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 時司 龍さん、こんにちは。
「児童館のせんせー 受け皿。しかもクッション付き~拝読致しました。

 小4の男の子二人が、飛び込んでくる。
 職員には珍しい、若い男性の匠が何気に観察。
 大和は元気。樹は、脚に怪我?
 ゲーム機を貸して、返さないで、脚を捻ったのか。
 ゲーム機が壊れたのは、後回しでいいかな。
 怪我の確認が先。コイツ、我慢強いけど。この顔は、相当腫れてるな。

 救急箱を取りに行ったら、悠子さん。
 匠の視線だと、物静かな人という印象。
 状況を説明しただけで、きちんと動いてくれる。
 子供たちが自分の家ではなくここに来た理由も、すぐに察してくれる。

 治療中。
 ゲーム機は?
 ここでは直らないな。

 悠子さん。連絡したら、自宅まで来い、だって。
 あー怒られるなぁ。
 …ゴメン。
 でもさ、 俺のゲーム機だぞ。
 だから何?遊んでもいいって言った。
 その話は、後にしろ。

 で、怪我してる樹。
 こっちは、母親が迎えに来ますよね。
 先方の連絡先って、分かりますか?
 分かりますが、教えられないんです。個人情報なんで。
 ですよね。言付けとかもダメですか?
 それもダメです。当人同士での話し合い。
 児童会館はそこまで介入できません。(そりゃそうだね)
 樹とやり取りの後、帰宅。
 うん、関係者各位、揃ってため息しか出ませんね。

 翌日。
 樹の母親から、学校に聞いたけど、やっぱり個人情報だから教えられないって。
 そちらで、頼めませんか?
 来たよ…
 介入は出来ませんが、情報共有位ならしてもいいですよ。
 ただ、やり取りはそちらでやって下さいね。介入はしませんからね。
 分かりました。

 やると思った。
 京子さん登場。
 うげ、バレちまったか。
 ほっとくと、面倒になるでしょ?
 だね。そして、前例になるよ。あそこに頼むと、何でもやってくれるってね。
 やるなら、最初からここまで、と決めておきなさい。
 何でも拾うと、後から自分が困ることになるよ。
 はい。

 やることをメモして、大和君のお母さんとやり取り。
 先方も、忙しそうだけど、話は聞いてくれた。

 一週間後。
 樹君のお母さんから。
 状況はどうなりましたか?
 伝えるだけは伝えました。
 あの、もう一回、連絡して貰えませんか。先方の連絡先、分からないので。
 せかされてるのか。
 しょうがないなぁ。
 あくまで、確認ですよ。
 
 さて、どこまで踏み込むべきか。

 二週間後。
 他の保護者から、ちょっといい?
 両方から、話が来てる。せかされてるってのと、遅いってのと。
 あそこ、子供同士は遊ぶけど、ママさん同士の交流は無いの。
 そういうことだから。
 教えて下さり、ありがとうございます。

 これは、対応を誤ってるよな。
 そういう顔を、京子先輩に見抜かれちゃいます。
 なんか言われた。
 はい。
 そりゃ、そうなるよね。
 悠子先輩。
 立場の違いだけで、お互いの言い分はあるよね。
 忍者森本。
 あるあるだねぇ。
 でも、これって、何もしなければ冷たい対応だと言われますよね?
 何かしたから、噂になっちゃうけどね。
 関わると、ロクな事にならないね。
 受け皿に、しかもクッション付き。
 それが正解という訳でもないけどね。
 ただ、何でもできるわけじゃない。限界は、あるのよ。
 お互いを悪役に出来ないので、介入した人に押し付ける、か。(なるほどね)
 全く関わるなとまでは、言わない。
 でも、関わるなら、ルールと距離間をもってね。
 今回は、少し失敗。
 そこから学びなさい。
 はい、反省会終わり。帰るよー。


