感想一覧

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[良い点]
切なく、そしてあたたかなお話ですね……。ストーリーももちろん美しいのですが、個人的には文体がとてもすてきだと思いました。リズムがあって簡潔な文章が、より一層ルイーゼの、そしてわたしの悲しみと優しさを引き立てていて、すごい上手な書きかただなぁと感動しました(^^♪
[一言]
切なく、あたたかなお話をありがとうございます(^^♪
小畠愛子さま

感想ありがとうございます!!
「短編の書き方」自分の中ではいくつか考えているのですが、この作品に関してはとにかく「無駄を書かない」というのを気を付けたかもしれません。

ひとつの理由としてこの作品は「童話」だからです。
子どもが飽きる前に読み切れる・何度でも繰り返し読めるという観点からすると、長さは不利になる場合もあると考えています。

また、作品としての完成度もですが、企画参加作品の場合、読者さんもたくさんの作品をまわっているので、長いと敬遠するのはあると思います。

体感的に、短編の4000字以下なら自分は読みやすい=たぶん他の方も読みやすいのではないかと。5000~10000字は時間がきちんととれないと、と隙間時間には読みにくくなってくる=本文までクリックしてもらえる確率が下がってくると想定しています。

ということで、この文字数自体は「企画作品・童話として」という自分の考えに基づいて書いているのですが、
その少ない中からいろいろ読み取ってくださるのは本当に読み手さんの読む力があってのことと感じています。

どうもありがとうございます!!
[良い点]
他者への優しさや思いやりは、時にそれを表そうとしている人を苦しめるものにもなりますよね。

その苦しみを和らげてくれるキャサリンの声掛けで、キャサリンが泣きながら笑みを見せてくれて、私もほっとしました。
  • 投稿者: Kobito
  • 2021年 01月26日 02時09分
Kobito さま

感想ありがとうございます!
優しさや思いやり、この場合は「本来は、姉を失ったことで傷ついていてケアを必要としている子ども」が周りからうまく助けを得ることができないまま、自分の傷を無視して大人の為に必死になっている……ということもあり、苦しく見えるのかもしれません。

それでも友だちがよく彼女を見ていたことで、頑張り過ぎないで素に戻れる瞬間があったかもしれないなと思います。
時間はかかるかもしれないけど、未来にはきっと光があるから大丈夫、と書いたつもりでしたが、読みとって頂けてホッとしました(๑˃̵ᴗ˂̵)
ありがとうございました!
[良い点]
切ないお話だけど、最後に救いがあってよかったです。

ルイーゼちゃん、メッチャ聡い。そして健気や。

子どもって、大人が思っている以上に、いろいろ見てますよね。
そんな当たり前のことを思い出させてくれる、素晴らしい作品でした。
狩野生得さま

感想ありがとうございます!!
どうしても、「光」無しでは終われないと考える性格でして……

切りっぱなし、投げっぱなしで読者さんにゆだねるスタイルの作品もあるとは思うんですが、私は「方向性を書き込んでおく」というとおこがましいかもしれませんが、
「人間はきっと大丈夫だよ」というところまで書いておきたい気持ちがありまして……

素晴らしいとまでお褒めいただくと本当に恐縮です、ありがとうございますという感じなのですが、
皆さん「いやいやそんなことはない」ではなく「わかる、子どもってそういうところある」と言ってくださるのがなんとも心強かったです。

どうもありがとうございました!
[良い点]
はじめまして。素晴らしいお話でした。
1700文字未満でこんなにも深みのある世界…
子どものけがれない思いやりと、無理して頑張ってる寂しさ、それを汲み取る優しさ、全てが切なく、愛に溢れている良作で心に染み入りました。

私は誰かが亡くなったりするお話がとても苦手なのですが、それでも賞賛せずにはいられないお話だったので、感想欄にお邪魔いたしました。見事な「さがしもの」でした。
[一言]
「賞味期限チャレンジ」の作者様だったのですね。あの御作品も素晴らしかったです。
みこと。さま

はじめまして、感想ありがとうございます!!
とても素晴らしい感想を頂いてしまって、かなり考えてしまいました( *´艸`)

