感想一覧

　とても面白かったです！
　なじみのなかったいろいろな宝石が出てきて、宝石図鑑で検索してみたらこんなに宝石って種類があるのかと、その奥深さに思わず魅了されてしまいました。
　宝石にまつわる謎解きもですが、それにかかわる人たちもみんな一筋縄ではいかなくて、この先どう解決していくんだろうと毎回楽しみでした。
　本当に読み応えのあるお話でした。ありがとうございました。
　できれば、このお話をもっと読みたいですので、番外編や続編が出てくれればうれしいです。

　ファイヤーアゲートの石言葉は、情念に生命の煌めき、長寿……。サーシアさん、よっぽどロバートさんに生き延びて平穏無事に過ごして欲しかったんでしょうね。
　コレはちょっと、店の独立だけでは恩を返しきれそうにない事情。家族との別れに託された石の大半を資金に変える決断に踏みきる際の心情など、踏み込めそうにありませぬ。

　そして、恋より仕事になりがちだったレルジェからの遅まきながらのアプローチ。託す石は“活力”・“エネルギーの潤滑”など、イルメーヤに負けず劣らず好奇心旺盛で行動力あるガーゼルドに合いそうな石言葉のイエロートルマリンときましたか、微笑ましい。

2人とも、お幸せに！

なんだかんだを乗り越えてのメデタシメデタシ。
まだまだこれからもいくつもの波乱を呼ぶ石との出会いはあるのでしょうけれど。
連載完結おめでとうございます。

（当面の）完結、おめでとうございます。
なんて盛りだくさんなエピローグ！
ロバートさんのご家族のことや前話までのお兄様のことのようなどうしようもなくやりきれない切なさもはらみつつ、今できる最善を力業でもぎ取って前に前にと未来を築いていくのが気持ちいい。ラストでバカップル全開のラブコメの絵面でしめくくってくれるのも素敵。最後の一行が照れ隠しのようなオチになっているのもなんだか好きです。かわいい。
そしてつくづくと婆ちゃんの格好良さよ。ここで本人は登場しないバランスもほどよくていいですね。イケイケドンドンな若い頃の物語を勝手に妄想するのも楽しいです。
ありがとうございました。

ああ〜よかったねぇガーゼルド様！
どうしても自分のわがままでレルジェを捕まえた感覚は残るだろうし、こんな嬉しい事はないよねえ！
それにしてもイエローのトルマリン……しかもカナリーじゃなくインペリアルトパーズ寄りの最高級品質のブツとか、ほぼほぼ見た事ないですね。
ほんとーに何もんなんだ、ばーちゃん……。

ああ〜、色弱者だというのは分かりませんでした。
それは貴族女性としてめちゃくちゃ茨の道な……。
あのゴッホも色弱者だったのでは？といわれていて、彼の絵の独特な色遣いは特徴でありつつも違和感にもなっている。軽い色弱のフィルタをかけると、とても自然で奥行きのある絵に見え方が変わる。ただ味は減る。特異性は芸術として有りだが、色の組み合わせの見事さとか審美眼で突飛にならないようにしなくてはいけない高位貴族女性では……ハンデがひどい。

重度ではないとは長らく色覚にハンデを抱えてたんですね、ユリアーナさん。
　ガーゼルドに対し虐げもせず、かといって触れ合いもせずという微妙な距離感の理由もある程度明かされ、ついイッキ読みしました。

　人生のパートナーの為に真剣に叫ぶレルジェの一幕や、最後のささやかなスキンシップも含め、良き回でした。

　しかし、ハメを外しにくい環境と職務ゆえ、仕方ない面も多いですが、距離の縮め方ややり取りが緩やかなカップルですなあ。年頃のイルメーヤ視点だと、相当じれったいかも。
　

やっぱりそうなんですね(T ^ T)
何となく、いくらお兄様を亡くした後だとは言え、あのユリアーナ様が我が子を可愛がらないなんて変だなぁと思ってました。色覚障害まではわかりませんでしたがΣ('◉⌓◉’)
でも、流石ガーゼルド様ですね。なかなかあんな風に母親には言えないです。出来た方ですね。そんな旦那様の気持ちを汲めるレルジェとはいい夫婦になれそうですね。

　なにやらガーゼルドさんと他の家族との因果関係も雲行き怪しくなってきましたな。親密でもなく、露骨に距離おくでもない関係と今回のカメオ絡みの依頼が、どう結びつくのやら。

エラリークイーン張りに、読者への挑戦

ハーヴェイル様の宝石とはなんでしょうか？

とか言われている気が。

考えてみたけれど、見当もつきませんでした。