感想一覧
▽感想を書く双子になる要因は女性(卵子)の方にあるので、男の方で薬飲んでなるのが不思議ではあったのですが、魔術がある異世界ルールということで…「無能」と言われてはいますが、好きでもない男に行為を強制される女性を可哀想というところには考えが及ぶのだね…(その相手に告げずに出産リスクは容赦なく上げてるけど)と、思いました。知能が低いわけではないのでしょうね。でもこの王子の方もいわば唯一の種馬としてくらいしか存在意義がないのに、その行為が嘔吐するくらい苦痛なんだったらそれも「可哀想」だな…とも思いました。
父王の言い草もそりゃないよという感じですが(言葉が足りないというか)、結局みんな、大なり小なりシステムの被害者なんですよね…
ラストはやるせなさと一抹の解放感がありました。ある意味では彼にとってこの行為は、しがらみの多かった環境への復讐なのかなと。表向きには急な病によって早逝になるのでしょうね。
アラーナに複数回の多児出産に耐えうる頑丈さがあったのが救いでした。彼女が出産により亡くなっていたらかなり後味が悪かったので…寿命は比喩ではなく実際に縮んでしまうのでしょうか?穏やかに長生きしてほしいと勝手に願ってしまいます…
「無能な方の視点」婚約破棄自滅型ではないお話、なかなか拝読したことがなかったように思います。興味深く読ませていただきました。執筆ありがとうございます。
父王の言い草もそりゃないよという感じですが(言葉が足りないというか)、結局みんな、大なり小なりシステムの被害者なんですよね…
ラストはやるせなさと一抹の解放感がありました。ある意味では彼にとってこの行為は、しがらみの多かった環境への復讐なのかなと。表向きには急な病によって早逝になるのでしょうね。
アラーナに複数回の多児出産に耐えうる頑丈さがあったのが救いでした。彼女が出産により亡くなっていたらかなり後味が悪かったので…寿命は比喩ではなく実際に縮んでしまうのでしょうか?穏やかに長生きしてほしいと勝手に願ってしまいます…
「無能な方の視点」婚約破棄自滅型ではないお話、なかなか拝読したことがなかったように思います。興味深く読ませていただきました。執筆ありがとうございます。
国王に心を壊されて精神を病んでいる病人にしか見えないので、愚かだクズだというのはちょっと気の毒だなぁと思いました。
結局王子の主観視点のみだからね。
周りからどう見られていて実際どうだったのかはわからん。
ただ王子もこんな結末にならないようなやりようはあったはず。
王位継承権放棄すれば無理な婚姻はされないだろうし、本人が政の資質無いと言っているのに無理に地位につけるほど周りの人間が馬鹿ではあるまい。
読む人によって「クズだなあ」となるか「不憫な人だ」となるか分かれるだろうしそういう感想見るのも楽しい。
周りからどう見られていて実際どうだったのかはわからん。
ただ王子もこんな結末にならないようなやりようはあったはず。
王位継承権放棄すれば無理な婚姻はされないだろうし、本人が政の資質無いと言っているのに無理に地位につけるほど周りの人間が馬鹿ではあるまい。
読む人によって「クズだなあ」となるか「不憫な人だ」となるか分かれるだろうしそういう感想見るのも楽しい。
「王として無能」であったかもしれないけれど、愚かではなかったからこその不幸。
最初から何もしないで諦めていたのではなく、常人ではなかなかできない必死の努力も息子を哀れんで発した父国王の言葉で全てが否定されてしまった。静かな絶望と虚無の中で死んだように生きる王子が、ただただ哀しい。
無能であっても、暗愚でなければ平和時は凡庸でも問題ない、と個人的には思うのですが、一見「誰も悪くない」ようで、真面目な王子を絶望と孤独に追いやる世界の残酷さが恐ろしい。王子に心の強さではなく、純粋に図太さや鈍感力があれば全く違ったお話になるのだろうけれど、実のところ、周囲が本当に欠片も王子に期待していなくて軽んじていたのか、思い詰めた王子の思い込みで、その気になれば手を差し伸べてもらえたのかが知りたいところです。子作り(王子にとってはただの義務で作業)の度に、吐き戻されてしまうアラーナさんも過酷な状況にいると思います。他視点からのお話にも興味がありますが、読者に委ねる形なのか、これはこれで一つの完結の仕方、と納得しています。