わたしの場合は、そもそも普段ひとが死ぬ話を「書く」のを避けているところがあります。話の山場を作りやすいというか、それに頼って書くようになったらだめだろう、というのが強い戒めとして自分の中にあります。

こういう「お話づくりのルール」は、他にも若い頃からたくさんあって、
たとえば新人賞の講評で作家さんが「小説を書き出したばかりのひとは恋愛小説を書くな、ハッピーエンドで考えればオチが決まってくるから小説を書くのがうまくならない」と言っているのを見れば、自分は絶対恋愛小説を書かないようにする、何年も、と……


そういう、「小説をうまく書くにはどうすればいいか」を考え続けてきて、最近ようやく「もう少し自由に書いてみようかな」と意識が変わってきました。

この作品も、その意味では「死」をいかに封印するかという方向でも考えられたのですが、そうやってメインのテーマから技巧を求めて外れていくよりは、書きたいと思ったことを正面から書こうと思って書いております。

自分としては、技量がまだまだな為に安易に書いたのではないかと悩む面もありましたが、こうしてたくさんの方からいろんな感想を頂けたので、書いて良かったと思うことができました。

読んでくださってどうもありがとうございます。

(「賞味期限チャレンジ」にも目を通してくださっていたんですね!どうもありがとうございました!!)
[良い点]
思いのすれ違いが、悲しくも美しかったです。「さがしもの」というテーマでこんなお話もできるのですね。
つらい物語ですが、最後にルイーゼの重荷が軽くなったようで、よかったです。ありがとうございました。
  • 投稿者: 繭美
  • 2021年 01月21日 23時22分
繭美さま

感想ありがとうございます!!
「さがしもの」で皆さん色々書いていて、同じテーマでも「なるほど」と思うことたくさんありましたね!

この作品は、そもそも(もう)絶対に見つからないものを探している人がいるので物語としてはつらい面もあると思いますが、
一方で「なくなる前」のルイーゼを見つけて繋ぎ止める友達(語り手)がいることで、壊れそうなものが壊れず、なんとか光ある未来が見えるのかなと、
皆さんの感想を読みながら考えていました。

重荷が軽くなるというのは、とても良い表現ですね。自分だけで抱えていたものがふっと軽くなって少し楽になり、息苦しさから救われるような。

素敵な感想ありがとうございました!!
[良い点]
優しさや思いやりに溢れたお話ですね。
切ないですが、お互いを大事に思えばこそだと思います。
あたたかい気持ちになれました。

読ませて頂き、ありがとうございました。
  • 投稿者: K・t
  • 女性
  • 2021年 01月15日 09時41分
K・tさま

感想ありがとうございます!!
優しさや思いやりを感じていただきありがとうございます!!

優しさはあるけど少しだけずれていたり(キャサリンのお母さまはルイーゼの痛みを勘違いしていますし)、思いやりはあっても解決方法として正しいかどうかはわからなくて、他人にはとても歪に見える方法であったり。

それでも、各自が自分にできることを考えて行動にうつした結果、少しずつ重なる部分があって、支え合って生きているのかな、なんて思いました。

相手の全部を理解できていなくても、大丈夫になるまでとにかくそばにいる、そういうことができる友達もいいななんて思います。

こちらこそお読み頂きどうもありがとうございました。
[良い点]
なんと……
ローズお姉様……

いつかまたみんなで笑い合って欲しいものです!
  • 投稿者: 暮伊豆
  • 2021年 01月13日 18時20分
暮伊豆さま

感想ありがとうございます!!
すみません、返信が遅くなりました!!
たぶん返信がどこかの異界にのみこまれました!!

おかあさーんどこー?
おかあさーんどこー?

という感じです!!

という「探し物と失くしたもの」的な話はさておき、事態を悪くしようと考えているひとは誰一人いないので、いずれなんとなく時が解決し、笑い合う時間が増えていくように思います!!
[一言]
とても良いお話ですね。
二人とも辛いのに、真摯に大切な人のことを思って生きている。
幸せになってほしいと思いました(;_;)

喜々春巻さま

感想ありがとうございます!
すごく縁起が良さそうかつ美味しそうなお名前ですね!( *´艸`)

この作品に関しては、これまでにもいろんな感想や考察を頂いてありがたい限りなんですが、ラストに光を感じる方、不安を覚える方それぞれあるように思いました。
特に、不安を覚えた方は、もしかしたら読んだことを後悔したかもしれません(胸の痛みというのは辛いもので)。

でも、現実でもこういうことはたくさん起きていると思いますし、そういうときの具体的な対処法や心理過程を物語で体験し、想像していると、いざ自分の身に降りかかったときに思ったより動けることもあるように私は思います。

実は喜々春巻さまの顔文字が涙っぽくて気になっている私なのですが、何かこう、想像力の踏み台にでもなってくれてるといいなと願っております( *´艸`)
[一言]
みんながみんなを思いやっていて切ないお話でした!

