無能は不要と言われ『時計使い』の僕は職人ギルドから追い出されるも、ダンジョンの深部で真の力に覚醒する-仕事が回らないから戻れと言われても今更もう遅い、SSS級冒険者として自由に生きていきます-

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[気になる点]
　貴作品の「時計使い」スキルの能力の範囲が広過ぎる事が非常に気になります。
　世の中には、「時間停止」や「時間加速」、「タイムトラベル」等々、時間に関わる能力のどれか1つだけを持つに過ぎない登場人物が活躍するフィクション作品が数え切れない程存在していて、それらの中には大人気作品となったものも多数あるというのに、貴作品では発光するわけでもない日時計の応用と称して光球を生み出したり、砂を噴出するわけでもない砂時計や水を噴出するわけでもない水時計の応用と称して砂や水を超高速で噴出させたりと、「時計使い」と称しながら時計とは関係の無い能力が余りにも多過ぎて興が殺がれてしまいます。
　時計に関係のあるものなら、どのようにも操作可能というのであれば、時計を構成している物質の中には原子核が含まれているのですから、核爆発だとて起こせるという事ですよね？
　発条の実用化以前には主流だった錘を動力源とする重錘時計は重力を動力源とする事から別名「重力時計」とも言いますが、貴作品の設定に従えば重錘時計の応用で重力を操ってブラックホールを作り出す事も出来るわけですよね？
　失礼ながらそんな何でもありな能力を持つ主人公が成功を収めても当たり前過ぎて面白さがありません。
　「時計使い」というスキルを主軸にした作品とされるのであれば、時計に直接関わる能力に限定した
上で、主人公は限られたスキルを創意工夫で補って活躍する話にして欲しかったです。