                         白河夜舟
 時司 龍さん、こんにちは。
「児童館のせんせー わたしです」拝読致しました。

 ドミノを組み立てる、節子さん、小6。
 今日は誰にも邪魔されなかった。
 倒そう。みんなを呼んでくる?
 まだ。ここを繋ぐから。

 最近は周囲の音が気にならない。
 ドミノに集中できている。

 そこに登場、木村のお母さん。
 ウチの子に死ねって言ったのは、誰っ?!
 お前が自分で言ってたぞ。
 折角のドミノを…
 あらぁ、取っ組み合いですか。元気だね、小3。
 って、結構ひどくやられてるのね。
 しかも、名前をバカにするとか。うん、小3あるあるですね。

 はい、忍者もりりん登場。
 身体攻撃は、これ以上は無理。
 せめて、口だけでも言い返してやる!
 完全論破したけど。
 終 わ り。

 ウチの子に謝って!
 怖くて児童会館に来れないって言ってるの!
 えーだって環の方が乱暴者だよ?
 みんな、怖がってるよ?

 ウチの子、学校も休んだのよ!
 私、仕事にも行けないでしょ!

 京子せんせーが対応。こちらで話を。
 いいから出せ!
 あ、私、行かなきゃ、謝らなきゃ…

 大丈夫。
 もりもっちゃん?
 あ、私、守られてる?
 それが、なんか引っかかる。

 はい、みんな奥に行こうねー
 一緒に行こうとして、やっぱり。
 私が行かないと、収まらないんじゃ?
 正しい事を正しいと言った方が、いいんじゃ?
 せんせー
 目が合って。
 振り返って。
 私です。私が言いました。
 あら、言っちゃうんだーと、センセーたちの目線。
 お前かぁ!
 踏み込んでくる、木村ママ。
 こわいよー
 立ちはだかる。もりもっちゃん。
 まあ落ち着いて。状況を整理しましょうね。
 アンタに何が分かるのよ!
 見てましたので。
 止めなさいよ!
 止めました。なので、何が起こったかを説明できます。
 だからこそ、環君は何をされたのかをお母さんに話せたんですよね?
 木村ママ、勢いが止まります。
 全部、見たまま、をお話できますよ。
 環君が他の子たちにしたことも、全部含めて、お話できますよ。

 京子さん、木村ママを確保。
 はい、こちらで話をお伺い致しますね。
 別室に、連行。

 ようやく、児童会館にいつもの雰囲気が戻ります。
 もりもっちゃん、軽く節子ちゃんにお説教です。
 ああいうときは、知らん顔してな。(仕事を増やすな)
 んじゃ、木村ママを締め上げてくるからね。
 他の子と遊んであげてくれる?(あたし、木村ママをぎゅうぎゅうに締め上げるのに忙しいの)
 
 うん、わかった。
 倒れないドミノ、もりもっちゃん。


                         白河夜舟
いつも感想をありがとうございます。
多くの人に読んでもらいたい気持ちはあれど、なかなか難しいなと思っております。
 時司 龍さん、こんにちは。
「児童館のせんせー それでも仲良しはありだと思うよぉ(修正版)」拝読致しました。
 コンプライアンスの関係で、メディア関係が仮名になっております。
 キラーやSMW、ダンクシュート、カノン君など、これなら元ネタは分かりませんね。感想の方も、修正しないとな。
 プリクラも、商標権ありでしたっけ?
 一般に使われて言葉ではありますが、念には念を入れた方が良いのかもしれませんね。勉強になります。

 さて本編。

 図書コーナーに集まる4人。
 話題はアニメ。人気作らしい。
 でも、私は、SMW推しなんだよね。

 男子乱入。ヤンチャで乱暴で、やだなぁ。
 森本先生、もりもっちゃんが、即、制止。
 虐待だぁ!
 テーブルの上を走るなんて、もってのほかです。
 警察にいうぞぉ!(この頃の小学生の定番ですね)
 なにいってんの、あんた。
 ばっかじゃないの?
 …言わないけど。

 新一年生が、沢山入って来る。
 お手伝いできるかもね。
 そう決めたのに、上手く行かないね。
(まだ、話の流れが掴めない。いや、小5の話なので、ここは辛抱)
 ああ、自分だけ他の3人とクラスが違うのね。
 宿題を忘れたふりをして、他の席へ。
 準備したけど、集中できない。
 気配もなく滑り込んでくる、赤いの。もりもっちゃん。
 チラ見、そのまま周囲もチラ見。
 そこで揉めてる子たち、どうした?
 ダメなもんはダメ。
 ちぇっ…