優しさが最後人を救うのですね!素敵でした。
江古左だりさま

感想ありがとうございます!!
最後に光があると感じる方と、一抹の不安を覚える方がいて、感想を頂くたびにとても勉強になります。
読んで頂いた上に、感想まで書いて頂きどうもありがとうございました!
[一言]
切ない、切ないですね(号泣)
(濁点擬音語以外を使えるようになったので、ようやくこちらに顔を出しました)

「わたし」から語られるルイーゼとローズお姉さまのこと。
「私」から語られるルイーゼとローズお姉さまのこと。
悲しさと切なさと苦しさのミルフィーユと、それらをなんとか抱きしめようとするルイーゼとキャサリンの綿菓子みたいに甘い優しさで、もう胸いっぱいで……。

病気になった子どもの兄弟児の立場と同様に、同じくケアされる立場でありながら、放置されてしまっているルイーゼ。ルイーゼが潰れてしまわないのは、キャサリンがいてくれるからこそなんですよね。

さらに兄弟と父親と親友とはまた異なる、姉妹と母親と親友という閉じられた世界。女親は、自分の娘に対して子どもとしての役割を求めると同時に、自分と同等の女友達としての役割を求めることがままあるように思います。「自分は苦しいの。わかるでしょう」という無言の圧力にもなりかねない、共感の強制ですね。それになんとか応えようとするキャサリンの姿が健気でもあり、時に哀れささえ感じます。

崩れそうで崩れない、壊れそうで壊れない(あっ)バランスですが、いっそ壊してやり直した方が良いのかしら。童話らしい父親不在の中、この現状を変えていく鍵を握るのは誰になるのでしょうね。

石河翠さま

感想ありがとうございます!

壊れそうで壊れない(あっ)を見て、ルイーゼが女装少年だったらまた全然違う凛々しさと脆さがあったのかなと思いました。その場合はローズとは双子ですね。
キャサリンと二人になったときだけ、少年に戻る。恋愛かどうかわかりませんけど、そういう形の「ソウルフレンド」もありかも。ちょっと書いてみようかな……。
(ある意味、「人間一回目のタキ先生」がそういう話だったのを思い出しました。「娘」を失った母のために、「姫君」を演じる王子様の話でもあったので)

「兄弟」で書かなかった理由は他の方への返信でも書いた通り、作者の私自身の子が息子二人なので、何かの機会にこの作品を目にしたときに「兄」「弟」の書かれ方について、深読みして欲しくないというものなのですが、

「姉妹」で書いたために「母娘」「女友だち(親友)」の「ありそう」「女同士とはかくも」みたいな感想を頂けたようには思います。

これを現代的な解釈をすると「父親は何をしているのだ」「子どもに親のケアをさせてはならない」という正論が降って来ると思うんですけど、「家庭」という特殊な空間はそう「正しいこと」だけで運営されていないんですよね。

こうして自分のこれまで書いた作品まじえて振り返ると、自分は「家族」についてずいぶん書いているなと思いました。

ちなみにこの状況を変えていく存在、たとえば「童話」ではなく「小説」として続きを書いたら「恋愛小説」もしくは「青春小説」としてボーイミーツガールで展開しそうだと思います。

私が書いたらどうなるかな……ルイーゼのために、お母さまを叱りつけるタイプの少年ではなく、二人で作っている夢や幻に付き合いながら、慎重に寄り添って、タイミングを見て現実に向かって手を引くタイプかな。ルイーゼがローズの服を着るなら、自分はルイーゼの服を着てお母さまに「ルイーゼ」と呼ばせてやる、みたいな。

ど、どう? 読みます? ( *´艸`)
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