感想一覧

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[良い点]
清志郎さんの書いた私小説を読んでいるような気持ちで拝読していました。
激しい恋慕の情があるけど、全体としては静寂のイメージ。幻想的な詩のようでもあり、夢のかけはしというタイトルがぴったりです。
汐の音さんのイラストも深くて美しいですね。
[一言]
深い世界なのでなかなかうまく感想が書けず、遅くなってしまいました。
実は、清志郎さんが精神を病んだのは、碧衣さんが亡くなった悲しみのせいだと思っていました。でも、その前からだったんですね……なんだかしみじみします。
こんな繊細な彼が、奏子さんと別れた後どうなったのか……。心の安定を保っていることを願います。
素敵な作品をありがとうございました。
こまの柚里さま、感想どうもありがとうございます!

またしてもお返事が遅くなりまして申し訳ありません(_ _)

アラベスク三部作のこちらの作品もお読み頂き、本当に嬉しいです。
清志郎の「私小説」ですね。
確かにそう言われればその通りかも。
そして、「激しい恋慕の情があるけど、全体としては静寂のイメージ。幻想的な詩のよう」という点!
そうそうそう!それを表現したかったんですよ~~~
伝わっていれば幸いです。
そして、「夢のかけはしというタイトルがぴったり」というお言葉も嬉しいです。
このタイトル、どうやって思い付いたのか思い出せないんですが、作品イメージに相応しいタイトルだと自負しています。
汐の音さんのイラストは有償依頼ではなく、確かたこす様の「だーれだ企画」の副賞で描いていただきました。
幻想的で深く、美しいですよね。

清志郎が精神を病んだことは、実は、「アラベスク」の冒頭で清志郎が奏子と「僕は精神疾患者でしてね。仕事ができないんです」という会話を交わしているんです。
それを踏襲しました。
でも、そうですね。碧衣を失った悲しみから……と考える方が自然ですね。
奏子と別れた後の清志郎……どうしているんでしょう。
自分に言い寄ってくる女性の間を渡り歩いているのかもしれません。
想うのは奏子一人で。

三部作全てお読みいただき、丁寧なご感想を本当にどうもありがとうございました。
[良い点]
すみません、未読でしたので。
とても心に迫るお話でした。
主人公の心情がとっても切実に伝わってくる文章でぎゅっと心を掴まれました。
コミカライズも雰囲気がぴったり描かれていて良かったです!
香月よう子様の文体は本当にしっとりとして、それでいて激しくて、凄いですね。読ませていただきありがとうございました!
  • 投稿者: 幌あきら
  • 女性
  • 2024年 03月20日 16時36分
幌あきら様、感想どうもありがとうございます!

「とても心に迫るお話」とのお言葉、嬉しいです。
主人公・清志郎の切ない胸の内がお伝えできていれば幸いです。
コミカライズは、遥彼方さまにお願いしました。
巧みなコマ割り、正確な画力で、本作の雰囲気を充分に表現していただけたと思います。

>香月よう子様の文体は本当にしっとりとして、それでいて激しくて、凄いですね。

ありがとうございます!
現在スランプ中で、本作を書いていた頃のような発想力も表現力もなく、唸っている最中ですが、なんとか今後も頑張りたいと思います。

こちらこそ素敵なご感想を本当にありがとうございました。
[良い点]
未読でした。信じられないほど身につまされて、まるで自分に起こったことのように感じます。(作家にはなれないけど)
臨場感のある文章を書いていらっしゃるなあと感嘆しました。
誰でも精神的に参ってしまうことはある今の世界です。
ギリギリの境で生きている人はたくさんいる。
それぞれに、抱きしめてくれる碧衣さんが見つかることを祈っています。
私にはいつも夫ですが。
読ませていただきありがとうございました。
遥彼方さまの素晴らしいコミカライズ、おめでとうございます。
陸なるみ様、感想どうもありがとうございます!

>信じられないほど身につまされて、まるで自分に起こったことのように感じます。
>臨場感のある文章を書いていらっしゃるなあと感嘆しました。

ありがとうございます。
「臨場感のある文章」……最高の褒め言葉です。
身につまされてしまったのは、なるみ様が生死を分ける端境のような辛い体験・思いをされたからではないかと思います。

>それぞれに、抱きしめてくれる碧衣さんが見つかることを祈っています。

本当にそうですね。
救いの手があるのとないのでは、その後の生きづらさが違います。

>遥彼方さまの素晴らしいコミカライズ、おめでとうございます。

ありがとうございます。
遥さまには、本作の内面世界を本当に素晴らしく表現していただけました。

こちらこそお読みいただき、ご感想を本当にどうもありがとうございました。
[良い点]
とても素敵でした。
感情が伝わってくる文章でこちらもしみじみとしてしまいました。内面を描かれるのが上手ですね。
イラストもとても素敵でした。お話の雰囲気と合っていて、美しかったです。
  • 投稿者: 幌あきら
  • 女性
  • 2022年 08月29日 09時08分
幌あきら様、感想どうもありがとうございます!

