感想一覧

まあ、亜紀もいろいろやって来ましたからねぇ（笑）。

しかし、ついに亜紀の髪は鉄アレイを乗り越えました！
この問題は石神を悩ませます。
ということで、まだ亜紀の「ナゾ髪」の話は続きます。
お楽しみに！

ところで、《池田晃将》。
毎回大勢が押し掛けて抽選を希望していきます。
全然手に入りません！
あんなに綺麗なのに。
まー、だからなのですが……

血を分けた人間。
特に孫であれば、躊躇することは分かります。
愛する者を何とか救おうとするのは当然です。
怪しい力に縋ってしまうことも理解出来ます。

しかし、それが後にとんでもないことになる。
未来が見えなに人間には、そういうこともある。
愛が目を曇らせることもある。

斬の壮絶な人生が始まりました。

私の経験談と、この「退魔師」のモデルの方の実体験をベースにした話です。
世の中には悪人なのに物凄い能力を持っている人間がいます。
恐ろしいことです。

打ち勝つことは出来ない。
でも、必ず護りたい人間がいる。
その時「愛」が奇跡を起こします。
もちろん、どうしようもないこともあります。
それでも、「愛」を感じながら負ければそれでいいのだと思います。

石神たちの戦いは、そういうものです。

人間は本来、必死に生きていかなければならないのではないかと思っています。
食べるために、生きるために働かなければならない。
そうすると、今の社会問題のほとんどが解決します。
年金制度がなくなれば、みんな子どもを大事にします。
助け合って生きなければならなくなれば、他人を大事にします。
社会保障で「国」が支えれば、誰も感謝せずにそれが権利だと思うようになります。
しかし昔の日本のように社会保障がなければ、助けるのは必ず「誰か」です。
みんなその「誰か」に感謝し、恩義を抱いた。

必死に生きる中では、自分のワガママは出ません。
自分の不幸を嘆くこともない。
そんなことを言っていられないんですから。
厳しい環境の中にいるからこそ、誰かの優しさが物凄く大きい。
優しさというのは、本来そういうものだと思います。
自分も大変だけど、それでも何かをしようとする。

エツコは嬉しかったと思います。
自分を愛し慈しんでくれるはずの親を喪い、どうしうようもなく必死に生きている。
柏木がその自分に軍手をくれた。
自分の手を温めようとしてくれた。

それだけで人間は幸せです。

柏木もそうですが、師匠も優しい人だった。
その優しさは桁違いでした。

石神は見事にやられました（笑）。

南が知らない話は多いでしょう。
以前に亜紀が石神から聞いた内容をハードディスクにまとめて渡してはいますが、そこからまた多くの話を聞いてもいます。
もしかしたらナゾの「石神家子ども会議」で定期的にまとめられたものが南にも渡っていたかもしれませんが、漏れることもあるでしょう。
一人の人間の思い出というのは膨大にあります。
だからその人間自身が思い出せないことも多い。
何かの切っ掛けで出て来るものなんですね。

亜紀を中心に、石神に思い出を語らせる動きで、石神も思い出していることも多いでしょう。

コンサートは、どうでしょうか（笑）。

もしかしたら石神は、昔の「般若」のように小さな喫茶店も考えていたかもしれません。
そうであれば、青がずっとやって来たように、青一人で十分なことです。

しかし、昔の「般若」は明穂さんとの思い出の店だからそれで良かったのです。
青が明穂さんのいない店で独りでやっていく。
それも良いのかもしれませんが、石神は更に考えました。
青に、明穂さんとの娘と一緒にやらせようと。

だから食事が出来る店にし、カスミを入れました。
カスミがいれば、青もまた新たな楽しみを以て「般若」をやれるだろうと。
ランチタイムは多少忙しくはなるだろうけど、そういうものもいいだろうと。

予想が外れましたが（笑）。

隠していくことはもちろん可能です。
もしかしたら、青の半生を知って気分を悪くする人もいるかもしれない。

それでも「般若」が何なのかを考え、青は全てを語る決意をしました。
受け入れない人は、それでもいいのです。
受け入れて欲しいということでもないのです。

青は明穂との「般若」をやると決めているだけなのです。

多分、「般若」の由来を尋ねられれば、青はこれまでも話して来たのだと思います。
もしかしたら、それで離れて行った人もいるかもしれません。
それは悲しいことですが、青と明穂はそれでいいと考えて来たのでしょう。

それが「般若」なのです。

まあ、お金は知らないうちにたくさんありますからね（笑）。
純粋に、青は明穂さんとの「般若」を続けていくことしか考えていません。
しかし、あまりにも大勢が押し寄せると捌き切れませんので、切実な悩みになりました。
折角来て貰っても、料理を提供出来ずに帰してしまうことになる。
それは申し訳ないし、「般若」ではない。

石神が動きます。

石神も頑張ってはいるのですが、どうしても組織的な面ではまだまだ弱いです。
優秀な人材が集まりつつあり、彼らに期待しているところですね。
特に諜報の分野ではその貧弱さを認識してはいますが、本人が基本的にスパイ嫌いという面もあり、なかなか進んでいません。
既存の諜報組織に頼っている状態です。

小島将軍は、長年日本の黒幕として、裏の組織統括も進めて来ました。
今後、石神の組織の脆弱さを支えていくことになるのかもしれません。

日本の裏の家系については、ここで一旦お休みです。
他のエピソードがある程度進んでから、再度語られることになる予定です。

ついにあの「鳥かご使い」がぁ！
双子が解決しましたねぇ。
ここに来て、病葉衆他の日本の裏社会の家系が一気に幾つも出て来ました。
それを小島将軍が統括していたことも。

小島将軍って、一体……