 なんかよく分かんないけど、うまく回っている。
 太ってるとか、いつも同じ赤のフリースとか、怒ると怖いとか。
 どっか分かんないところ、ある?
 一年生がおもらししてるー
 チェッ、面倒だな。
 そのまま、影のように移動。

 気が付くと、少し集中出来ている。
 安心できたらしい。

 いつの間にか戻ってきている。いつの間に?
 背後では、アニメの話。
 そっちを気にしつつ、こっちも見てくれている。
(ダンクシュートの話とリンクか!影がちっとも薄くないじゃないか!)
 勉強って何であるんだろうね。
 スポーツアニメの話を聞きながら、それか。
 まあ、なんでもできる方がいいよね。
 SMW、好きだっけ?
 わ、わかるの??
 頭がいいと、将来、SMWに関われるようになるかもしれないね。
 そうなの?
 シップ貼ってー
 他の先生にして貰いなさいよ!
 誰もいねーし。
 いや、もりりんが目立つからだけだよ。(呼び名は好きにしていいんでしょ?)
 赤いフリース、わざと着てるんでしょ。

 どうした?
 転んだ。
 元気だね。
 とか言いつつ、はい確保。
 すげーだろ、青くなってるんだぜ。
 そだねー(なんで自慢げなんだろね)

 そっか、勉強って、とても役に立つんだ。
 なんか、やる気出てきた。

 あ、また来た。
 SMWの子さ、キラーの声優やるんだって。
 キラーって、なんだっけ?
 さっき他の子と話していた、アニメ。
 ええっ、そうなんだ。
 カノンは違うけどね…

 こうして話していても、視線は周囲を観察。
 ダンクシュートと同じ作者だよ。
 うわぁ、全部聞いてるんだ。
 こんなんで、話題に付いていけそう?
 …わかんない。
 そっか。
 でも、それでも、安心はできる。
 テーブルの上を駆け回られたり、転んだり、おもらししても、ちゃんと受け止めてくれてる。
 だから、私の事も、ちゃんと見ていてくれる。
 ねえ、SMWってさ、バラバラに活動してるんだよね。
 仲良しじゃ、無かったのかなぁ?
 年齢がバラバラだからね。
 同じお仕事は、出来ない事もあるんじゃないの?
 30過ぎると、自分がどの方向に行こうか、迷うんだよ。
 別の人だから、好みも違うよね。
 この児童会館も、みんな別の事してるでしょ?
 …私達も、か。
 そうだよね。
 それでも、仲良しって言うのは、有りだと思うよ。
 ハイハイ、呼んだー?
 行っていいよ。
 大丈夫そう?
 うん。
 もう、小学5年生だよ。それ位、飲み込めるよ。


 ~ 読み終わって ~

 連載版なので、ブクマさえ付けとけば、読み逃し無し。
 掲載仕様変更に、感謝の言葉しかございません。

 前回に出てきた、忍者みたいな中華華僑の悠子さんの回ですね。
 そうですか、中身はこういう感じだったんですか。

 めちゃ面白かった。児童会館シリーズ、濃厚なのにサックリ読めて大好きです。文句なしの評価5、新作即読即感想レベルです。

 これは、連投は無理。
 防御率1点台の完投型先発投手、まさにエースの風格。
 ローテーションを崩してはいけませんね。
 じっくり待ちますので、気長に書かれて下さい。


                         白河夜舟
 時司 龍さん、こんにちは。
「児童館のせんせー 大丈夫は禁止」拝読致しました。

 連載版にして頂き、誠にありがとうございます。
 自分としては、ブクマに設定しましたので、見落としがなくなりますね。
 連載不定期なんて、マストです。ブクマ・更新待ちにしておいて、あ、新作が出てる、とファイルを開くのを楽しみにするのが、なろうにおける正しい読み方とさえ思っております。

