジャンルでやらない方がいいのではとね。
サイト側の定義的に恋愛メインであることが恋愛ジャンルの条件なわけですし……しっかり練り込めば良い味になるでしょうが、適当に混ぜるとどっちかが隅っこに追いやられるんですよねこの二つって。
  • 寒天
  • 2020年 12月20日 21時04分
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