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望んだわけでもないであろう聖女の地位を与えられ貴族社会に放り込まれ、何かあれば平民と謗られるダリアは被害者っちゃあ被害者ですが、無自覚な傲慢さがほのかに浮かぶギルバート、あざとさと計算高さが垣間見えるダリア、先に婚約者以外の男性を想ってしまったクリスティーナ、三者三様に綺麗なだけじゃない内面を抱えているのがリアリティがありました。
真実の愛関連でこういうタイプの話は初めて見たかも
なかなか良い話
  • 投稿者: たろうz
  • 2025年 06月08日 03時47分
 とても面白かったです。
 恋で終わるか、行動を起こして浮気になるかは別ですしね。
 貴族のマナーについても、ずっと疑問に思っていたので、「落とし物をしたのを見かけても、声をかけてはいけない。見なかったことにする。」は、良かったです。
 きっと、犬のウンコを踏みそうになってても、声をかけてはいけないのでしょうね。
 ぜひ、このマナーを皮肉った作品を書いて欲しいですね。
いい話ですね。私は好きです。そうですよね、愛は見つけるものではなく、育むものですよね。うん。私もそう思います。

では。
  • 投稿者: 小弓
  • 2025年 06月08日 02時20分
登場人物がみんな人間臭さを感じさせつつ、まともで安心して読めました。
安直な婚約破棄ではなく、落ち着いた素敵な作品でした。
ザマァがないという事だったので、読後にモヤモヤが残るかな?と思いましたが、全くそんな事はなくて、ギルバートがクリスティーナを尊敬していると言うところがすごいと思いました。
一時の感情に流されず、冷静に自分の気持ちを抑えることが良かったです。
10年経って、真実の愛を二人で育んできたということですね。
  • 投稿者: リンダ28
  • 2025年 06月07日 23時35分
 ギルバートとクリスティーナ、ダリアの個人的な間柄ならばこの物語は理想的だったと思います。
 ただ、根本的な貴族による平民蔑視、平民出の聖女を教会だけでなく学園(迫害が分かり切っていて学習環境が良いとは到底言えない、実際冤罪かけられた)に強引に入れる制度、聖女が必須ではないのに自分達に便利だからという理由で無理やりやらせようとする風潮、これらが無くならない限り次辺りの世代でシステム破綻が起きそうな気もします。

 というか、
>元は平民で、話によればほとんど準備期間がないまま学園に入った
>「クリスティーナはそのくらいで怒る人じゃないから大丈夫。
 これだとすると、最初にダリアの距離感狂わせた戦犯ギルバートですよね。
 それがなぜ後半で「憎まれ役を買って出た」「厳しく指導してあげた」みたいな顔をしているのやら。
 じゃあ逆にお前達は準備無しで平民落ちできるのかと。
結婚して家庭を持つのと一時の恋の違いかぁ。
この二人は十代なのにしっかりしてますね。
自分を振り返ってみると愚か者サイド。
  • 投稿者: へたれ
  • 2025年 06月07日 21時02分
最初はギルちょろいな~と思ってしまったんですが、心理描写がとても丁寧で感情移入しやすく、気付いたら最後まで一気読みしてしまいました
10代男子だものな~そりゃ可愛くてちょっとおもしれー女に初恋もするし浮かれたりするよな!
むしろギルとクリスは年齢の割にはかなり大人びてる方で、ダリアこそ等身大の10代だと思いました
いきなり環境が変わって今までの常識は全然通用しなくて、どうにか頑張って馴染もうとしても男子からは下心丸出して近づかれ女子からは悪口叩かれ、そんな中イケメンでリアル王子様で他の男子に比べたら格段に大人っぽいギルと時々秘密のお話なんかしてたらちょっとくらい優越感を覚えてしまっても仕方ない…JKだもの
ギルとクリスに諭された時はショックを受けたかもしれないけど、それに対して逆ギレしたりせずにしっかり成長の糧にできたダリアも頑張ったねって褒めてあげたいです

ラストも本当に良かったです。恋と愛の違いなんだよな~!ってしみじみしてしまいました
十年後のギルに「真実の愛って知ってる?」って聞いたらなんて答えるんでしょう
とても素敵な恋愛小説でした、ありがとうございました
  • 投稿者: 兎衣
  • 2025年 06月07日 20時58分
丁寧に恋に落ちた過程が描かれ、でも自分たちの未来を考えてそれは無いと、誠実に相手に向かい合い、思い切る婚約者二人が読み応えがあったと思います。思われた当の聖女に悪意があっての行動か、読みながら考えてしまいましたが、あまり悪気無く物事を深く考えてないタイプの方でしたね。
真実の愛はその後の年月を経て夫婦の間に育まれていったというのも、在り来たりかもしれませんが、素敵な帰結だったと思います。
美しく丁寧なお話だったと思います。楽しんで読めました。
  • 投稿者: いわ
  • 2025年 06月07日 17時23分
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