感想一覧

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[良い点]
Twitterから来ました。

 純文学は自由な文学と羽田圭介さんが言ってた気がするので、エンタメ性などの視点ではなく、ここでは自分の『解釈』を書かさせてもらいます。

 この作品で描かれていることは『固定された視点』でしょうか。終始凛香の一人称で、冒頭の友人の『体を斜に構える』という仕草は批評家のように斜に構えて物事を見る中学生、もとい凛香自身のメタファーと捉えることができます。
 しかし、それは物事を捻くれて見てるだけであり、本質(友人の仮面)を捉えることができないことをこの作品は提示していると思います(『負け犬』という友人自身の本質を掴むことはできていますが……)。中盤で授業中の凛花は手についた鉛筆の粉を見て気分が悪くなるシーンがありますが、これは『変化を嫌う』ことを表し、自ら自分の心情に蓋をしつつも自分のテリトリーを汚されることが苦手な現代人らしい描写と捉えれます。バックボーンがあまり描かれてないので深いことは言えませんが、冒頭と共に凛花の過去を想像させる印象的なシーンですね。
 その本質(自分にとっての友人)を捉え、死という変化を持って凛花は空虚な自分を満たすことができましたが、一種の反面教師のように純文学という形を取って第三者的な『失敗』。そして『責任』。本人達の『幕引き』を描いてると最終的に感じ、私達は変化を恐れず、偏った固定観念や思想に囚われず、近くの物事こそ多様な視点で見ることが重要だと、私はこの作品で思いましたね(周りの人達も注意すればリストカットの跡などに気付けたと思うので……)。
[一言]
 全体的に描写が丁寧で、的確な比喩とのバランスも良いなと思います。私もこんな風に書きたいなぁ……(だらだらと書きましたが、こういう感想で正しかったですかね…?)。
 これからも、頑張ってください!では、ありがとうございました。
  • 投稿者: 楓雲
  • 2022年 12月17日 20時58分
[一言]
まさか死ぬなんて……
全部が嘘や演技に見えちゃうなんて、ストレスやばそうだなーとか思ってたら、少なくとも親友ちゃんは本当に演技だったし、幽霊になって連れ去りに来るしでびっくり!
なんというか、不思議な感覚になるなあ( ̄~ ̄)
海山あい 様

お世話になっております。
深淵の道化師でございます。

おっしゃる通り、この作品のテーマは重いです。
作品の捉え方は読者に任せておりますが、
私の設定では、最後のシーンは、後追い自殺です。

主人公は本当のところは、
親友のことを思っていたと言うことになります。

この度は、お忙しいところご感想ありがとうございます。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
[良い点]
主人公の心理描写が繊細に丁寧にされていて、彼女の抱えている闇や人間社会に対する不満や諦念が強く伝わってきました。また、主人公の思春期特有の尖った感情や姿勢がもの凄くリアルで胸がざわつきました。
[一言]
本当は主人公も友人も、お互いに必要としていたのだなと感じました。
そしてやっと友人の存在の大きさに気がついたけれど、その時にはもう日々の闇や苦しみでとうに心を壊しかけていたから、友人を失った悲しみが引き金になって後を追ってしまったのかな…と思いました。とても切なくて悲しくて、でもどこか美しい物語でした。
以前twitterで企画した募集で、応募いただいており、拝読に参りました。この度は、素敵な作品をありがとうございます。これからも応援しております…!
  • 投稿者:
  • 2022年 06月26日 21時32分
香様

お世話になっております。
深淵の道化師でございます。

返信が遅れてしまい申し訳ありません。
おっしゃる通りで、友人の存在が大きいと知った頃には、
もういろいろ手遅れだったという状況でした。

大事なものは失ってから気づくというのは良く聞く話ですが、本当に悲しいですね。
本作もそのようなことを反映した作品です。

この度はご読了・ご感想ありがとうございました。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
[一言]
Twitterから、飛んできました。
その光景が容易に想像できる情景描写、めちゃくちゃ凄かったです。心理描写も、その主人公の抱えてる感情が、痛々しいく伝わってきました。

重いテーマですが、どこか美しさ・儚さがあり、話に惹き込まれる感じがしました。

序盤に出てきた、「丁寧語は本来人を敬うものであるが、使い方を変えると人を拒絶する刃にもなりうる」って所が、「確かにそうだな」と、非常に共感できます。
  • 投稿者: saji
  • 男性
  • 2022年 05月05日 14時45分
saji様