お褒めのお言葉、痛み入ります。
心理描写は香月作品の一矜持としているところです。
イラストは、「アラベスク」シリーズにも多数絵を描いて頂いている汐の音さまの手によるものですから。
本作のもつ幻想的な雰囲気をよく表現していただいたと思っています。

早速お読みいただき、ご感想を本当にどうもありがとうございました。
[良い点]
∀・)掌編作品ではありますが、心の描写があまりにも凄くて凄い読了感を得られる作品ですね。本作からアラベスクシリーズに興味を持つのもアリなんじゃないかなぁと感じました☆
[気になる点]
∀・)イラストがどこかホラー的だけど凄まじく美しい……
[一言]
∀・)ちょっと月日をおきましたが、読みに来たぜ。アラベスク制覇できてよかったです。あとの2作品も含め多くの方々に読まれることがありますように☆☆☆彡
いでっち51号さま、感想どうもありがとうございます!

心理描写には関しては、香月作品が一矜持を持っているところですが、特にこの「アラベスク」シリーズに関してはそう言えます。

掌編から本編に入ってくださる方が一人でもいらっしゃるといいのですが。

イラストに関しては、汐の音画伯の手によるものですから!

いでっち51号さまには、アラベスク全作読破・全作レビューを頂き、本当に嬉しく感謝しています。

お読みいただき、ご感想を本当にどうもありがとうございました。
[良い点]
清志郎さんの言葉にもありましたが、夢と現実の区別が曖昧な雰囲気が、何とも幻想的で美しいですね。
切なさの残る読後感も、挿絵のイラストにピッタリですね。
大浜英彰さま、感想どうもありがとうございます!

> 夢と現実の区別が曖昧な雰囲気が、何とも幻想的で美しい

本作の目指したところをちゃんと読み取っていただき、嬉しいです。

> 切なさの残る読後感も、挿絵のイラストにピッタリ

ありがとうございます。
汐の音さまには、本作のイメージに相応しいイラストを描いて頂けたと思います。

お読みいただき、ご感想を本当にどうもありがとうございました。
[一言]
鬱も統失もまもなく完全に治癒できる時代が近づいてる。しかしこの人にとって病気を治すことが幸せなのだろうか。その方が私は恐怖に感じる。
  • 投稿者: らんた
  • 2022年 08月10日 18時36分
らんた様、感想どうもありがとうございます!

お初のご感想嬉しいです。

主人公・佐伯清志郎にとって「病気を治すことが幸せなのか」どうか。
その方が、らんた様には恐怖に感じられるんですね。
薬で精神の病も何もかもコントロールしてしまうのはどうなんでしょうね。
清志郎は、夢と現実の狭間で愛しい碧衣を夢見ています。
その時間は或いは、清志郎にとって何より至福のときだったかもしれません。

お読みいただき、ご感想を本当にどうもありがとうございました。
[一言]
汐の音様のイラストから参りました。

切ない物語は

胸に苦しいです…(:_;)

でも 素敵
  • 投稿者: 四宮楓
  • 2022年 01月13日 16時38分
四宮楓さま、感想どうもありがとうございます!

汐の音さまのイラストからお越しいただき嬉しいです♪

切ない恋物語は目指すところなので、素敵というお言葉と共にありがたく頂きます。

お読みいただき、ご感想を本当にどうもありがとうございました。
[良い点]
滑らかで詩を思わせるような素敵な文章ですね。
夢を見ているのか、現実なのかわからなくなる という清志郎 さんですが、この作品全体が夢と現実が曖昧な雰囲気を感じられます。
理想とする女性に出会って、自分も「十年かけて君に相応しい男になる」と誓うのは、とても真面目ですね。しかし繊細な清志郎 さんは理想と現実とのギャップを感じ、現実を曖昧にしてしまったような気がします。
碧衣さんとの再会を夢見ながら、その夢が今の自分に叶わないと感じて、精神を病んだ感じが切なく、とてもよく伝わってきました。
石江京子さま、感想どうもありがとうございます!

「滑らかで詩を思わせるような素敵な文章」というお言葉、嬉しいです。
ご存知の通り私は詩を書きますので、読みやすく詩的な文章というのは目指すところでもあります。

>夢を見ているのか、現実なのかわからなくなる という清志郎 さんですが、この作品全体が夢と現実が曖昧な雰囲気を感じられます。

そうですね。
夢と現実の境界線上にある清志郎の心理を表せたらと思って書いた文章ですので、そう感じて頂けてやはり嬉しいです。

>碧衣さんとの再会を夢見ながら、その夢が今の自分に叶わないと感じて、精神を病んだ感じが切なく、とてもよく伝わってきました。

ありがとうございます。
このあたりの「はじまる季節」に通じる部分をとても細かく読み込んで頂けて、本当に嬉しいです。
清志郎にとって、碧衣は運命の女性であり、理想の女性でもあります。
碧衣をそう神聖化することによって、清志郎は自分を精神的に過度に追い詰めてしまったが故に、社会でドロップアウトしたことと相まって、心を病んでしまったかと思います。
夢と現実の差異が曖昧になりながらももがく清志郎の狂気と切なさを感じて頂けたら幸いです。

とても丁寧にお読み頂き、ご感想を本当にどうもありがとうございました。
[一言]
ふわふわと、でもざらざらとした不思議な感覚でした
ちょっと休憩にと思って覗いたらなんだかぐっと引き込まれました
素敵なお話でした!
  • 投稿者: 鞠目
  • 2021年 11月29日 16時01分
鞠目さま、感想どうもありがとうございます!

「ふわふわ、でもざらざらとした不思議な感覚」……わかります。
夢の延長上のような浮遊感とリアルの恋の苦悩とを表現したかった作品です。
グッと引きこまれたというお言葉、嬉しいです。

お立ち寄り頂き、ご感想を本当にどうもありがとうございました。
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