 さて。炎上覚悟作品ですか。こちらも覚悟して、ファイルを開きましょう。

 児童会館の風景。児童の怪我に配慮して、柔らかい素材が多く使われている用です。
 ベテラン職員の京子さん、お久しぶりですね。入口の、全て見渡せる場所で見守り。
 職員が足りないわぁ。
 5年生の陽葵ちゃん。
 子供に人気のある、でも経験がまだ浅い職員の匠君のすぐそばで座り込んでいます。
 アンパンマンとサザエさんが入り混じっている独り言。これって、知障?
 匠せんせー遊ぼ…
 くるな!
 陽葵の手が振り回されますが、匠せんせー、柔らかく受け止めます。
 今はダメだね。後でね。
 ちぇっ…
 陽葵ちゃん、お外に出ようとしますが、ちょっと待ってね。
 大丈夫だよ、ここにいようね。

 職員が一人、掛かりきりになっちゃうね。
 これじゃ、職員の意味がないね。
 児童会館で抱えきれるはずもないけど、自然にそうなってしまう。
 何とか回すしかない。
 しわ寄せが、他の職員にも来ている。
 泣き喚いてパニックの子供。面倒を見ないわけにも行かない。
 休憩時間なんか、取れない。立って食事するくらいしか?
 はい、先生はゴハンの時間ですからね。
 やだぁ!
 先生、ゴハン食べられなくなっちゃうけど?
 う、うう、でもヤダァ…
 職員の人数が揃えば、普通に回せるのに。
 背後から、声掛け。
 悠子さん。こっちもベテランの職員のようです。
 なんか忍者っぽいですが、違うんですよ。表情があまり変わらないけど、きちんと伝わっちゃうのは、立場の高い華僑の商人のようですね。(それでいいのか?)
 ちょっとだけお願いしますが、何時間になるんだか。
 放置、としか、思えない。
 児童会館は基本、無料。出入り自由、制限なし。
 それは、それでいい。
 だけど、誰でも預かっていいという訳じゃない。
 最低限、自分の事を自分で管理できる子供じゃないと、無理が生じるに決まっている。
 クレームも来ているようです。
 アンパンマンのおもちゃを奪い取って、離さなかった件。
 ああ、それは、離さないんじゃなくて、離せないだけ。
 でも、そんな事を伝えても、相手にとっては、ただ怖いだけだけど。
 こっちとしては、見ているだけしか、出来ないんだけど。

 児童会館は学童保育じゃないから、こういう案件に対応できる予算は付かない。
 出入り自由なんだから、どうだっていいでしょ?
 自分たちに向けられた皮肉が、静かに刺さります。
 だって、善意だけで回しているから。
 そのうち、誰かが潰れるよ?
 視線の先には、匠君。将来有望な、貴重な男性職員。
 これは、そのまま、潰れる方向にまっしぐらだね。
 匠君、休憩に入って。
 大丈夫ですから。
 それ、禁止ね。一番当てにならない返事だから。
 …はい。
 でも、離れられない。
 まるで、彼女の手に握られている、アンパンマンのおもちゃの様に。
 ため息しか、出てこない。
 京子も、立場上、見守りから離れられない。代わってあげるとか、制度上はできない。
 設計上ではうまくできている。でも、確実にしわ寄せがくる。
 破綻してから、初めて、なぜ報告しなかったと問い詰められる。
 報告は何度もしている。
 今、上手く行っているからという理由で、取り上げられていないだけ。
 見ていれば、すぐに分かるのに。

 このままでいいのか。
 いいわけが、ない。


 ~ 読み終わって ~

 思わずため息が出ちゃうような、重い現実を突きつけられる作品でした。
 知的障碍者を児童会館に預ける辺りが、すでに危ない兆候ですが。
 保護者の側にも、どうにも追い詰められている現実がありそうですね。
 制度上、だれでも受け入れる必要があるにはあるのですが、そうなると現場の負担が重くのしかかる。
 知的障碍者であっても、ある程度成長すれば、自分の事を自分で出来るようにはなる。単に普通の子供より成長がゆっくりなだけであり、大人になってもできる事が限られているだけ。
 それまでの間、どう見守っていくのか。
 少なくとも児童会館では、無理だと思いますけどね。

 じゃあ、どうすればいいのよ!と、これは確かに炎上しそうな作品ではありますが。
 互いにと言いますか、広い視野で相手の立場や考えを理解し合うきっかけとなる作品なんだと思えました。


                         白河夜舟
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