お世話になっております。深淵の道化師でございます。
ご感想ありがとうございます。

情景描写や心理描写には力を入れたので、
ちゃんと上手く表現できていたようで嬉しいです。

この度はご感想ありがとうございました。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
[良い点]
同じような毎日がたんたんと続いて、いつまでこれが続くのかと先の見えない中で苦しかった年頃を思い出させる文章でした。主人公の感情に共感し、最後まで引き込まれ一気に読みました。
中学生の頃お書きになったものが原作というのが驚きです。登場人物のものの見方を描くということがしっかりされていて、自分が中学生の頃をふり返ると小説がそういうものとは気づいていなかったので、とてもすごいと思ってしまいました。

  • 投稿者: 宮 都
  • 2022年 04月28日 17時53分
宮 都様

お世話になっております。深淵の道化師でございます。
ご感想ありがとうございます。

一気に引き込まれたとのご意見誠にありがとうございます。
自分もそう言うご意見を頂戴して色々気づくことがあり、
こちらも勉強になりました。

お忙しいところご感想ありがとうございました。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
[良い点]
濃密な感情表現の数々が折り重なり、次々と心の中に迫ってくる、鬼の気配を感じさせる文章でした。
それでいて少女の持つ繊細で、人間らしく矛盾した心の在り方が、痛切な青春の輝きを放っていました。
[気になる点]
純文学はやはり改行を少なめにした方が好まれやすいのですかね。
[一言]
面白かったです。作品を書いてくださり、ありがとうございます!
ハルハル(春a裏)様

いつも大変お世話になっております。深淵の道化師でございます。
お忙しいところご感想ありがとうございます。

本作のメインは心理描写なので、
心理描写にはこだわりました。
そこを上手く伝えることができてとても嬉しいです。

個人的にですが、本作は純文学であること、
重苦しい雰囲気ですので、改行を減らしました。
恐らく改行を入れてしまうと、話が安くなりそうな気がしました。

この度はご感想ありがとうございました。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
[良い点]
拝読させていただきました。

淡白でわかりやすい表現。思春期特有の斜に構えた視点。セリフから見える友人との距離感。
「自殺」は短編でよく見かけるテーマでしたが、主人公の後悔と絶望、自身の人生に対してさえ傍観者に徹しようとする諦念……心に来るものがありました。

まとめて書きますと、面白かったです。
このような作品を読ませていただき、ありがとうございました。
夏野わおん様

お世話になっております。深淵の道化師です。
お忙しいところご感想ありがとうございます。

>淡白でわかりやすい表現。思春期特有の斜に構えた視点。セリフから見える友人との距離感。
「自殺」は短編でよく見かけるテーマでしたが、主人公の後悔と絶望、自身の人生に対してさえ傍観者に徹しようとする諦念……心に来るものがありました。

ありがとうございます。
難しいとおっしゃる方がいらっしゃるのですが、
分かりやすいとおっしゃっていただいて嬉しいです。

色々表現に関しては考えたので、そう言っていただけて嬉しいです。

繰り返しになりますが、ご感想ありがとうございました。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
[良い点]
自殺というテーマをどういった形で描くのか。内心そんな興味抱きつつ読み進めていましたが、本当に深い作品だったと心から思います。

道化を演じる主人公よりも、ずっと真実を隠して、より道化を演じていた友人。最後の心理描写から、主人公はどこかで友人の事を信じていたのか。もしくは、世界の束縛から抜け出したかったが故か。とても考えさせられるものでした。

素敵な作品をありがとうございます、これからも応援していますね。
ふれっく様

お世話になっております。深淵の道化師でございます。
お忙しいところご感想ありがとうございます。

色々考察していただけたようで嬉しいです!

今後とも何卒宜しくお願い申し上げます!
[一言]
読ませていただきました。
比喩表現や心情表現がわかりやすく、心にすぐ浮かんでくるような文章でした。文章力の高さのようなおかげで読みやすく、重苦しい読むのが辛い話でありながら最後までスルスルと読めました。
暮伏九郎様

お世話になっております。深淵の道化師でございます。
ご感想ありがとうございます。

この作品はテーマがテーマだけに重くなりがちだったのですが、
そう言っていただけて嬉しいです。

ともあれ、ご感想ありがとうございました。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
[良い点]
中学生時代にありがちな鬱屈とした心情の描かれ方には、結構共感できることがあって「ああ、分かるなそれ」となる場面がいくつかありました。
また、比喩表現を使う頻度なども丁度良いように感じられ、脳内で画を想像しやすい場面が多くて良いなと思いました。
友人の活躍の仕方にも良い意味で予想を裏切られました。面白かったです。
[一言]
今後も執筆活動、頑張ってください!
  • 投稿者: 里見眼窩
  • 18歳~22歳
  • 2022年 03月17日 19時32分
謝羽様

お世話になっております。深淵の道化師でございます。
ご感想ありがとうございます。

比喩表現に関しても力を入れましたので、
そう言っていただけて嬉しいです。

今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
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