最初から何もしないで諦めていたのではなく、常人ではなかなかできない必死の努力も息子を哀れんで発した父国王の言葉で全てが否定されてしまった。静かな絶望と虚無の中で死んだように生きる王子が、ただただ哀しい。
無能であっても、暗愚でなければ平和時は凡庸でも問題ない、と個人的には思うのですが、一見「誰も悪くない」ようで、真面目な王子を絶望と孤独に追いやる世界の残酷さが恐ろしい。王子に心の強さではなく、純粋に図太さや鈍感力があれば全く違ったお話になるのだろうけれど、実のところ、周囲が本当に欠片も王子に期待していなくて軽んじていたのか、思い詰めた王子の思い込みで、その気になれば手を差し伸べてもらえたのかが知りたいところです。子作り(王子にとってはただの義務で作業)の度に、吐き戻されてしまうアラーナさんも過酷な状況にいると思います。他視点からのお話にも興味がありますが、読者に委ねる形なのか、これはこれで一つの完結の仕方、と納得しています。
読み終わってしっかりとなんだかなーって気分になりました
実際王子じゃなくて兄弟が居たなら真面目で努力家だから幸せになれただろうと思うと悲しいです。
明確な悪役はいないけどみんな被害者面してるから加害者にもなってるのが現実にもありそうな話で良かったです。
ただ子供産みやすくする魔法薬があって夫婦健在なら王家の責任としてもう一人産んであげてたら丸かったんじゃないかなって思います。
実際王子じゃなくて兄弟が居たなら真面目で努力家だから幸せになれただろうと思うと悲しいです。
明確な悪役はいないけどみんな被害者面してるから加害者にもなってるのが現実にもありそうな話で良かったです。
ただ子供産みやすくする魔法薬があって夫婦健在なら王家の責任としてもう一人産んであげてたら丸かったんじゃないかなって思います。
凡庸だとしても、凡庸なりに王太子としての努力が垣間見れればまだ良かったものの…
なんともまぁ甘えた考えの人間なんだとガッカリした
王太子妃にはリスクしかない出産、それも双子二組に三つ子?
その上政務も王太子妃任せでしょ?
負担しか強いていないこの王太子に同情心は欠片も湧かなかった。
なんともまぁ甘えた考えの人間なんだとガッカリした
王太子妃にはリスクしかない出産、それも双子二組に三つ子?
その上政務も王太子妃任せでしょ?
負担しか強いていないこの王太子に同情心は欠片も湧かなかった。
時々思うのよな。
自分より優秀な妃や婚約者がいてすべて自分の上を行く。自分は置物。
ここから男爵令嬢に走るのが婚約破棄ものの常だが、そうしない場合こういうルートも。
優秀な配偶者が立つ足場のために(王太子妃や王妃の場合、字の通り王や王太子がいないと妃にならない)踏まれておけ、というのもひとつの回答だが、そんな人生楽しいか?と。
自分より優秀な妃や婚約者がいてすべて自分の上を行く。自分は置物。
ここから男爵令嬢に走るのが婚約破棄ものの常だが、そうしない場合こういうルートも。
優秀な配偶者が立つ足場のために(王太子妃や王妃の場合、字の通り王や王太子がいないと妃にならない)踏まれておけ、というのもひとつの回答だが、そんな人生楽しいか?と。
魔法薬がある世界観だから多胎児出産繰り返しても全く問題なしなのかな。
アラーナ視点が気になりますね
アラーナ視点が気になりますね
なんか額面優秀だけど恋に現を抜かし余計なことしかしない、よくいるなろう王族(笑)より、自分の能力と責任を解っていて最低限の義務を果たし、妻に罪悪感があるだけマトモだなと思いました。
多胎出産の負担を妻に強いたのは酷な遣り様だったけど、恐らく鬱で希死念慮に囚われてる王子の早く解放されたいという欲・心の疲弊と、果たさなければならない血の存続という義務の妥協点だったんじゃないかなぁ。
多胎出産の負担を妻に強いたのは酷な遣り様だったけど、恐らく鬱で希死念慮に囚われてる王子の早く解放されたいという欲・心の疲弊と、果たさなければならない血の存続という義務の妥協点だったんじゃないかなぁ。
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